2024年8月14日 (水)

 ☆≡≡更新情報≡≡☆

 
へーせーの終わりと、れーわの始まりを跨いで長いお休みがありますけど、
みなさん何かされます??
 
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一回の記事の長さを短めにしようとしてるんですけど、回数ばっかりかさんじゃってあんまりよくないね。
どーしよっかなー。 
 
 ◎『アマガミ』 絢辻さん SS リンク目次
 ◎『アマガミ』 絢辻さんシナリオ解読企画 「手帳の中のダイヤモンド」目次
  

●●====  日記・旅など  ====================================== 
 
 運転手さん、そのバスに~常呂のターミナルに、今日も時代劇は流れる~
   常呂の役所ではバスの運行も把握されていないし、おばーちゃんはテレビを見にバスターミナルにやってくる。
   そんなジ・エンド・オブ・平成。
 
 ◇なしとげて、白金。Side-B ~『北へ。』26・旭川・美瑛・白金温泉~
   8年ぶり、真冬の旭川・白金温泉へ、ズベ公と一緒にいく。クソみたいに晴れる。
    1日目: [ 第01回 ] / [ 第02回 ] 
    2日目: [ 第03回 ] / [ 第04回 ] / [ 第05回 ] / [ 第06回 ] / [ 第07回 ] / [ 第08回 ]   
    3日目: [ 第09回 ] / [ 第10回 ] / [ 第11回 ] / [ 第12回 ] / [ 第13回 ] / [ 第14回 ]
 
 ◇裏切りとハゲ山の一夜~小諸、19回目。 [ 前篇 ] / [ 後篇 ]
   小諸に桜を見に行ったら、全然咲いていなかったので、はげ山を見て帰って来たでゴザル2019。

 春分の風はかたくなに
   春分の日、いつもの喫茶店。いつもと違う人々。
 
 
●●====  感想やご意見  ===================================== 
 〇フィフネルの宇宙理論~ブラックホールシャドウの撮影成功に思う、分からないコトと、その先に広がる不確かな未来~
   ブラックホールが自撮りしたらどうなるの?

 アトリエかぐやは小倉世帯
   『かぐや様は告らせたい!』の1話を最後に見たら、大変などんでん返しが待っていた! 
 豊穣なる女神たちの調和~『ウィザーズシンフォニー』感想、或はダンジョンRPGの不毛な日常について~
   Nintendo Switch版『ウィザーズシンフォニー』やってたら、ダンジョンRPGが不毛に思えてきた。 

 
●●====  二次創作・SS  ====================================== 
 
 ▼渡りビトの遠いなわばり~SS『けものフレンズ』より~
   アニメ『けものフレンズ』より。あの好奇心旺盛なフレンズが、
   フレンズの、そしてヒトのある習性について、知りたいここがあるらしい……。
  
 ▼沢の踏み跡
   『ヤマノススメ』より。 「お漬け物の家」(↓)の続編
 
 ▼お漬け物の家 前篇 / 後篇 / あとがき
   『ヤマノススメ』より。ルリビタキを見たいここなちゃん、お漬け物お弁当で発進!
 
 ▼あやとりのソラ、夏海のストーン・ヘンジ (1) / (2) / (3) / (4)
   『のんのんびより』より、ひとり帰りのバスに乗りそびれた夏海が見つけたものとは。
 
 ▼『GJ部』SS・コタツじかけのオみかん~みかんのすじは俺のすじ~
   その(1)その(2)その(3) Interval
    ある年のお正月、うるさい家を抜け出して、こっそり部室に潜伏に来た真央。
 
 ▼稜・線・鼎・話 ~『アマガミ』SS・絢辻さん・薫・中多さん~ 前編 / 後編
    『アマガミ』より、輝日東高校・放課後の美術室で出会った三人。
 
 ▼a white day~ミューズの座布団 その一 / その二 / その三 / その四 / その五 / その六
  『ひだまりスケッチ』から、なずなと宮子、ある日曜の一幕。
 
  
 
 

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2019年5月25日 (土)

■たのしいテネシーはサブローイエマリンの夢を見るか。~のんのん横須賀探訪・うち、沖縄にすんでるん?~ -更新第1316回-

 『のんのんびより』のイベントで、せっかく横須賀くんだりまで行くので、ついでに辺りをブラブラしてきた。
 
 
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過去に横須賀を訪れた例と言えば、
 
  1) 『たまゆら』のトークイベントでヴェルニー公園へ来た。
  2) 戦艦三笠を見に、三笠公園へ来た。
  3) 自衛隊のカレー祭りでやられたパパさんを見に来た
     (カレーは食べなかった)。

 あとなんか、3)とは別で横須賀海軍カレーを食べに来て、ついでにパパさんの案内で高いところにある公園へ、『ヨコハマ買い出し紀行』の巡礼に行った、くらいだったと思うが、最後のは記憶が曖昧だ。どれもまだ『艦これ』なども花盛りになる前の話である。

 ぶらぶらすると言っても何が見たいというワケでもなかったので、いつもの適当な喫茶店を見つけてボンヤリする遊びになった。辿ったルートは、

  横須賀中央駅周辺
   ↓  中央公園
   ↓  店巡り
  汐入(『のんのんびより』イベント)
   ↓
  横須賀中央
   ↓ ドブ板通り
   ↓ ヴェルニー公園
  JR横須賀

みたいな感じである。当然オール徒歩です。


■ヨコスカ雑感
 以前訪れたときも思ったのだが、横須賀という町はギャップが激しい。一般に港が近い海の町というイメージが強いように思うが、三浦半島の根木にあり、すなわち半分は島でもあるわけで、山のニュアンスも大変強い。今回はその両方を味わうことになった。


 自分は、起伏のある町が好きだ。平坦な町より断然好きだ。そこそこ起伏のある町に生まれ育ったこともシンパシーとして少なからず起因しているだろうが、やはり見た目の面白さにワクワクする。横須賀の町の起伏は極端で急峻で、そう広さもないから密度感がある。オマケに海まで近くにあるから、変化のダイナミズムには事欠かない。バエる。わが心に映える。


 住んでいる人たちにその起伏は難儀にも感じるだろうが、観光客の自分だって、たとえば真夏の暑い日にこんな急な坂を上りたいと思わない。共済病院の裏から続く中央公園へと続く坂(その名も「裏坂」だ)を、地元の人々が文句も言わず平地の続きでスッスと上っていくのを見てさすがだと感心してしまった。マ内心はウンザリしているのかもしれないが、その背中からは力みや気負いは見てとれない。それはそうだろう、彼らにこの起伏は日常でしかないのだから。大げさでなく、一種神々しささえ感じた。


 傾斜が本当に急なものだから、ただ道を歩いていても「角度がここから明らかに違う」という境界に何度も出くわす。自分などはそのたびに軽く息をのむのだが、地元の人々はそれを軽々と越えていく。冬の北海道を歩いていて、やはり地元の人々が雪に覆われた氷の道を駆けていくのを見るのと同じ驚きがあった。


 こんな急な坂、クルマで行き来できるのだろうか? 上るにせよ下るにせよ……などと立ち止まって考えているそばから、背後から現れた軽自動車が渦にのみこまれるみたいに下っていくし、山肌住宅ではおなじみの半分階段・半分スロープに分け合った、人がなんとかすれ違えるほどの幅の道を郵便配達の2輪が駆け上がってくる。生活というのはパワフルなものだと、改めて感心してしまう。自分が坂道の町を好きなのは、そういう淡々とした日常、そこに生きるしかないという諦めの奥底にこそ、パワーが蓄積されていることを分かり易く示してくれるからなのかもしれない。



■中央公園にて、いにしへの記憶の断片にふれる

 AM7時すぎ、京急ヨコスカ中央駅到着。早いな。頭がおかしいのか。
 軽く立ち食いソバなどいただいて町の東側へ。案の定、さっそく持て余したので、あとから行こうと思っていた山の上へ、公園があるようなので登ってみる。途中、謎の祠を発見したのだが、周囲の時空がゆがんでおり立ち寄ることが出来なかった……ムウ、あそこにはきっと、旧日本軍の負の遺産が眠っているに違いない。
 
 
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 早速スパルタンな坂の洗礼を浴びつつも、目当ての公園に辿り着く。この辺りで「なんかこの公園来たことある気がする」ということに気付き始めるが、記憶と微妙に差異があり、確信には至らなかった。時刻は8時過ぎまでいたが、イヌの散歩をするおじさんとジョギングおじさんの2人にしか人とは会わなかった。
 蒸し暑さがある。
 
 
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▼PLEASE INSERT COIN(S)

 下界へ戻ると、なんと目当ての店がとなりのビルの工事の余波をくらって休みであったので、仕方なく目についた近くの店に入ることにする。店名を「CONTINUE」という、どっかのサブカルゲーム雑誌みたいな名前だ。


 店は、カウンターが6、7席しかない感じだったが、奥にはテーブルもあるようだ。お客は2人、サラリーマンっぽい姿の男と、マスターとちょっと親し気に話している60代くらいの女性。
 
 
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 ハムチーズのホットサンドとコイスアーヒーを注文。コーヒーのミルク・シロップは、いるか聞かれ、入れられて出てくるスタイルだった。ちょっと甘みが強い。ホットサンドは小ぶりな中にもギュッとした密度感があり、パンチがきいていた。


 マスターに断って写真に撮ろうとしたら、となりのオバサンに「ねえ、撮りたくなるわよねえ」と要らん茶々を入れられ、マスターが照れ隠しに「いいカメラでかっこよく撮ってくれますよ」とこっちを余分に持ち上げてくるので自分がオチを引き受けざるを得ず、「任せてください、こう見えてこのカメラは結構高いんです」と持って行ったら★★(何コイツ……)みたいな空気になった……
 てめえババアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! 誰のためにオトしたったと思てんねんボケええええええええええええええええええええええええええええええええ!! 自分で回収できへんのやったら余計なハナシの振り方すんなアホおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
 
 
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 ……と、若干の火傷を負いながら、楽しいひと時を過ごした。
 なおマスターは、最近成人したばかりの息子さんがかわいくて仕方がないご様子。親子関係が良好なのは結構なことである。今日も親子で仲良く、選挙活動を手伝ったりラッパを吹き鳴らしたりしていることであろう。なんだかヨコスカっぽい(ヨコスカにどんなイメージを抱いているんだ)。


▼うみかぜ公園~TENNECCEE

 CONTINUEをあとにして、うみかぜ公園の方で釣り人たちをひやかす。
 ほどよい時間になってきたので、軽く昼を摂ったら汐入方面へ向かうことにする。
 昼の店は「TENNECCEE」。「テネシー」と読む。なんだか寝ぼけてタイピングしたら間違って余計に打鍵してしまったみたいだが、綴りはコレで合っている。TENNECCEE。TENNNECCCEEE。たのしいいいいいいいいいいいいいい。
 こちらはネットで事前にリサーチしてあったお店で、メニューにあった「ハムエッグライス」が気になって来てみたのだが、出てきた料理を見て絶句してしまった。
 
 
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……なるほど、ネーミングからはコレ以外考えられない、文句のつけようもない料理である。名は体を表すとはよく言ったものだ。
 人の良さそうなご主人は、「ソースは使いますか? お醤油ですか? どちらも置いておきましょうねえ、ふぇっふぇっふぇっ」と笑う。客は自分ひとりだ。逆らうと何やら恐ろしい目に遭わされそうだったのでおとなしく従った。
 居心地はなかなか良いお店であったので、また機会があったら訪れたいと思う。ふぇっふぇっふぇっ。テネシー、楽しい。ふぇっふぇっふぇっ
 けれどもマスターが既になかなかのお年なので……あと10年と空けずに訪れなければ店がふぇっふぇっふぇっしてしまいそうだ。横須賀も、メイン通りの若々しいあたりは古めかしいままアップグレードされている感があるが、こうしたちょっと外れた古通りは本当にただただ古びていくばかりのようである……まあ致し方あるまい、それんばっかりは田舎でも都下でも同じだと、古びた町を歩き回り慣れた自分でも思う。


▼レジェンドオブクリスタニア~横須賀中央から汐入へ、山を越える

 イベント会場の横須賀芸術劇場は汐入にあり、汐入はとなりの駅である。歩いても、平地の海側からならすぐだが、ここはヒトツ、横須賀を堪能するために敢えて起伏に富む山越えルートを積極的に選んでいきたい。
 
 
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 しかし何というか、こうした断崖を見上げていると妙なキモチになってくる。自分が大学生の頃にラジオドラマをやっていた『クリスタニア』というファンタジー小説では、はるかな断崖の台地の上に聖地がある、みたいな設定だったが、それを彷彿とさせる。
 まあそんなマイナーな作品を引っ張って来なくても、「『ドラクエⅡ』のロンダルキアみたい」で済むハナシだ。あんな感じである。多分「じゃしんのぞう」をどこかで掲げれば道が開ける筈だ。横須賀には悪の教祖が住んでいる。
 
 ▼はじまりの冒険者たち

 
 横須賀共済病院の渡り廊下をくぐって、裏坂と呼ばれる坂を上がる。少し行った先に現れる三叉路は、左に折れれば先ほど行った中央公園だが、右に分かれて下っていく……どうでもいいけど、この中央公園も、横須賀中央駅も、中央感ゼロなんだけどどこを基準に考えたらいいんだろうか。マそれ言いだしたら、中央林間もなんの中央なのか分かんねえけどさ。横須賀の片隅で中央を叫ぶ。


 進んだ先で三崎街道にぶつかる。
 この坂道に立ち並ぶ商店街を見たときに、確かにこの近辺をパパさんたちと歩いたという確信を得た。どうやら自分には、公園や山頂からの風景よりも、この商店街の印象の方が濃かったようである。何故かはわからない。
 その商店街の角に、なにやら妙に気がかりな石柱を見つけた。どうしても気になり、人目と車どおりを憚りつつもしゃがみこんでみると……これだよ。


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 道路元標さんです。ビックリしてその場でネット検索してみると、確かにここにあるらしい。っていうか目の前にあるんだからそれを信じりゃいいだろう、本末転倒である。

 それにしても、名寄のときといい、南木曽といい、行く先々でこの謎オブジェクト・道路元標さんに出くわすようになったのが不可解だ。
 そもそも日本国中に点在するモノであるようなので、存在を知って目に留まるようになっただけ……なのではあろう、そうなのだろうが……にしても、これだけ道が通っていて、その道だって広く長いのだから、歩いてる目の前に現れて来なくてもよさそうなものだ。自分の歩く道を選ぶ基準が、国交省さんの気分に近いということなのだろうか。甚だ謎である。


 道路元標さんに別れを告げて歩き出すと、その先はひたすらUP&DOWNの日々である。この辺の道や坂にもいちいちイワレがあるようでなかなか面白い。どこも斜度が常識外れではあるが、興味のある方は歩いてみると面白かろう。
 はるかに眺める里山に張り付いた家々も、さながらマチュピチュの空中都市のごとくである。
 
 
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 この辺りはホントにただの斜面に生えた住宅地で、道も軽自動車くらいがギリギリ1台走れる程度か、もう徒歩専用の小路・階段しかない。
 一度、道が分からずスマホとにらめっこしていたら、娘母娘を見送っていたらしいおばあさんが、何も聞かないのに教えてくれたりした。ありがたい。尚、スマホとのにらめっこには私が負けた。ポーカーフェイスさんめ。

 細い道と急な坂と、交差するたくさんの階段。……まあ、こんな風に拾い上げて書いているとちょっとは面白そうに聞こえるかもしれないが、歩いてみればなんてことのない坂道の住宅街である。それでも興味があるという方は歩いてみればいいじゃない。歩けるものならな。ただの坂道だぞ。
 
 
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■帰り道 汐入~横須賀中央~JR横須賀・ヴェルニー公園でサブローイエマリンに出会う

 イベントが終わったあとの帰り道は、汐入からまた同じ山越えで横須賀中央まで戻り、そこから平地側を歩いてJRの横須賀から帰った……なるほど遠回りというレベルではないな、アタマがおかしいのか?
 これには事情がある。話せば長くなるが、


「イベント直後のオタク満員トレインで帰るのがイヤだったので、一つ手前の横須賀中央(京急)まで戻ることでタイミングをずらしつつちょっと空いた状態から乗ろうと画策したが、その途中で京急がなにやら滞っていることを知り、JRで帰ることにプランを変更した」


……からである。ホントにちょっと長いな。
 遠回りにはなったが、結果的にヨコスカの目抜き通りも見ることが出来たし、ヴェルニー公園から港を見られることにもなったので結果オーライである。良き哉。さすが俺。全ての行いが意味のある結果に繋がっている。いいぞ俺。
 
 
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 潜水艦をこの目で見るのは、多分これが初めてだ。
 なんというか……なんとも言えない恐ろしい形をしているとひと目で思ったのは間違った感覚だろうか。ヌルッとしていて、機能に特化した合理を突き詰めた形でないと生きていけない、そんな厳しさを体現しているように思え、背筋にゾクリとしたものを覚えた。正直、あまり近付きたくない……。自分のような閉所に恐怖を覚える人間には、尚のことであろう。
 あと潜水艦といえば黄色と相場が決まっているが黄色くなかった。だまされた……おのれビートルズめ。


 マそんなんで、イベントのオマケでぶらついただけ……のハズですが、イベント本体より全然長い時間ぶらぶらして、面白い眺めを見ることができ、過去の記憶も呼び覚ますことの出来た楽しい『のんのんびより』イベントでした。

 ありがとう『のんのんびより』! さようならヨコスカ!

オイサンでした。
 
 

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2019年5月22日 (水)

■ちがいがわかるおとこの。 -更新第1315回-

 20年くらい前からココロの中に棲みついている言葉に、

親しき仲にもエドモン・ダンテス

というのがあるんだが、一体どういう意味なんだろう?
オイサンです。


■親に向かってなんだそのユーザーインターフェースは

 シゴトバの近所にあるセブンイレブンのコーヒーマシーンが新しくなっておった。
 サイズとか、ホット・アイスとかのボタンがなくなり、注ぎ口にカップを置くと自動的に判別され、液晶に「ホット・レギュラー」とか「アイス・ラージ」とかが表示るのをタッチして抽出が始まる仕組みになっていた。


 お客が自分で判断してボタンを押し分ける手間を排したかっこうだ。多分、以前あった「レギュラーカップを買ってラージボタンを押す」対策であろう。あとは、ボタンの押し間違い対策。
 そもそもインタフェースの良くない機械だったので納得だ。「L/R」って、左・右かよって思うもの。S/M/Lまであればまだ分かりやすかったかも知れぬ。


 これで間違えがなくなり分かりやすくもなった……かと思いきや、そうもいかない。というのもこのニューマシーン、「ブラック専用」とだけ書かれていて液晶にもなんのインストラクションも表示されないから、セブンで売られている何パターンかのコーヒーのうち、どの種類に対応しているかがハッキリせず、使うのに二の足を踏むんである。


 否、むしろこの「ブラック専用」の文言が、使おうとする者の混迷をより深めていると言っていいだろう。


 サテ諸君。セブンで販売されているコーヒーのうちで、なにが一番ベーシックなカタチか? と問われたら何と答えるかね? 多くの人は「レギュラーサイズのホットコーヒー」と答えるのではなかろうか。

 レギュラーのホットを、かつブラックで嗜む人は、さほど抵抗なくこのニューマシーンにカップをセットすることが出来るだろう。スッと。スッと。なぜならそれがスタンダードであり、たとえこの機械が単一の機能しか有していなかった場合でも、自分が被害を被ることは考えにくいからだ。
 しかし、「ラージサイズのアイスコーヒーを、ミルクも砂糖も入れる人」(自分のコトだが)は、『ブラック専用』とだけ書かれたこのニューマシーンを見て、「あれ、コレ、使って大丈夫なのかな」と思うのではなかろうか。少なくとも自分はそこに引っかかりがあって、試してみるまでに随分時間がかかった。


 実際のところ、この『ブラック専用』なる文言は「オレ・ラテ系は出ませんよ、フツーのコーヒー用ですよ」程度の意図で書かれているのであろうそこまではなんとなーく察しが付く。だってミルクも砂糖も、どうせあとから自分で入れるのだから関係がない……マこのマシンから抽出されるコーヒーが? あとからミルクや砂糖を入れたら化学反応を起こして塩素ガスを発生する性質を持つとかいうなら話は別だが(そういうこっちゃない)。


 そこまでの察しがついて尚、ラージサイズのアイスコーヒー派の自分にはこのニューマシーンを使う踏ん切りがなかなかつかなかった。
 最初で書いたような自動判別で動くことがどこにも示されていなかったので、ちゃんとサイズ・種類に合わせた抽出をしてくれるかわからなかったからだ。万が一コイツが見た目の通り単機能しか持っておらず、ベーシックにしてスタンダードな「レギュラーサイズのホットコーヒー」しか抽出しなかった場合、氷満載の大きめカップをセットした先の未来に待っているのは、アホみたいに薄いコーヒーをちょっとだけ飲まされているジブンの姿だ。そんな勝率の不確かな賭けに出る理由はどこにもない……。


 マそんなんで。
 もともと3台あったコーヒーマシンのうち1台は撤去され、1台がこのニューマシーンに置き換えられていたのだが、自分は長らく使う踏ん切りがつかず……恐らくは自分と似た理由でニューマシーンを使うことをためらった人々が順番待ちをする、従来機の列に並んでいたのだった。


 本当に、セブンさんは……。過去にあれだけネタにされたというのに、このコーヒーマシーンについては反省がない。

 

 

 

 本当に、『ブラック専用』だけで、必要な情報を提供できていると思ってるんだろうか? どちらかと言えば必要なのは『※ラテ系非対応』であって、さらに『カップを注ぎ口にセットすれば、サイズ・ホット/アイスを自動で判別します』が書かれていれば完璧だと思う。

 せっかく液晶が付いてるのだから、待機時にはそこにインストが流れるようにすればいいのに……と、今日もニューマッスィーンの前はガラ空きで、従来のボタン式マッスィーンに形成される待機列を横目で眺めて考えるオイサンでした。

 察しはつくからエイヤッとやってしまえば済むハナシかもしれないが、心理コストが高すぎる。
 イヤ、ほんと分かりにくいと思いますよ。

 

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