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2010年11月 7日 (日)

■そんなマイニチみたいに。~『アマガミSS』七咲編・14話~16話までの感想 -更新第593回-

誰かに伝えるためじゃない風景、そんなのがあってもいい。
オイサンです。

書く書くと言っている記事も書かずに
かなりの書く書く詐欺師振りをはっきしておりますが、
どうにか少しずつでも消化していく所存。

日記的なこともこの際まとめて書いてしまいたいので、
今回はちょっと変則構成。
『アマガミSS』の感想記事と、
日記的な記事を二連チャンでのっけて行きます。

  アニメ感想記事は、ネタバレ的なことも入っちゃいますんでね。
  そこはわけないとってコトで。

というワケで今回の記事のこっから下↓は、
滞っている『アマガミSS』の感想まとめ編の・その一。
七咲編全体の感想を、まとめてという形になってしまいますが、
マ皆さんにお読み戴こうかなと、このように考えておりますよ。

  ホントは梨穂子編の第一章・二章までも書きたかったんですけどね。
  追いつこうと思ったけど無理だった。

……今、ワリと気持ちの上ではキッツイ中で、
こうして文字を書き並べてるわけなんですけど、
こんなどうでもいい文章でも、書いてて気持ちがイイもんですね。
すっごい癒されるわ。
声に出してしゃべるより、オイサンこうして自分の頭の中を書き出している方が
ストレスの解消になるのかも知らん。

……ストレスの解消の産物をヒトサマに読ますなってか。
ごもっともです。




  ※以下、アニメ『アマガミSS』・七咲逢編(14話~16話)の感想になります。
   未放映地域にお住まいの方・未見の方で、
   「ネタばれはもうこりごりだあ!」
   という方は華麗にターンを決めてお帰り下さい。ポゥ!





■『アマガミSS』 七咲逢編 全体的な感想



第一章の感想を書くだけ書いて、
以降置きっ放しになっていた七咲編の全体的な感想です。
もう今更、一話ずつの話をかいても仕方ないですからね。

まずは素直な言葉から言ってしまうと、
「ああ、小ぢんまりとまとまって、性急だけど無難で、退屈だなあ」
と思いました。

  あくまでもこれは、原作ゲーム体験済みの人間の感想。
  アニメで初めて『アマガミ』の、そして七咲の物語に触れる方がどう思うのかは
  オイサンには量れません。

なんというか七咲編は、オイサンが最初、
「『アマガミ』がアニメになる、それもヒロインごとのオムニバス形式で」
と聞いたときに感じた不安を、ばっちりそのまま再現してくれた格好になっています。

無難で、退屈。
既に物語や、キャラクターの人となりを知っている人間にとってみれば、
絵が動いていることを除けば何の面白味も、新しいときめきもない。

オイサンが、『アマガミ』をアニメにするならオムニバスではなく
一本の物語に再構成して欲しいと思っていたことは、
これまでに幾度となく書いてまいりました。

オイサンがオムニバスではないものに期待したのは、
基本各ヒロインごとに閉じている『アマガミ』の物語世界を包括的に展開して、
彼女らそれぞれが大きな世界の中の一つの物語に過ぎないということを、
ある意味では残酷に提示してくれることでした。

それはつまり、アニメ『キミキス pure rouge』で
幸せになるヒロインもあれば不幸になるヒロインもあって、
中にはその幸・不幸を選択する(ように見せてもらえる)チャンスさえ
貰えないヒロインも出てくるということでもあります。

そんな、単純化という庇護を奪われた小難しい世界の中でも、
ヒロインそれぞれが、ゲーム本編の物語とプレイヤーの心の中とで培われる「らしさ」を、
画面の中央ではなくとも、ホント画面の隅っことか、物語のきれっぱしででも、
精一杯に見せてくれるという……
その姿をこそ、見たかったわけです。
その姿を見せようと、作り手があの手この手で細やかな気遣いをするところを
見たかったわけです。

もちろん、オムニバスにそういう気遣いとか細やかさとか、
そういうものが不要だと言っているわけではありません。
やりようによっちゃあいくらだって必要でしょうし、出来るでしょう。
が、今回の『アマガミSS』が採っている手法というのは、
基本的にそれがなくてもどうにかなってしまう。
つまりはざっくり言ってしまうと、原作の切り貼りとその隙間埋めなわけですね。

それは森島センパイ編も薫編も、まあおおむね同じコトで、
中多さん編はいくらか新しいことを盛り込んできていたので
それを読み取るのにワクワク出来ましたが、
七咲編になって、また元に戻った感がすごくあります。

七咲編を特に退屈だと感じたのは、
展開が性急であったことが前出の二編に比べて顕著であったことと、
変に盛り上げようとして、小手先の演出でごまかしをかけてきたことが、
やけにありありと見えてしまったせいだと思います。

……なんていうか、アレです。
お化け屋敷とかで隣にいる人が無駄に取り乱してくれると、
自分は帰って冷静になれてしまうという、あの感じに似ていると思ってください。
「あー、なんか一生懸命に慌ててやんなー」
と思ったら、頭が冷めてしまった、という感じです。

  そこに上手く乗ってあげるのが見る側シゴト……とはまあ、オイサンは思わないので、
  そこはバレないように上手に時計を早め、
  お話を盛り上げることが出来なかった作り手の失敗だと思います。

具体的にどういう箇所かというと、
第二章の展開のやたらな速さであるとか、
第三章のプールのシーンでの劇中歌であるとか。
そんなことです。

とはいえ、それらも所詮は表層的な失敗に過ぎず、
一番のネックはやはり前々から言っている通り、
見る側のキモチを、しっかりお話に乗せられていないということだと思います。
劇中歌をかけるのが悪いのではなくて、
それが唐突に見えてしまうことがよろしくないわけで。
あのシーンで、見る側のキモチが主人公や七咲にシンクロ出来ていれば、
感涙モンだと思いますよ。
それをやっぱり、「設え的に感動的な(はずの)場面で」「とりあえず歌をかけてみた」
という風にしか見えないから、
ああ、こういうことがしたいのね、と見られてしまうんでしょう。

あの場面の橘さんに、後先考えず制服のままプールに飛び込むだけの
差し迫った感情や動機があるように、やはりどうしても思えない。
それだけの描かれ方が出来てない。
原作の場面を切り貼りした、その結果のお約束としての場面作りにしか、
見えないんですよね。
芯の部分で面白く作れないから、小手先で泣かせにきやがったな小賢しい、と。

  強いて言うなら、中多さん編でナレーションがついたときに感じた違和感、
  オイサンにしてみれば、「鼻につく感じ」。
  それと同じレベルで、今回の七咲編の性急さ・演出によっかかった感じが、
  どうしても気にかかってしまったということです。

なのでまあ……全体的に、
オイサン的にはあまり見ていて「面白い」と言えないものではありました。
これまでのヒロインのお話と同じでね。

うーん。
やっぱり、オムニバスで原作通りってのは、オイサン的には
旨みのない構成だなあと思います。
同じオムニバスでも、当初、応援サイトで高山さんと監督が言っていた様な、
原作エピソードをところどころに織り交ぜたアナザーストーリーであったなら。

……そしてその中で、原作中では描かれなかったヒロインたちの、
新たな、
そして原作から逆算しても腑に落ちるような一面が見出せたなら、
オイサンにとってもとても喜ばしいものになったに違いないと思うんですけどね。

ああ、そうそう。
いいなあと思える面もあったんですよ。
それは、七咲の家。
オイサン、七咲がマンション住まいだとはケほども思っていませんで、
それとわかったときにかなりびっくりしました。
オイサンの七咲イメージは木造平屋という……そんな貧乏じゃねえだろ!
と突っ込まれること請け合いの絵でした。
いや、だって、なんかさあ。
弟の面倒をあれだけガッツリ見ないといけないくらい親が忙しく家を空けていて、
新しいオモチャを買ってやれないとか、
なんかすっごく、貧窮しているイメージがあったんですよねえ。
なので、それはちょっと新鮮というか、人物像を軌道修正する良い機会になった気がします。

……マ、原作に風車がないように、
あれもどこまで公式な絵として受け止めて良いか分からないのですけども。

  ……そうなんだよなあ。
  このアニメ、どこまで公式なものと思って良いかそれさえわからないから、
  あんまり一生懸命見て、分析したり解釈したり、
  する気が起こらないんだよなあ。
  なんかとっても残念。

とまあそんなことで、
七咲編に関しては、うまくまとまっているとは思いました、
が、
その分退屈でした、
というのが忌憚のないところです。

  ああ、やっぱりこうなっちゃうんだよね、という残念さ。


もっと新しく、もっと確実なときめきを。
それが、オイサンが『アマガミSS』に求めるところです。


……ちなみに、既に始まっている梨穂子編。
関東圏では第二章まで放映が終わっていて、
オイサンはまだ第一章しか見ていませんが。
第一章終了時点の感想としては、
どうやらその「新しいときめき」が、梨穂子編にはあるようにお見受けします。

  マこのマンガ、毎回第一章だけは期待を持たせる面白さなので、
  油断は出来やしませんけどね。


とまあ、一先ずオイサンでした。
日記パートの記事に続きます。



  

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