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2014年7月 5日 (土)

■些伽巳日記~冴えない土曜日と、妖怪人間 in ドリームクラブ・相模店 -更新第936回-


──先週の土曜日は、朝から無闇に寝こけてしまうわ、
昼からもいま一つ冴えた感じがしないわで、
あまりパッとしない気分で夕方までを過ごした。

午前中のうちに散髪を済ませてしまいたかったのだけれど、
目覚めの遅れたせいで店に赴いたときには既に順番待ちが4、5人もいて、
愛想が良くも悪くもないような中年の理容師が一人でやっている店なので
そこは待つのも時間がもったいなかったので一時引き上げた。

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近々、私よりも年が十近くも上の従姉がいよいよ結婚する。
らしい。
どうやら。
下馬評によると。

若干機が熟しすぎているのと、相手の都合とで大々的に式を挙げたりはしないらしいが、
近親者で集まって顔合わせをするという。
それに出席をせい、という指令が父から下っていた。

普通、従姉ほどの縁のそうした顔合わせにまで出席するものなのかどうかわからないが、
子供の頃から親しくしてきた家の間同士であり、
本人とも親しく遊んできた仲ではあったので顔を出すことにはやぶさかではないのだが、
なにも連休の真ん中の日にやらなくても良いのではないか。

しかもその日は、あわよくば小諸行きの第三弾を企てていた日でもあったので苛立ちもひとしおで、
この年になるまで年の近い近親者も友人も、
結婚というどうやら世間一般ではそこそこ当たり前に行われているらしい儀式に
とんと縁遠かったがために
「畏まりすぎた服装である必要はないが、そこそこ畏まった服装で」
というもうなんだかアホみたいな注文に見合った衣装を持っておらず
(ゲンミツにはひと揃え持っていたのだが、先のウルトラダイエットで使い物にならなくなった)、
わざわざそれを調達するのにまた余計なコストを支払わされる。

  そんなワケのわからんオーダーを出す暇があったら、
  このご時世「こういう雰囲気の格好で」と、画像の一つでもよこせばいい物を、
  と思うのだがいかがだろうか。そう思いません?
  どっかの画像のURLの一つも送ってくれば、
  あちらの思惑とこちらの解釈のズレが最小限で済むというもので、
  あとあとお互いが心に受ける傷が小さくとすむと思うの。
  こちらとて祝う気がないわけではないのだから、
  せめて祝い易いようにいくらか気回しがあってもいいんではないかと思う。

まああちらはあちらで、忙しいのか、それとも浮かれているだけなのか……
自分のことだけで手一杯なのだろうけれども。
幸せなのは結構なことだ。
げに、幸せの量というのは世の中全体で量が一定なのだろうな、ということを
こう身近に感じさせられるとは思わなかった。

  天秤、天秤。

そんな事情もあり、昼からは、
てきとうな衣装を見つくろいに近場のそれらしい店のありそうな場所へ、赴いた。

面倒だったので売り場の人間に事情をそのまま話し、
価格のオーダーだけ出して、ほぼ言われるまま決めてしまった。
どうせお金はかかるのだから、時間だけでも最小にしたい。

  サテサテこのお衣装、2度目に袖を通すことがあるやらないやら。

従姉はまた、当日の写真係を頼むと言ってきていた。
それはまったくやぶさかでない。
むしろ、そうした場で話すこともうまく立ち回ることも得意ではないから、
何か役割でも与えてもらった方がそちらに集中出来て良いし、
大っぴらに写真を撮って回れるのは有難い。

ついでに言うなら、それを口実に、
以前から目を付けていた値の張るカメラを購入するための気持ちの発射台にもなる。
ついでに覗いてみた家電屋で値段を多少交渉してみるがなんだか途中で面倒になってしまい、
いくらか下がりそうな感触だけつかんで退散することにした。
売り場の人間には悪いことをしたと思わないではない。




雨は、ちらほらと降ってくる。




気晴らしに走ることも出来ないから、
えっちらおっちらと隣駅からの道のりを歩いていると
そうだった、散髪へいかねばならないのだったと思い出した。
実を言うと、先週も行こうとしてやはり混み合っているところへ行き当たってしまい断念している。
雨の季節、伸びすぎた髪は心をいらだたせるばかりだ。
こころぴょんぴょん、とは歌ばかりだ。

ジトッと汗をまとって再び散髪屋を訪れてみると今度は客は私のほかになく、
ものの30分ほどでミッションを完了した。



さても、雨は降る。



いつもならボチボチ走り出そうという時間帯だがやはりそうもいかず本日のジョギングは断念、
まだ夕飯にも早い時間なので喫茶店で珈琲でも啜りながらしばらく書き物でもするか、
そのあと夕飯を買って帰って、
夜遅くにでも雨が上がればそれから走ったっていい──。

心当たりの店は3軒あった。

一軒は、こじゃれたいわゆるカフェ。
チェーン店でこそないけれども、結構な大人数が勤めていて、
先ごろ駅近くの商店街にあったこぢんまりとした店を、通り沿いの大きな店舗に移した店だ。

もう一軒は、昔ながらの個人経営の喫茶店。
静かな昔のレコードがかかっている。
『Nothing Gonna Change My Love For You』を初めて聞かせてくれたのはこの店だ。


▼Nothing Gonna Change My Love For You



もう一軒は大手チェーンのカフェ……
さてどこにしようかと思案した時、そういえばもう一軒、
目立ちにくい場所に喫茶店があったことを思い出した。

以前一度寄ったことがあった店だが、確か、それから店の名前が変わっている。
駅前だが、間口の狭い雑居ビルの階上にあって、
窓ガラスに店名が出てはいるものの
メニューと一緒になった小さな看板を見落とすと存在に気付きにくい店だった。

気にはなっていたので、
せっかく思い出したのだからそこへ行ってみよう、という気になった。



店は狭くて、思いのほかお客がいた。



以前来た時の店の様子は憶えていないが、
四人掛けのテーブルが二つに、長ソファの前にカウンターのように並べられたテーブルの、
一人席が3つ、4つ。

ご主人は女性で、おおよそ私の母親と変わらないくらいの年齢の。
一人席に、やはりお年寄りのご婦人が二人と、
他の面々からすると場に似つかわしくない、オイサンより明らかに若い、
相対的に「男の子」と呼んでも差し支えのない男性が一人。

ご婦人がたは常連か顔見知りのようで、
マスターを交えて三人、あてどの無い会話で盛り上がっている。
四人掛けにひとりで座った若いお兄さんはいかにも所在無げで、
店に置いてあったものらしい雑誌を、ごまかすように静かにめくっていた。

この空間のどこに腰を下ろしたものか逡巡したが、
お兄さんの四人掛けにいきなり相席するわけにはまずいかないし、
かといって、話の弾む老女二人を割って座るのもいささか度胸が要る。

広さのない店では申し訳なかったが、空いていたもう一つの4人掛けに座らせてもらった。



アイスコーヒーと、コーヒーゼリーを注文した。



ご婦人二人とマスターの会話は、
年のいった女性にはありがちな、旅先でみかける勢いの良さがあってとめどない。
それでもあまり嫌な感じがしないのは、ここがそういう場所であって、
門外漢なのはむしろ自分たちの方であることを、空間が了解させてくれるからだろうか。
ああ、なるほどねと、
扉自体は軽いのに開閉機構の古さのせいでやたら重みを感じる入り口を押し開けた時から分かっていた。

若いお兄さんはそれをどう感じているのか、それとも何も感じていないのか、
たたずまいからは気取らせない。なかなか見事だ。

  会話の半分を占めていた婦人客二人は、
  ほどなく、気安い挨拶を女マスターに残して去って行く。
  良いだけ時間を過ごしたからなのか、それとも……
  私が来たことで席が埋まってしまったからなのかはわからない。
  それでもあまり、気詰まりな感じはしなかった。


はて、アイスコーヒーと珈琲ゼリーを頼んだはずなのに、
厨房の奥からなにやら、包丁で刻む音がする。
いささか不可思議に思っていると、ジュージューと音をたてた生姜焼きが
兄ちゃんのテーブルに運ばれてきた。
なるほど一安心。
刻み玉葱onコーヒーゼリーが運ばれて来たらどうしようかと思った。

横から盗み見してましたがなかなか美味しそうな生姜焼き。
まあ、一目で分かるほどマズさのにじみ出ている生姜焼きってのには、
お目にかかったことがありませんけど。
しかしランチて。もうじき5時ですが。

一人目のご婦人が去ったのと入れ替わるように、
似たようなラインナップ(失礼)のご老婦型ZOIDSが入店していらした。
フム、やはりこの店はバッチャの溜り場となっているようだ。
甘味のラインナップも、ところてん、(クリーム)あんみつなどとそれらしい。
お食事メニューはカレーにオムライス、ナポリタンと若干ハイカラな感はあるが……
マそれも、焼け跡のハイカラさではある(重ね重ね失礼)。
決してカルボナーラやペペロンチーノや、
オンアビラウンケンソワカではないですからね。
ナムハチマンダイボサツ。

それと間をおかず二人目のご老婦もいよいよ去り(世を、ではない。 ← 念を押して失礼)、
バトルステージはいよいよ、
我々若武者×2と、お店のおばさんマスター(以下オバマス)&お客の老婦人のタッグマッチ。
この面子ではオイサンだって若者だ。

運ばれてきたアイスコーヒーとゼリーを食べながら、
弾むご老婦同士の会話に耳を傾けるところには、
どうやら新しくやってきたご婦人も顔見知りのご様子で、何かの先生?でいらっしゃるらしい。

  兄ちゃん「ごちそうさまです」


そうこうするうちに兄ちゃん、生姜焼きランチ完食。

  おばマス「あらあらどうも、きれいに食べてくれて! 足りた?」
  兄ちゃん「ええ、十分。朝からなにも食べてなかったんで」


なかなかハングリーな兄ちゃんである。

  おばマス「あらそうー。しっかり食べないとねえ! もずくも大丈夫だった?」
  兄ちゃん「あ、美味しかったっすよ」
  老婦人 「もずく?」
  おばマス「小鉢、もずくだったのよ。
       ねえ、ほら、最近の人はもずくなんか食べないかもしれないじゃない?
       だから大丈夫かなあって」



なるほど、ランチの小鉢にそれは珍しい。
最近(なのか昔からあるのか知らないけど)では、飲み屋のメニューでも
たまに結構見かけますね。もずく。
オイサンは子供の頃から、父方の実家から送られてきていたのか、
よく食卓に上っていたので好きです。島根のもずくは沖縄のものとは違うらしい。

  兄ちゃん「美味しかったっすよ、酸っぱすぎなくて」
  おばマス「あらそう? よかった! うちで漬けてるんだけどね!
       好き嫌いとかないの?」

  兄ちゃん「あんまないっすねー」
  おばマス「え ら い !


ここでオイサンも兄ちゃんも、目を見合わせて笑ってしまった。

  兄ちゃん「www三十近くなって、好き嫌いがないっつって褒められたwww
       久しぶりですよwww」



そう、でもね、おばちゃんってそういうトコ結構ほめてくれますよね。
なんか気恥ずかしい、嬉しい。
オイサンも以前、病院の待合いで見知らぬお婆サマに

  お婆サマ「立派な体格ねえ……えらい!!

って褒められて、じゃあこの人の中では
シロナガスクジラとかピラミッドとか仁徳天皇陵が序列の一位なんだろうかとか、
面喰ってしまったのを覚えている。

その辺から話が盛り上がり始め、
お客のご婦人が幼稚園の先生だったとか、書道の先生もやっているだとか、
何かの展覧会の準備でこれから横浜まで行かないといけないだとか。

  老婦人 「その展覧会にね、アベさんも出品してくれたりね」
  兄・オイ「へー、そうなんすかー(アベさん……?)」
  おばマス「ああ、シンゾウさんね」
  兄・オイ「首相!」
  老婦人 「そうそう」


こともなげに言うけど。
首相は何を書いてくるんだ。

  老婦人 「あと、俳優の高橋秀樹さんとかも書いていらしてね」
  おばマス「あんまり上手じゃないらしいんだけどw」
  兄ちゃん「はははw なんて書くんですかね?」
  オイサン「まあ『越後製菓』でしょう」
  兄ちゃん「wwwwwww」


敢えて「亀田製菓」って書いてきた方が面白いだろう、と思ってたんだけど、
この場にはちょっとヒネリが利き過ぎな気がしたので素直な方のネタを選んだ。
ウケて良かった……。

  おばマス「いつもはおばあちゃんばっかりなのに、
       今日は若い人が二人も来てくれてねえ」

  兄ちゃん「僕けっこう来てますよw」
  おばマス「あらw」
  兄ちゃん「ちょっと前に越してきて。ここひと月で……もう3回目?」
  おばマス「あらあらw 一人暮らし?」
  兄ちゃん「ああ、はい」
  おばマス「え ら い !
  兄ちゃん「まwwたwwww」


2回目w
このあと、お母さんお二人のお子さんの独立のお話だとか好き嫌いのお話だとかがちょっと続いて、
いい時間になったのでオイサンはその途中で退散したのだけれども。

なんだろうな、
店を出る時には随分と気持ちが晴れやかになっていた。

お母さんがたのトークはもう本当に散漫で、
あっちへ飛びこっちへ飛びしてこだわりがなく、中身もないけど軽妙。
居合わせたお兄さんも、ホント人当たりがとてもまろやかでイケメンで。
マああいうお店へ抵抗なくゴハンを食べに通うくらいだから、
それらしい素養の持ち主なのではあるのだろう。
イヤミなく話を受けて、流しすぎもせず、掘り下げすぎもせず。

そんな雰囲気の良さもさながら、なんだろう、
それだけじゃないよなーと漠然と買い物をしながら考えてたんだけども、
ヒトツ、
そうだ、あの場はいま自分が大好きなあの場所と似ているところがあったと思い当たった。




『ドリームクラブ』!




『ドリームクラブGogo.』のOP主題歌になってる、
「ここへおいでよGogo.(ごごーてん)」の一節に、こんな歌詞がある。


  ♪ 『すごいね、いつも頑張ってる!』
     (ソンナ フウニ イワレタインダ!)
     誰かにもっと、当たり前を認めてホメてほしいよねっ! ♪



  ※どうでもいいけど、水橋さんのセっちゃん声で「ごごーてん」って言われると
   脳みそがシビれます。

▼ここにおいでよGogo.



……そうなんだよねえ。
近ごろではもう、承認欲求だーなんだーと、
認められたいと思うコト、
ホメてもらいたくて頑張るコトも、
なかなかまっすぐに表せないし、表しちゃいけないことになっている。
「そんなん当たり前だろ」って、皆さん平気で言われているわけです。

……そんなん、キツいっしょ?

「当たり前のことを当たり前に出来るのが一番エラいんだ」って言葉、
誰が言ったか知らないけど、一度は聞いたことがあると思います。
一番エラいことをやってるんだったら、もっとホメてあげたらいいじゃない?

『ドリクラ』のすごいところは、そんな斜めに構えたセケンのジジョーも乗り越えて、
口にするのがちょっと恥ずかしいそういう素直な気持ちを
バカヤロうっせえイイじゃねえかよと、
ババーンと歌にまで出してしまえるところだと思うの。

バカのふりをして……否、多分9割がたまでは本当にバカなんだけど、
バカに乗じて、利口者に言えない、利口者は暴いちゃいけない、
世界の本当の姿を赤裸にしてしまう力を、あの世界は持っている。

  正直オイサンは、初めてこの歌を聴いた時、
  ちょっと恥ずかしくて、なんだよ狙い澄ましやがって、って思いながら
  泣いてしまいました。
  あーくそ、やっぱこの人らすげえなーと。
  俺たちに出来ないことをやってのける、そこにシビれる憧れる!
  ってのは、まさにこのことだなと。
  そういう時代性を、逆風を利用してポンと作品に出せちゃうのって、些細なことでもすごい。

なんかねえ。
大事だと思いますよ?
ホメるのも、ホメられるのも。
みんなもっと、イチャイチャしようぜ?って思います。
いいじゃん。
気持ち悪いかもしれないし、バカみたいかも知れないけど。
些細なことを、やるねイカすね流石だね天才だねって、もっとそんな感じで、って。

……どうして、こんな世の中になってしまってるんでしょうね?
それとも、新たに大人の世界に参入した我々が従来の大人たちに比べて惰弱なだけで、
日本の大人の社会は、もうずっとこんな感じなんでしょうか。
この辺はもう昔からこういう物差しと土台で動いてたんだろうか。
人に厳しい、というか、冷淡というか……。
わからんけども。
敗戦の戦後があって、高度成長があって、
「そんなもん振り返ったってどーにもならん」とは言われそうだけども、
もしもそこにおおらかさや優しさがあったんなら、
歴史にその秘密や秘訣を求めることは、別に無駄じゃないと思うのね。
みんな辛いよりは、みんなラクな方がいいじゃない?
それとも、つらい思いをしなさい、というのが正しい姿勢なのかね。
人として、文明的・文化的な生き物としては?

オイサンは……たとえ人間の活動の領域が多少せばまったり、
あるいは広がる速度が遅くなるとしても、心が、命が楽な方がいいなあ。

アメリカにいたときも、向こうのメキシコ人のオッチャンもずーっと
Good, Excellent, Perfect, Great, Marverousってずっと言ってたよ。

アメリカは合理的でもっと冷淡なのかもしれないけど、
でも、人をそうやって誉めるし、合理的に認めあうことのできる文化があったよ。
そんな気がする。
日本は謙譲の文化で、あからさまに褒めたり認め合ったりをせず、
ガマンする、耐え忍ぶことに美を見出す国だから、
合理という冷淡さとはあまり相性が良くないのかもしれないね。

ものの30分の間に2回も「エライ!」をもらったお兄さんは、
「イイね!」を100個もらうよりも嬉しかったんじゃないだろうか。




まあそんなことでして……。



パッとしない気分で始まった土曜日、
夕方の、ものの小一時間のひと幕で、気分はとても晴れやかになれたのでした。

おばさんマスターとご婦人とで話がグイグイ盛り上がり出して、
あーこれはちょっと際限がないな、と思ったオイサンは、
予定のあるフリをしてそそくさとお会計に立った。

お兄さんの方も多分似たような気持ちだったんでしょう、
オイサンがお会計済ませて、やっぱりちょっと重たいあのドアを開ける時には
「あ、僕もお会計いいですか」
と席を立っていた。

店を出て、晩ゴハンのお惣菜を買いに向かう途中で振り返ったら、
せまい階段を下りてきてオイサンとは逆方向、踏切の方へと向かうお兄さんの背中は、
ちょっと揚々として見えましたとさ。

マ彼のいつもがどんななんだか知らないけどさ。
少なくとも、丸まってはなかった。映画見て出てきたみたいだったよ。
そんな、とあるイースト林間のドリーム・クラブ。
お酒飲めないオイサンには、あのくらい、
あの時間帯のあんなおしゃべりがちょうどいいのかも知んないです。

……まあ、ちょっとばかしシワの多いホストガールだったけど。
さすがに恋のBellは鳴らぬ。


  ▼▼▼追伸▼▼▼


おかーさんがたと話をしながら目について、どうしても気になった一品。

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……なぜこのドリームクラブ相模店に『妖怪人間ベム』の色紙が!!?!

お尋ねしてみたところ、なんでも、
初代『妖怪人間ベム』放映時にコミカライズ(196X年当時はそんな言葉なかったと思うけど)を担当された漫画家さんが
このご近所にお住まいなのだとか。
へー。

おばさんマスターとご婦人は「よく知らない」、
兄ちゃんは最近やっていた新しい方だか、ドラマだか映画の方だかしか知らない、
と言っていた。
そっかー……世代的に、初代がストライクゾーンなのはオイサンだけだったか。

せっかくなので、お写真撮らせてもらってきました。

  おばマス「上げてもいいんだけど、せっかくもらったものだからねえ!
       また来られた時に無くなってたら悪いし!」

ってそりゃそうですよw



「星に願いをかける おれたちゃ妖怪人間なのさ」って、すごいグッときますね。人間とおなじだ、っていう。



●○● 二次元の方のドリームクラブ ○●○



『ドリームクラブGogo.』、美月ちゃん編をゴールしました。
『ドリクラ』らしくなく、思ったよりも厚めのシナリオだった。
感情を引っ張られ、入り込んでしまった。

温泉で混浴は出来なかったけど、エンドとしてはハッピーエンド。
……なんかねえ、色々感じてしまったプレイだった。

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先生、俺、この子と一緒になって農業やるんすよ。ホントいい子なんすよ。俺、絶対この子幸せにするんすよ。


誰か、今近くにいる人がどこか遠くへ行ってしまう、
今を逃せばきっともう二度と会えなくなってしまう……
そんな境遇に置かれたとき、もう一緒になるしかない!ってなったとき、
その一言を自分に口に出来るかなあ……。
なんか、そんなことをしみじみと思ってしまった。

エンディング付近ではすっごい入り込んでましたね。
あ、この子とはずっと一緒に暮らしていきたい……というか、
近くで見守ってたい、離れたくないって思ってたわ。
傍にいたいっていうよりも、離れたくない。
いなくならないで欲しい。
もう二度と会えなくなる、なんて堪えられない、それならいっそ……!!
……っていう。ものすごい、心情シンクロしてた。
いやだわ。
はずかしいわ。

P6295738

あそこで離ればなれになってたら、きっと心に穴が空いてただろうなあと……思う。
良かった、バッドエンドじゃなくて。ちょっとしたトラウマものだと思います。
しばらくは、美月ちゃん編リトライとか出来なかったでしょう。
離れることが自然な二人だったんだろうなあ……と、思ってしまっていたと思う。
まともにゴールインできて、すごいホッととした。

  こういうとき、ホントだめなんですよね。
  たとえそのあとリトライして上手く運んだとしても、それは取り繕いであって……
  初回の美月ちゃんだけが本物の美月ちゃん、
  初回の美月ちゃんとの結末だけが本物の二人の結末だと思えてしまう。
  「たかがゲーム」で終われない入り込み方をしてしまうのですね。
  取り返しのつかない感情が植え付けられてしまうのです。
  だから、やり直しで上手く行った後でも、
  「(本物の)美月ちゃんはいま、どこでどうしているのかなあ、
   元気なのかなあ……」とか、
  先々と思ってしまったりするんですね。
  気持ちの悪いおじさんです。
  ……ホント、気持ち悪いですね!!

デ次の周回は、自分お待ちかねの鈴凜さん。
漫才キャラなのかと思ったけど、なんか……思いのほかしんどいプレイになりそうな予感がしてきた。
何がしんどいって、この人、気の毒な境遇なんじゃないかという気が。
お店の中でも、浮いてたりしないだろうか。
思い過ごしだと良いのだけど。
いじめられっ子の香りがちょっとするのが気になるのです。
こわい。

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まあ『ドリームクラブ』に、店内での人間関係の確執とか
あり得ない展開だと思うのでそれは心配してないのだけど。

間抜けでオモシロおかしいだけなら全然OKなんですがね。
キャラクターがキャラクター、作品コンセプトが作品コンセプトだから
深刻な感じや鬱展開はありえないと思いますが……
かなしげなのも、ちょっとキツイなあ。
カラッと明るく前向きにいって欲しいもんです。

 ▼カラオケデュエット~花里愛ちゃんの華

デDLCのvol3で、前作でもあったカラオケのデュエット機能が配信され
ソッコーでDL購入したわけですけれども。
これのおかげで、プレイ開始までにすごく時間がかかる。

大体、花里愛ちゃんと鈴凜さんの二人に、
「CuteでPOPなスキャンダル」と「DragonLady」を、
二回ずつくらい歌ってもらってから本編に入る、ということを繰り返しております。
飽きない。

この2曲はもうなんかやたら好きで、聞かずにはおられないッ!
他には「O-share is Noko ism」も好きではあったんだけど、それに加えてこのところ
美月ちゃんの持ち歌「私の心の中の太陽」と、
萌黄さんの「ハレルヤ」も気になってきたので、前フリでかかる時間の長さがうなぎ上りです。
なかなか本編が始まらぬ。

前も書いた通り、プレイ前から気になっていたのは美月ちゃんと鈴凜さんで、
あとは最近花里愛ちゃんが気になっているわけだけれども……
このカラオケデュエットを見る様になって、なんだかやけに花里愛ちゃんに華があるような気がしている。

二人並んで歌ってても、目を引くんですよねえ。
たかだた3Dモデル相手になに言ってんだって感じですが。

このデュエット機能、ホストガール二人を選んで衣装を決めて歌ってもらうのだけれども、
先に選んだ方がメイン、後に選んだ方がサブ、みたいな位置づけになる。
カメラ設定を「スイッチ・正面」にした時に、若干メインよりになるのですね。

  固定カメラでも若干左(メイン)寄りかもしれない。

デ、美月ちゃんメイン・花里愛ちゃんサブに設定した時でも……
花里愛ちゃんが目を引くわけです。
色味の事情なのかもしれないけど……。

ちょっと体が大きいからというのもあるのかも。
あ、プロポーション的に「爆!」ということもないです。標準的ではなかろうか。
均整はすごく取れている気がする。
手足の比率が、ちょっと長めな気がしないでもない。
ふしぎだねえ。

……まあ、そんなんで。

美月ちゃんをお嫁にもらい(婿養子入りし?)、
花里愛ちゃんの清らかなプロポーションを横目でチラ見しつつ、
残念美人・鈴凜さんと、なんだかのっぴきならないやり取りを繰り返す日々です。

うーん……。
鈴凜さん、しんぱいだなあ……。
ダイジョブかなあ、この人……。


オイサンでした。




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