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2017年8月の7件の投稿

2017年8月31日 (木)

■夏のできばえ -更新第1147回-


 御茶ノ水橋の西側の歩道を駅の方から北へ向かって歩いていくと、突き当りに医科歯科大を置く大きな丁字の交差点に行き当たり、たいていここの横断歩道で足止めを食うのだけれども、その西側の歩道のたもとには、朝、電信柱ただ一本分をのぞいて日陰がいっさい出来ないのだった。その電信柱の影に、私はただ夏を思う。

 夏、蒸れ上がるような都会の朝、体かろうじて一つ分の幅しかないその影にすべり込んでひと息つくときのことや、誰かに先を越されて逃げ込みそびれ、皮膚がめくれ上がるほど日の熱に炙られるのを耐えながら、嫌がらせのように信号が変わるのを待たねばならなかった日が脳裏に甦り、春でも冬でも、やがてくる、いつかまた必ず巡りくるぞという夏の圧に、心がぎゅっと備えようとするのだった。それは決して好ましい思いではないが、「だがしかし」という闘志に似た気持ちだ。

 その電柱の影は、私にとって、夏からの使者そのものなのだった。

 しかし夏というやつは、そんな風にまた来るぞ、もうここにいるぞと気をもたせて迫るくせにそっけなく、気付くと存在感を薄くしているのが常でもあった。いよいよやってきたかと思えば本人はどうだと言うこともせず、いついなくなるのだとこちらに口にさせる間もなく「じゃあそろそろ」と膝を上げている。今年の8月も、もう31日だ。

 思えば夏は、始まる前と過ぎ去るすぐあとが本領であるように思う。過ぎ去ってみれば、この夏の正体を知る者は誰もない。自身は何をすることもなく、ただ人を踊らせて、それをとっくり眺めたことに納得すると、まあこんなものかといなくなる、夏よ、今年の夏はどんな夏だっただろうか。今年の踊りの出来栄えは、満足のいくものだったろうか?


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2017年8月28日 (月)

■徒然チルドレン(42)~2017年・夏、帰省の日記(二) -更新第1146回-

 
 ♪ かっとばせ、夏が来た! 期待のルーキー、夏休み!


オイサンです。

いや、『アホガール』、素晴らしいですね。
慣れるまでは、面白み・おかしみより悲しみがまさってしまって
心穏やかに見られるようになるまで多少時間を要しましたが、慣れてしまえば素晴らしい。
だんだんと「よしこすげえな!」と思う回数が増えてきました。
ギャルさんたちと、いつの間にかほぼ仲良くなってしまうあたり、アホってパワーあんなあと、
様々な文化圏との障壁を、アレコレと理由をつけて自ら高くして交流にしり込みをしてきた自分が
なんだか利口ではあるのかもしれないが小さな奴に思えて仕方ありません。

▼アホガールOP 全力☆Summer!



田舎の年寄りが口にする常套句に
「田舎を変えるのは、若者とバカ者とよそものだ」というのがありますが、
先ずはバカものであることが、何かをけり倒して世界を変える一つの条件である気がいたします。
マ馬鹿すぎると何かを成功させる前に命を落としますけれども。
『アホガール』、ネタアニメではあるけれども構成はなかなか巧妙で、
定番で見飽きたようなエピソードもあるけどそういうのはエッジの効いたエピソードに挟んでやったりしてて
1回15分がまるまる退屈な回っていうのはない。
しかし悠木碧すげえなあ……。こんなバカもやれるのか……。

今期は『アホガール』に限らずショート系アニメがすっかり元気がおよろしくて見てて楽しい。

9期目に突入し、どーせ10期までやるっしょ? と諦めにも似た貫禄の、
大御所『てーきゅう』さんは言わずもがなの安定感(アレは安定してんのかどうか分かんねえけど)。

いきなり生のヤギ(実写)が出てきて、女性声優がそれに4分間アテレコして終わる回が挟まったりする
最早アニメですらないかも知れない(※)『野良と皇女とノラ猫ハート』も
尖ったネタでこちらのこめかみをガスッと狙ってくる。
初回のナレーション、「半田ノラ、これからとってもたいへんだ」を聞いた瞬間に強い曲者臭を感じたが、
その予感は全然外れていなかった。
ノラー、今日は三姉妹がやってきますよ!

  ※普段はちゃんとアニメなんだぜ。

そして『徒然チルドレン』。
上の二つはどちらかといえばエッジの効いた存在感だけでもってる感があるが、
『徒然~』はショートアニメながら、もっとしっかりとした土台の上で勝負をしており
且つ練度が高い。
大変しっかりした萌えアニメです。
複数のカップル(組み合わせが多すぎて何組あるか分からん)の、ちょっとズレた恋模様を、
短時間に順番順番に見せていくオムニバス形式で、
どのヒロインにもお相手がちゃんといるのがいいですね。
コレ原作どーなってんだろうな。4コマか?
最近のアニメはもう、なんか可愛い女の子しか出てこないようなのばっかりで男の影が微塵もなく、
いくらなんでもちょっと気持ち悪いな、と思っているオイサンにはこのくらいでちょうどいいです。

しかし、そんな期待のルーキー夏休みさんもすっかりベテランの仲間入りをしてしまって
8月も終わろうかという今日この頃、
早いトコ次の期待のルーキーであるところの、秋の連休や暮れのお休みさんに入団してきてもらわないと
コチトラの体がもたないのでさっさとしてもらいたいもんです。

サテ肝心の記事の本題は、夏休みの実家帰省日記の後半戦。
マただの日記ですからね。ヒト様が読んだって面白いことないと思いますよ。



■夏休み前半戦、帰省中の出来事 in 奈良
                 ……の、後半戦(わかりにくい)




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■3日目 8月13日(日)
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この日は、地元の小学校からの友人・ペ氏と会う。
行き先は……桃尾の滝、という取ってつけたように見つけてきた水辺。
天理の、石上(いそのかみ、と読む。難読地名頻出でスマン)神宮の近くにあるらしい。

  本当はこの前日、
  大人気アニメ『けものフレンズ』とコラボ真っ最中のみさき公園へクルマでいけるかにゃ~?
  とさりげな可愛くせまってみたのだけれども(42になるオッサンがだ)、
  「ダメ! 高速乗りたくない! 無理!」と断られてしまった。ショボヌ。
  まあダメだと思ってたけど。

約束は昼の12時。
小学校までの通学路にある、歩いて3分の彼の家に向かい、
「ぺー氏ー、あーそーぼー♪」 ……のノリで迎えに行く。明日42になるんスよ俺。
ちなみにぺ氏も28日で42になる。

  ……ああ今日か。おめでとう。

フツーに応対に出てくるオバサンにご挨拶をし、小粋な雑談をする。
体の具合がどーとか、うちの母がこーとか。
ぺ氏本人はその隣でまだヒゲを剃っている。

先ずは昼ゴハンを食べようということで、オイサンのソウルフードを出すラーメン屋へ向かった。
座れないほどでもなく、少し待つくらいの混みようは、店のファンとしてはホッとする塩梅である。
注文は、特製ラーメンに、ヤキメシに、から揚げと焼きそば。

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ヤキメシとから揚げはペ氏とシェアである。ペ氏は焼きそば。
チャーハンではなくヤキメシ。メニューにもそう書いてある。
カタカナでヤキメシ
炒飯セットではなく、ヤキメシとラーメン。メシを焼く。焼いたメシ。パワーを感じる。
ラーメン屋というよりは中華料理屋のていなのであるが、メニューにはヤキメシ
この店のラーメンは美味しい。本当に美味しい。
澄んだスープはあっさりしているのにパンチは利いて、舌の芯に残る。
塩と鶏がら……とかだと思う。脂のパンチを期待したら物足りないと思うけど。
つまりはイマドキの流行りでは全然ない。
ヤキメシも同じ。パラッとしてどっしりしている佇まいは、
小柄で軽量級なのにパワーは重戦車なみという格闘家のものだ。
『餓狼伝』でいうなら堤城平だ(わかりにくいわ)。

ペ氏とは、なんだかんだと話をしたと思うが、何を話したかあんまり覚えてない。
彼のスマートフォン(Android)の、プルダウンメニューがちゃんと機能しない、
みたいなことを聞いた。
春に見に行った『ペルソナ3』のお芝居の最終編の話もちょっとした気がする。
平常運転である。まあさいさい会ってはいるからな。
これといった新鮮味もないのだ。

  ……しかしそれなら、帰省の度にわざわざ会わなくても……
  他の友人に会うのに時間を割いてもいいのでは? ← あっ

ラーメン屋へ行くのにクルマをスーパーの駐車場に入れたため、
ドライブのお供の買い物をスーパーで少しする。
飲み物を買うだけのつもりが、最近家(神奈川の)方であまり見かけなくなった
『ラブライブ!』のウェハースがそこそこ売られていたのでつい買い込んでしまった……
何をやっているんだ俺は……。

  そしてまたダイヤお姉ちゃんのカードは引けなかった……。
  ウェハース美味しいです……。
  4thバージョンになってから、柑橘フレーバーが加わって美味しくなったよね……
  帰省の日記に書くことじゃないけど……。
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地元スーパー、すっかり閑古鳥でビックリだよ。
客より店員の方が多いんじゃないの? ってくらいで、さすがにそれは言い過ぎなんだけど、
タイミングによっちゃあながち言い過ぎでもない場面もあったりしする。
よく整理対象にならなかったなと思う。
正面入り口を入ってすぐホールがあり、そこは昔から休憩所みたいになっていたんだけど、
その左手に入っていた店舗がつぶれてそこもベンチスペースになり、
しかもご老人の終活案内所になってるってどういうことだよ……
入ってくるなり、客に一番に見せたいコンテンツそこかよ……
マこの町の客層には合ってるのかもしれないけどさ……。

  尚、二階にも広々としたベンチスペースでき、地下にも同じくらいのがあって、
  そのうち売り場よりベンチスペースの方が広くなるんじゃないか?
  という懸念も現実のものに近付いてきている。
  店長さんはどんな顔してここの経営やっているんだろうか。
  非難や批判ではなくて、心配、同情だよ。
  以前書いた、『ヤマノススメ』のSSでモデルにしたお漬け物屋さんも本当になくなってしまった。

   ▼沢の踏み跡~SS・アニメ『ヤマノススメ』より
   http://ikas2nd-special.cocolog-nifty.com/ybsk/2017/02/ss-1112--d751.html

まだオイサンが幼かった頃、この店のホールではビバルディの「春」が朗朗とかかっていた。

▼ビバルディ 春



あの頃が懐かしい。まさにあの頃が、このスーパーの「春」であったのだろうね。
まだあの頃はダイエーで、イオン傘下ではなかった。
そのさらに前はユニードといったのだ。もうそれを知る者も減ったであろうな。
先ほど書いた終活スペースにはレコードショップがあって、
小学・中学のオイサンは、そこで780円のイヤホンをよく買っていたのさ。
ワリとさいさい断線していたのさ。

サテそんな閑古鳥スーパーで凋落を儚みつつ飲み物を買いこんだあとはレッツ・ドライビン。
県立病院がこの辺りに移転してくるらしい、などと話をしつつ、川沿いの国道を南へ走る。
目的地は、地獄の宗教都市・天理。
その山奥に、彼らが滝浴びの行を行う場所として有名な、桃尾の滝はあるという……
すみません、ウソです。
ウソなんです。
ウソのつもりだったんですけど……。



まさか、
あんなに大勢の人間が目の前で滝浴びを始める
とは思っていなかった……。




目的地の桃尾の滝へは、思ったより時間がかからずに着いた。
ラストワンマイルは、ほぼ予想通り、爆走兄弟セマイー&ヒドイーの道で、
よくもまああんな道を車で走れるものだと感心する。すごいぞペ氏。

駐車場は一応あるが、とりあえず車を停められます! というだけのぬかるんだ土の広場で、
ぺ氏は見事にぬかるみにハマり、盛大に後輪を空転させていた。
あんな見事な空転、見たの初めてかも知れない。

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しかし、桃尾の滝。


  人知れず落ちるひっそりとした小さな滝で、
    人っ子一人いない中にオッサン二人でしんみり佇んで、
       『……帰ろか』『せやな』くらいになる……


と見越していたが、その予想は大ハズレ。
10台は停まれないであろう小さな駐車場はずっと満員で、
カップル、ご家族連れ、お一人様老人などなど、
バラエティ豊かなお客様がちいさな広場に結集しておられた。 そんなに有名なのココ!?

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滝の細かい様相はお写真をご覧いただくとして、
落差は20メートル前後、幅は数メートル、水量は小川ほどはあるなかなか立派な滝。
滝壺の部分は岩になっていて壺はない。

しかしまあ……3、4メートルは高さのあるその滝直下の岩に、皆さんのぼっていくのぼっていく。
到着してすぐ、年齢50代ほどとお見受けする禿頭ヒゲ面の御仁が登っていき、
岩の上にあぐらをかいて経のような何事かを呻き始めたときは、
おいおいマジか、と肝をつぶしたものだが、
その彼を皮切りに、あとから来た子供や学生の一団
(近場の中学のバスケ部のようであった。顧問・女子マネ付き)も、
テンションと嬌声をあげては濡れた岩場を登っていって、
同じように修験者めいたポーズで記念撮影をしておられた。

  ……と、書いてて今思い当たったけど、ああ、
  パワースポットだから皆さん、パワーを漲らせてああいう奇行に出てしまうのか?(多分ちがう

みなさん若くてらっしゃる……フツーのオッサンであるオイサンには無理だ。
まかり間違って自分がチャレンジしようものなら、結構な勢いの水に足を滑らせて転落し、
見るからに尖った岩の角でふくらはぎを切り裂いたりドタマをカチ割ったりするビジョンが
未来予知能力の様に見える! 手に取るように見えるぞッッッッ!!
なので、はしゃぐ若者&ときどきオッサンの姿を下から眺め、すげえなーすげえなーって言って帰ってきた。
水は確かに清涼でありました。

あと、往路の途中で見かけた喫茶店、「来夢来人」がすげえ気になったけど、
帰り道で行きあたることがなかった。残念。

帰りは、いつも寄るオサレカフェに寄ろうとしたが駐車場が満員であえなく断念。
近場のコメダに向かう。
……田舎はすげえな。コメダに並ばなくても入れちゃうんだもん。
東京に暮らしてると、ちょっと目立つところにあるチェーン店だと、
いつ、どこへ行っても大概満員に近い状態で、
大勢の客の雑音の中にうずもれ、入れないんじゃないかという不愉快なプレッシャーに怯えることになる。
そういうの、本当に苦手だ。いつまでたっても慣れない。
日常のシーンで並んで待つのは嫌だし、大きな雑音に悩まされるのもしんどい。

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そんなコメダで小一時間、グダグダと会議をして解散。
マなんだ、小中時代の友だちとの会合なんてそんなものだろう。
それも、特になにか志を同じくした仲間というわけでもない近所の友だちだし。
これがねえ、一緒に学生運動をやったとかいうんだったら、
今の社会への不満や改革の精神を熱くぶつけ合いもするのでしょうけれども。
私と彼の共通点なんて……いまだにテレビゲームが好き、あとはとびぬけて呑気ものってくらいだもの。

そうそう、このコメダで、当初計画していた
「ぶっつけでみさき公園へ行って『けものフレンズ』コラボを堪能する」
という計画がいかに無謀なものであったかということを、ぺ氏からの情報で思い知らされた。
会場がみさき公園というスーパー大阪どローカルなゆうえんちだったもんだから、

 「アドリブで乗り込んでもラクショーでしょ。
  ていうかゆうえんち不況のこの時代に、みさき公園ってまだ生き残ってたんだ、
  すごいねー」

くらいの認識でしかなかったのだけれども。

 「そのなんとか命からがら生き延びてるド田舎ゆうえんちが、
  超人気コンテンツにあやかってなんとかお客を集めようとしてるんでしょ?」

……くらいの、大変失礼な認識でしかなかったのだけれども!
ぺ氏の探してきたみさき公園に関する情報web頁(個人ブログだったと思う)によると

  ・みさき公園の駐車場1000台は、毎週開園直後に瞬殺で埋まる。
  ・しかもそれはノーマルな週末の話で、
   長期休暇期間中は、入れない・待ってるうちに閉園、なんてことも。
  ・めっちょ待ったり並んだり、昼ゴハンにありつけない、などという事態に備える必要もあり。

などという、世にも恐ろしいアドバイスが並んでいた……。
マジカヨみさき公園……お前さん、そんなバケモノテーマパークだったの?
オイサンは小学生のころ、いとこ一家が近くに住んでいたので何度か行った記憶があるけれども
(しかも「行った」という記憶があるだけで、いつ誰と何回行って何をした、は全く記憶にないので
実は行ったことはないかもしれない ← そんな乱暴な)
そんな人気スポットだったかな……。
いずれにしても、ぺ氏が「高速に乗りたくない」と言ってくれて命拾いしたらしい。
間違って行っていたら、駐車場の駐車まちの列に閉じ込められて死んでいたであろう……。
ありがとう、ぺ氏。君には命を救われてばかりだ。

ところで、コメダも並ばずに入れたので全然問題はなかったのだが、
以前馴染みの本屋があったところになぞのコーヒー屋が出来ていたので、
そこに行っても良かった。このときは気付いてなかったんで行きようがなかったけど。
ウチの父と母は既にリサーチ済みらしく、

 母:コーヒーは美味しい。サイドメニューがダメ。
 父:コーヒーからしてスカスカ。

との二つの見解が! マ味の好みだから、合わせろ! とはよう言わんけども、
喧嘩しないで仲良く暮らせよ? >両親

そんな帰省三日目。
晩ゴハンは鶏手羽元を酢で煮たヤツ(正式名称不明)と、山盛りサラダ。
……に、鱧と鰹のタタキを付けてしまうのは、いつも豪勢に作りすぎる母の悪い癖だ……
タンパク質まつりじゃないか……イヤ美味しんだけどさ。

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ツイッターにそんな家ゴハンの写真をポコポコ挙げていたら、
某人から料理の写真を撮るのがうまいとお褒めの言葉をいただく。
以前も別の人から、
「凝った風景写真より、何となく撮っただけの地元とか料理の写真が妙に良い」と、
ホメられてんだかケンカ売られてんだか分からない言われようをしたことがある。
リップサービス含みであることは承知の上だが、
見慣れたモノとか、その良さを体で熟知したモノは、やはり自然と捉え方が出来ているのであろうと、
僭越ながら真に受けて解釈をする。
プロの写真家さんならいざ知らず、
オイサンなんかは腕も何もあったもんじゃないヘッポコサンデーフォト野郎なので、
被写体の持ってる実体以上に、おいしそうにとかキレイにとかは撮れませんですよ。
被写体さんがそもそもエライのです。
あと、しいて言うなら……カメラが高い(鉄板ネタ)。

しかし今回は、ホント大した話をしなかったような気がするな。
次会うときには、もっとこう、ひとり身のまま四十路を迎えた大の大人のオトコらしく、
人生の深みとか、かなしみとか、ペーソスの味わいに満ちた話が出来るようにしよう。
バーボンかなんか傾けながら。
バーボン。
あれでしょ? バーボン、画家かなんかでしょ?

……なんかまた長くなってしまったので、また一旦切る。
そんな長くなるような話でもあるまいよ……。
コレがお前夏休みの宿題の絵日記だったら、先生も読むの大変だぞオイ。


オイサンでした。
 
 
 

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2017年8月22日 (火)

■夏を欺いて。~2017年夏、帰省の日記~ -更新第1145回-

2017年、夏休みの後半戦を……去年と同じ北海道は旭川にあります、
朱鞠内湖の湖畔で過ごして来ましたオイサンです。

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前半戦は前半戦であって、先日まで奈良の実家で過ごしておりました。
今回の主題はこちらの奈良のハナシなんだけど。

サテ23回目の渡道となります今回の朱鞠内、また別で詳しく書くとして、
大体のコースは

 旭川 →(電車で西へ30分弱)→ 深川 →(バスで北へ2時間)→ 朱鞠内

のヨテイ。復路はそのまま折り返しで、最終日に、恒例の美瑛をうろつくくらい。
しかし、旭川に着いてすぐに向かったcafe・花みずきさんが盆休みだったり(去年はちがったのに!)、
深川の駅前のコインロッカーを前もって調査もし、「ある!」ことをアテにして行ったのに撤去されていて
荷物を持ったままうろつくことになったりと、
冒頭からなかなかの荒れ模様です。マ大したこっちゃないけど。

花みずきさんのお休みについてはさすがにどうしようもなかった
(サイトやブログはチェックしてたのに……もしや、Facebookとか別で更新されてるんだろうか……)が、
荷物の方は、実は何とかなった。
昼ゴハンを食べた、深川の「ふじ屋」さんというお店で、
出しなに「どこか近場に、荷物を預けられそうな施設はないか」と尋ねてみたら
「うちの事務所で預かってもいい」と言ってもらえたので、お言葉に甘えさせてもらった。

だが、今日はそれで良いが、明後日も深川をぶらつく予定であるので、
その時もふじ屋さんでゴハンを食べて……というワケにはいかない。
「自分の道は自分で切り開かなければ!」と一念を発起し、某所でチョイと交渉。
あることを条件に、明後日、少しの時間だけ荷物を預かってもらう算段をつけた。

  クックック、この程度、西奈良きってのタフ・ネゴシエーターと呼ばれた吾が輩には造作もないことよ。
  異方から来たというザシュニナとかいう若造との交渉も、私に任せていれば万事うまく運んだものを……

妄想はさておき、駅コインロッカー撤去の理由は、
「利用者数が少ないから」だそうで、マそんなら仕方ないわと思いはすれど決してゼロではなかろうので、
ゼロでない部分の救済策は考えておいてもらいたかったと思う。
マそれも「取りこぼしても仕方がない、そのくらいなら惜しくない」と思える程度に
観光客がにぎわっているのなら、こちらから言えることは何もないんですけどね。
オイサンの様な、一人歩きのロンリーウォーカー旅人マンにとって、
「荷物を預ける場所がない」というのは致命的、
もうそこは訪れる対象から外さざるを得ないも同然なので、
出来ることなら何か考えておいてもらいたい所存である。

尚、旭川のエキナカのコインロッカーは、大多数のコインロッカーが
「そんなこと簡単に想像がつくはずなのに恐らく何らかの理由があってその条件を満たせていない案件」
No.1であるところの、
「コインロッカーコーナーに両替機があるととても便利」
を満たしてくれたので最高に最高であると言わざるを得ない。
イヤね、ホント少ないんスよ。両替機が設置されてるコインロッカー。
マ管理する側にしてみれば、ただでも管理が面倒なのにこれ以上余計な手間が増やせるか!
ってなモンなんでしょうけれども、それがあるだけで利用者はそこそこ増えると思うんですけどね……。
しかし、「小銭を作るために近隣の店舗・自販機で買い物をする」ことを見込んでいる、
それを常識としているような面が、きっとあるのだと思います。

うーん、勘弁してほしいなあ。

ちなみに、荷物を預かってもらう交渉相手に、これからドコ行くか尋ねられた。

  オイサン「これからバスに乗って、(深川から)朱鞠内湖まで行き、2泊して戻ってくる」
  おばさん「あー、じゃあ深名線(深川~名寄を結ぶJRバス路線)に乗るのね。
       うちの息子が運転手やってるわw」


と、なんかよくわかんないほっこり情報を得た。なんなんだ。

お宿は昨年と同じ、レークハウスしゅまりないさん。
ダッチオーブン料理と朝晩のゴハンのおいしさ、
スタッフさんのキャラの面白さや宿の謎ギミックの数々が忘れられずに投宿。
しかし、ところどころマイナーチェンジしててツッコミどころは随分減ってしまった……。
本棚の本のラインナップとか、廊下に突然現れるパットゴルフのナゾ加減とか、
廊下の壁に、デカい虫みたいに貼りついてるルーターとか。
イヤいいんだけどさ。



■夏休み前半戦、帰省中の出来事 in 奈良



2017年・夏の帰省が終わった。
なんだろか、何かしらやったけど、何にもしなかったような気もする。
そんなフシギな、5日間の日記。



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■1日目 8月11日(金・祝)
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帰省の新幹線は、14時半頃。
本当は早朝にしたかったのだが、出遅れてしまってとれなかったのです。
新横浜には12時半頃に着いてしまって、いつもの如く新横浜のポティエコーヒーに潜伏して時を待つ。
もう少し早く出て、お昼ゴハンはエキナカのコロラドで本格的にゴハンを食べてしまえばよかった。
どうもこの店の存在をいつも忘れてしまう。ワリといい位置にあるのだが。
新横に着くなり、イヤなアナウンスが耳に入った。

  「本日はたいへん混雑しており、自由席に乗り切れない。
             なので特別に指定席車輛にも立つことを許す」

だと。バカを言うな。乗車規制せえよ。
指定席の快適さを維持するのがスジではないのか、なんのための指定料金だ。
あんなモンにウロウロされたら鬱陶しくてかなわん。
……と、腹立たしい気持ちで待ち時間を過ごし、色々策を考える。

ポティエコーヒーにはゴハンメニューはあんまりないと思っていたが、
サンドイッチやスパゲッティなどそこそこあった。
サンドイッチが高いうえにもう一つっぽかったのでスパゲッティにしたが、
ランチメニューではないレギュラーメニューの方のサンドは良さゲだったのに気付けなかった。
次回はそっちにしよう。

サテ出発直前、自由席難民の流入を恐れてグリーン車への変更を試みるも、
夕方までは何もかもが満席だという。これは本格的な帰省ラッシュのはじまりだ。
オノレ愚民どもめ、いっぺんに移動し過ぎだ。
大した用事があるわけでもなかろうに、関東でじっとしておられんのか。私の邪魔をするな。

  マ結果的には、自由席難民がオイサンの車両まではやってくることは全然なかったんですけども。
  あーハラハラした。余計な心配をさせるな、メンドクサイ。

京都で降りた際、西日本のクワッとした西日の暑さに思わずうなってしまう……が、
フム、普段の関東の不快な湿気に比べれば、全然どうということはない。
尚、この日は関東が随分涼やかだったらしく、
同日から始まっていたコミケ(11日(金)~13日(日))に参加していた隊長からは
「物足らん、試練が足らん!」と声が上がるほどであったが、
関西も、普段のあの嫌らしい気持ちの悪いザ・関東湿気熱に比べれば可愛いものである。
若干カラッとしているくらいだと思うぞ。

京都からは在来線に乗り換えて小一時間。最寄駅で降り、ホーム上からいくらか写真を収める。

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地元の町の、小中学生の自分か、母に誘われてよく行っていた駅前のテナントビルの2階に、
ボンボニエールという喫茶があった。
その店がとうに無くなっているのは知っていたが、
その跡がどうなったかがなんとなく気になっていたのでそれを見に行き、
ついでに明後日行くつもりにしているラーメン屋の盆休みスケジュールを確かめ、
地元スーパーの中のおもちゃ売り場はいまどうなっていたっけ? などなど、
ナワバリの巡回+ポチポチと写真におさめながら家路をたどる。
我ながらよく通報されたりしないなーと感心する。ワリと怪しいと思うんだけど(自分で言うかよ)。

  ところで、今回の帰省では、写真がなんかイマイチだったなと感じる。
  具体的に何がということはないけれども。
  自分のアウトプットに、最近ちょっとご不満です。どうしたんだろう。

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町並みに大きな変化はなかったが、駅前に二階建てのロソーンが出来てたり、
母校である小学校の前を通る細い通りの奥まったところに
突然こじゃれた感じのレストランが出来てたりしたのが更新ポイントだろうか。
他には、新しくたこ焼き屋が出来ていたりして、実家に帰るなり母が
「ドコソコに新しくたこ焼き屋が出来たけどちっとも営業していない」などと言われても、
「そこやったら帰ってくるときやってたで」と即座に対応出来てしまって驚かれたりもした。
ここは私のナワバリだからな。
家への到着は18時過ぎで、他には何もできず。父も母も、マ元気そうである。
家の中は特に
晩ゴハンはスズキの塩焼き。ンマかった。

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■2日目 8月12日(土)
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この日は、父が事前予約してくれていたおそば屋さんへおそばを食べに行く。
そばごときに予約とは大仰なと思われるやもしれませぬが、十割そばは予約分しか打たないのだそうな。
そのあとついでに、私の誕生日プレゼントを見繕ってくれるというので、
近隣のデカい百貨店+イオンの複合施設へ赴くことに相成った。

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「そのそば屋のおばちゃんは愛想が悪い」と母親から聞いていたが、特段悪い感じでもなかった。
やはり関西では、愛想悪い、ノリ悪いと判定される閾値が低いのだろうか。
求められるサービス精神の高さ(サービスの質の高さではなく、あくまでおサービス精神の高さである)が
ハイである気はする。

  愛想の悪さで言えば、オイサンがこっち(関東)で馴染みにしている
  世界一うまいカレー屋の主人の方が百倍愛想がないと思う。
  しかしそれでも、それを分かった上でその店のカレーが美味いのでその店に行くのだ。
  「そのカレー屋は、食べログに書かれるくらい愛想が悪いぞ」と母に自慢したが、
  このそば屋のおばさんも食べログに書かれているらしいw くそうw 引き分けかw(競うな)

おそばの他に、そば屋のサイドメニューで定番の野菜天ぷらと出し巻き卵をご注文。
パプリカの天ぷらがことのほかうまかった。
出し巻きもなかなか。大根おろしが辛いのはポイント高い(謎のポイントシステム)。

  しかしまあ、こんなところで生意気にも「なかなか」とか言ってしまうから、
  「外食してるから舌が肥えてる」とか言われてしまうのだろう。
  イヤ、ぜんぶ美味しいんですよ?

肝心のおそばは、……まあまあ、普通でした。これは後日、車で二人になった時に父自身も言ってた。
「モ一つパンチがきいてない」というのが一致した見解。
マ父は、日本のザ・そばどころ・島根出身(出雲ではないけれども)なので致し方ない。
出雲そばのパンチ力は、日本の他のそばどころと比べてもアタマ一つ抜けてるからのう。

   ……誤解のないように申し上げておくと、「一番うまい」と言っているわけでなく、
   あくまでも「パンチ力」というパラメータが突出してる、と言ってるだけですからね。
   繊細さとか、香り高さとか、他は他で優れてるおそばがある、と思いますよ。
   危ないアブナイ。戦争になるところだった。


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店の駐車場が2台分、しかも縦に停めるレイアウトであってコレマタなかなか利便性が高くなく(婉曲表現)、
父の停め方がセンタリングが利いていた感じ(超婉曲表現)であったため、
後から来た人が停められず、停め直すことになった。
マそれ自体は特に問題ではないのだが、その際、

  ウチのクルマを一旦出す
     → 後から来たクルマを先に(奥に)入れる
         → ウチのクルマをあとから(前に)入れる

という形になって、マそれも別に普通だな、と私は思っていたのだが、母はコレを
「どうしてウチのを先に出す前提で考えたのか?」
と、微妙に納得がいっていないご様子であった。
「さっさと食べて出て行く、という父の意志表示か?」と受け取ったらしい。
母はゆっくりしたい派の人なので、人となりも理解した上ではわからないではないが、
一般的に考えたら「先に来た人が先に出ていく」としておくのが、
万人と相対して一番ケンカにならんで済む考え方ではあろう。
なんとなく「なるほど」と思った一幕であった。

あとこの店はトイレも奥に長い間取りになっており、
座って用を足していたらノックされても手が届かない怪物くん仕様であった。
縦長のスペース構成が好きなのだろうか。

サテ食事も済んで買い物へ向かう。
2、3駅ほどの距離をクルマで走ると、同じ道を以前ジョギングで走ったときにも感じた、
奈良という県・市は、あまり潤沢に儲かっていないのだろうか、という話題になる。
そう、道がよくないのである。
マこれまであまり商売っ気がなく、宿泊する場所が少ないことは知っていたが、
そこそこ稼いではいるものだと思い込んでいた。
最近は宿泊施設の増強にもチカラを入れていると聞いてはいるが、どうなのだろうか。

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  関係ないが以前京都でタクシーに乗ったとき、運転手に奈良から来たことを告げたら、
  「奈良はリニアも通る言うのに、泊まるとこもありませんですやろ、やる気があるんかねえ」
  と悔し紛れにかイヤミを言われたことがある。
  そんなもん吾輩に言われたかて困る。

買い物は……めぼしいアイテムが見当たらず、本来の目的は失敗に終わった。
母の誕生日も近いのでそのリサーチも兼ねて母の動向を観察してもいたのだが、
クツの売り場に吸い寄せられていくからクツが欲しいのかな? と思えば、
今度は陶器の売り場に吸い寄せられ、
挙げ句にカワウソの形をした涼感抱きマクラに吸い寄せられていくもんだから、
結局何が欲しいのかは分からずじまいであった。何でも欲しいだけだろう。

しかし奈良は、ただの駐車場でも景色がいい。安心する。

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買い物を終えたところで、ちょっとひとりで奈良(駅の方)まで行きたい、
ついてはここで分かれて単独で行動すると告げたところ、奈良駅までは乗せて行ってもらえることになった。
目的は……コレを撮りたかったのである。

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以前、ツイッターのフォロワーさんに存在教えてもらってから、
場所のアタリは大体ついていて、行けない場所では全くないのに
見逃していたコトがなんとなく悔しかったのである。

奈良駅へ向かう途中の交差点で停まった時に、
角にあったパチンコ屋に老人が何人も吸い込まれていくのを、母が物珍し気に見ていた。
オイサン的には珍しくもなんともないが、母はそういうのを見慣れていないらしい。
まあ縁がないからな。

三条通を東進し、猿沢の池のほとりでおろしてもらうと……
この炎天下に、まあ人が多い。
ホリデーシーズンに日本有数、否、世界でも有数の観光地に降り立ったのだから無理もないが。
しかしさすがにこの暑さに異人さんたちも辟易されているようである。
堪能して帰れ、そして郷里の知人に喧伝するがいい。奈良は暑い、蒸し暑いと。
そういえば父母から聞いていたが、この一週間、奈良の夜は燈花会としてお祭りになっているらしい。
そりゃまあ人も多いか。

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目当ての物は2分も歩かず見つかった。
ウーン、前見たときは、こんな雑な置かれ方してたっけなあ。
よく盗まれないもんだな。

目的はアッサリと達成したが、このまま帰るのももったいない。
て言うか、両親よりも家に先に着いてしまう可能性がある。鍵を持っていない。
ので、近場で目についた大乗院庭園と、鷺池の浮見堂を見て帰ることにする。
不審ヶ辻子(ふしんがづし、と読むらしい)などという怪しげな小道を抜けて大乗院庭園へ至り、
一回り&一休みしてから瑜伽神社を経由して浮見堂へ至った。
瑜伽は「ゆうが」と読み、サンスクリットに由来するそうな。ヨーガと語源が同じ、とも。
燈花会の準備なのだろう、赤いTシャツを着た準備団体が忙しく動き回っている。
ご苦労様です。

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ほどほどの時間になったので、駅の方へ向けて折り返す。
奈良公園の中を仔ジカの姿をめでたりしつつ歩き、多少店屋でも覗いて行くかと
方角を再び猿沢の池へと向けた。
そこで目についたのが……坂の上から猿沢の池を見下ろすことの出来そうな、潜まった間口のお茶屋さん。
わらび餅やら氷やらと、火照った体を誘惑していらっしゃる。
思えば奈良に暮らして20年、観光客の気分を知るようなことは一切してこなかった。


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せっかくだからここはおノボリさん気分を出してみるか、これも何かの縁だと、
到底格別な味を出してなどいそうもない、雰囲気重視ゲなその店ののれんをくぐってみた。

  ……などと失礼な書き方をしてますが、
  決してチャラついてもいない、なんなら結構な歴史のあるお店だと思われます、
  立地的に。

わらび餅とアイスコーヒーを注文しましたが、
アイスコーヒーよりも、最初に出てきた冷茶の方が美味しかったような気がする。
おかわり用のちいさなポットもついてくるし、大変良い雰囲気でした。
あと、眺めも良い。
後から入ってきたカップルさんの黒づくめの女性が大変良い前髪パッツンわがままボディで
ちょっとうらやましかったです。
くそう。
この後京都のホテルで、そのわがままボディをほしいままにするのか!!(下品)
お会計が1100円だったか……小銭を探したが見つからず、
2000円出したところ
「100円玉があったりは……しないんですよねw! そうw!
 ごめんなさい、2000円出されてるんですもの、ないんですよねw!
 ホントごめんなさい変なこと聞いちゃってww 気にしないで下さいねww」
と、なんだか猛烈にフォローされてしまった。スマヌ、本当になかったんだ。

くだらないおみやげを探して、三条通りのおみやげ物屋を物色すると……
あったあった、くだらないのがw
とりあえず「シカ飛び出し注意」のクリアファイルなどをゲット。他にもいくつか。
このテのは初めて見た気がするけど、最近出始めたんだろうか?
「熊出没注意」に随分とおくれを取ったな。オイサンもこの発想はなかったけど。

しかしそれより驚いたのは……この、5つの塩シリーズ!

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それの、奈良県限定バージョンが売られていたこと!!
な、なんだってー!!
……イヤ、そんなビックリするようなことかと思われそうですが。
そして確かにその通りなんですが。
これにはちょっとマクラがありまして、
上の画像をツイッターに上げたときにやたら喜んでくれた食いつきのイイ関西人がおられ、
「そんなん関西にはないw!」と喜んでくれたのですが、
その彼と最初にお会いしたのが猿沢池だった、という、なんというか、
奇跡のような冗談のようなめぐりあわせ。灯台もと暗し。モッてるなあ。

デそのお塩5点セット、
買いもしない物の写真を撮るわけにもいかず、かといって、
買うかっつったらネタのためにそれもどうやねんっていうのもあって買わなかったので
証拠はないんですけれども。
うーん……。次行った時もあるかなあ……。
お疑いの方は、奈良の三条通り、猿沢池から4、5軒目あたりにあるおみやげ屋さんに行って
お確かめいただければ。
そもそも、奈良の塩5点セットて。そんなに塩なんかあるんかい。
シカの汗から乾かしてとった塩とか?

くだらない衝撃を受けた後は、アニメイト奈良に寄って帰ります。
母が「『白暮のクロニクル』の10巻だけ、どこ行ってもない!」と嘆いていたので、
あれば買って帰ろうと思ってましたがなかった。

近鉄奈良の駅前に着くころには、時刻は17時。
夜にはお祭りとあって、人の数も指数関数的に、天文学的に増えてきました。
さっさと退散しないと死んでしまう。
しかし、近鉄奈良駅の中の様子を見るにつけ、昔に比べれば、奈良もワリカシ商売っ気が出てきた気がする。
ゆるキャラも、「せんとくん」みたいなシルクロード博の出がらしみたいなキャラじゃなく、
「しかまろくん」なんていう……中途半端に媚をうったキャラを打ち立ててきたようです。
……どこのバカだ!! こんな何のエッジも利いてない、ねむたいキャラにゴーサイン出したのは!!
センスのかけらもねえな! これだったらせんとくんの方が、周り見えてない感高い分、710倍マシだよ!
ヨソの県が多少しょうもないキャラを打ち出してても腹は立ちませんが、
自分トコのキャラがこう、中途半端にセンスないと……恥ずかしいし、腹が立ちますな……。
まったく。

この日の晩ゴハンは、島根生まれの父が郷里からわざわざ取り寄せてくれた鰻。
マ昨今のアレやコレやもありまして、なかなかおおっぴらには喜べないところもありますが……
やっぱうめえわ。

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昔食べた天然モノに比べると、養殖物は脂のノリ方がちょっとわざとらしいというか、
CGみたいだけど。
「天然モノはとてもじゃないけど手が出ない」とは、
仕入れてもらった業者さんの弁だとか。仕入れることも出来ないんだね。
そりゃまあ、絶滅危惧種だもんね。
ありがたやありがたや。これが最後になるかも知れんのだなあ。



一旦ここまで。3日目~5日目は後日。
オイサンでした。



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2017年8月14日 (月)

■賢者のいた夏 -更新第1143回-

 前の日の晩、『ドラゴンクエストXI』でロリババア的天才こましゃくれ魔術少女のベロニカと、王道おっとり系癒し手美女・セーニャの姉妹が仲間になったのだが、その正式なパーティ参入の場面で彼女たちは主人公であるプレイヤーの分身の前に跪き、「私たちは勇者であるあなたを守ります、最後までお供します」と誓うように言い、そのあまりに電撃的なシナリオに、この数十年ですっかり飼いならされふやけてしまっていた私の心は痺れてしまった。RPGのシナリオといえばキチンとした動機や説明可能な状況があって、理路整然と導かれる流れの上で大変親切に仲間になるのだろう、そういうモノだと飽き飽きし、正直に告白すると、今回の『ドラクエXI』の事前情報の殆どすべてであったオープニングのPVを見た時点で既に、無意識にその流れの様なものを思い描いてしまっていたのである。『自分は、否、お前はそうだったのだ』と、跪く姉妹を見せ付けられて気が付いた。今思い出しても、その快感と背徳感にゾクゾクする、私のRPG歴において屈指の名シーンであった。

 そんな電撃的な体験の中でショックのあまり眠りに落ちた翌朝、そんなこともサテおき、私は郷里の実家に帰省していたのだが、十年間も眠らせていた金融的な手続きのためにポストオフィスへ赴かなければならなかった。世間はおりしも盆休みの真っただ中である、地元の小さな局は老人や普段訪れることの難しい勤め人たちでさぞごった返しているに違いないという私の読みに反して窓口は大変よく空いており、手続きはスムーズに終わった。お金ほしい。


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 夏空は鮮やかだった。少年の日、走りも転びもしないのにいつの間にか拵えていたひざ小僧のすりキズを、今は亡き祖母が消毒してくれるとき使っていた脱脂綿に似たカタマリの雲がポカポカと浮かび、郵便局の建つ大きくもない川沿いの国道の上をはしっていた。


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 その川沿いの道に私の通った小学校があり、タバコ屋があった。タバコ屋にはあるじがいる。古い店構えに似つかわしく外に向けた窓口があって、あるじはそこに座っていた。あるじには、客に備えじっと外と相対しているような殊勝さはなく、冷房がなくて暑いのか、ランニング一枚の背中を向けて、新聞を読んでいた。思えばあのあるじは私が小学生のときからずっとあの店にいる。店は、昔はタバコ屋であり、駄菓子屋であった。通学路にあるから、小学校に上がると同時に、私がひとりで活動可能な行動範囲の一部になった。それは即ち、私という人間の、外社会の一部になることだった。私はあの店で、ベビースターラーメンやあやしいラムネ菓子を、バカで品のない友人たちと買って食べ、今では我が父もすっかり禁煙してしまっているが、父や祖父に、昔はいまみたく子ども一人には売れないことも、年齢確認が必要でトラブルになるようなこともなかったから、タバコを買いに行かされたものだった。あるじは私というちいさな社会のほとんどはじめに組み込まれた、経済の人だった。


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 店は今では少し鞍替えをして扱う品をタバコ一本にしぼり、それも店内ではどうやらカートン売りしかしておらず、小分けに買うなら外の自販機を使わせる、あとはそれと並んで外にジュースの自販機が外にあるきりというものらしかった。窓口から見えるのは、あるじの白いランニング一枚の背中と、頭頂部から髪が撤退して出来た、30年前と同じ落ち武者風の禿げアタマ、そして堂々と二面分を広げて読む新聞だけだった。あるじの風貌も、佇まいも、店構えと同じで30年間変わらないように私には見えた。私はあるじの声を知っていただろうか。幼い頃、買い物をしたときに聞いた「30円」「50円」などと、まだ消費税が始まる前の、今ではすっかり珍しくなったキリのいい値段を告げるおぼろげな声の記憶しかない。それさえもあとから風貌を見て付け足した不確かな印象でしかないのかもしれない、どころか、その可能性の方が高かった。そもそもあの商い……仕事は、儲かるのだろうか。自分や誰かを養うに足る収入が上がるのか……もしかすると他にも仕事を持っていて、タバコ店のあるじは一種の道楽か刺身のツマ程度の物であるのかもしれない、否、そうある可能性の方が高い気がするが、翻って否、道楽であれば尚のこと、この暑い日なかにグンゼ一枚の背中を晒し、狭い小屋に、世間から居場所を追われる続ける不健康商品の山とともに立て篭もり続けることなどあるだろうか。欠かすべからず糧であるか、職務に高い誇りを持てばこそ、ああして長い時間を粘り続けているのではなかろうか……。


 そんな風に考えていると……衝動的に、あるじと話がしたい気持ちが抑えがたく湧き上がってくるのを、私は胸に感じた。30年。30年、30年……あるじも又、一人の賢者であったのだ。私はこの先の小学校を出た者で、幼い自分、40年近く昔からあなたを知っている。この店でも何度も買い物をした。あるじよ、あなたはどうなのだ。体は大丈夫なのか? 歳は、いまいくつなのか? ずっとここにいるのか? ずっとずっとここにいるのか? 奥さんはあるのか、子どもは? これだけで暮らしているのか? 友だちはいるか? 他に趣味は? 好きな食べ物は? ずっとなのか? ずっとずっとなのか? いつからいつまで、どうなのか? あるじよ、あなたはどうなのか? 最近どうなのか。あなたの世の中は最近どうなのか。どんな気持ちで何を考え、何を望んで何を厭い、明日もここに座るのか。あなたはいつからいつまで、こうしてあなたであるのか。こうしてあり続けた時間の全てが、あるじよ、あなた自身であることには、もはや何の疑いもないだろう、あなたを作り上げた時間にあなたは感謝するのか、それとも憎しみを抱いているのか、そこに滲んだあきらめはあなたの友だちなのか。タバコは好きなのか?


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 冷房もない聖域にランニング一枚で座る、たかがそのたたずまいをことさら持ち上げるつもりはない。オッサンだ。爺さんだ。子どもに言わせりゃはげジジイ、その通り、大したモンじゃない。あるじもまた、ありふれ切った世界にひとつだけの、誰もがそうであるように、とるに足らない花であった。

 私はあるじに話しかけたかった。こんにちは、僕はそこの小学校を卒業したんですよ……尋ねたかった? 違う、ただ伝えたかったのだと思う。私はあなたを知っている、三十数年間、あなたを知っていたのだと伝えたかったのだと思う。しかし私は考えてしまって、そんなことを聞かれたり言われたりして困ったり怒ったりしてしまわないだろうかと考えてしまって、その奥に隠れているかも知れない自分の本当の気持ちもよく捉えられないまま衝動に囚われ、30年前の小学生に還ることが、ついに出来なかった。自分でさえ困ってしまうことなのだから。「帰ったら近場のケーキ屋に誕生日のお祝いをしに行こう」と言った父母を待たせないため、その時は店の前を通り過ぎ、夕方、もう一度訪れたときには、店はもう閉まっていた。まだ五時にもなっていなかったというのに。降りたシャッターに閉ざされた、まるでムーミン谷の釣り小屋のようなタバコ屋を見て、私は少しホッとしていた。これでもう、おかしな衝動に悩まされないで済む。

 ――と、そんなことを四十二回目の誕生日の今日、惟った。次の機会に保留しただけとも言えるかもしれない。次の機会。人はあっけない。あるじは幾つなのだろうか。からだは、大丈夫なのだろうか。賢者のいた夏。知恵は失われ、クエストはもう終わらない。


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オイサンでした。
 
 
 
▼セシルのいた夏 笠原弘子 
 
良い歌なのに、なんなんだこの動画。

 
 

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2017年8月 8日 (火)

■『ガンバード』のこと。 -更新第1142回-

初代PSを購入した時、いっしょに買ったソフトが、兄は『MYST』、自分は『ガンバード』だった。今でも初代プレイステーションの本体で『ガンバード』を遊びたいなと思うことがままある。当時プレイステーションはオシャレな機体だったが、いま見てみると、鼠色をしたプラスチックの筐体で、いま現在クールとされるクールさは備えてはいないが、ワークステーションが「ワークする」のと同じ立ち位置で「プレイ」することに相対するためのマシンとしては、必要十分なクールさを具えていたと言えると思う。あの無愛想だけど可愛らしい手触りと風合いの、本体とコントローラー。まだアナログスティックが備わる前の、こちらもまた、いま見るとシンプルだが当時としては革新的だった「足つき」のコントローラを握り、「メモリーカード」というそれまでのゲームマシン上では見慣れなかったデバイスを使って遊ぶ、あの時代の感触に立ち戻りたくなる。メモリーカードを使ったデータ管理については、兄に「使い方は分かるか? 注意しろ」と釘を刺されるくらいだった……実際使ってみたら別にむずかしいことはなくて、逆に「あんなに念を押されるくらいだからこんなに簡単なはずはない、自分はなにか手順を見落としているのではないか?」と深読みしてしまったのも良い思い出だ。当時の自分の話をすると、大学での立ち振る舞いが上手くいっておらず、いま思うと軽いノイローゼ、鬱にかかりかかっていたくらいだった(と思う)。ずっとうつむいて、背中を丸めて歩いていたことを覚えている。なぜそれを覚えているかというと、「胸を張って歩けば、なにか変わるかもしれない」とあるとき何かの拍子に思って、それを境に俯かずに歩くことを意識し始めたからだ。そんなこともあって大学に居場所がなく、大学だけでなくて、当時一生懸命にやっていたこと(演劇だ)も捨ててしまって、心のよりどころも失っていた。「自分とはこういう者である」という手がかりを一切失っていたのだ。自分は高校生までオタクだったから(それ以降や今そうではないというのではない。大学のその一時、オタク文化へのタッチをしていなかったのだ)、とりあえず「そこ」まで戻ろうと躍起になって、なにか手を付けられるオタク分野の中にある作品を探して、見つけたのが『それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』だった。正直、無理にのめりこもう、好きになろうとしていたきらいはある。面白くなかったわけではもちろんなくて、十分に面白かったのだが、心底ホレ込み、のめり込んでいたか? と言われたら……そこまでではなかったことを素直に告白しておく。但し逆に、その様な思いで、このような時期に深くコミットしていた作品だから、皮肉にも自分の心に深く残る作品にはなってしまった。そして、『ガンバード』である。『ヤマモト・ヨーコ』は、シューティングゲームをこよなく愛する女子高生、山本洋子の物語である。大学生の自分が、自分という存在の手掛かりを探して縋り付いたのが、家庭用テレビゲームにかじりついて熱中し、幸せな時間を過ごした高校、中学、小学校時代の自分の姿だったのだ(うちに任天堂のハードしかなく、RPG嫌いの山本洋子がSFCというハードを憎んでさえいたのはこれまた皮肉だったが)。そして、小中学校時代の自分を一つのところに固定していたのはまぎれもなく、シューティングゲームが好き、ひとりの連射小僧だということであった。かくて、よりどころを失っていた自分は家にあったSFCで夜通し『ロマサガ2』を遊ぶ傍ら(こちらはこちらで、夜通し『ロマサガ2』をやって、明け方に寝ていたものだから、父は私のことを心配してくれていたらしい……不満をもらしていただけかもしれないが)、中古で安く買ってきた『サンダーフォースⅢ』をプレイしていたのだが、ある時兄が持ちかけてきた「金を出し合ってプレイステーションを買わないか」という提案に乗り、記念すべき購入1本目のソフトとして『ガンバード』を選んだのだった。自分のシューティングプレイスタイルは、上手でもクレバーでもなく、とりあえず(ノーコンティニューで)1周出来れば良いという、ボムも使いまくりのブサイクなものだった(それでも1周するのがやっとだった。持ちキャラは鉄だ)が、それでもそうしてプレイすることが、自分が自分の位置に戻るための十分な手掛かりにはなってくれた。正直に言うと、『ガンバード』もまた、『ヤマモト・ヨーコ』同様、心の底から面白い、素晴らしいと感じるゲームではない。ゲーム自体の自分にとってのインパクトは、のちに出会うことになる『アインハンダー』や『スカイガンナー』の方が上だ。けれども、それでも、この出会いがあったことで、『ガンバード』は自分にとってなにものにも代え難いオンリーワンの、超オモシロゲームなのである。
……しかしもう一つ気になるのは、あの時、「胸を張って前を向いて歩く」ことのきっかけを作ってくれたモノがなんだったか、思い出せないことだ。そこにもなんらかの作品の存在があったと、オイサンのおぼろげな記憶の断片が言っている。


▼ガンバード OP 大空の冒険者
  
  
  

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2017年8月 7日 (月)

■アルファロメオのスパイダー!~クモの巣ひびのバラード~ -更新第1141回-

昨年12月に買ったばかりの吾が輩のスマホの画面に、一条の亀裂が走っていた。
亀が裂けると書いて、亀裂。なんて恐ろしいんだ。

とはいえ、実際に画面が割れているワケではありませんでーしたー!!
いえーい! びっくりした!?

……イヤ別に何も、冗談のために手の込んだことをしているわけではない。
ヒビは、貼り付けた保護ガラスにだけ入っていたのだ。

落っことしたとかぶっつけたとかしたワケではなく、
本体の掃除をするときに一度カパッと剥がし(外し)、
また元に戻そうと手に取ったときに力が入り過ぎて、
ぐにゃっと斜めに歪んで「パキッ」といってしまったのだ。
なんてしょうもない割れ方。

しかし、画面を見る角度や光の加減によっては、このヒビは全然見えなかった。
実際に使うポジション(手に持って正面から見る)では、本当にキレイに消える。
机に置いてあるのを斜め上から見下ろすとハッキリ見えたりする程度なので、
不自由はないし、マしばらくはこのままでもいいか、と思ってしばらくはそのまま使っていた。

……と、そうして見たときに、今まで不思議に思っていた、電車の中などで頻繁に見かける
「スマホ超バッキバキくもの巣サラリーマン」とか
「スマホ超バッキバキくもの巣OL」とか、
「スマホ超バッキバキくもの巣ウェイ」
あまつさえ
「スマホ超バッキバキくもの巣JK」とか(みんなおんなじやないか)も、
ひょっとすると同じ事情の上で、超バッキバキくもの巣スマホを使っていたのではないだろうか?
というところに行き当たった。

オイサンの目からは超バッキバキくもの巣スマホに見えるけれど、
彼らが使っている角度からは、あのスマホの超バッキバキなくもの巣ヒビは見えていないのでは!
とか、
もしかしたら超バッキバキくもの巣なのは表面の別貼り保護ガラスだけであって、
本体ディスプレイには、超バッキバキくもの巣ヒビは入っていなかったかもしれない!
なんてことだ!!

俺は今まで、

「なんであいつら、スマホを超バッキバキくもの巣のまま使ってるんだろう、
 使いづらくないのだろうか、
 超バッキバキくもの巣を直すのにお金がかかるのだろうけど
 なんておかしな連中だ」


と思っていたが。そうかそういうことだったのか、
すまない、
スマホ超バッキバキくもの巣サラリーマン
スマホ超バッキバキくもの巣OLスマホ超バッキバキくもの巣ウェイ
そしてスマホ超バッキバキくもの巣JK
オイサンの目には映らなくとも、君たちの目にだけ見えている事情があったのだね。

そんな、世界のスマホ超バッキバキくもの巣事情はさておき、
オイサンの保護ガラスヒビの問題とは別に、
「粘着力を失って頻繁にカパカパ外れる問題」が発生したために買い替えを余儀なくされて
新しい物を購入したのですが。

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色を間違って白いのを買ってしまった……。
アマンゾで注文するときに色を確認しなかったのだ。
これはサテどうしたもんか、とコンマ3nsほど思案した挙句普通に貼ったのだが(優柔不断か)、
これはこれで悪くない。
というワケで、メーカーさんは保護フィルムのカラーバリエーションを
色々と出してもらいたいと思います。
ビビッドな色のヤツから、中間色まで。

気が向いたら買ってやらんこともない。勝手か。
オイサンでした。


 

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2017年8月 6日 (日)

■長き放浪のシンフォニー~オデッセイに向けて~『ドラクエXI』『マリオ3Dワールド』『サガスカーレットグレイス』の話~ -更新第1140回-

ニンテンドースイッチを買ったものの、まだテレビに繋いでいないし、立ち上げてもいない。
しかしソフトは2本ある。『ゼルダ』と『聖剣コレクション』。
やるなら大きな画面で据え置きプレイしたいのだが、
まだWiiUに心残りがあるから繋ぎかえられないのだった。
今更ながら、WiiUで『スーパーマリオ3Dワールド』をやっているからであった。

 ▼『スーパーマリオ3Dワールド』
 


吾が輩はマリオが好きだ。
マリオが好きだ、ということに気付いたのは、
『マリオ64』を経て『スーパーマリオサンシャイン』をクリアした時だった。
『マリオサンシャイン』の終盤で、
「あれっ、これもう少ししたら終わっちゃうな、終わりたくないなコレ」
と思ったときに、自分のマリオ好きをはっきりと自覚した。
ああ、自分は『ゼルダ』よりもマリオが好きなんだと。

『マリオ』には系統があるらしく、
先に書いた『マリオ64』『マリオサンシャイン』などの「箱庭探索型」の系譜と、
『スーパーマリオBros.U』『マリオ3Dランド』『マリオギャラクシー』などの、
とりあえずコースをクリアしていけば次には進める「コースクリア型」の系譜があって、
吾が輩はどうやら前者の方が好きなようだ。
言われてみれば確かに後者にはあまり手を出していないし、
『マリオギャラクシー』も、1作目はクリアしたが2作目は途中でやめてしまった。

スイッチを買ったのも、『ゼルダ』が面白そうだというのもあったけど、
主目的は、ラインナップされていた『マリオオデッセイ』が目当てだ。
『マリオサンシャイン』以来の箱庭系マリオという位置づけらしいので期待せざるを得ない。

話を現在進行形の『3Dワールド』に戻すが、
一週間に1WORLDくらいの深度で進めている。
サボりさえしなければボリューム的・時間的にそれは全然可能で、随分コンパクトに作ってある印象だ。
数えてないけど、1WORLDにコースは10ないくらいで、
1コースにスターが3つ隠されており、それをいくつかずつは集めて行かないと先に進めなくなる
(コースクリア自体は、スターを取らなくても走り切れればクリアになる)。
土日にちょっとがんばったら、
1コースで星を2つずつ拾っていくくらいのプレイをしても、
その1、2日で1WORLDクリア余裕。
平日に、オシゴトから帰って1時間弱で2、3ステージ遊ぶ、という余裕もあるくらい。
現在WORLD6のラストステージ(城)なので、これまでのマリオの文脈に則るなら
あと2WORLDで終わりであろう。
プレイすると頭が休まる。
オシゴトから帰って、眠いのにちょっと長めにやってしまうくらいである。
子どもか。

WiiUゲームパッド(液晶ついたデカいやつ)ではなく、
Wiiリモコン+ヌンチャクのスタイルでプレイしているが、ちょっと奥行きが把握しづらい。
知らないうちに奥に入っていて転落死する、ということがよくある。
カメラを自分で動かせたらいいのだが、それは出来ない仕様になっている。くそう。
この奥行きの視認しにくさと、それをカバーしえない操作性の安定しなさは、
正直任天堂らしからぬマズさである。すごくデキがいいとはお世辞にも言えぬ。
まヨソが作るものに比べれば、同種のゲームとしてはよっぽど良いのだろうが。

しかしなんというか、各ステージに仕込まれたギミックの豊富さは、
相変わらず舌を巻かざるを得ない発想の豊かさで、
一体この採用されたギミックの陰でどれだけのアイディアが没になっていったのか、
思いを馳せるとめまいがする。
マ中にはちょっと、奇をてらい過ぎというか、派手にまとめ過ぎた物もあったりして
首を傾げることもあるが、
目の覚めるようなものに出会うとすべて帳消しにされる心持がする。

好きなコースは、上の動画の「ワイルドサバンナ」と「キラー列車」。

  


WiiUゲームパッドは、重たいのと充電切れになるのが嫌でWiiリモコンを使ってたけど、
WiiUゲームパッドの方がやりやすいかも知れんな……。
ヌンチャクの3Dスティックがあんまり良くない。
やはり3Dスティックは、元祖ニンテンドウ64のものが一番だ。
押し返してくるフォースフィードバックの強さがちょうどいい。

宮本茂さんは開発の現場からは一歩身を引いている感じで、
実際的な制作・ディレクションなんかは完全に後進に任せているご様子だけれども、
完全に引退されてしまう前に、どうにか1本、
オール宮本茂テイスト、ザ・宮本茂オリエンテッドの『スーパーマリオ』を作ってもらいたい。
『ドラゴンクエスト』、『スターソルジャー』、『ときめきメモリアル』と
自分の人生に記念碑的作品は多々あれど、
なんのかんの言っても、二次元の世界に吾が輩を最も深く呼び込んだのは、
あなたに違いないのだから。


■『ドラゴンクエストXI』

サテ、いま世間でゲームと言ったら……そうだね、『グラブル』だね。
何の略か知らないけど。
……ソシャゲなんでしょ? 知らんけど。
……ケッ!あんなモンゲームじゃねえ! ← あっ

イヤそういうことではなく。
いま世間でゲームと言ったら……そうだね、『スプラトゥーン2』だね。やってないけど。
だからそうではないのです。

『ドラクエXI』の話がしたいのです。
「そういやそろそろ出るな」ぐらいに思っていて、
気付いたらなんの準備もないまま発売日当日になっており、
フラッとヨドバシ行ったら普通に売られていたので買ってきた。
3DS版。
本当は据え置き機で、広い世界とガッツリ向かい合って堪能したいところだけど、
据え置き版はSwitch版まで待とうかという所存です。

 ▼ドラゴンクエストXI OP映像
 


発売日当日に行っても品切れとか大行列とかは全然なく、
まあレジ前が少し並んではいましたけれども、4、5分のことでした。
あと、PS4版を、本体と一緒に買っていく人が結構いて、ああすごいなと思った。
自分もアレになってもよかったのだが。PS4も買わないとなあ。『Rez』がやりたいんよ。

デ、3DS版の『ドラゴンクエストXI』ですよ。
結構ちゃんとやってます。
まだ7時間程度ですが、仲間が出来て、旅への動機が出来て(ツラい動機だけど)、
ようやく話が面白くなってきたな、っていうくらい。

今回の『ドラクエ』、マご存知の方も多い通り、
PS4版と3DS版で、物語は同じでも見た目が全然異なるゲームを作ったという
モノすごい力技仕様。
さらに3DS版では、
SFCほどのクオリティの2Dモードと、DSのゲームくらいのクオリティの3Dモードとが収録されるという
コレまたとんでもないパワー仕様。よく作ったなこんなモン。

発表当時は「上画面で3Dが、下画面で2Dが! なんと同時進行!」
という謳われておって、輪をかけてバケモノじみた仕様であったのが、
確かに序盤はその通りになっていたけれども、
ちょっと先へ進んだらどちらかを選ぶことになったのでちょっと残念。
なんだよオマケ程度じゃねえかよ(そんでも充分すごいが……)。

  ※ただし、教会に行けばモードを切り替えることが出来ます。

自分の携帯機での『ドラクエ』歴は、
クリアしたもので言えば『Ⅳ』以来だが、
諦めてしまった『Ⅸ』や(やり直す気はない)、
途中で止まっている『Ⅵ』(つまり終わらせる気である)、
買っただけで手を付けていない『Ⅶ』(やるかどうかわからないが、『Ⅶ』は何らかの形でもう一回やりたいとは思っている)
などを考えると、そこそこやっている。

 ▼ドラゴンクエストXI 色んな予告編動画
 

『Ⅸ』の操作性があまりに悪かったので、
その質の低さから個人的に「あれはドラクエではなかった」としている(身勝手)が、
つまり3Dで操作する携帯の『ドラクエ』には、まだ良い印象がない。

今回も、3Dの操作性にはモ一つな感じがしており、
3Dモードである程度進めたら、また戻って同じ道のりを2Dで歩く、というやり方をしておる。
時間はかかるが、どうせ吾が輩はちょっと過剰なくらい探索をし、
レベルが上がり過ぎるくらいののプレイスタイルなのでこれでも丁度良い。
どちらかといえば2Dモードの方がお気に入りだが、
さすがに2Dモードをメインに遊んでる人はそんなに多くないのだろうな……と思っていたところ、
ネット上で聞く限りでは2Dモードシンパもそこそこの数いる様で驚いている。
ウム、いいぞ世間。お前ら思ったより話がわかるやないか(えらそう)。

とはいえ、2Dモードは2Dモードで……ナンボ何でも先祖返りしすぎやろ、と思う部分がある。
戦闘シーン、敵がアニメーションしないじゃないの!
SFCの『ドラクエⅥ』ではアニメーションしてただろ!!
PS版やDS版の『Ⅳ』でもしてただろ!! そこはしろよ!
……と思った次第。PS版の『Ⅳ』レベルではアニメしてほしかった……。

  ……しかし俺は、『ドラクエⅣ』だけは、ファミコンでも、PSでも、DSでもやってるんだな。
  イヤ確かに好きだけど。

個人的には、『ドラクエ』にマッチするグラフィックレベルというのは、
PS2版の『Ⅴ』が最高だと思っている。
これは多分、アルテピアッツァさんの仕事が素晴らしいんだと思うけど。
フィールド画面にはもう少し工夫があっても良いかと思うが、
町やダンジョンにおけるスケール感の表現においては、
あれが最も世界の広さを実感できるベストなバランスだったと思う。

  ▼PS2版『ドラゴンクエストⅤ』
  
  この、エルヘブンの町の造形、異界感が最高なのですよ。是非体験してほしい。
  アルテピアッツァさんは最高です。


あと、『ドラクエXI』は、2Dモードだと、文字フォントが妙に細くて……
読みにくいとまではいかないまでも、なんか「落ち着かない」。
字が小さく見えるのだった。老人にはきついかもね。
……とまあ、世紀の名作相手になんとも文句の多いオッサンで恐縮であるが、
久方ぶりの冒険に、胸を躍らせているのでゴザルよ。


 ▼胸躍る、冒険の世界へ


そう、『ドラクエ』は胸が躍るのである。おっぱいぶるんぶるん(違う)。
『ドラクエ』シリーズ作品の発売日が近付くと、
電気屋へ行くとあのオープニングテーマが必ずどこかから聞こえてきて、
ああ、祭りが近いのだなと感じる。今回もそうだった。

オープニングをトバす気にはならないので、ゲーム開始前に必ずあの映像を見ることになる。
子どもの時分は、音楽の方にはそこまで感銘を受けることはなかったのだが
……というか、音楽への感銘は、長い時間を経て染みついた感慨によるところが大きいのだろう、
  当時からあのテーマを聴いて胸を高鳴らせてはいた……
今よりもずっと、まだ見ぬ冒険の世界への期待を大きく膨らませていた。
それは多分、他の新しいゲームに出会った時も(『ドラクエ』に向けるほどではないにせよ)、
同じ心持ちであったろう。

オープニングの映像を見ていて気が付いたのは、

「冒険の世界への胸の高鳴りが昔ほどではなくなったのは、
 自分の人生には、この先こんな冒険のときは訪れないと知っている、
 或いは知っていると思っている、からなのだろうな」

ということだった。
自分はもういいオッサンなので、自分の足が、残された時間でどこまで歩けるかを知っている……
と、思っているというのだ。
だからこの映像を見ても、こんな風景に出会う時間がこの先の人生に待っていない、
この映像世界は、もはや自分のモノではないと思っているから、
トキメキや高鳴りに変わらないのだろう、ということだ。

しかしそれはまた翻って……トシを取ると利口さも増すもので、
今度は「イヤ本当にそうか?」と思い始めてきた。

この世界には、自分の知らんコト・見ていないモノなど、まだまだ山とあるではないか。
ぜんたい、何をもって「自分は自分の世界を知っている」などと思ったのか。
そりゃ世界の有名な風景や現象は、あるコトは知っているし、名前も知っているし、
大体の見た目も知っているし、細かいことも調べれば何となくは出てくる。
しかしそんなモンが知ったうちに入らないことは、これまでの時間でしっかりと学んできたではないか。
その場に赴く行程を経て、自分の足で立たなければドラマは生まれない、
その場所も風景も、自分の物になりはしない。

幼い頃・若い頃には、そこまで遠くに踏み出さなくとも、日々がまだまだ新しく、
少し踏み出すだけで新しい空間があり、出会いも転がっていた。半歩先は未知の世界だった。
今はさすがにそうはいかない。
日常の間合いは広がり切って、踏み越えるための一歩が遠い。
広げに広げたつもりのその先だから、やはりそこはもう自分の領域ではない、
と思ってしまうのも無理はない。
しかしその一歩の先には、やはりまだ知らない幻の大地が広がっていることに変わりはなく、
時間、空間、お金に体力……
見えるようになったのは現実的な限界であって、世界の姿ではなかったのではないか。


Dq11


『ドラゴンクエストXI』のOP映像のワンカット……
海の底らしき神殿で、人魚の女王のような者から、何か輝くものを受け取る主人公のその映像は、
『ドラゴンクエスト』のみならず、ファンタジーRPGの世界ではもはやありきたりなワンカットに過ぎない、
見慣れたものだ。
けれども思ったのです。

  「あーコレさんざん見慣れた画だけど、
   オレまだ実際には、海の底の神殿で女王様から魔法の珠を受け取ったコトないわ」


と。
そんなことが現実には起こらないのは知っている、知っているけれども。
それと似たようなこと、似た気持ちになるデキゴトと舞台、
この現実の世界でそれと引き換えになるようなロマンが、
まだ自分が手を付けていない現実のワールドマップにスタンバイされてない、
なんてことがあるだろうか。

たかが山梨県の山奥にさえ、
       いっぱしの仙女が住まっていたというのにだ。


まあ、またバカなこと言ってるわと思われるだろうし、
自分だってワリと思うけれども。
だってなー。
ピラミッドでさえ見たことないんだもんなー。
子どものころからあれだけネタにし口にしてる、
アフリカ、アマゾン、サハラ砂漠、北極、南極、なんならハワイですら見たことないんだぞ?
それでどうして「自分の世界はここまでだ」なんて思うのか……
笑っちゃうよなー。

あ? 「そんなことよりさっさと童貞を卒業しろ」?
あんだとコノヤロウ馬鹿にしてんのかすみませんでした。



■『サガ・スカーレットグレイス』

さらに厄介なことに。
買ったきり、あまりキチンと手を付けていなかった『サガ・SCARLET GRACE』にも気持ちが乗ってきてしまった。
このゲーム、なぜか予感がして、本編と同時にサントラを購入していたんだけども、
そのサントラが異様に良い。ていうかつまり、音楽がイイ。

伊藤賢太郎氏の音楽は世間での評判は良いモノの、個人的にピンとくることはあんまりなくて
これまで首をかしげていたのだけれども、
今回の、特にタイトル曲『スカーレットグレイス序曲』はもう、たまらなく好きな楽曲である。
ロングバージョンが欲しい。

  ▼スカーレットグレイス序曲
  


まだゲームは序盤も序盤、
買ってすぐに始めはしたものの、正直どう楽しんだらいいか分からなくて
さぐりさぐりで触ってはおったのだけれども、
序盤のバトルを繰り返しやっているうちになんとなく楽しさがつかめてきて、
そこへこの『スカーレットグレイス序曲』である。
お話の全貌なんかまだ何にも見えていないのに、
これから謳われる物語が心に非常に深くしっとりと貼りつき馴染んでくることを、
無理なく予感させるようなそんな旋律なのである。

それは美しく壮大なばかりでなく、ひどく卑近な人の営みを感じさせる、
そんなメロディーだ。素晴らしい。
しっかり最後まで遊んでいきたい。



■Closing



マそんな感じで、エース級のタイトルを同時進行させているわけですけれども。
あな楽しや。

ひと昔……否、90年代後半~2000年代前半頃だから、もうふた昔前か、
そんな頃は、『マリオ』と『ドラクエ』と『ゼルダ』と『FF』の新作が
同年とか一年違いでリリースされるなんて、その年はもうドリームイヤーで、
ああもうどうやって時間とお金をやりくりしよう!! っていう贅沢な身悶えをしたものだけど、
今じゃそれも当たり前みたいになってしまったね。

『ドラクエ』も発売予定日通りにリリースされちゃうし、面白くねえな(何言ってんだ)。
アレでしょうね、制作管理も昔に比べてしっかりしているのでしょうね。
大会社の財政を左右する大事な商品ですものね……オオゲサな時代になっちゃったなあ。

オイサンでした。





 

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