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2017年9月23日 (土)

■些伽巳日記[Sagami-Nikki]~秋のおとづれと恋と、ロクでもないアニメの感想~ -更新第1151回-

いつの間にか2017年の9月も下旬で、
9月の下旬というのはこんなに秋めいていたものだったかと少し驚いている。

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毎年、9月一杯くらいはまだまだ残暑に悩まされて、
暑さに恨みごとの一つも吐いていた様な気がするのだが記憶違いであろうか。

今日も、少し歩いただけで
先日まではまだ気のせいかもしれないと自信を持てずにいた金木犀の匂いがもはや完全な実体となりて、
緑道のある部分に……だけではあるが、漂っているのがわかった。
さかりともなれば町のどこにいてもその匂いから逃れることが出来なくなるので、
それを思うと秋本番を宣言するにはまだまだあたらないとは思うが、季節の勢力図が書き換わっているのは、
最早疑いようのないところだ。
空も高い。
今年も終わりが近づいている。

そんな秋の訪れがかかわっているか知らないが、
先日も仕事に赴くときなんだか妙な気分にさせられた日があった。

贔屓にしているカレー屋の店主は淡泊者で、わりかしあっさりと売り切れる。
メニューのバリエーションもさほど多くないものだから、
好みの1番手、2番手、3番手までが、
オイサンの行くことが出来る夜の時間までにすっかり売り切れてしまっていることもざらで、
朝、
シゴトバに向けて歩きながらもう夜のカレーの売れ残り具合を心配していたりする。

これは海向こうの町内会のお国が派手にミサイルをぶっぱなした朝のことだったのだが、
そんな世間の重大事にもかかわらず、もう晩メシの心配をしたり、
すれ違った登校中の女子高生が眼帯を貼っていたことや、
その残った左の目つきもいやに悪く眼光鋭かったことが気になったり、
教会の屋根の鋭い角度に隠された十字架や、
いつも見ているはずの道路標識の、何気ないうしろ姿に気を取られたりした。
裏面って言え。



サテつまり今日の本題は何の話かといえば、
……既にお気付きの方も多いと思うが……近況のような、さまざまの些事の話である。



●○● 7月~9月のアニメの話 ●○●



■『徒然チルドレン』と「男前」

9月の末と言えばアニメの端境期である。
今期は豊作であった。主に短時間のアニメが花盛りであった。
以前も少し書いたが、『アホガール』『ノラと皇女と野良猫ハート』『徒然チルドレン』がどれも面白く、
ヒョイヒョイと心を和ませてくれたものである。





マとは言っても、『徒然チルドレン』以外はおふざけアニメだし、
『徒然チルドレン』も本格の物語、ドラマのアニメではないから、慰めにはなっても
何かを豊かに満足させてくれるものではなかったが。
膝の上に抱いて、かわいいかわいいする分には申し分のないものではあった。
その良さは、主にコメディとしての良さであって、深いところに響くものではないのだけれども、
とりあえずキャラクターたちの可愛らしさがふんだんに表現されていて、
その点については控えめに言って世界最高である。
スマン言い過ぎた。

マそれはそれとして、中でもオイサンがお気に入っていたカップルは、

 剛田・上根ペアー
 古谷・皆川(+蛍ちゃん)ペアー
 笹原ちゃん(ペアー?)

この2組+1人はとにかく目が離せない。
こんなにも、言葉にならないうめき声で魅せるアニメは他に知らない。
前代未聞のうめき声アニメである。
「きゅぅぅぅ」だの「んふぅ~?」だの、文字では全然表現できない、
それこそアニメの本懐ともいうべき声優芝居の見せどころ満載であった。イカス。

デその「#9 恋人たち」で描かれた、剛田・上根ペアーがいちゃついてるところを
内村・飯島ペアーがガン見する回で、内村が剛田くんを「男前だ」と評するシーンがある。
この「男前」という言葉、長らく日本語の表舞台の一線から退いていた感があるが、
ここ数年でまたその存在感を放ち始めたように思う。
「男らしさ」「男らしい」という形容が、
言葉尻の揚げ足を取られ、どちらかといえば揶揄的に用いられるようになる一方で、
「男前」は本来の意味を失わず、むしろ内面的な評価についてよりグレードアップした賞賛の言葉として
用いられているような気がしてならない。

正直、今の時代、男は「情けない」。
今の時代の男が昔に比べて特にだらしない、情けないと言っているわけではなく、
「男という生き物が実は根源的に女々しく、だらしなく、愚かで、
 生物的に情けない位置に置かれてしかるべきものであることが、今の時代になって分かってきた、
 或いは今という時代によって浮き彫りにされ、解明された」、
という意味である。

牝に、女に逆らえない・逆らわないことが理に適っており、そもそも自然であったのである。
それが、今日まで男尊女卑的な社会制度によってどうにか張りぼての威厳を保ってきたのであったが、
その意味の無さが暴かれて失われてしまい、
実質的・精神的な情けなさを露呈しているのが今の世の中なのである、という程度の意味だ。
個人や社会や時代が悪いわけではない。

「そんなことはない!」と強弁するのであれば、それは昨今における「男らしい」姿に当たると言えよう。
張りぼてである。

そんな時代にあって、「おとこまえ」「男前」「オトコマエ」という言葉は実に潔く機能する。
上で述べたような、男のいかんともし難い、情けなく、だらしなく、みっともない部分をも
すべて認めた上で、かなしみも汚れ役も笑って飲み込み引き受ける、そんな潔さがある。
それはすなわち笑って死にに行く様な側面に似ている。
それをする者が「男前」であるのだ。

アニメと全然関係のない話になってしまった。


■『サクラクエスト』

『サクラクエスト』である。
だから『桜Trick』や『サクラダリセット』ではないと言っておるのだこのたわけがっ!!
まあ……名作や、傑作の類では決してない。
スロースターター気質が度を過ぎて、400m走で4位に終わった、みたいなアニメだった。
しかしそれでも前半のテンションの低さを払拭して、
後半以降はなかなか見られる感じになってきたのが印象深く、800mだったら勝てたんじゃないか、
と思わせる選手ではあった。
とはいえ、2クール24話だか25話だかでそれなのだからいただけない。
前半は前半で、地味なら地味で、もうすこし戦いようがあるのではないかと思う。

  『クロムクロ』もスロースターターぶりがひどく
  ……まああっちは前半は前半でもう少しまともに戦えていたように思うが……
  最近のP.A Worksの良くないとこなんじゃないかなと思う。

とはいえ、1クール目終わった時点でもう駄目だろうと思わせていたのを、
「惜しかったなー」と思わせるところまで挽回したんだから、なかなか大したものだったんじゃないかと……
なんかヘンな評価だけど……思う。
キャラに、何の萌えも思い入れも感じられないっていうのがいい。
これでちゃんと惹きつけられたらすごい強みだと思うんだけどね。


■『ゲーマーズ!』の良さ

あと面白かった(というかまだ見てる最中だからアレだが)のは、『ゲーマーズ!』。
正直、これもストーリーはどうでもいい。
思い込み悶々すれ違い系コメディなんか目新しくもなんともないのでそこに期待はなかったが、
とりあえず絵がイイ。
男キャラの遊ばせ具合がイマ一つこなれていなかったのがまた残念ではあるが、
ヒロイン、準ヒロインたちの、心象をすっかり顔面やしぐさに乗っけてくる手法が見せる「リアリティ」は、
見ていてなんともユカイツーカイであった。
天道さん超かわいい。

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実はかなり周回遅れ気味でまだ8話なのだけれども、
昨今のラブコメものが取りがちな構成だと、
このあとは若干シリアスに寄せて緊張感を持たせつつラストに向けて気を引いていく感じになると思うが、
そんなしょーもないフォーマットは捨て、
バカさ加減をヒートアップさせることこそ己が本懐と心得て突き進んでいることを期待したい。
人は人、自分は自分だ。

あと、チョイチョイ垣間見えるゲーマーのメンタリティがよろしい。
そうそう、テレビゲームばっかりやってるとアホになるぞ。
マ勉強ばっかりしててもアホになるし、運動ばっかりしててもアホになるし、
本ばっかり読んでてもロジカルシンキングばっかりしててもアホになるから気を付けろ。
バナナうめえ。 ← アホ



●○● ゲームばっかりしてたアラフォーの末路 ●○●



ゲームといえば、WiiUの『マリオ3Dワールド』をクリアした。
これはもう一月近く前の話になる。
最終クッパ戦の前に、
ここまでのステージで戦ったチョイボスが再登場して再戦するとか、演出が過多でちょっとクドかった。
クッパとのバトルが、従来的な固定平台ステージでのタイマンバトルではなく、
スクロールするコース上でのやり取りがメインの構成になっていたのは工夫が利いてて面白かった。
しかしそのせっかくの工夫も、やっている最中にはそれと気付けずに、

 「この(クッパが邪魔してくる)コースを抜けた後で、またバトルするんだろ?
  鬱陶しいな、ここまできたら余計なコース抜きで、バトルに専念させてくれたらいいのに」

と思ってしまっていたので、コースの終わりまでたどり着けば実質勝ちだった、
というオチにはちょっと拍子抜けしてしまった。
事前に
「コース上でのやり取りがバトルのメインなんだぜ、
 ゴール地点まで行けたらそれがもうほぼ勝ちなんだぜ」
というのは、どこかで明示しておいた方が良かったと思う。
そうしたら、もっと緻密に、そのコース上の遊びを楽しみながら進んだのだが。

  ラストでは、クッパもネコになるし分身もする、というフィーチャーから察するに、
  やはり「ネコ、分身」は本作の見せどころだったのだろう。
  正直どっちもそんなに好きではなかったので、ちょっとな、という感じ。そもそも猫マリオが全然かわいくない。
  変身とかの複雑性が増すギミックは絞り込んだ方がいいと思っている派なので。
  そういう意味で言うとやはり、ちび・スーパー・ファイア・たぬきの4種くらいが
  ジャンプアクションゲームであるマリオの「完璧」な姿、これ以上足し引きが出来ない姿なのだと思う。
  FC版の『マリオ3』で完成されておったのだな。
  「ジャンプの性能をフォロー・拡張する」という意味では、
  『64』の羽根帽子や、『サンシャイン』のポンプは有りだと思うけど。
  次の『オデッセイ』では、帽子が攻撃手段になり、足場にもなるという意味で、
  「ファイア+たぬき」をまとめた感じになるようで期待度は高い。
  恐竜になったりするのは、やっぱりいただけない感じだけど。


■鮮烈のニンテンドースイッチデビュー

で、WiiUの『マリオ』を終わらせることが何を意味したかというと、
いよいよSwitchがうちの環境にデビューした、ということである。
テレビのHDMIのクチ(×3)がすべてふさがっていたので取り急ぎPSVitaTVに一旦離れてもらい
Switch環境(充電やらアップデートやら)をひとしきり整え、
話題の『ゼルダ』をなんぼかプレイしてみた。
またあとで、HDMIの切り替え器を買ってこなければなるまい。

ナルホドこりゃあ凄い……! と、ひと目で思った。とにかくとにかく、世界が広い広い広い。
ただブラブラするだけでも楽しそうだ。
他のオープンワールドRPGをプレイしたことがないので比較はできないが、
こうまで横の広がりを感じたゲームは記憶にない。
縦の広がりというか、箱の大きさとしては『ジェットセットラジオフューチャー』がすごかったが、
箱庭の、箱の大きさを感じさせない、というのは凄まじい。
あの『時のオカリナ』でさえ、どことなく箱と箱の繋がりでしかないことが予感されていた。

ニンテンドースイッチ、他にソフトは『聖剣伝説コレクション』があるのだが、
マそっちはレガシーものなので追々。
他にもう一本、DLもので『FAST rmx』というのを買ってみた。2200円。


▼『FAST rmx』



パッと見、『F-ZERO』の遺伝子を感じさせたからなのだが、
テイストは『F-ZERO』と『ワイプアウト』を足して2で割った感じである。
悪くはない、悪くはないが……やはり『F-ZERO』には及ばない。
プレイアビリティというか、海外製特有のとっつきの悪さというか、
「娯楽」ではなく「スポーツ」をさせようという頑固さを感じるのだった。
やはり『F-ZERO』の親切さというか、
「遊園地のアトラクションに乗っているうちに、いつの間にかF1レーサーになってました!」
みたいな狡猾さが足りないなと感じた次第。
まあもう少し、みっちりと遊んでみますけどね。オモロイのはオモロイんで。


■『ドラクエXI』の話

『ドラゴンクエストXI』は継続してプレイ中。
2重でプレイ(※)しているので進みが遅いが、レベルは不相応に上がっているっぽいので、
バトルで苦労したことはない。

  ※基本3Dモードで進行して、ある程度進んだらそこまでの道のり(町、フィールド、ダンジョン)を
   2Dモードでおさらいする、というなんとも面倒くさいスタイル。

まだ船を取ったばかりで主要な面子も揃っていない。
その時点でレベルが30近くあると言ったら、既に終わらせているよつさんから
「高い!」と言われたのでやはりちょっと時間をかけ過ぎではあるらしい。
まあいいさ。

しかしさしもの『ドラクエ』も、『ゼルダ』をプレイしたあとだと視界と世界がせまく、窮屈に感じる。
『FFX』以降で感じたように、世界が……フィールドが分断されているのだった。
『ドラクエ』のワールドマップは、2D時代の昔から、地形(山・川)や関所によって
分断されてはいたのだが、もっと自然に世界を切り分けていたように見えていた。

今回はその分断がよりロコツで、作り手のコントロールしやすいように「作られている」なあと、
どうしても感じられてしまう。
世界が一つ・地続きである感じが薄く、小さなダンジョンの集合体のようになっている。
これはたいへん残念なことだ。

また今回の『ドラクエ』はチョイチョイ行き届いていないというか、引っかかるところがそこそこ見つかる。

キャンプ時のメニューで、
「お祈りしてから休む」(=セーブしてからHP/MP回復)はあるのだが、
ゲームとして求められるのは「HP/MP全回復してからセーブ」(=休んでからお祈り)ではなかろうか。
無論、行為的・宗教観的に自然なのは「神様にお祈りしてから床に就く」ことであろうから
致し方ないのであろうけれども、
そこを「言葉の世界で上手にごまかして、不便の内容に解決してきた」のが、
『ドラクエ』の、堀井雄二節の偉大なところであったはずである。
今回それが行き届かなかったのはなぜなのか……堀井雄二がここを残した意図が何だったのかは、
どこかで聞いてみたいところだ。

  ぶっちゃけて言えば、「お祈りしてから休む」のコマンドを選択しても、
  「HP/MPが全回復された状態」でセーブされてしまえばそれで解決される問題だ。
  それを知らんぷりしてしれっとやって来ていたのがこれまでの『ドラクエ』だったと言える。
  大げさな問題じゃない、そんだけの話である。

あと引っかかっているのは、「ゾーン状態」と「れんけい技」。
ゾーン入りするタイミングをコントロールしたり、入った状態をキープしたり出来るワケじゃないから、
ボス戦で活用できるでなし、
かといってザコ戦で使うには派手すぎるし消費が大きい。マ連携を使わなければいいんだけど。
結果、「通常バトルにちょっとアクセントつける派手演出」という、
イマイチ『ドラクエ』らしからぬ位置に落ち着いて、結果「盛り上がりもしないしらしくなさが残る」という
なんだか悲しい結末に落ち着いている。
ウーム。
どうした、堀井雄二。
なんか、若手の元気の良さとか、ビジネス的な判断に押し切られていないか?
雄二の判断なのであれば何も言う事はないのだが、
そうじゃないんだったら……『ドラクエ』は紛れもないあなたの物、あなただけの世界なのだから、
もっと我儘を押し通してもいいと思うんだ。

……ところで、社内テストプレイに300人使った『ゼルダ』といい、
PS4版と、2Dモード/3Dモードをダブル搭載した3DS版とを同時に開発した『ドラクエXI』といい、
300万本とか売れてるっていうけども、ちゃんと採算は取れているんだろうか?
マ別にそんなの、買う側が気にすることじゃないと思うけどさ。



……。



ところで。
いま若者の間で最高にゴキゲンでナウいニューハードを買ってしまいました。



PSPです!


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\ババーン!!/



いや、久々にPSPで、ちょっと『NOeL』でもやろうかなと思って充電しようとしたのだけど、
電池がパンパンになってて……動いてくれなかった。
ので、マ電池だけ買っても良かったんだけどそれも公式は販売完了してたので、
いっそ新品のハードごと買ってやれ、という。
いいんです、PSP好きだから。そんなにやってないけど。
カラーも黄色があったからそれにしてしまった。
特にプレミアがついてたわけでもなく普通のお値段で買えたんで良しとする。

しかしなんだな、あらためて持ってみると、PSPって小さくて軽くて、いいハードだな。
たいへん具合がよろしい。3DSよりも軽いんじゃないだろうか。
UMDも好きなんですよ。オシャレでしょ? フォルムが。かっこいい。

デそもそもの目的だった『NOeL』やってみたけど……
なんだろう、久しぶりだからか、ドキドキする。
最近ギャルゲーらしいギャルゲーもあんまりやってなかったからだろうか。
すごい女の子と喋ってる感というか。


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そういえばこのゲーム、スタートは9月末だったな……。
大学んときみたいに、またリアルカレンダーと日付シンクロでやってみようかしら。
 
 
 
 

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