2018年3月11日 (日)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(8) -更新第1104回-

普段全然気にしてもいない、好きでもキライでもない興味の対象になっていない人が、
夢に出てくるっていう現象には一体どんな意味があるんでしょうね?
オイサンです。

「無意識のうちに」とか「深層心理の底では」とかいわれるんだろうけど、実に納得いかんなあ。
無意識でも深層心理でもいいんだけど、それならそれなりに納得のいく説明が欲しいものである。
あとどうでもいいけど、
ファミマのコーヒーマシンは最後にほんのちょっぴり、絶妙な残尿を、ジョッ、って出すの、
アレどうにかなんないもんなんですかね。
 
Atrdsc02017
 青い森公園にて無茶な撮影を要求されるいち姫
 
 
夢がちなアラフォーが夢にまで見た東北を「思てたんとチガウ!」と真っ二つに切り捨てる
弘前~田舎館村~蒼樹うめ展in青森、3泊4日の旅。今回はその8回目。
4日目・最終日の後半戦。

青函連絡船を眺め、津軽海峡冬景色の歌碑の前で思わぬワナにかかり、
アスパムで青汁を飲んでから、残り少ない時間をどうすごそうかと考える。
どうやら町中の神社にお参りをして、喫茶で一服し、
公園を一回りしたらタイムアップになるみたいです。1時過ぎになったら、バスに乗って空港へ向かう。
そんだけ。



================================================================
■■■━ 4日目 2月12日(月・祝) ━■■■
----------------------------------------------------------------

 
 
 
■青森街歩き・3 善知鳥(うとう)神社、喫茶マロン
 
昼ゴハンの件に後ろ髪を惹かれ、時間があったら戻って来ようと考えつつアスパムを後にする。
次に向かったのは善知鳥神社。「善知鳥」で「うとう」と読むらしい。読めない。
市街地とも言えない、すこしだけ寂れた区画に位置する大きめの神社だったので、気にかかった。
入り口を見誤り、ぐるっと大まわりした挙句、脇の入り口から入ることになってしまった。
裏路地の塀の上に積もっているのが、雪に終わらず氷までが積もっているのを見て、目を疑った。
積もった雪が解ける過程でまた冷やされて氷になったんだろうけど。
いやはや。これも北海道ではお目にかかったことがなかった。

善知鳥神社は、結果的にはごく普通であった(当たり前だ)のだが、
考えていたよりは立派な神社だった。
あと……やっぱりね、青森、全体的にどっかちょっと、絵心というか、
 
ビジュアルセンスに偏りがある気がする。
 
Dsc01973
 圧縮されて氷になった雪。
 
Dsc01974  Dsc01975
 
Dsc01979
 何らかのコントに誘われる予感
 
 
なんだろう、町の看板といい、ここのPOPといい(POP言うな)。
子どものときから町のこういうビジュアルに囲まれて育つから、
スクスクとこういうベクトルにセンスも育まれていくんだろうけど。
悪くないよ!? 悪くないし、おかしくないけど、若干独特だねって、オイサンは思う……かな。
ウン。いいんだけどさ。
 
Dsc01869
 
Dsc01870_2
 「まあせいぜい楽しんで帰れや。楽しめるもんならな!」という笑顔で迎えてくれるニコニコ通り
  
で、独特といえばここに来る途中で見た喫茶店・マロンさんの看板、というか、
店構えと呼んだ方が良いのだろうけど、こちらもなかなかだった。
ワリとこう、グッ! と。 ググッ! と掴んでくるよね。奥襟を取りに来るカンジあるよね。
引き手も切れないよね。
喫茶マロンさんは「タイミングが合えば一休みしていこう」という程度に、
休憩スポットの一候補として挙げてはいたけれども、こうも強い引きを見せられると
入って行かないワケにいかないよね。
看板の写真だけ撮っておしまいってワケにもいきませんし。

そしてまた、イザ入ってみると地元の人たちでいっぱいで、
これまた、殆ど満席なことに驚かされる。すごいね、青森。オイサンの青森の印象は

Dsc01967
 
 
  「地元の人たちで地元の日常が賑やか」
  「雪に対する諦めがよい」
  「ビジュアルセンスがエキサイティング」

である。とても良いカンジだと思いますよ。
外から来た人間には、なかなか入り込み辛いところはあるけど。

喫茶マロンさん、ちょっぴり薄暗い上に人が多く、通路も広くなくて、
変則的な店の形をしているのでごちゃごちゃしており全容は把握できなかった。謎めいている。
ほとんど最奥部の、1.5人掛けみたいな席に通されたので、尚のこと周りの様子は分からなかった。
1.5人掛けってなんだと思われるだろうが、こういうことである。
 
Dsc_0960
 
 
奥のイスにいけないんである。コレ、2人席として使われることもあるんだろうか?
多分、あるんであろう。
ここへは興味半分、休憩半分だけで入ったつもりで、お昼のお店は別に見つけてあったのだけど、
お茶だけを飲んでソソクサと出るには勿体ない雰囲気の良さであったし、
食事をせずに出てしまっては、この先昼を取る時間が持て無さそうだったので、
お昼もここで済ませてしまうことにした。ビーフピラフの様なものだったと思う。
よそではあまりお目にかかれないメニュー。美味しかった。
 
Dsc01995
 
Atr2dsc01990
 
Dsc_0961 Dsc_0962
 
Dsc02006_2 Dsc02007
 
 
店内にはアンティークな小物や古めかしい看板、そして無数の柱時計がディスプレイされていて
ちょっとした『クロノトリガー』気分であった。やったことないけど。
隣のテーブルのおばちゃん二人が、どうも何らかの編集者みたいな人たちであった。
オイサンは旅先で無茶な店選びをしているように思われるかもしれないが、
これで案外、ハズレを引くことは多くないよ。まあアタリの基準が幾分おおらかだけど。
 
 
 
■青い森公園~駅前から空港へ
 
店を出、行き先をしばし逡巡したのち、青い森公園へ向かった。
ここも一応当初からの徘徊コースのひとつであったが、残り時間も少なくなったいま、
敢えて行くほどの場所だろうか? という迷いがあったのだけれども、
寧ろ残り時間が少なくなってしまって、他に行けそうなめぼしい場所がなかった。

マロンから、歩いて数分。
県庁、警察、税務署に地裁と、官公庁がそろい踏みするその中心にある公園なのだが、
ここもまた雪でガッツリ埋もれてしまって、歩ける場所は制限されていた。
やはり青森の方々は、雪が降ったら余計な出歩きはしない、というリテラシーが
しっかりと根付いているのであろう。それもまた県民性、メンタリティ、カルチャーであることよ。
無用なガッツは命にかかわるでな。
そんなわけで、人っ子一人見かけぬなか雪に埋もれた公園を歩ける範囲で一回りしたけれど、
人はいないのにカラスが多くて、
やはり5分おきに規則正しく吹き荒れる横殴りの雪に混じって黒い鳥の群れが
カアカアと声を上げて舞う、という白黒交じりの奇妙な光景が印象に残っている。
青森、放っておくとこういうシンプルな絵ヅラにしか出くわさないから、
そのカウンターで人の描くものはちょっとこってりした味になってしまうのかも知れない。
 
Dsc02020
 
Dsc02023
 
 
……ここでタイムアップとなり、空港バスの出る駅前BTへと向かうことになった。
 
 
 
■青森空港にて、除雪隊のアイスダンス(2回公演)
 
……今思えば、4日目は深夜~早朝のあの時間と、
町を離れ、空港へ向かってからの時間が最も濃密だったな、と思う。

13時、首尾よく駅前のバスターミナルに着いた時点で自分はもう安心しきっていた。
空は晴れ間が覗くほどだったし、あとはこのままバスに乗り、空港へ着いて、
15:25羽田行きの便に乗れば、予定通りこの旅は終わると考えていた。
だから不思議なことに、
自分の乗ったバスが青森空港に向かう山中で
10メートル先も見えないような風雪にまかれていたときも、
まるで他人事のように「この中を運転しなきゃならない運転手さんは大変だなww」などと
薄ら笑いさえ浮かべられるほどにのんきに構えていたのである。
なぜあの時点で「オイオイ、この雪はやばいんじゃないの?」と思わなかったのか、
「もしかしたら状況を見て取って返して、青森駅から新幹線、という経路も考えなければならぬ」
と考えなかったのか。
本当に……いま考えると不思議でならない。「平和ボケ」とはああいうののことを言うんだろう。
自分はもう安全地帯にいる、この先も順風満帆だと、
どこかのタイミングでそう思ってから以降は考えを修正することをせず
吹雪にまかれてさえずっと思っていたのである。
 
Dsc02042
 
 
その日……他の便は知らないが、
札幌発、青森13時頃着の便は17時過ぎまで遅れ、
伊丹発、青森13時40分着の便も、オイサンのいた15時頃までずれ込んでいたのである。
私の羽田行きの便はどうなっているのだろう?
オイサンを乗せたバスが空港に着く頃、
青森空港のターミナルには、札幌・伊丹の便の発着遅延アナウンスが
10分とおかず繰り返し流れていたのである。
マそこまで緊迫した空気ではなかったのだけれども、
伊丹の便について「着陸できなかったら引き返すことになる」
というアナウンスが流れたときはさすがに待合内がざわついた。
そうなればその機材で折り返し青森を発つ人は道を断たれるし、
「いまここはそういう状況なのである」となれば、自分たちにも波及しかねない。
いったいその見込みがどれくらいあったのか知らないが、ヒコーキ屋さんというのは、
こういうときえてして脅かし過ぎだと思う。慎重な発表をし過ぎるというか。

オイサンの便は定刻15:25発であったが、早めのバスに乗り、13時半には空港にいた。
一般に国内線では、1時間程度前に空港に着いていれば良いと言われるから、ちょっと早めである。

駅前にいたときは、雪とかわるがわるであったとはいえ晴れ間が覗いていたというのに、
バスが空港に近付くにつれて天候は急変し、吹雪とはいわないまでも、
なかなかの風となかなかの雪に見舞われ続けた。
自分はフライトまでまだ時間があったのでこの期に及んでまだ呑気に構えていたのだが、
結果的には自分の便も2段階で遅れ、 15:25 → 15:45 → 16:05 となった。
2度、滑走路の除雪をおこなわなければならなかったのである。
青森空港には有名な除雪チーム、通称ホワイトインパルスというのがいるらしいことは
偶然何かのニュースで見て知っていたのだが、
その活躍を自分が目の当たりにすることになるとは思わなかった。2度も。
 
Dsc02055 Dsc02092
 
Dsc02067
 大活躍で駆けずり回る、ホワイトインパルスの皆さん。
 

  しかしホワイトインパルス、その名に恥じぬ、アイスダンスの如き見事な除雪っぷりであった。
  滑走路の羽生結弦の称号を与えよう(流行りもの)。

  ▼ホワイトインパルス 公式動画
  


前2便の到着が遅れたせいで、その機材を使って青森を発つ人々が停滞し、
空港内にはそこそこの数の人間が滞留していた。
さして広くもない待合いの椅子は埋まっていたので、オイサンは一つ上のフロアの
展望デッキ付近のベンチに逃げた。そこそこの広さがあり、人もおらず、寒くもない。
なかなかの穴場であった。
オマケにこんなモノまで置いてあったので、いち姫を遊ばせておくにも丁度良かった
(周りに人もそこそこいたが、もうどうでもよくなっていた)。
 
Dsc02088 Dsc02087
 里帰りによって真のチカラに目覚め、旅客機を無力化して異時空に閉じ込め、もてあそぶいち姫
 
Dsc02083
 
 
ついでに言うと、ここまでで見てきた通り青森さんは「雪を除ける」ことに関しては
最低限にとどめる性分であるらしく、展望デッキも7割がた雪にうずもれたままであった。
らんぼうである。
自然には逆らわない、自然との戦争の仕方をよく心得ているといえよう。

  「自然には逆らわない」と言えば、一つ面白いエピソードを思い出した。
  青森駅から空港に向かうバスに乗る時である。
  オイサンは荷物が大きかったので荷物入れを開けてもらおうとしたのだが、
  運転手さんは降りてきて、荷物入れを開くハンドルを掴んで、一度グッ! と力をこめた瞬間、
  「あっ」という顔をしてすぐさま「これ無理w」と笑って言い放ったのだった。
  凍っていたのだろう。青森のオトコは判断が早い。デキる男だ。
 
   Dsc02031
    NEW SINGLE ★「荷物室は開かない」絶賛配信中

  これが神奈中バスであれば、客を納得させるために2、3度くらいは力を込めるフリをして
  見せてしまうところである。客だって、そうでなければ納得しない。
  「お前真面目にやれ!」と横浜弁で怒鳴りつけるところである(想像)。
  しかし「無理なモンは無理」なのだ。自然が「開けるな」と言っている、だれも逆らえない。
  それで充分なのだ。

かくして、空港に30分強長く滞在することになってしまったが、結果的に、無事、飛行機は飛んだ。
あの時間から「飛びません」と言われていたら、
果たして代替の帰宅手段や宿が手配できたかは分からない。
飛んでしまってからは穏やかなもので、行く手をさえぎる物もなく(あたりまえだ)、
関東に至ってからは霞ケ浦や銚子方面がキレイに見え、
羽田に着地するときには、夕映えの富士山に出迎えを受けた。
 
Dsc02107 Dsc02168
 
Dsc02179
 
 
 
 
■Closing~
 
以上で、初めての青森の旅は幕を閉じた。
思えば、いち姫ばかり撮っていた気がするなあ……。でも、無事里帰りできて本当に良かった。
などと、
『ときめきメモリアル』風に振り返ることが出来るくらい、シンプルな目的のある旅だった。

青森は、自分の抱いていた東北のイメージよりもずいぶんまろやかだった。
もっとドギツイ、名古屋のコッテリ具合(※)とか、大阪のガチャガチャ具合(※)とかが
寒さとか厳しさとか切なさとか追いつめられ具合とか
そういう東北独自のパラメータ(※)に変換されたような、
肌でうわっと感じる異世界を思い描いていたのだが、
もう少し骨の髄にしんしんと降り重なるものであるらしい。
最終日、寒さと風はすごかった。

  ※個人の魂の叫びです。

そういう思い込みと実際の姿にそこそこのギャップがあったから、
自分は本当に青森に行ったのかしら? という手掛かりのなさを、今もなお感じている。
マ初回なので、まずはこんなモンだろう。

そこにあった土地が本当に自分の思い望んだ場所であったのかという確かめは、
「二度目にそこを訪れてみないと確かな実感は得られない」というのが
この十五年ばかりの旅の日々で得た経験なので、
青森、近いうちにもう一度訪れてみる必要があるし、是非そうしたいなと思っている。
「2回目来たい」と思わせるだけのものがあったのは、確か。

  それを思えば、初めての北海道を真冬の稚内に設定し、
  10年に一度だという吹雪に横面を張り倒してもらえたことはヒトツの正解であったと思える。
  あれ以上のインパクト、あれ以上体に刻み込まれるザ・北海道はほかにあるまい。
  逆にそれはそれで……「自分は北海道に行った!」という実感はやはりまた、
  興奮によって覆い隠されてしまっていたかも知れないけれども。

  飛行機だととあっという間というのも、実感を薄くしている要因かも知れない。
  当初の構想通り、新幹線で行っていれば感慨はまた違ったであろうし、……
  ……ム?
  逆に、函館に行った帰りに船で青森へ寄る、というのも、
  また実感を高めることに一役買ってくれるかもしれない。

  ……。

  ↑いま「これは面白いことを思いついた」と思っている

  ▼津軽海峡フェリー
  https://www.tsugarukaikyo.co.jp/timetable/timetable_route1/

  ふんふん、なるほどナルホド。 ← 具体的に検討し始めている
  どういう遠回りの仕方やねん。


えー、まあまあ、次回のことはあとあと考えましょう。
このサイトはブックマークしておきましょう。ほぞん、と……。

想定外に見つけたものも、いくつかある。
不思議なビジュアルセンスとあきらめの良さが醸し出す投げやりな感じは、
ある意味期待に応えてくれた一面だったような気がする。

雪に対して、案外とそっけない印象だったのも意外だった。
諦めが早いというか、よそ者扱いをしているというか、そんな感じ。
北海道さん(って北海道広いからさまざまなんだけど)にとっても
雪は当然厄介ものではあるに違いなかろうに、向き合う態度にはどこか敬意や趣深いものを感じる。
ある程度、丁重におもてなしをしている感がある。

しかし、だからなのか、青森には春が似合う、そんな風に思った。
春の喜びがすごそうだな、と感じた次第。
その土地が推す時期をあえて外していくのが自分のスタイルではあったが、
弘前にいたっては真冬の景色の中を歩きながら、
「この町にはきっと春が似合う」と思ってしまったくらいだから、
春を待ってもう一度おじゃましたいと思うのだ。



……マそんなんで、ちょっと急ぎ足だったから、こちらが手薄だった面もある。
次回はもう少しゆっくり、長く、粘り強く、
東北さんの懐に入り込んでいきたいと思うオイサンでした。

"チョット"変わってるくらいが、いいエッセンス。
オイサンでした。
 
 
 

| | コメント (0)

2018年3月10日 (土)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(7) -更新第1103回-

先日、すっごいイヤな夢を見て目が覚めました。
オイサンです。

イヤな夢……ではあったんだけど、
いまの自分が如何に慢心しているかを思い出させてくれるものでもあり、
ちょっと有難かったなーと思う。
常日頃からもっとしっかり落ち込んで、他者を信じず、
心のカギをキッチリ閉ざして生きていかなければならない、と心がけを新たにした。
油断していたよ。危ないアブナイ。
 
Aaatitle
 
 
不惑のアラフォーが早朝の東北を冒険する、
弘前~田舎館村~蒼樹うめ展in青森、3泊4日の旅。今回はその7回目。

4日目・最終日の今日は、イベントらしいものはない。
結果的にイベントは発生するんだけど。最後の空港で。ヤベエやつ。
ともあれ、予定されているのは青森の町を昼過ぎまでブラブラぶらりんこすることだけ。
青函連絡船のミュージアム、八甲田丸を眺めて、エッジの利いた建物・アスパムでも眺めて、
時間があれば町の東の端の方、川の流れている辺りまで行ってみようと思っているが、
たぶんちょっとのんびりしたらその時間はなくなってしまうだろう。
何かを見るより、今回はのんびりすることに重きを置いていこうと思う。
1時過ぎになったら、バスに乗って空港へ向かう。
そんだけ。



================================================================
■■■━ 4日目 2月12日(月・祝) ━■■■
----------------------------------------------------------------

 
 
 
■早朝、工藤パンを求め深夜の町を徘徊する
                     怪しげなアラフォーの段


起床は3時15分。ミッドナイトやないか。
ツイッターで、深夜帯に働いてるフォロワーさんとちょっと言葉を交わす。
 
 フォロワー「早起き過ぎでは?」
 オイサン 「早寝したから目が覚めてしまった。旅先ではこんなものよ」

 フォロワー「今日の予定を考えて、早朝までワクワク過ごすカンジ? 羨ましい」
 
などと。
かと思えば、のども乾いたし小腹も空いた。何らかするにも、若干エネルギーが必要だ。
朝ゴハンは6時半からで、出発する時間を考えたらもう少し遅くても良いのでまだ時間がある。
そういえば昨日、これまたツイッターのフォロワーさんとの会話の中で、
地元青森の有名パン屋さんの話が上がった。
工藤パン、というらしい。パン屋と言ってもパンメーカーだ。
以前はこの近くに直売店舗も持っていたようだが今は青森駅周辺からは姿を消し、
コンビニやスーパーに卸して置いているようだ。
ワリと最近相互になったフォロワーさんだったが、青森の出身とは知らなかった。

 ▼工藤パン・イギリストースト
  青森県民が東京に来て絶望すること「イギリストーストがどこにも売っていない」
  「工藤パンを誰も知らない」
  https://goo.gl/9bW8Yy


コンビニならこの時間でもやっているだろう……多分。
その工藤パンの直営店舗が店を閉めたあとに出来たデイリーヤマザキが見つかったので、
そこへ行ってみることにした。歩いて5分ほどだと思われる。

宿を出ると、地面が寝る前よりもしっかりと雪に覆われていて驚いた。
そこそこ降ったらしい。
寝る前は、結構な割合で凍ったアスファルトが雪の間から顔を出していてツルツル怖かったが、
今はどこを踏んでもキュムキュムとした雪のグリップが効いて怖さがない。
たーのしーい! ← 積雪が好きなフレンズ
 
Dsc_0926_2 Dsc_0927
左:道 右:アーケード下

 
しかしなんだ、アーケードの意味がほぼねえな。
風がなかなかで、屋根の下、アーケードのタイルの上まで結構しっかり積もってしまっている始末。
これまでもそこそこ雪が多い地域を歩いてきたけれども。
稚内のアーケード街では、こういう光景は見てないなあ。

1軒目のデイリーヤマザキには、工藤パンの一番人気らしいイギリストーストがなかった。
イギリストースト風のランチパック風商品(ややこしい)はあったので一先ずそれを保護しておく。
いっしょにコーヒーを買ったのだが、ヒマなのか、店員さんが
「やりかたわかる? やろうか?」と尋ねてくる。親切なのか、よほどの田舎ものだと思われたのか。
確かにデイリーでコーヒーは買ったことがなかったがフツーに説明書きみながらやれた。

外は、当たり前だが氷点下。
町が静かだ。
当たり前や。まだ3時やぞ。
真っ暗ななかに信号機だけがともり、雪が斜めに、白い残像の線を引いていく。
こういう中にいるのが好きだ。
温かいコーヒーがおいしい。すぐアイスになるが。
昨年の1月に摩周へ行った時も、深夜にコンビニでコーヒー買った。楽しかった。
自分はこういうのが好きみたいだ。ていうか好き。

尚青森では、マドラーなどとは言わない。かきまぜ棒という。わかりやすい。かきまぜ棒。
ちょっとしたドラちゃんの秘密道具の用だ。
 
Dsc_0929_2
 
 
目当ての、というか工藤パンのベストセラーであるらしい、イギリストーストが手に入らなかった。
手に入れたのはあくまで「イギリストースト『風』ランチパック的なもの」。
そもそもイギリストーストがどんなものなのか分からないまま探していたが(そうなのか)、
コンビニにあった手描きPOPの説明書きを見るにつけ、
「マーガリン+砂糖でジャリジャリ感があるパン」らしい。
なるほど、カロリーもわりとエラいことになっとるな。普段なら、小腹満たしでは食べないレベルだ。
しかしフォロワーさんに進めてもらったモンだし、ここは試しておこう。

御本家が手に入らないままでは勧めてくれたフォロワーさんにも顔向けできないので、
近場でもう1軒くらい見ておこう……と、真夜中の青森を、氷点下の雪を浴びつつ歩く。
昨日まではホカ弁食ったり、たこ焼き食ったり青森らしさゼロの旅だったが、
ここにきて青森らしさ最高潮<クライマックス>。やったぜ。

店を出て宿に向けて歩きながら目についたセブンイレブンに入ってみたが、
ここにはそもそも工藤パンの商品が置かれていなかった。
セブンはPB商品ばっかしでおもんないな。地方感ゼロか。つぶれろ(ぼうげん)。

悪態をつきながら店を出ると、国道7号線をまたいだ交差点のはす向かいにもう一軒、
赤黄のネオンが輝いている。デイリーヤマザキである。
むう、余計なところにありやがる。
あないなトコあったら行かなアカンやんけ。
寒いっちゅうねんもう帰りたいわ(本音 ← ウソ)。
あそこで最後にしようと心に決めて、10tクラスが行き交う信号をしばらく待って入った店には……
ありました、イギリストースト。やったぜ。
しかしこのイギリストースト、一体どこがどうイギリスなのか。
トーストなのに焼かれてないし。

  ていうかそもそも「トースト=焼かれた食パン」という、
  オイサンの幼い頃からの理解は合っているのか? 親に刷り込まれたローカル間違いでは??
  ……調べてみたが合っている様だ。良かった。

いずれにしても、オイサンのミッドナイト早朝ミッションはこれにてコンプリートである。
しかしとなると、先ほど手に入れた、
イギリストーストのぱちもんでありランチパックのぱちもんでもある奴は蛇足だな。
まあおやつにするか……。
しかし青森には、まだそこそこ電話ボックスが目立つな。
あと変な看板がやっぱり多い。こういうデザインセンスがウケる県民性なのかなー。
大阪もヒトのコト言われへんしな。
そして、この深夜にちょっと歩いただけでアニメイトを探し当ててしまうのも、
オイサンの長年のオタクスピリッツのなせる業であろう。
 
Dsc_0932
 
Dsc_0930  Dsc_0940  Dsc_0943
 左:ミッドナイトアニメイト 中:電話ボックス 右:伝説のイギリストースト
  
 
  ……何の気なしに夜中のコンビニはしごの様子を書いているが、
  真冬の東北、深夜4時の話である。気温はマイナス7℃。
  ラクな話では決してないぞ。楽には死ねんぞ。
 
 
 
■宿の朝食
 
朝食は晩ゴハンと同じ場所で。
ホタテのスープが大変に美味しかった。
ホタテって、身をたべるよりお出しの方が絶対いい味が出ると思っているオイサンです。
ほとんど食べつくされてしまっていたのが残念だった。
あとは豆。豆類が美味しい。
食堂に集った人々のほとんどが、テレビのオリンピックを食い入るように見ていたのが印象的だった。



■青森街歩き・1 連絡船八甲田~ラブリッジ

宿を出、町の方を色々歩こうかと考えていたが、とりあえず海の方へ行ってみた。
かつての青函連絡船・八甲田丸がミュージアム的に停泊しているらしい。
中まで見るつもりもないが、ぶらっと眺めてみても罰は当たらないだろう。
尚、本日も天候は安定しない模様。5分降っては5分おさまる(晴れるわけではない)の繰り返し。

青森のまちは、冬季になるとワリカシ色々な部分が閉ざされてしまうようだ。
それは観光スポットも例外ではない。
八甲田丸へ続く道もあちらこちらで封鎖されていたし、
歩行者向けのベイブリッジにあたるラブリッジも通れなくなっていた。展望台も同じだ。
あまり「がんばって雪を除けてやっていこう」という方向ではないように見える。
マそれをするコストに見合った物が得られないからそのようにしているのであろうから、
それはそれで賢明であると思うし、文句をいう筋合いじゃない。
ラブリッジなんかは、ちょっと海が荒れたらフツーに危なそうだしな。
そういう「地元なりの気分」が垣間見えるだけでも、オイサンは嬉しい。

ともあれそういうものを横目に、
唯一元気に営業中だった八甲田丸の搭乗デッキあたりまで、なかなかの雪と風の中をザクザクと行く。
弘前とちがって雪が乾いていたから、傘は必要なかった。北海道で慣れ親しんだ降雪である。
帽子で十分。
 
Dsc01913
 
Dsc01914
 
Dsc01906 Dsc_0957
 左:トラップ同然の歌碑 右;青森限定ショボ―さん
 
 
八甲田丸は結局外から眺めるだけにした。
搭乗デッキ近くに、観光地にはつきもののの歌碑、津軽海峡冬景色バージョンがあったのだけれども、
吉永小百合さんはほかの歌い手さんよりも押しつけがまし……否、
サービス精神が旺盛でおられるようで、
歌碑の前に人が立つとセンサーが感知して、
                   お歌がなかなかの音量で勝手に流れだす
、という
非常にハズカシイ仕様になっていた。
ファンでも何でもないのに、傍から見れば
「マアあの人ファンなのね、
       だってあんなところでわざわざ歌を聴いている」

って思われるという地獄の既成事実メーカーである。コレはなかなかキツイ。
イントロが流れだしたところで逃げ出したくなることウケアイである。
せめて、歌を流すかどうか、音量をどうするかは訪れた物の裁量に任せてもらいたいところだ。

  とか言ったら、今度は
  「特定の小百合ジェスチャーをしたら動きを検知して歌が止まる」みたいな、
  斜め上のギミックを実装してきそうだ。おそろしい。

ラブリッジが閉鎖されているのは知っていたけれど、一応そこからそっち方面を経由して
アスパムへ向かうことにした。
 
 
 
■青森街歩き・2 アスパム
 
アスパムは、産業振興館みたいなところ。
お土産屋さんが身を寄せ合ってひっそりと暮らしていたり(言い方)、イベントスペースがあったり、
展望台があったり、企業向けの会議室があったりする。

途中、場外競輪車券売り場の萌えキャラを発見したりしつつ、
ぷち水道橋みたいな道路を支えるベイブリッジ橋梁を見上げて歩く。
 
Dsc01927
 萌えキャラ。青森競輪さんも生き残りに必死だ。
Dsc01921 Dsc01923
容赦なく雪でバンバン閉鎖する青森の観光施設
 
 
 
海は、冬の東北らしく濃く緑がかった鈍色をしている。
いまは荒れてはいないけれど、静かにうねる様が、むしろ水が一塊の、重く溶けた金属を思わせ、
ひとたびあれが牙をむいてのしかかってきたときにはひとたまりもなかろうという恐ろしさを感じる。
日が落ちた後に見たらきっと、なにやらうなりを伴って、その向こうからやってくる者の気配に
怯えることになるだろう。今回はもうその機会はないが。

アスパムは遠目に見ると薄い三角形の建物で、不安定ではないのだろうか、
倒れて来やしないだろうかと不安にさせるが、横から見たらこんなだった。
倒れるにしても海側に倒れてくれそうだと安心する。
……とはいえ、よくよく考えれば土台の幅のまま同じ高さで最上部まで伸びているビルの方が、
実は安定は悪いのではないだろうか、と今更ながらに思いつく。
面積こそ広く見えるが、下層がドッシリ広くなってるこの建物の方が安定は良いのではなかろうか。
 
Dsc01935
 
Dsc01936
 横から見ると、倒れないようにつっかいが入っているようなアスパムさん
 
Dsc01958
 アスパムさん正面
 
 
青森、狙ってるのかしらんがツイッター映えする掲示物が多い気がする。
(狙っているわけがない)
 
Dsc01939 Dsc_0959
 左:つっこみどころ 右:アスパムフロア案内図
 
 
アスパムへは横手から入る格好になってしまったのだが、入ってみて賑やかなことに驚いた。
近隣地域の名物を集めた物産展的なイベントのようだ。
色々と美味しそうなものが、屋台形式で陳列展示されている。さながら青森名産即売会。
にしても、人の集まりがすごい。
田舎館の祭りは、にぎやかでこそあれ混雑はさほどでもなかったが、こちらは屋内であることもあり
ご近所の方々が集まっているご様子。

このとき、お昼ゴハンのプランを考え直す案が、心の中で持ち上がった。
昼向けのお店は昨晩のうちに見つけてこの後の行程に組み入れてあったが、
いっそここで色々買いあさって食べてしまうのが、地の物を堪能する最善手ではなかろうか?
一先ずアップルパイだけ買い求め、人混みを逃れて、本来の目的だった展望台へ向かった。
展望台は、エレベータで13階へ。間のフロアは貸し会議室だ。 
展望台入り口で、
メガネのしゅっとしたおねえさん(と言ってもオイサンのが間違いなく年上だが。かわいい)が
チケットと一緒にドリンク券をくれる。ワンドリンク付きらしい。
よくあるカップの自動販売機が1杯タダになるカードをくれるだけだが、
それでも良いシステムだと思う。ありがたいよね。
下で買ったアップルパイもここで食べていいと言うし、人もいないので、
少しゆっくりすることにした。
何を飲もうか? と考えるまでもなく……自販機さんがこんなものを推していたもんだから、
じゃあそれにするよ、ってなモンで、青汁。
 
Dsc01947
 推しどころを間違える町、青森。

Dsc_0958 Dsc01948
 アスパムさんはワンドリンク付き、オールスタンディング(後半うそ
 
 
「カップ自販機初!」って、推すところかそこ。いいけどさw
初! を誇るより先に、なぜ今まで誰もやらなかったかその意味をもう一度考えてみるといいよ。
買う自分も自分だよ。本当にちゃんと飲みやすく、一服できる飲み物になってました。
展望台からは、360度見渡せる。
今日は雪でご覧のアリサマだが、オイサンはこれだって嫌いではない。
天気が良ければ、きっと遠くに緑の山々が見晴らせることでしょう。まだ見ぬ絶景に思いを馳せる。

1階へ戻って屋台ではないお土産屋さんを覗いていたら、ご当地ショボーンが見つかったので
アラフォーに連絡。
アスパムにいる間はお返事がもらえずここでは確保を断念したのだが、
このあと空港で同じものが見つかったのでそこでゲットしたのだった。
 
Dsc01933
 王子! 火遊びが過ぎますぞ!
 
Dsc01942
 この日が最終日!
 
Dsc01954
 鉛色の海。良い。
 
 
……何もない一日なのに、ここでまた続く。
次回でおしまい。
 
 
 

| | コメント (0)

2018年3月 4日 (日)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(6) -更新第1102回-

幼い時分に、ゾイドのウルトラザウルスを所有できなかったことが男としての自信を失わせたので、
今もって未婚ですし童貞です。
オイサンです。

世の中のお母さん、男の子の自信は
ホンマにしょうもないことで砕かれますしその先の一生にいともアッサリと影響しますんで
大事に取り扱って上げて下さい。
特に、
 
 ・大きい!!
 ・速い!!
 ・重い!!

 
などのパラメータが高い物を欲した時は要注意です、
なるべく叶えて上げる方向でお考えください。
いいですか、これは貴女の老後に影響する話でもあるのですよ。
いい? あなたのためを思って言ってるの。
あなたのため、あなたのためなのよ?
 
Dsc01829
 
 
漂泊のアラフォーが陸奥の小道を散歩する、
弘前~田舎館村~蒼樹うめ展in青森、3泊4日の旅。
今回はその6回目。3日目の続きから。
 
3日目、弘前公園を少し歩き、どや顔がステキなマスターのいる喫茶で一服。
このあとJR弘前駅へ戻って、列車で青森へ。
旅のメインイベントの一つでもある、蒼樹うめ展in青森へむかいまする。
 
 
 
================================================================
■■■━ 3日目 2月11日(日)・後半 ━■■■
----------------------------------------------------------------





■さらば、弘前 ~JR弘前駅
弘前公園の脇にある、コーヒー屋さんの葡瑠満(ぶるまん)を出、
通りでタクシーを拾い、宿を経由して一気にJR弘前駅前まで行こうと思っていたが、
タクシーがなかなかつかまらなかった。
さっきまでそこそこ走っていたし、東門の前に何台かプールもしていたのに。
どうにか1台捕まえて宿 → JR弘前駅前。
タクシー、宿につけるとき「あ、間違った」と、出口から逆走でぶっこんでいく運転手! おまえ!
「アハハハハ、大丈夫です、中で切り返しますから」ってそういう問題じゃねえ!

宿で回収した荷物を駅のコインロッカーに預け、昼ゴハン含めて1時間半ほど駅前をぶらつく。
なぜゲーセンに輪投げコーナーがあるのだろうか? いま一番イケてる娯楽なのか?
 
Dsc01731_2
 
Dsc01733
 
 
ゴハンは、50年前からあるという喫茶店で牛丼を食べるつもりにしてたのだが、
うっかり前を通ってしまったタコ焼き屋がどうしても気になってしまってそっちへ。
Youはいよいよ何しに青森へ??! 兵庫でよくね??!!

しかし、青森県。
さっきまで晴れてたと思ったら5分と見ないうちに吹雪になり、また晴れる。
天候が安定しない。こっちではこれくらいが普通なんだろうか。
北海道でもこういう天気の移ろい方にはお目にかかったことがない。
 
Dsc01741
 
Dsc01749
 
 
列車の時間がせまってホームへ降りるとき、3番から乗るのに、
間違えて1番ホームへ降りてしまったのだが、
そこに昨日行った大正浪漫喫茶室のミニチュアがあったのでいち姫の家にしておいた。
よかったな、いち姫(勝手か)。
 
Dsc01760_2
 
 
乗る列車は、特急リゾートしらかみ。
リゾート気分を味わうつもりはなかったが、丁度良い時間の列車がなかったのでコレに。
どちらかといえば鈍行なりローカル急行くらいで地元の空気を吸いながら
トロトロ行きたいくらいだったのだが、如何せん時間がそれを許さない。人間のカラダは不自由だ。
そしてそのリゾートしらかみさんも、「まロマンスカー程度のもんだろう」と
高をくくって乗り込んだところ、まさかの4人ボックスシートでビックリする。
加えて、そのボックスにカップルさんと押し込められるってどんな拷問だ。
マいいや。いち姫の写真と撮ろーっと。
ハイいち姫こっち向いてーあーそうそうかわいいねー ← ツワモノ

  すみませんウソをつきました。
  カッピルさんが席を離れたり、降りたりした後に撮りました。いち姫写真。
  どうしてウソつくんだ。
  だって、いち姫が可愛いすぎてカレぴっぴの視線独り占めしちゃったら
  カノジョさん気の毒じゃん? せっかくの楽しい旅行が台無しじゃん?
  ↑空気読める人

などとアホなことを言ってるうちにすぐ青森。30分チョイは短い。
早いな。近いな。とはいえ鈍行だと1時間近くはかかる。
道中の車窓は殆ど吹雪か、山に積もった雪ばかり。
雪のどっさり感は、強弱がある分北海道より多く見える。
 
Dsc01769
 
Dsc01771
 
 
 
■ザ・青森 駅前~宿~アーケード街
青森駅に着いてからは、なるたけゆっくりと行動するようにした。
この機会を逃すせば、もうこのホームを歩くことは、少なくとも今回の旅ではない。
いろいろ拾い集めて行こう。
やっぱり駅名の看板を見ると、来たなーという実感がわく。
思ったよりもひょろ長い駅だな、という印象があった。背の高い人に会った様なイメージだ。
 
Dsc01793
 
Dsc01796
 
Dsc01801
 
 
窓の向こうに、ベイブリッジの大きな橋梁が現れたとき、異界にやってきた感慨が急激に高まった。
すぐそこに海がある……そういう実感が、自分を異界に連れて行く様だ。なるほど、分かりやすい。
自分は海なし県に生まれて育ったものな。
駅の外へ出ると、細かな雪が風に鋭く舞っていた。
海を見に行きたかったが、いまは荷物が大きい。それを宿へ置きに行くのが先決だろう。
海風のせいか、さむさがひりひりと肌に刺さる。弘前より格段に寒い。空気が冷たい。

  余談だが、北国、雪国にやってくると寒さの概念が変わる。
  「寒いけど、あったかい」ということが普通に起こる。
  それを説明する言葉を、自分は持たない。
  雪国特有の方言には、そういうニュアンスを含んだ言葉があるかも知れないが、知らない。
  乾いた雪が多く含んだ空気の中に蓄積される温度の暖かさ、のようなものがある。
  カレーの「辛い」とわさびの「辛い」のちがいの様なもので、
  オイサンはわさびの味覚・刺激を「辛い」と呼ぶことにためらいと違和感を覚える。
  カレーの辛さには「熱さ」がある。焼けたフライパンを押し付けられるのに似ているのに対し、
  わさびには熱さはなく、むしろ冷たく、鋭さを伴う。
  それと同じで、北国の寒さは、無論マイナス十何度というときにはシンプルに寒いが、
  寒さとは異質のものである、と感じ取る。

青森の駅前はそこそこ拓けて、町めいてはいる。
宿までは駅から歩いて10分ほど。古いアーケード街の中にある。
道の雪はうっすら程度で、その奥が凍っているのかつるつるする。少し怖い。
いくつか角を曲がって見えてきたホテルの看板が、なんだかえっちな施設のようで一瞬怯んだ。
 
Dsc01806
 
 
ビルに入った、フロントが2Fにあるタイプのテナント+ホテルのタイプの宿で、
上がるのはいいが、降りてくると出口がどっちだか分からなくなる。
火が出たら間違いなく煙に巻かれそうだ。
ホテルメンの対応は悪くない。チェックインはまだだったので荷物だけ預けたが、
引き換え札も何もなかったのでちょっと不安になった。



■青森の町並み ~ 青森県立美術館 蒼樹うめ展in青森
サテ、ここからは本旅のメインイベント第2弾。
蒼樹うめ展in青森! ……とはいえ、2年前に既に上野で見ているものだから大きなときめきはない。
半分は青森に来るための方便だ。

県立美術館までは青森駅前からバスも出ているが本数があまり多くなく、
時間の都合がつかなかったのでタクシーで行くことに。帰りはバスの予定。

ホテルから駅前に移動しつつ、道々タクシーが拾えたらと思ったが、
結局駅前まで捕まえられなかった。
その道すがらでも、チョイチョイ『蒼樹うめ展in青森』の、
特徴的なビビッド山吹色のポスターがチョイチョイ目に入る。
町のベースカラーが白と灰色、薄い青くらいなもんだから大変目立つ。
 
Dsc01862
 
 
青森の町並みの中をじっくりと歩き回る時間は、今回とれなかった。
アーケード街はなかなか古びてアジがあり、シャッター街というわけでもなく、
もう少しゆっくり見て回る時間を持ちたかった。

他にも、タクシーの中から眺めた感じだと、
北海道や長野よりも、日本海側のまちなみに近いふんいきを感じた。網走辺りと近い気がする。
あと、クリーニング屋がやけに目立った印象がある。
店舗数が本当にが多いかは不明だが、特徴的で目につく看板が多かったように思う。
ざーっと走っただけでも数軒、「お、なんだあれは?」と思った見てみるとクリーニング屋だった、
というのに出くわした。
そのときはあまり気に留めずにいたから写真を残したりしてこなかったが、ちょっと悔やまれる。
町全体が変な感じに湾曲している感じがした。
道がまっすぐでなく、どこもゆるやかーに、ずーっと曲っている。
こういうコト一つとっても、町の印象というのは変わる。
他のまちと重ねたときに、「どこそこと似ている」と感じる基準にもなってくる。
 
Dsc01866
 
 
県立美術館までは、タクシーで10分チョイ、1300円程度。
駅前から空港までどのくらいか、念のために運転手さんにお尋ねしたところ、
この運転手さんの所属する会社のタクシーでは一律3000円固定なのだそうな。
他でも、3000円チョイらしい。なるほど。
いちおうバスを使う予定ではいるが、いつ何があるか分からない。覚えておこう。

タクシーを降り、帰りのことを考え、バス停を探してしばらく辺りをさまよっていたが
結局見つけることが出来ずに終わった。
あとで美術館のガイドで教えてもらったが、どうも事前に調べた場所と違う気がする。
冬季は雪のせいで場所が変わったりするのか?
 
Dsc01815
 
Dsc01812
 
Dsc01816
 
 
見て頂いてわかる通り、白いアイツは壁に塗りこめられ、コロ……シテ……コロシテ…状態である。
良い気味だ。
総合入り口でチケットを買い、エレベーター下った地下が会場になっていた。
会場入り口手前に巨大な……タテヨコ高さ15メートル立方ほどのスペースがあって、
そこに飾られていたシャガール? だったかしら、忘れたけど、の絵がイキナリ圧巻だったw
ウメス見る前になに巨匠見せてんだよw ウメス気の毒だろw



■蒼樹うめ展 in 青森 新たに気付いたことなど

二度目だからなのか、スペースにゆとりがあったからなのか、
上野で見たときより時間的・空間的に随分短く感じた。
新しい作品が何点か追加になっていたようだけど、自分が反応してしまうポイントは前とおんなじで、
「前もここで『おっ』って思ったな……」と思うことばかりだった。
あと、絵描き歌コーナーがだいぶ手前になったのではないだろうか?。

音声ガイドもまた借りたけど、相変わらず、
ガイド音声の1トラックの長さに比して、
ガイド再生指示のある地点と、次の再生指示のある地点間の距離が短く、バランスが悪いw
ほんの数m歩くのに、5分も10分も音声聴いてられないよw 意味がww分からないよwww
いいんだけどさw あの音声、mp3で売ってくれよw
あと、ウメスがお仕事VTRの中で使っていたヘッドホンが自分とおそろいだった。
ていうか、買ったのは自分の方が後だろう。
あと、一人でずっとブツブツ言ってるヤツいて怖かった。
 
Dsc01821
 
Dsc01828
 
Dsc01827
 
Atrdsc_0923
 
 
前の晩、物販で欲しい物をチェックしていて
「むう……1万超えよる……これはどうしたものか……」と……
いち姫グッズでもデカタオルを買ってしまったおかげで結構な額になっていたので、
内心恐れおののいてた。
しかしそれも、殆ど売り切れだったので散財せずに済んだ。助かったぜ……。
 \いのちびろい/
まあそんなに色々買っても仕方ないしな……。
前回買うことが出来なかった「夏休み終わ郎てぬぐい」が買えただけで良しとする。
蒼樹うめ展とは別にミュージアムショップの方まで足を延ばして
青森県立美術館の記念に、オリジナル陶器で出来た家の置き物を買った。
いち姫のハウスにちょうどいい。
 

                   \ちいさい/
Dsc01872
 
 
外へ出ると、雲がひらけて晴れ間が覗いていた。
真っ白い雪の上に青空がひらけると大変美しい。ほんのりと滲む薄い珊瑚色がなんとも泣かせる。
次また青森に来ることがあったとしても、ここへ来ることはちょっとないだろう。
なお、ツイッターのTimeLineを見ていると、
この日もフォロワーさんが数名、このために青森を訪れていた様だ。みんな、強度を持ってるなあ。

結局帰りもなんとなくタクシーを使った。バスでも良かったのだけど。
何故そうしたのか、ちょっと分からない。

駅前に戻って、晩ゴハンまでまだ少し間があったけれども小腹が空いたので、
駅のの立ち食いそば屋でかけそばをいただいた。うまい。
甘辛いしょうゆだしで、がつんと硬さのあるそばだった。
お店の看板が、殆どアドベンチャーゲームで場面転換が起こったときに出るメッセージウィンドウみたい。
 
Dsc01839
 
Dsc01857
 
Dsc01890 Dsc01863
 
 
 
■Closing
この日は、これでほぼ終わり。
あとは宿に戻ってゴハンを食べ、お風呂入ったらかなり早い時間に撃沈してしまった。

ゴハンは宿付き、お風呂も大浴場ありの宿を選んだのだが、どちらかというと
「町の、そんなにスーパーではないスーパー銭湯にお宿が乗っかった」
というスタイルのお宿であった様だ。
ものすごい大勢のお風呂客がおり、それでも困らないくらい大きな浴槽がいくつもある、
ゴハンも、スーパー銭湯の休憩所みたいな食堂で宿泊客むけのチョイスペシャルなメニューが出る、
といった風情であった。
ご家族連れなんかも大勢いてたいへん賑やか……。
ハッキリ「うるせえ! 騒がしいぞ!」って言ったらどうだ? ん?

……マ騒がしいのはそんなに気にならないんだけど、なんというか、
雑然とした荒々しさが場を支配していて、ちょっと落ち着かなくはあった。
これも港町のアジと言ったらそうなのだろうけど。登山客の多い安宿でも似た雰囲気が出る。
マいいんだけどさ。
ここはそういう町、そういう場所で、自分が異邦人なのだから。
誰もが居心地のよい標準語チェーン店みたいな場所に異界感はない。

自分とその外側の浸透圧を変えるためにここにいるようなものだ。
楽しき哉。
 
Dsc_0918
 
 
明日へと続く。
 
 
 

 

| | コメント (2)

2018年3月 3日 (土)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(5) -更新第1101回-

コンビニに置いてある週刊・月刊マンガ誌をパラパラっと流し読みしてみることがあるが、
そのレベルのメジャー誌では最近はどこも
バリエーション豊富な絵柄のマンガを取り揃えて載せていて、
却って全部の雑誌が同じに見えるなあ、と思った。特徴が無くなっておる。
気がする。
オイサンです。

孤独のアラフォーが日本の細道を漂泊する、
弘前~田舎館村~蒼樹うめ展in青森、3泊4日の旅。
今回はその5回目。
 
Dsc01728
 
 
3日目の今日は、
朝、弘前の公園をかるくおさらいし、駅前をぶらついたのち青森へ移動。
県立青森美術館で蒼樹うめ展in青森を鑑賞して、おしまい。
 
 
 
================================================================
■■■━ 3日目 2月11日(日)・前半 ━■■■
----------------------------------------------------------------

 
 
 
■宿の朝
昨夜疲れのままに10時前に寝てしまい、目覚めたのは朝4時前だったがそれも目論見のうちで、
早朝露天風呂をキメにいった。さすがに貸し切りであろう……と思って行ったが、
一人、強者の先客があった。ムウ、やりおる。
おそらく日光に当たると灰になってしまう系の御仁であろう。

そんな御仁も去ったあとで一人湯に浸かっていると今度は、
風呂場だというのにスーツ姿のヒョロメガネが闖入してきた。キャーッ、何よアンタ! エッチ!
お宿のスタッフでした(そりゃそうだろ)。
ヒョロメガネはカゴ一杯のりんごを携えており、湯船にぶちまけて帰って行った。
りんご風呂か……意味あるんだろうか? まあ面白かったけれども。新手のおとぎ話かと思ったぞ。

朝ゴハンは7時前。
昨日も食堂の前でおあずけをくらっていたメガネボーズデブ軍団(失礼)は今日もいた。
ムウ、一体前世でどんな悪さをはたらいてそんな罰を食らっているんだろう。
「ドーミーインの朝食バイキングおあずけ地獄」……。
かなりの重罪であるに違いないが、宗派的にはアパホテルの従業員にしか適用されなさそうな地獄だ。

しかし、あの風呂に浮かべたリンゴ、最終的にどうするんだろう?
絶対、こすりつけちゃいけないところにこすりつける系男子が相当数いると思うのだが。
 
 
 
■本日の予定
本日、AMのうちは、昨日は疲労で途中終了してしまった弘前の公園や町をぶらぶらする続き。
書き忘れていたが、弘前公園は「雪灯籠まつり」というのをやっている。
アニメのキャラクターの雪像なんかがこしらえられているのだが、
その中に『ふらいんぐうぃっち』の雪灯籠もあるらしい。
どこにあるかまでは分からないのでブラブラして見つけられればいいと思う。
最後にどこかお店でお茶飲んでしめる。昨日の大正浪漫喫茶室とは違う店にしたい。

昼前には駅前に移動して、
お昼を食べたら列車で青森に移動。
青森の宿に荷物を入れて、新青森美術館へ移動、蒼樹うめ展in青森を鑑賞して、おしまい。
今夜の宿は晩ゴハン付きである。
 
 
 
■弘前公園再び
8時過ぎ、宿をチェックアウトする。荷物は預けておく。
町を公園へ向けフラフラ歩きながら写真を撮ったりしていたら、
今日は東内門の先からアプローチしようと思ってたのに全然歩き過ぎてしまって
昨日と同じ追手門まで来てしまった。わしゃアホか。
ちょっとだけ引き返して本来のルートに乗る。
大きな「たばこ」の文字の看板が、なにやら時代を感じさせる。
 
Dsc01635
 
 
道は、普段暮らす街の1.5倍くらい広さがあるだろうか。
大きな公園の近くだからというのもあるかも知れないが。
鎌倉あたりも、このくらい広さがあってくれるともう少し快適にブラブラ出来るのだが。
マその辺は土地や地形の事情もあるんでどうしようもないが。

このあと寄るつもりにしている喫茶店の場所などを確かめつつ北上し、
東門をパスして、三の丸の脇から公園に入っていく。
お堀はほぼ完全に凍っているが、ところどころ凍らずに残っているところもあるな。
色が赤く変わっている部分は何だったのだろう? 土の色だろうか。
 
Dsc01707
 
 
  しかしオイサンはここで大きなミスを犯している。
  本当はぐるっと回って、『ふらいんぐうぃっち』の聖地でもある石場家住宅を右手に見つつ
  北門から入場する予定でいたのに、そっちの方のコースをカバーすることがコロッと抜けていた。
  従って、今回は弘前公園の北3分の1くらいはカバーできていないのであった。
  ……マ西半分もあまり歩けていないし、雪で通れない道なんかもいっぱいあったので
  ちゃんと回ろうと思ったら、いずれにせよ春を待たねばならないのだが。

正直、園内を歩いている間は自分がいまどこにいるのか把握できていなかった。
天守がどこにあるかだけをなんとなく頭に入れ、そこへ向けて、あとは足の向くに任せた。
足元が、濡れた雪とその隙間から覗く氷とでグズグズとツルツルの間で気になって、
周りに気が回らなかった。
そしてお祭り中ということもあって、雪像やら、雪灯籠はよく目につくのだけれど、
その後ろにある公園本来の姿までキチンと目が届かなかった。

お祭り向けの案内看板はたくさん立っていたのだ。
「雪行灯会場 → 」とか、「なんとかイベント広場 ↑ 」みたいなんである。
オイサンもそれに気を取られてしまって……そもそも公園本来の姿も分かっていないので、
自分がどこへ向かおうとしてるか、ハッとした次の瞬間には見失っているのだった。
マそもそも「どこへ向かう」気もあんまりない、
 
「よいか……この弘前公園のどこかにあるという
   『ふらいんぐうぃっち』の雪灯籠を探し出すのじゃ……」

 
という、オイサンの心に住まうRPGヒントジジイの声に従うだけである。
そんなもん心に住ますな。言うことを聞くな。ジジイ家賃払え。
 
Dsc01694
 
 

そんなワケで、雪とお祭りに目隠しをされ、のったりのったりと白い景色の中をさまよった。
「今年は雪が少ない」と、昨日の運転手は言っていたが、
これで雪が多かったらどうなってしまうのだろう? 却って歩きやすくはなるのかも知れない。

『ふらいんぐうぃっち』の雪灯籠がどこにあるかなんて何のヒントもない
(webで探せば何らか見当たったであろうが)ので、
さしあたり、先に天守だけでも見て行こうと北の郭を経由して本丸へと上がっていった。
目的のものは、そこですぐに見つかった。
『ふらいんぐうぃっち』のノボリだかタペストリーだかを広げた十人ほどの一団が、
わいわいと今まさに写真を撮ろうと集っておられる。
なるほどあそこか。分かりやすい。

オイサンが順番を待って後ろに控えていると、彼らはまだ時間がかかるらしく、先を譲ってくれた。
お尋ねしてみれば、どうやらこの雪灯籠をこしらえた人も一団の中に混じっていたようだ。
最近の若いオタクは社交的だなあ。
 
 
 
……。
 
 
 
嘆かわしいッ。
オタクなんかいつの時代も、自室に引きこもってジメジメ死んでいけばいいんだ!(暴論)
 
Dsc01672
 
Dsc01673
 
Dsc01674 Dsc01675
 
 
写真を撮らせてもらって、天守を冷やかし、立派なウラジロモミの古木に目を奪われる。
弘前公園ではそこかしこに樹齢数百年レベルの古木がゴロゴロしており
巨木好きはキュンキュン来る。赤ちゃんできちゃうう!! ← できるか
この日は雨でなく雪だったが、風が強くてワリと難儀した。
ウラジロモミのある辺りから、まちの方を遠くまで眺め下ろせるのだけれど、
横殴りの雪に目隠しをされてほとんど何も見えなかった。
やはりこの町には、一度天気の良い時期に来たいと思う。またJの字でも誘ってみるか。
なにもないけど。

あと、弘前城の天守は……イマイチしょぼかったです。
 
Dsc01677
 
 
 
■喫茶 葡瑠満(ぶるまん)
東門から出て南へ少し下った通りに面した喫茶店、「葡瑠満」さんで一休み。
「ぶるまん」と読みます。キリマンとモカはどうしたんでしょうか(分かる人にだけ分かる)。
 

  
  傑作ファンタジーマンガです、オススメ!


大変こじゃれた、ちいさなコーヒー専門店。
率直な感想を申し述べると、ネットでこの店の情報を見つけたとき、「あ、ここはヤベエな」と思った。
いい意味でなく、「イタい、面倒くさい、鬱陶しい」方面の「ヤバさ」である。
まずは、見て分かる通り、店名のセンスがヤバめであるし、
メニューが全部平仮名で、「ぶるうまうんてん」とか「すぱあくりんぐわいん」とか書いているのがもう
ゾクゾクするほどヤバい匂いを醸している。
「コーヒー」からして「可否」と記している。ヤバイ。「OK/NG」である。
「ラーメン」を「らぁめん」とか「らうめん」とか書いてるラーメン屋とおんなじセンスだ。
 
Dsc01715
 
Dsc01713
 
 
しかし結果からお伝えすると、大変おいしいお店だった。ヤベエことはヤベエが。
お店の雰囲気、コーヒーのおいしさ、お菓子のおいしさ、居心地の良さ、
どれをとってもベリーグッドだった。ヤベエけど。
入店時、お客は他に二組。男女のカップルと、そこそこ年のいったご婦人の二人連れ。
店は4人掛けのテーブルが3つ……4つだったかな? に、大きなテーブル(何人掛けかわからない)のテラス席、
そしてカウンターに5席ほど。
カウンターに立つ、マスターの背後には、よく手入れされたきらびやかなカップが並んでいる。
マスターは6、70と思しき男性で、物腰には柔和なものを感じさせるがワリとすぐテンパってキレそう。
でキレたら怖そう(個人の感想です)。
ケーキメニュー……否、めにゅうは、木枠で拵えられた3つに折りたためるすごいのになっている。
これがテーブルの上に置かれるのだ。オイサンの厨二マインドが囁きまくる。
 
Dsc01714
 
 
  「マスタースクリーンだ……」「うん、マスタースクリーンだ」
  「マスタースクリーンだな」「マスタースクリーンに違いない」
  「て言うかマスタースクリーンだろコレ」
  「マスタースクリーン以外に思い浮かばない」

心中、マスタースクリーンの大合唱である。
マスタースクリーンが何かは……適当に調べてくれたまえ。
 
 
マスタースクリーンはどうも店に一個しかないようだったが、次に客が来るまで回収されずに置かれたので
衝立があるのをいいことに、その影に隠れて、グフグフと悪巧みをしてしまった。
突如始まるいち姫の撮影会。
クックック……まさかアラフォーがこんなところでお人形さんの撮影会をするとは、
夢にも思うまい! 恥を知れ! ← お前や
 
Dsc01718
 
Dsc01720
 
Dsc01728_2
 

ケーキは5種類あったが今回は迷わずアップルパイをチョイス。1日1アップルパイ!
昨日の大正浪漫喫茶室のモノと比べていきたい。
アップルパイを注文すると、「20分ほどかかりますがよろしいですか?」と。
実際はそんなに待たずに出てきた。前のお客がアップルパイを注文してくれていたおかげであろう。

コーヒーより先にお菓子が出てきたがナイフやフォークがついていなかった。
ははーん、マスターめ、あんな小洒落落着きクソ紳士を装っていても(色々失礼)、
実は案外うっかりさんだな?
コーヒーの運ばれてくるタイミングで「これは、手でいくもんですか?」とお尋ねしてみると
「ええ、生地とリンゴをしっかり一緒に召し上がって欲しいので、手でどうぞ。
 熱いのでお気をつけて」
だそうな。はふーん。ちなみにシナモンパウダーはOn/Offを選べます。
コーヒーもパイも、めっちょ美味しかったです。かなり好きな部類。
このあくる日にも青森でアップルパイを頂くけど、3つのうちで一番おいしかったのはココです。
 
Dsc01727
 
 
それから小一時間ばかり、自分の滞在時間中にやってきたお客は3組。
 ・常連と思しき老人 …… 写真? と腰痛の話を親しげにしていた
 ・人のハナシ聞かないオバサン
   …… 持ち帰りはアップルパイしか出来ねえ! つってんのに違うケーキを持ち帰ろうとしてくる。
 ・普通のカップル …… 普通のカップル。なんか面白いこと言え ← むちゃいうな

マスターは写真も撮るようで、自前のポストカードを売っている。ていうかプロのカメラマンだった。
旅行に出る前、実家からハガキが来ていたのでこちらから出そうと一枚買った。

個人的には、釧路の「珈路詩」(かろし)さんととても似た雰囲気を感じた。
どちらもコーヒーの品種の名前に漢字をあてた店名で、当て字の傾向といい、
店内の色合い・雰囲気といい、兄弟店と言われても納得できるほど
ほんとうによく似た空気を纏った2店だったと思う。
 
 
 
……まだ先があるので、ここで一旦お別れです。
続く。
 
 
 

 

| | コメント (0)

2018年2月25日 (日)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(4) -更新第1100回-

 

おはようございます! オイサンです。
読んでる方の時間軸、完全無視。

無計画なアラフォーが日本の奥座敷を徘徊する、
弘前~田舎館村~蒼樹うめ展in青森、3泊4日の旅、今回はその第4回目。
2日目、午後からのお話。
 
Dsc01533
青森の強さを感じる。
 
 
2日目の午前中、弘南鉄道に乗って田舎館村へ。いち姫を連れて里帰り。
午後からは弘前市内へ戻って来て、なぞのプラモ屋を冷やかしたり、優雅にお茶したりします。
 
 
 
================================================================
■■■━ 2日目 2月10日(土) 後篇 ━■■■
----------------------------------------------------------------

 
 
 
■弘前の町 ニシムラ模型~中三(なかさん)・中みそ
                             ~弘前公園

田舎館村を巡った帰りの汽車の中で、また異彩を放っているニシムラ模型のチラシを見ながら
「ここ、もしかしたら行けるのでは?」と思い立って検索してみたところ、
弘前の駅から全然歩ける場所に見つかったので、無意味にお店訪問してしまった。
しかし如何せん、オイサンは模型やんないから買うモノ何もないんだけどね……。
小物とかぐらい買って帰れないかと見て回ってみたけど、結局何も買わずに出てしまった。
完全にひやかし。スマヌ。
思ってたより若くて威勢のいいオニイチャンがやってました。
そのすぐ向かいには、弘前へおいでよさんがツイートしてたお店があって
ちょっとした聖地巡礼になってしまった。
 
Dsc01531
 
Dsc01529
 
 
道が凍っているのとシャーベット状になっているのをこわごわ渡り歩きながら、
お昼ゴハンの目的地であるところの「中みそ・中三(なかさん)店」へ向かう。
中三(なかさん)は地元のローカル百貨店で、中みそはそのフードコート内にあるラーメン屋さん。
なんでも中みその味噌ラーメンは弘前ピープルのソウルフードであるらしい。
ほほう。
なるたけクルマ通りの多くない裏手の道をカクカク折れながら歩いていく。
チョイチョイ坂になっていたりして油断がならない。地味な起伏が心を打つ。
 
  弘前は、中堅地方都市らしく商業エリアと居住エリアが近接している。
  町一番のお買い物スポットと思しき中三のすぐ裏手までフツーの住宅があるのであった。
 
おかしな道を通って行ったせいか、中三へは真裏からアプローチすることになってしまったのだが、
搬入口か非常階段かわからない裏手の鉄階段はなんだか妙に迫力があって
ちょっと嬉しくなってしまった。
 
Dsc01536
 
Dsc01538
 
 
尚、下を流れているのが、町近辺では唯一の水辺と言っていいくらいの川である。
背後をとったのが功を奏し、目の前に裏口があって、そこから地下のフードコートは目の前であった。



……すみません、ナメてました。中みそ。



まさか、ローカル百貨店のフードコートがこれほどの熱気とは。
今回の旅で、一番驚いたのはここだったかも知れない。
 
Dsc_0868
 
 
そう広くないとはいえ、デパート地下のフードコートがほぼ満席……否、確かに満席で、
そこからちょっと溢れて、玄関口方面の外気がしのんで寒い席にまで
中みそのどんぶりを持って彷徨っている人々を見かける始末。
中みそ客が全てでないとはいえ、8割、9割はそうであったようにお見受けする。
中みそにはゴハンモノはない(おにぎりはあったかな?)ので、
隣の中華屋でチャーハンだけ足してる人なんかもいた。

オイサンはもっとこう、閑散とした町のスーパーのフードコートの光景を想像しておったので

これにはメン食らった。ラーメンだけに。(ドヤァ
「ソウルフードなんつっても、ねえw? 言いっぷり5割増しでしょ?」
とか思っててすみません。
スケール比でいうと、ららぽーとのフードコートがいっぱいになってるくらいのイメージなんである。
いやーびっくりした。

時間帯も2時前と、お昼のピークは過ぎているであろう頃合いであるにもかかわらず、である。
注文口も10人ほどが並び、普段の自分だったら「こらアカンめんどくさい」と撤退するところだが、
他にメシのアテもなく、この先急ぐワケでもなかったし、
何より興味が湧いたので、ちょっと寒そうだったが出入り口近くに空きを見つけて陣取った。


デ肝心の中みそのラーメンは……
オチから言うと、そんな感動するほど、おいしい! 独特! っていう代物ではなかったのだけど、
ソウルフードの名に恥じない、地元に暮らす人たちの毎日の胃袋をコンスタントに潤す物として、
飽きない、褪せない、尖らない、穏やかなおいしさのものだった。
お野菜もたっぷりで。
そんできっと、時々懐かしくなるようなね。大変良いモノをいただいたと思います。
美味しかったし、温まった。
こういうものだよね、ソウルフードっていうのは。
ちょっとしょうがが入ってるのかね、アレ。
田舎館の村歩きと、弘前のまちをここまで小雨の中歩いてワリと冷えていたはずの体から
汗が噴き出たのが印象的だった。
活気と熱気に包まれた、弘前のソウルフードをいただいたのでした。

あと、その後寄った百貨店のトイレが何故か流れなかった……。
入ったらもう、後ろのタンクが開いててね。なんか怪しいな、と思って事前に確かめてみたらもう、
案の定ですよ。あぶねえ……なんてトラップだよ……。
出てすぐのところにあったお茶屋さんのばーちゃんにとりあえず言っといたけど。
あとは知らん。店で何とかしてくれ。
なんで出先でまでこんなトラップにひっかかるんだ。
 
Atrdsc01541
弘前のゲーセン。TOKYO WARSが現役!! 
 
Atrdsc_0869
何を模したか分からないはんこ屋の看板。
 
 
■弘前公園

そこから、途中ゲーセンに寄ったり津軽塗のお店を冷やかしたりしつつ、弘前公園へ。
弘前公園、つまり弘前城址だけれども、JR弘前の駅からえらく遠いように見えるのだが
歩いてみるとそうでもなかった。

立派なお堀を右手に巡りながら追手門をくぐり、園内へ。
南内門を経て、内濠を左手に見ながら反時計回りに歩く……と、
ここまで来て、なんだかカラダがヘロヘロになりかかっているのを感じて早々に撤退を決めた。
思えば、朝8時に宿を出て6時間ほど動き続けていたので、さもありなん。
本格的に回るための時間は明日の午前中にとってはある。
ひとまず、『ふらいんぐうぃっち』の聖地でもある、藤田記念庭園の大正浪漫喫茶室へ避難して、
再度攻め込むかどうかはその後で考えよう。
 
Dsc01551
 
Dsc01555
 
Dsc01559
 
 
近くに見えていた東内門をくぐって中濠沿いに追手門に戻ろう……と思ったのに、
植物園が冬季閉園中でその道が使えなかった。オロローン。
冬の弘前、使えない道がいっぱいある。



■藤田記念庭園 大正浪漫喫茶室

撤退を決めてから公園を出て藤田記念庭園まで行くまでも、ワリカシな労を要した。
歩いて10分近くかかったろうか。公園の中でも10分15分は歩いているので、
そこそこの歩行量だったはずだ。
 
Dsc01566
 
 
そして、喫茶室、中は順番待ち。やはり有名人気スポットでいらっしゃるご様子。
テラス席とそうでない席があって、順番待ちもそれぞれ別になっていた。
アニメ『ふらいんぐうぃっち』の中ではテラス席の方が印象的に描かれていたので
そっちにいきたくもあったが、オッサンひとりがロマンチック席に長居するのも申し訳なく、
待ちも長くなりそうだったのでノーマル席をチョイス。

待合も広くて快適だったから、長く待っても良いかと思っていたのだけれど、
ノーマル席はすぐに空いて入ることが出来、どうやらテラス席もすぐに空いたみたいだった。
くそう。欲張ってテラス席にしたらよかった。て言うか、席数はテラスの方が多いんじゃないか?

今回の旅では「ご当地うまいもんを食べよう!」という目論見は薄かったのだが、
「アップルパイだけはしっかり食べよう」という乙女チックな欲望だけは
心の奥底に、ナイフのごとくギラつかせてていた。
その第1弾がここである。
このお店にはアップルパイが何種類かあって、りんごの品種とか農園ごとに違っているのが面白い。
オイサンはタムラファーム……だったかしら……をチョイス。
ウム、美味い。100点!
ここでは、何があって何をしたわけでもなく、ひとえにお茶をいただいて、冷えた体と疲労を癒した。
お茶をおかわりし、2杯目は紅茶を。
ポットに何種類かのドライフルーツが沈んだフルーツティーをいただいたのだが、
こちらもまた美味であった。
 
Strdsc01562 Dsc01564
 
 
お客はあとからあとからやって来て、
前のお客が出て行く隙に、テラス席を見るだけ見てみたい、という人が写真を撮っていくという
インスタ映えスポットでありました。ちょっとせわしなかったかなー。
晴れた日に、ひとりでのんびり出来たい。
平日がこい。



■かえりみち~突然の岩木山
あとは宿に戻るだけだが、帰り道を地図と相談する。

今回残されたこの町を歩く機会は明日の朝くらいなのだから、なるべくならよい道、面白い道を歩きたい。
クルマ通りの多そうなところは極力避けて、いくつかはお店の前を通るようなルートを設定する。
歩いてどのくらいになるのか……15分というところだと思う。
弘前公園に面した通りから南に一本入った道を歩くことにして、藤田記念庭園を出、
追手門通り西の丁字路を南に進んだ。
最初の角を左、東へ向かおうとしたとき、その反対の西側の空を見てわっと声が出てしまった。

  さっき、
  「中三の中みそが今回の旅で一番の驚きだった」と書いたな?
  あれは
ウソだ。


霙雲に頭を突っ込んで、美しい三角形のお山が悠々と裾野を広げている姿が目に飛び込んできた。
 
 
 
Atrdsc01580
 
 
 
あとから調べて分かったが、あれがどうやら岩木山であるらしい。
そういえば観光サイトでも何度か見かけた気がするし、
こちらに着いてからもその名前をそこかしこで目にする。
お酒だったかお菓子だったか、商品名とかにチョイチョイついていた気がする。
まさに故郷を代表するふるさとの山であるようだ。

ただの通りを歩いてきて、道の右手に家が途切れて急な下り坂が現れたと思ったら、
その先に突然こんな風景が広がっていたのだから、そりゃあ声も出る。

否、ハッキリ言って、この写真はよくない。
私の見た岩木山は、もっと天に抜けるような雄大さだったのだ。
雲にうっすら守られていたのと相まって幻の様な神秘性を帯びていた。
なるほどこれは美しい。

地元の人々が、酒やら歌やら、ハレのものにその名を借りたくなるのも分かる気がする。
この町の人々は、そうとは思わず、皆この山を見上げて育つのだろう。
カメラのシャッターを繰り返し切りながら、あーびっくりした、と何度か呟いてしまった。
山は父にも母にもなぞらえられるが、どちらかと言えば母なる山の印象がこい山だった。
そしてまたこの山も、緑といくらかの花に彩られた春の姿を見てみたいと思わせるのだった。
ウーム。
ますます、もう一回来たくなってしまったな。


しばし岩木山さんの美しさに心を奪われ、
再び歩き出した先でこんな名前の居酒屋さんを見つけて、
 
Atrdsc_0876_2
 
 
いっそ『みなみけ』にしちゃえばいいのにw とか冗談のタネにしていたら……
夜になってからツイッターのフォロワーさんから情報が入り、
案外そっち方面の冗談も、冗談じゃなくイケるクチのお店であるらしいことが判明した……
な、なんやてー!
くそう、そうと分かっていたなら、晩メシをホカ弁にしたりしないで食べに行ったのに……
惜しいことをした。
というワケで、ますます2度目、3度目の弘前訪問への宿題を積もらせるアラフォーであった。
ていうか、もうちょっと下調べをしてこい。



……。



上でサラッと晩メシをホカ弁にしたと書きましたが。
そう、晩ゴハンはほっかほっか亭のお弁当を買って帰って宿で食べました……。
Atrdsc_0878
 
どうしてこんなことに!!
イヤ、別にそんな悲劇だとか思ってないんだけども。普段食べないし。ホカ弁。
肉野菜弁当、大変美味しかった。
 
夜、一度宿に帰ってしまうともうあまりうぞうぞと歩き回る気力も萎えてしまって、
晩ゴハン先を探すうちに見つけた宿から歩いて数分のところにあるほっかほっか亭の文字が
いやに魅力的に見え始めてしまったのでした。
あるでしょ? そういうこと。 覚えのある味を、舌と体が求め始めることが。
如何せん、今回はこういうタイミングでそれが起こってしまったのだから……致し方ない。
そういうときは逆らわず、
「せっかくの旅行なんだから、そんなの勿体ない!」
だなんて考えて、無理をしたって楽しくはならないんだ。
「今回はそういう旅行だ」と割り切って、食べたいものを食べ、
わっはっはそういうこともあるさとしてしまうのが、ゆかいな旅というものだ。
但し、そんなことを誰彼構わず面白エピソードとして人に話すと、
えー? とか、勿体なーい、とか、何もわかっていないクソみたいな価値観を押し付けられるので
てきとうに誤魔化して話さないことが肝要であるぞ。

というワケで、最寄りのホカ弁で肉野菜炒め弁当を買ってきて、ホテルの部屋でいただきました。
美味しかった……。
すげえよなー、日本。こんな美味しいものが、国中の大概どこ行っても
手軽に食べられちゃうんだもんなー……。

ドーミーインさんでは21時から無料の夜鳴きそばもやっておられて、
そっちにしてもいいなあと思っていたのだけど、お昼もラーメンだったのでパスした。
お風呂は今日も空いてました。
凍えるほど寒い露天風呂。
休憩室にあるマンガライブラリーが恐ろしいくらい手堅い。すごいセンスだ。
 
Atrdsc01608
 
 
以上で、2日目も無事終了。
やろうと思っていたことは大体予定通りに出来た。
思いのほか疲労したかしら。
 
 
 

| | コメント (0)

2018年2月24日 (土)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(3) -更新第1099回-

皆さんコンバンワ、
朝の通勤で自分の乗ってた電車が人身起こしてニッチもサッチもいかなくなってしまい、
その場で最も早く、最もラクにスマートに職場に辿り着けるルートを検索した結果、
迷わず新横浜から東京まで新幹線に乗りました、
オイサンです。

「人身事故やらかすとどエライ額の損害賠償がやらかした人間のところへいく」という
まことしやかな都市伝説がありますけれども、
じつはアレはないモノらしい、という話をwebの記事で読みました。
そんなモン、やらかした奴ンとこの財産末代まで差し押さえてでも
メイワク被った利用客に還元する道義的責任が鉄道会社にはあると思うんですが、
いかがですかね鉄道会社各社さん?
なにを勝手にエエ人ぶって許しとんねん、迷惑しとんはこっちやっちゅうねん
ガタガタ言わんと根こそぎむしり取ってコッチに回さんかい
あとドクターペッパー買って来い(きょくたん)。


さて、にわかヤクザのアラフォーが日本の奥座敷を目指す、
弘前~田舎館村~蒼樹うめ展in青森、3泊4日の旅、今回はその第3回目。
2日目のお話です。
長めになるので、多分2回に分けます。

Dsc01394
 
  
2日目は、
午前中、弘南鉄道に乗って田舎館村へ。いち姫を連れて里帰り。
午後は弘前市内へ戻って来て、なぞのプラモ屋を冷やかしたり、優雅にお茶したりする。

 
 
 
================================================================
■■■━ 2日目 2月10日(土) 前篇 ━■■■
----------------------------------------------------------------

 
 
 
■朝・宿
起床は6時。

当初の予定では、この日のAMにいち姫の故郷である田舎館村へ向かい、
午後には弘前市内へ戻ってきて少しだけでも観光する予定だった。
が、昨晩の時点では生憎雨の予報で、
キホン外歩きになりそうなこのプランは不向きと判断し、
急遽、3日目に予定していた蒼樹うめ展の鑑賞をこの日に持ってくることに変更した。
……なのだが、朝ゴハンを食べながら窓の外を見ていると、
薄い雲が流れ、青空が顔を出していたので、メシを食いながらしばし考えた末
予定の変更を変更した。
そして元の位置に戻す……蒼樹うめっぽい!

ドーミーインさんの朝ゴハン、炊き込みご飯とせんべい汁がとても美味しかったです。
あとは普通かなー。まあドーミーインだしなー。サラダの器をもっと大きくして欲しい。
あと暖房が暑い。風がブイブイあたる。

尚、朝ゴハン会場の入り口に順番待ちのイスが何脚か並べてあったのだが、
福知山高校柔道部(『帯をギュッとね!』参照)みたいなの
デデンと陣取っててナニゴトかと思った。
特段食堂が混んでいたワケでもなく入ることは出来たのだが……
彼らが何故あそこでお預けをくらっていたのかは結局分からずじまい。
 
Dsc01359
 
Photo
 
 
 
■宿~弘前駅~弘南鉄道
ドーミーインさんからは、JRの弘前駅まで無料の送迎を出してくれている。
朝6時半から10時半まで、30分おきの運行。マイクロバスである。
歩いても1.5kmほどなので普段なら苦にならないが、あしもとの雪と天候の都合があるので
ここは温存してお世話になることにする。
 
Dsc01362 Dsc01363
イタみには敏感な弘前さん 
 
Dsc01364 Dsc01365
 
Dsc01369
 
 
弘前駅からは弘南鉄道弘南線に乗る。
駅で荷物の預かりもしてくれるようである(有料)。
改札は有人・非自動化で、降りてくる人たちからの集札
(っていうんですね。切符を集めて精算するトコまで)が終わってから、乗る人を通すシステム。
切符にはハサミが入りました。イイ感じ。
あと鉄道むすめ推し。がんばれ。そして動物の同乗にルールがある。
 
Dsc01370 Dsc01375
 
 
弘南鉄道の車輛の中は、地元の個人商店がつり広告なんかを出していてイイ感じ。
オイサンでも出せるかもしれない(何を広く知らせるつもりだ)。
特に素晴らしかったのがこちら、「ニシムラ模型」さん。
 
Dsc01382
 
 
 
 
「 つくるたのしさ できたよろこび 」!
 
 

たぶん、何かしらエッチなことです(ちがいます)。
あとこの吊り革広告とか、漠然としてていいですね。

そして弘南鉄道さんはアナウンスが間違っている。
弘前の次の駅は、路線図には「弘前東高前」と書かれているのに、
アナウンスは日本語も英語も「ひろさきひがし『こうこう』まえ」と言っている……。
まあ誤差なんだろうけどさw 気付いてるけど、ほってあるんだろうな。
「分かるだろw」みたいな。イイ緩さ。
それと弘南鉄道さん、ワリと揺れます。

鉄道娘とニシムラ模型さんのほかにも、変なキャラで推していたりする
(ニシムラ模型さんは推されているわけではない)。

  ▼ラッセルくん
  http://konantetsudo.jp/guide/guide-russel/
  こっちで推していきなさいよ。 

弘南鉄道さんについて惜しいことをしたなあ、失敗したなあと思うのが、
大鰐線に触れる機会を作らなかったこと。
弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅は昨晩ゴハンを食べた萬龍さんのすぐ先にあったので、
乗るとまではいかないまでも駅くらい覗いて来れば良かった。
なぜ見落とした、自分。そういうとこだぞ。次回は乗るぞ。
 
 
 
■田舎館駅
弘前線には、いま自治体推しの田んぼアート鑑賞のための停車駅「田んぼアート駅」があるが、
冬季は閉鎖されていて、通過してしまう。
が、この連休は田んぼアート会場でスノウアートの展示とお祭りが催されることもあって
朝9時の便から臨時停車することになっていると、オイサンは知っていた。
弘南鉄道さんのwebサイトにもそのように書かれていた。
オイサンは特段お祭り目当てではなく、そもそも田舎館という土地を見に行ったので、
それも承知で8時30分の列車に乗り、田舎館駅で降りるつもりにしていた。
しかし、その田んぼアート駅を通過するときに事件は起こった。
その列車が田んぼアート駅にも停車するとカンチガイしていた御仁が2人いて、
次の田舎館駅に停まったときに、運転士に詰め寄っていた。
 
Dsc01387
 
 
  一人はガイジンさんで、宮崎駿のアニメに出てきそうな、CWニコル系の太った白人。
  薄い頭髪に蓄えた髭のカンロクから、そこそこの年齢だと思われる。
  ちょっとしゃべったが日本語がウマイ。「10分チョイ」とか平気で使いこなす。
  なんかデカい荷物とか機材とか抱えていた。

  もう一人は、一昔前のいい男風イケてないオッサン。
  石立鉄男が田舎の汚い男を役作りしたような風体。声はいい。
  いきなり「JRAの場外馬券売り場があるらしい」とか言い出す。興味がそっちにあるのだろう。
  人間、そういうところに色んな人柄がにじみ出す

外人さんの方は
「駅員にも、この時間の列車は停まることを確認したのにー」と言っていたから、
もしそうなんだったら気の毒である。
弘南鉄道さん、ユルいのは結構だがそこらへんはしっかりして上げて欲しいモンである。
あの大荷物を提げて、雪道を一駅歩くのはホネが折れたであろう。

トコロデあの外人さん、「だからちょっと腹立っちゃって」とサラッと言ってたけど、
どのくらい日本経験があるんだろう。
「怒る・不愉快・不機嫌になる」を「腹が立つ」って言い換えるだけでも、
結構高等な作業だと思うんだよね。
 
 
 
■田舎館村・姫のさとがえり~郷里を知るということ
さて、そんなプリプリ外人を見送ったら、今回の旅の最大の目的であるいち姫の里帰りである。
つってもまあ、お写真を撮るくらいなもんだけど。ホラホラいち姫、お前さんの故郷だぞ。
 
Dsc01399
 
Dsc01402
 
 
 
……こころもち嬉しそうである。

っていうのはモチロン冗談だけども、不思議なモンで、冗談ではじめたことといえ、
行く前に比べていち姫への思い入れが幾分変化した。
たとえば、奥さんとか恋人の実家へ行くとか郷里をたずねるっていうのは
コレと似たようなことなんだろうな、などと、自分に出来ないことに思いを馳せるオイサンでした。

生地や生家でなく、そのひとが育まれた土地でもいい。
バックグラウンドと言ってしまうと味気がないが、
どのような風景がそこに住む人の目になじんでいるのか、
山がそびえているのか、川の流れる音が耳に常にあるのか、
どのような速度で歩くことがよい町なのか、
日がのぼり暮れてゆく早さと時間、どんな時間に家々が開いて顔を出し、店が開き、どんな影が落ち、
日の暖かさ、影の冷たさ、水の色や味や感触、
そういうものは確実に人のからだに染み込んで一挙手一投足をこしらえていくわけで、
いわばそれは武道における型のように、その人が生きる型となっていく。
 
Dsc01390
 
Dsc01392
 
 
なるほど、この土地のこういう「都合」で、この人のからだと、気分と、行いは出来ているのかと、
そんなことがいくらか見えてくる……のと同時に、自分のからだも蝕み始める。
それらが共有されれば、その人へのふれ方も変わってくる。
そんな気がした。
「郷里をたずねる」とはそれを知ることなのだなと、改めて実感にいたった。

作品のロケ地を巡ることを聖地巡礼と呼ぶが、そこからもう一歩進んだところに、
その作品の郷里を訪ねること、作品の里帰りをすることがあるのではないだろうか。
聖地巡礼がまさにそれだという向きもあるかも知れないが、
いまの作品の聖地巡礼は風景の探訪までで終わっていることがほとんどである様に見受ける。
風景の外側、カメラに収まったオブジェの背後にあるものに
見る者が浸食されることが里帰りであるように思った次第。
 
Dsc01411
かわいいガードレール 
 
 
■田舎館駅~田んぼアート会場
田舎館の駅からとなりの田んぼアート駅までは地図上ではそう遠くない。
しかし、道が雪で歩けたもんじゃなくなっている箇所が結構あって、
なかなかの遠回りと雪中行軍を強いられた。オノレとうほぐ。

  この辺は北海道との差を感じた。
  北海道よりも「雪のまま雑に放っておかれている」場所が多かったように思う。
  悪いってんではなくて、そういう文化、そういう必要性なのであろう。
  そもそもこまごました道が多いように思う。

田んぼアート(今回はスノウアートだが)会場に着くと、思いのほか、祭り祭りしていて驚いた。
もっと鄙びたものかと思った。
「セレモニーの終わる10時までは展望台に上がれない」とかいうアナウンスが流れて
若干嫌な予感に苛まれる。
込み合って歩くのに難儀するとか、店に列が出来るとか、
展望台まで上がるのに渋滞して何時間もかかるとか……。
 
Dsc01430
  
Dsc01427
 
 
しかしフタをあけてみたら、そんなこと全然だった。
混雑し過ぎない人出。
東京だったらガラガラと言われても
                違和感ないレベルの人出
(逆に失礼)
だが、
それでもいい具合に「賑やか」なのだった。スバラシイ。
これでまた閑散とし過ぎてたらそれはそれで凹むのだが(贅沢か)、
来てる人たちも嬉しそうだ。見ていて楽しい。
運営してるひとたちはどう思っているか知らないけど。
東京や横浜も、いつもこんな具合だといいのに。
 
 
 
■道の駅いなかだて
そうそう、自分の目的は、田んぼアート・スノウアート祭りよりも、この「道の駅いなかだて」さん。
ここで、うちの姫のモデルになったいち子さん(いち姫の黒髪バージョン)をお迎えすることが目的。
 
 
 
はい完売ー。
 
 
 
Dsc_0852
 
 
ざんねーん。
マいいや(切り替えが早い)。
その代わりと言ってはなんだけど、
連れ回し過ぎてちょっと色が褪せたりしている初代いち姫をハードワークから解放するため
妹さんをお迎えすることにしました。
ふたりめである。
 
おさかんである(そういうこっちゃない)。
あと、マイクロファイバータオルの絵柄が気に入ったので買ってしまった。
実家やシゴトバなどへのおみやげも物色し、若干の散財。
お店のおばさんの応対が、どことはなしにおおらかさを感じさせる。
特に何をするというわけでもないのだけど、事務的でなく、ゆったりした気持ちにさせてくれた。
マジック。ほんのちょっとした、しゃべりや動きの速度の問題なのだと思うけど。
とても良い塩梅でありました。
 
 
 
■スノウアートを鑑賞する
道の駅の休憩所で身支度を整えたあと、ボチボチお祭り会場も落ち着いただろうかとそちらへ赴いた。
なんのことはない、上でも書いた通り、ほとんど町内会のお祭り程度の人出である。
ちょう快適に楽しめる。いやー、自分とペースが合う町だ。

展望台に上がって、雪に覆われた田んぼに描かれた絵をみるのだけど、
マ正直そんなに……みたいな感じでした。パッとしなかった。
 
Atrdsc01438
 
 
曇ってて、明るすぎて反射して見づらかったというのもあるし、
そもそもオイサンの好きなタイプのイベントでもない。
元祖の田んぼアートの方だってさほど興味があるわけでもないから、マついでみたいなモンである。
とそのワリには展望台に長いこと居座ってたけどなw ずっと景色を見ていた。
風もあったけど暖かく、苦になるほどではなかった。
その間、地元の人たちはとっかえひっかえやって来て楽しそうにされていた。
やっぱり娯楽もそんなにないのだろうか。
駅前にパチンコ屋もない。
ただしここと隣接してWINSはあるので、競馬好きは多そうだ。

さっきまで展望台の下でスタッフとして動き回ってた若い女性ふたりが普通に客として上がって来て
結構な濃さの東北訛りでしゃべっている。かわいい。
「今晩から雨らしいから、今日がベストで終わりかもね」って言ってた。
そうなんだよなー。
これがこの旅のメインではないとはいえ、今日来ておいて正解だったかもしれぬ。

あたたかであるといっても「氷点下ではない」というくらいの話なので、
2時間も3時間も外にいたら、そりゃあ体は冷えるし消耗もする。
ということで、あちこちブラブラするついでで、せっかく来たのだしお金も落としていきましょう
ってなもんで、2、3、屋台をつまみぐいした。
焼きおはぎ、オニオングラタンスープ、コーヒー。しめて700円くらいだけど。
もうちょっとご当地っぽいモン食えよって感じだが、
オニグラスープが異様に美味い、という。
 
Dsc01459_2 Dsc01494
 
 
会場のそこかしこで、件のプリプリ外人に遭遇した。
ドローンを抱えて携帯で電話してたり、展望台の上で、三脚にカメラを据えた他の外人さんと
話をしてたりしていた。
「一脚・三脚禁止(放送関係者はOK)」のエリアで堂々と三脚を使っていたが
放送関係者だったんだろうか?
 
 
 
■遊稲の館
もう少し辺りを見てみようと展望台からの景色と地図を頼りに歩いていくと、
「遊稲の館」という施設に辿り着いた。
邪教の館みたいなモンだろうか?(たぶん絶対に違います)
 
 ▼邪教の館
 
 
 
本当はその先にある田舎館村の役場まで行きたかったのだが、
続いているはずの道が雪でバッチリ埋まっていて、
先へ行くにはかなり引き返して道を渡らなければならなかったので断念した。

遊稲の館は、田舎館で稲作の歴史研究とか、
小さな田んぼを希望者に貸し出して稲作の実践をお手伝いするような施設であった。
稲作推し。
ちょっと覗くだけのつもりが、熱いハートを持ったスタッフさんが出てきてしまい、
15分ほど色々熱弁させてしまった。すまない、あまり興味ないカンジで。
 
Dsc01485
 
 
  しかし……稲の様々な品種について研究をし、
  交配・合成によるより美味しくより強いコメを生み出す活動をしている……となると、
  最初抱いた「邪教の館と似ている」という考えは、あながち外れてはいないのではないか。
  オイサンほどの旅の達人ともなれば、パッとした印象で本質を見抜いてしまうものである。

もと来た道を引き返し、またお祭りの中に戻ったり、駅のあたりをブラブラしたりした。
もっと別の場所へ行けば良かったーとも思うが、
地図にある道の多くはやはり雪に埋もれて歩けなくなっておって、
どこへ行くにも一苦労しそうだし、時間が読めなかったので、今回はここまで。
雪の引けた、春ごろに来るとちょうどいい気がする。
 
 
 
■田んぼアート駅~さらば田舎館
駅には、子どもがお米型のプレートに描いた絵がどっさりこと展示されている。
微笑ましい物が多い中、完全にヤベえセンスの持ち主や、
その形を完全に余すところなく活用している天才などもいて笑わせてもらった。
 
Dsc01489
 
Atrdsc01490 Atrdsc01493 Atrdsc01492
 
 
あと、駅のホームに神棚があったのには驚いた……
こういうのは初めての気がするけど、実は案外どこの駅にもあるものなのだろうか?

この3日間は弘南鉄道利用者にはおみやげプレゼントがあったらしく、
この駅でもお渡しスタンバイがされていて、いつ渡してもらえるんだろう? 乗るときかな?
と思ってソワソワしていたのだけど、結局最後まで渡されることはなかった……
ハカセこれはいったい……?
 
Dsc01499
 
Dsc01514
 
Dsc01511
 
 
結局、9時前から昼の1時前まで、4時間近く寒空の下にいた。
チョイチョイ施設の中に逃げ込んだりはしたけれど、
それでも寒くてもうどうにもならん! ということにはならないくらいの風と寒さだった。
朝、空を見て予定を修正した(元に戻した)のは正解だったと思う。
もう一回くらいは来てみたい。
次帰るのはいつになるか分からないので、いち姫にはたっぷりと故郷の空気を吸ってもらった。


……ここらで一回切りましょうか。
続きは2日目の後篇へ。
 
 
 

 

| | コメント (0)

2018年2月18日 (日)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(2) -更新第1097回-

皆さんコンバンワ、
歯医者さんでチョイ難しめの治療をしてもらっていて、
「上手くいきましたよ!」って言ってもらえたんだけど声が出せないので、
無言のグッジョブサムズアップで喜びを表現して見せたら、
先生にも、みんな大好き歯科助手おねえさんにも結構なイキオイで笑われてしまった
オイサンです。
こっちゃしゃべられへんっちゅうねんどないせえっちゅうねん。


さて、気まぐれアラフォーが日本の奥座敷を目指す、
弘前~田舎館村~蒼樹うめ展in青森、3泊4日の旅、今回はその第2回目、初日のお話。

初日は、
午前中が人間ドックで、午後から空港へ向けて移動、夜になってから弘前に到着したので
そんなに書くことないです。
 
 
 
================================================================
■■■━ 1日目 2月9日(金) ━■■■
----------------------------------------------------------------

 
 
 
■脱・東京まで~羽田へ向かうバス~羽田にて~機内

どうやら、空港バスがいつも走っているルートに規制が入っていたらしい。
事故処理の検分やらなんやら。
それで運転手さんが普段よりも頻繁に、そして大きな声で交通情報の交換をしているのが、
前の方の席に陣取ったこともあってよく聞こえてきた。
結果的にはいつものルートが使え到着も定刻通りだったのだが、
運転手同士の無線でのイチャつきがひどくて、
もうお前ら結婚しちゃえよ!
          バスが激しく揺れることが考えられます!

状態だったのが面白かった。
道路が立体的に交錯する地点で無線を入れ、何かを報告するついでに
「いま、上から見てましたw お気をつけてですw!」
「なんだよーw」

って、お前らいま、それ言いたいだけで交信しただろ!
この件は上層部に報告しておく! 神奈中さん、こいつらデキてますよ!
それ以外は特に問題ナシ。 ← それだって問題ではない
 
Dsc01297
 
 
空港ではコレといったことはない。
普段通り荷物はサッサと預けてしまい、外に出たり、展望デッキへ行ったりして写真を撮りまわる。
今回はいつもの休日早朝と違い、平日の夜も近い時間帯なので、少しばかり雰囲気はちがう。
売店で厚かましいオバハンに割り込まれて若干イラリとした。
アイツの飛行機、アイツの座席の部分だけ墜ちればいいのに(高機能)

機内。
とにかくフライト時間が短いのに驚いた。
上がって、安定飛行に入って、ほとんど10分15分でまたすぐ下がっていく感じ。もの足らぬ!
俺はヨーロッパに行くぞジョジョ!(きょくたん)
なんとなく隣の席のオッサンの動きが気になった。



■青森空港~バスで弘前

飛行機の出発時刻が、なんだか5分くらい遅れた。
加えて自分の荷物の出がやけに遅く、弘前行きバスが目の前で出てしまいそうになる始末。
おかげで、初青森の実感がわく前に走り出さなければならなかった。
ていうか飛行機遅れたんだからバスも定刻通りに出ようとしないでよ。
とうほぐのバスはスパルタンである。
しかし、失敗したなーと思う。
一本遅らせてでも、少しゆっくりして青森にカラダを馴染ませればよかった。

空港から弘前駅までは、1時間弱、ちょうど1000円。
自分が着いたのは21時を少し回った頃になってしまった。
 
Dsc01349
 
 
青森駅までは700円なので、青森の方がちょっと近いのかね。
ちなみに、青森駅から空港までタクシーで行くと大体3000円チョイであるらしい。
会社によっては定額3000円だとか。旭川駅から空港までよりもちょっと近いのかな。
 
 
 
■弘前駅~宿

そうしたわけで……
宿がJRの駅から少し離れており、送迎バスが30分ごとに駅まで往来していたのだけど、
それに乗りそびれてしまった。
しかし、バスの中から宿にチェックインの確認電話をしておいたお陰で、
オイサン一人のために無料タクシーを1台回してくれることになった。やったぜ。

郵便ポストが送迎待ちのスポットであるらしい。
なぜか頭にリンゴを乗せた、ロビンフッドに待ちぼうけを食らわされたみたいなポストである。
 
Dsc01351
 
 
下のポストが赤いのは、ロビンフッドの手元が狂ったからであろう(ちがいます)。
大人しく待っていると送迎の札を持った運転手さんが現れた。
あなたが私の王子様なのね? チェンジで!(失礼)

自分の足で町を歩く前から人の車に乗せられて連れていかれるのは、
勝手も距離感もまったく分からないので不安だ。
空港のシャトルバスの件といい、
そういう様々な普段と違う理由が重なって、今回は、旅の実感、いま自分の踏んでいる地面が
青森なのだ、ということを実感するまで、随分時間がかかってしまったように思う。

尚、弘前は今年は雪が少ないのだそう。例年の半分だとか。
北陸がひどいことになっているから心配していたのだが。
確かに、オイサンの滞在した約2日間は、そりゃ寒いは寒いが、
それなりの恰好さえしてればガマン出来ないということはない程度だった。
タイミングによっちゃ「ちょっとあったかいな」という感想が漏れる程度でした。

宿は、弘前の盛り場のまん真ん中で、目の前にコンビニがあり、
そういう遊びの好きな人には大変喜ばしいであろうロケーションだった。
如何せん、そういう遊びが得意でないオイサンは、近所にまともにゴハンを食べられるお店が
ないことはないけど多くはなく、ちょっぴりアウェイ。
このことが2日目の晩に悲劇を生むことになる……のちに言う、「弘前HotMotの変」である。

  その名の通り、晩ゴハンをホカ弁で済ませたってだけの話です。
   ↑ もったいぶる割に引っ張らない。

フライトが18時半なんていう絶妙な時間だったものだから晩ゴハンを食べられておらず、
宿に荷物を置いたら即、店を探しに出かけた。と言っても、この日は目星がつけてあった。
宿から徒歩10分ないくらいのところにある中華屋さん・萬龍さん。

徒歩10分、雪も少ないとあれば何の苦もなさそうであるが、
如何せん、道は若干シャーベット状に濡れて決して整備の行き届いていないアスファルトの凹凸を埋め、
地面のところどころは目立たない程度に雪をかぶって凍っている。
つるつる、というよりはヌルヌルと形容するのが相応しい感触が、靴底ごしに伝わってくる。
道幅もあまり広くはない。除雪のされ方も微妙で歩道をほどよく埋めてしまっており、
歩行者はクルマを気にしながら車道の隅を借りて歩かねばならない。
そしてさらに恐ろしいことに……結構な斜度で下っている!
や、殺る気だー!!

オイサンの知る限り、最も凶悪な冬の道は釧路の都市部、盛り場の裏通り辺りで、
殺意満々のブラックアイスバーンフル装備で歩くものに牙をむいてきますが、
釧路さんが殺意と破壊への欲望を爛々と隠さない狂戦士なら、
弘前の地面はアサシン、暗殺者です。
数々の罠をはりめぐらせ、あの手この手で確実に死へと追い立ててくる……!

……と、ここまで盛り上げて置いて、結局帰るまで一度も転びやしなかったんですけど。
弘前・青森含めて。1回つるっとすべったかな? くらいでした。
でもコワかったのは本当。ホテルの前の下り坂見たときはどうしようかと思った。



■夕食 萬龍
 
萬龍さんはこぢんまりとした町の中華屋さん。
4人掛けのテーブル席が3つにカウンターが5、6席。
お店のおばちゃんがテレビのバラエティ番組を真剣に見ているような、そんなお店です。

  この日は銀座の母とか呼ばれる占い師が、森昌子と年末にやらかした芸人の
  手相だかを見る番組やってんたんですけど、おばちゃん、占い師が手相の説明するたびに
  自分の掌みつめて動きが止まっていた。
  バラエティ真剣に見るオバチャンがいる店は名店。

「この店は焼きそばが美味しいことで評判、近所の人や飲みのシメで来る人が多い」
とネットに書いてあったので、もっと人が入っているものかと思ったけど
入店時点ではオイサン一人。
 
Dsc01353 Dsc01356
 
Dsc01358
 
 
けれどもあとから3人、4人とやってきて、ほとんどは焼きそばをお土産にして帰っていく感じでした。
お店で食べてったのは、オイサンの他には出張帰り風のサラリーマン二人組くらいだったかな。
キャバクラのお姉ちゃんみたいなんとか、キャバクラのお兄ちゃんみたいなんとか。
中華屋、そば屋、ラーメン屋は多いんだけど、どっこも「飲みのシメにいい」みたいな口コミが並ぶ。
確かにそういうお店の方が多い。
オイサンも久々に「スナックどうですか」なんて声をかけられた。
わぁい、うすしお? あかり、うすしお大好き! (そのスナックではない)



■宿 露天風呂にて、親切な紳士に助けられる

お宿はメジャーな、大浴場ありますよ系チェーンホテルであった。
大浴場があることに重点を置いて探したためこんな立地になってしまったわけだが、
おかげ大浴場+屋上露天がある。

その風呂に入ろうと最上階へ向かったところ、
浴場にはパスワードロックがかかっている(宿泊者に利用をしぼるためであろう)のを忘れてて
入り口で立ち往生していたら、出てきたばかりのご親切なカップルに教えてもらった。
助かった。
さすが、ご結婚なさってて心に余裕のある方々は一味違うぜ。
全くお上品なこって! 羨ましい限りですよ、あやかりたいねえ!
ケッ! ← お前なんだその態度は



そんなんで、いちんちめ、終わり。
 
 
 

| | コメント (0)

2018年2月17日 (土)

■おさなさの里帰り~弘前・田舎館・蒼樹うめ展 in 青森~(1) -更新第1096回-

青森に行って来ました、オイサンです。
 
 
Atrdsc01886
 
 
いやー。
……ねえ?  ← なにがだ
「青森? 何しに行くの??」なんて言われちゃって。
ホント、我ながら何しに行くんだろうw? 毎度毎度。旅。
なんなんだっていう。

やってきたことは3つ。
ひとつは、田舎館村へ、いち姫の里帰り。
ふたつ目は、青森県立美術館で、蒼樹うめ展 in 青森鑑賞。
オマケでみっつ目は、弘前にて、ちょっとだけ『ふらいんぐうぃっち』の聖地巡礼。
弘前に2泊、青森に1泊の3泊4日。初日は夜遅くの到着だったので、実質3日間の旅でした。
 
Dsc01399
 
Dsc01812
 
Dsc01673
 
 
 
■long・for・ブルーフォレスト
青森・東北には子どもの頃から憧れの様なものがあったので、今回の旅は感慨もひとしお。
……のハズだったのだけど、まだイマ一つ実感が持てないでいる。
わー、青森だー! というんではなく、 ナルホドこれが青森というものだったか、という感じだ。

気候的には、北陸が豪雪の底に沈むいま、青森もさぞかし恐ろしいことになっているのであろう……
と身構えて赴いたのだけど、雪は多くはなかった。
地元の御仁いわく、今年は例年の半分程度とのことだ。そういうものか。

寒さも、本当にひどかったのは実質3日間の滞在のうち、青森にいた1日半だけであった。
弘前ではそれなりの備えさえしていれば過ごしやすく、
なんなら「今日はちょっとあったかいな」と自然に洩れるほどだった。
油断して過ごす東京よりよっぽどいい。

  東京は寒い。
  一昨年訪れた阿寒のネイチャーガイドさんも言っていた、
  「東京は寒い、イヤな寒さだ」と。「ただ寒い。暖かくない」と。
  この言いっぷりの訳の分からなさは、北海道の冬を、特に外で体感すればわかると思う。
  日本語にこの感覚をひとことで言い表す言葉はないと思うが、
  もしかするとアイヌの人々辺りは持っていたかも知れない。

その暖かさも災いして天候にはいま一歩恵まれず、雪よりも雨、霙がちだった。
弘前市内にいる間は雲が晴れなかった。
2日目に田舎館村で少し、それと3日目、4日目に青森にいる間に少し、晴れ間が顔をのぞかせた。
晴れを期待したわけではなかったが、北への旅を冬場にする根拠を
「悪くても雪でいくらか絵になるし、傘ナシでも行動できるから」
というロジックに置いている自分としては雨はご勘弁。
おかげで傘を手放せない旅になってしまった。
マこれはこれでいいけども、写真を撮るのにやはり難儀する。
カメラの雨対策を、もう少しちゃんとしないとダメか(今更である)。
 
 
 
■東北雑感

憧れの青森初上陸(っていうのか)だったけれども、上でも書いた通り、
まだ強い感慨や実感を得るに至っていない。
「楽しくなかった」「思てたんとちがう」「期待ハズレだった」というんではなく。
まだピントを合わせ切れていないというだけだ。
そこはまだまだ、これから時間をかけて合わせていけば良いであろう。

北海道のような、カラダの中身が全部入れ替わるようなインパクトとか、
小諸・信州にみるような、ギリギリ日常に収まる穏やかさのような一撃のキャッチーさに出会わず、
人の家におじゃましている感じではあった。
普段の自分の日常との違いをじんわりと感じ取るような。
連休と冬のまつりシーズンで、行く先々でお祭りをやっていたというのも大きい。
あまり日常を垣間見る時間を持てなかったように思う。
お祭りを見に行った人になってしまった、という感触。
なので、次はもう少し、自分をホームに持って行けるようにしたい。

けど、当初の目的を果たすことは出来たし、
それを果たしていく中で見つけることの出来た実感もある。
東北さんも、まだ一見さんのオイサンを、初回から頭蓋骨が割れるまで本気でぶん殴るような
乱暴者ではなかったということだろう。
そんなコトすんのは稚内さんくらいだよw  ← あっ
そうした感触や心地よい中で見つけたいくつかの宿題のために、
2度目、3度目を訪れたい気持ち満載である。
次こそは、ザ・東北を見つけるために。
 
 
 
■弘前雑感

弘前は不思議と、雪の中を歩きながら「なるほどここはきっと春の似合う町だな」と思えた。
小諸の懐古園はこぢんまりとして起伏に富み、どの季節に訪れても違う表情を見せてくれるが、
弘前公園の中はほぼ平坦で広々としていて、花木の彩りを雪がとってかわる冬枯れの中を歩くのは
すこしさみしい。さみしいというか、気重さを覚えた。
その分、春、新緑の時期にはとてつもない大きな喜びに包まれるのではないだろうか。

町は、なんとなく思い描いていたよりも起伏があり、しかもその変化がなだらかに見えて急峻である。
よって足元が濡れたり凍ったりすると恐ろしい。
町並みが、どういえばいいのか、均一でない。
「村がそのまま大きくなった」ようなおおらかさと奔放さがあって、
町全体がひとのはなしを聞いてない、聞かないで大きくなった、
みたいな印象がある。隣り同士でも話をきいてない、みたいな。
言ってて失礼な感じだが、悪い意味ではなく、そういう個性がある。

道は、あんまりよくなかった。
人通りの多い場所はきれいに整えられ、部分的にはロードヒーティングも入っているほどだったが、
少し裏に入ると路面がザラザラのガタガタになっていることがザラだった。
それはそれでアジなので、自治体の怠慢だ! などと文句を言う気はサラサラないが、
今回は霙状の雪が道をずっと濡らしていたので油断がならなかった。

あと、なんとはなしに物足らなさを感じていたことに旅が終わってから気付いたのだが、
その物足らなさの原因は、どうやら水辺がなかったことにあった様だ。
お堀はあるのだが、川や池はとんと見受けなかった。
町なかにちろっとだけ、川というか水路の様なものは見たがそのくらい。
少し歩けば岩木川があるようなので、次回はそこまでせめてみたい。

自分の水辺への感覚は、3日目に青森で列車を降りたときに気が付いた。
すぐそこに海があることを感じて、異郷へ来たことを強く実感したのである。
ずっと海のない土地に育った自分には、旅する中で海がある・海を感じる風景というのは
ヒトツ印象を大きく左右するんだな、ということが分かった。



■青森のきっかけ

青森へ旅をしようと思ったキッカケに、目的と言えるほど立派なキモチはない。
青森という土地へのバクゼンとした憧れは、ずっとずっと昔からあった。幼いころからあった。
青森というよりは東北地方への憧れであろうなあ。
なんていうか、奥羽山脈! 奥羽本線!とか。子供の頃からネタにしてあった「訛りがヒドイ」とか、
ともあれ、異郷という印象が強かった。
なんか差別的な響きがあるが……子どもの考えることだから、興味本位のイメージもあったろう。
日本の奥地、というか。

社会科の授業で習うことにしても、キャッチーで、強いインパクトを感じていた。
北海道の「石狩川」に強いインパクトを感じていたのと、多分同じだ。
いつか、教科書の中だけの存在だった名称の場所へ行ってみたいという気持ちは、
その頃からなんとなく、ずっとあった。

  話は少し逸れるが、「みんなそう」だと思っていたのだけど、
  お読みの皆さんはどうでしょう? 小学校の授業で東北のことを教わった時、
  「あ、他よりも何か面白そう、すごい」って思いませんでした?
  マ東北に住んでる人は別として。自分は他の地方よりも圧倒的な存在感をずっと感じていた……。

そんな憧れがはじまりにあって、「いつかは東北、いつかは青森」という気持ちの上に、
『蒼樹うめ展 in 青森』が乗っかった。開催期間は、2月の12日まで。
今年は1月の連休が正月休みに近すぎて、いつもならこの連休に行くハズの北海道へ行かれず
「2月の連休にどっかいこう……」
と思っていたので、これはヒトツ、憧れの背を押すカタパルトになった。
……とはいえ、これだけでもまだ、弱かった。
上野で既に1回見ているものだし、自分はキャラグッズを買い漁りたいタイプでもない。
そうして、「そうなー……なんとなく青森なー……」などと思いながらgoogleMapさんを眺めていて
目に入ってきたのは、田舎館村、という文字だった。
 
 
Dsc01316
 
 

田舎館村と言えば、一般に有名なのはいち姫である。
最近は田んぼアートなどという催しもやっているようだがそんなのはマイナーなイベントなのでいいとして(らんぼう)、
いち姫がうちに来てから、多分そろそろ5年目になろうとしている。多分。
お迎えしたのは諏訪湖のPLUMショップでであったが、それがいつだったかハッキリとは覚えていない。
いずれにせよ、そろそろ一度は里帰りさせてやらないと気の毒だし、
何より自分がいち姫の生まれた土地の風景を見てみたいという気分もある。

こうして、ひだまつり……じゃない、蒼樹うめ展と田舎館村里帰りという2つの目的が乗っかり、
イザ青森の気合が盤石のモノとなっていったのである。

あと、『ふらいんぐうぃっち』の聖地が弘前にある。
キライなアニメではなかったので、ちょっと覗いていくのも良いだろう。
……まあ普通の人は、弘前を観光して、田舎館村の田んぼアートを見て、というのが
メインに来る感じでないだろうか。
 
▼ふらいんぐうぃっちOP

 
 
もう一つ聖地的な意味で言うと、マンガ家成田美名子先生のご出身が青森である。
『NATURAL』でも主人公たちが青森を旅行し(バスケ部の合宿という名目だけど)、
五能線に乗ったり、酸ヶ湯温泉に浸かったりする場面がある。
今回はそこまで足は延ばせないが、もしかすると青森県立美術館の傍にある三内丸山遺跡くらいは
見る時間がある……かもしれない。
 
 


そんな動機で始める、はじめてのひとり東北の旅。

東北自体は、大学時代にインターゼミ大会で訪れた仙台(モテた)、
この間4紳士で行った猪苗代、そしてつい先日お仕事の出張で行った2度目の仙台につづいて4度目だが、
ひとりの旅は初めてだ。
 
 
 
あこがれのみちのく、日本の奥座敷へごあんない。
 
 
 

| | コメント (0)

2018年1月21日 (日)

■サガミレイクの魔獣~蛇と帰省と、相模湖の話~ -更新第1193回-

もう一月も終わってしまいますね。
オイサンです。
 

 
 
前回は、まいど突然の『ヤマノススメ』SSで、いかがでしたでしょうか。面白かったでしょう?
「なんで正月から、巳年でもないのに蛇のはなしだよ!
                                犬のハナシしろよ!」
って言われそうだけど、ホントそうだなって9割がた完成してから思った。
ホントそう。
少しは世間の時宜というものを考えればいいと思う。

どうして、他のことも書かずにこの時期にこんな話になったのかと言うと、
年末年始、実家に帰省したときに実兄としたハナシがモトになっているからに他ならぬ。
デいつも通り、ただ日記のように、
帰省中にこんなことありました、こんなハナシしましたーって書く予定だったんだけど、
っていうか実際そうやって書いていたんだけど、
なんか芸がないなと散歩しながら思っていたところにフッと思いついて、こういう形にしてみた。
お題目は「写真」、そして「蛇」。



■写真と蛇

自分は実家に帰ると、ホントに自分ン家かってくらい写真を大量に、
それこそ普通に旅行に行っているのと変わらないくらい枚数を撮る。
今回も実質4日間で、530枚(選別後)くらい撮ってるので、1日100枚はゆうに撮ってる。
 
Dsc00178
 
Dsc00190
 
Dsc00384
 
Dsc00278
 
 
上のお写真見て頂ければわかると思うのだけれども、概ねこーゆー写真ばっかり撮って回っているものだから、
兄から見れば摩訶不思議アドベンチャーだったのでしょうな。
 
 ▼摩訶不思議アドベンチャー
 
 つかもうぜ!
 
 
「お前のその、撮り倒した大量のワケのワカラン写真はどうするんだ?」
みたいなことを言われたワケです。気持ちはワカル。
面倒だったので説明はしなかったんだけれども、
気持ちとしては、作中でほのかちゃんに演じてもらったような気持ち、「記録と郷愁」でしかない。

それも、「現時点で思い入れはない、美しさも感じない、ロクに視界にも入っていない」
ような暮らしの一部分を、この先その風景が失われてしまったときに見返して
「そういえばここはこんな風になっていたのか」と、その記録を見ることによって
新たに思えるような物になればいい、という思いでの記録、
そして「来たるべき郷愁」として撮っている。

  もちろん、それ以外の意味での本当の郷愁とか、思い入れ、記録、感動、
  そんなもの発端での写真も撮ってるけど。
  あの時、どんな気持ちだったかとか、家のどこがどんなふうになっていてどんな庭木が植わっていて、
  何が置いてあったのか、何を食べたのか……
  時間と空間のディティールを、ただただ焼き留めておくための。

たとえその日が「向こうから」来なくても、焼き付いたそれを目にした瞬間に、
得も言われぬ感慨がわくこともあるだろう、と信じている。
自分がそういう自分であり、そういう自分であり続けるであろうことを信じている。
そういう記憶の砂粒や小石をはめ込むことで、心が安定することがある。

多分「そんな気持ち」になったことのない人には話しても伝わらないだろうなあと思って
兄には説明せず、てきとうに誤魔化した。
それを思い出せることそのものが「役に立つ」バタケの人には役に立つし、
そこからさらに「それでどうするの?」と問う人には役に立たないだろうと思う。
それだけだ。

  マそこで言葉にしないから、自分はあの人に「何も考えてない人」だと
  思われてしまうんだけど。

その感覚は、一定以上のリテラシーがある人相手ならば、ある程度分からないモノでもないだろうケド、
本当にわかる人だったら、尋ねずとも「ああ、『アレ』をやっているんだな」と近いレンジで理解出来るハズで、
説明してもちゃんと分かってもらえないまま「ふーん、そういうこともあるんだね」で終わってしまうなら説くのも虚しい。
マいま話しておけば、先々と
「あの時あなたの言っていたことはこういうことだったんだな」
という時も巡ってくるかもしれないけど。そこまでは期待しなくていいかな、という感じだ。
こちらから語ることによって、
相手が言語化出来ずにいる心象に輪郭を与えるキッカケとなることもあるだろうけど……
正直、そういう活動に関してはあちらの方が格上なので、
マそれはないだろうな、と思って話さなかった。
向こうで推測の立っていることの確認のために問うている、という可能性も、
ないではないけどね。

 
そういう気持ちでSS書いてて面白かったのは、
主な視点をひなたに据えて、自分の感覚をほのかに預けたことで、
自分の感覚がイビツで不健全なものだということが少し見えた、ということだった。
なるほど確かにこれは喪失感の前借だな、と書くための言葉をさがしながら思っていた。
自分は気持ちの悪い、なんなら不吉なヤツだなあと。
 
また、ひなたメインのワリに、色々と具体的に難しく考えている風になってしまったが、
まだ考えや言葉に至る前の、ひなたの体の中に広がる心象風景を読み解いたらああいう言葉になるよ!
というくらいの物とした。
マそれは小説の難しいところで。
「物を考えない人間の内面」をどう表したものか? という。
それこそ蛇の行動知ではないけれど、考えていない人間でもそれは言葉や論理として自覚がないだけで、
知性は働いているはずなので、
その言葉になっていない物を言葉でしか書き表せないところに、文章表現の限界と面白さがある。
だからそこをもう敢えて言葉で書いてしまった。
もう一つやり方を思いついているので、それはまた別な形でやってみようと思う。
 
 ▼もう一つの主題、「蛇」。
 
これは、彼……オイサンの実兄がご趣味で何やら水陸両用の戦闘メカを開発中らしく
(※若干パワフルさ増しでに語っています)、そのアイディアを得るために、
いまエビを飼ったり亀を飼ったりしようとしているんだが、という話をしていた時に出てきた話題。

  ……どうでもいいけど発想がすげえな。な?

そのメカがらみの話題では珍しくそこそこ話をしたり聞いたりしたのだけれども、
動物の行動学みたいのについて話をしていたら、作中で書いた蛇の道のハナシが出てきた。
脳・思考というソフトウェアではない、
肉体というハードウェア由来の「行動の効率化」も広い意味で「知」と呼ぶのだそうな。
少なくともその辺の学の分野では。
まあ、そうだろうな、よく分かる話だ、と思って聴いていた。

尚、その「肉体的な知」の話を聴きながらオイサンは、かつて糸井重里が言っていた、
「プロ野球選手は、これがシーズンの最終試合、
 これが終わったらしばらくは試合はない! と分かったら、全身ぶっ壊れるまでやる、
 故障上等でやる、だからYY年MM月DD日の巨人戦はあんなケガ人続出になったし、
 格闘家も、折れるの分かってても、意識的にリミッターを外して体が壊れるまで勝つためにやる、
 僕はそれを知性と呼ぶし、それをスポーティだというんだ」
という話を思い出し、ちょっと似ているな、と思っていた。
ソレ言ったら「イヤそれはちょっとどうだろか」って言われそうだから黙ってたけど。



……。



マそんな感じで、今年も書き物の方もよろしくお願いいたします。
大体いつも通り、こんな感じでまいりますので。
例年よりは多めに、そして計画的に上げていきたいなと思っています。
ちょっと長めのを、まずは少なくともあと2篇!



■帰省中のデキゴト

いやあ、例年になく、何にも出来ずに終わった感じ。期間も短かったんだけど、それにしてもね。
そば食って、
お雑煮食べて、
お参りして、
友だちとぶらっと謎の国宝寺を冷やかして、
緊急事態が発生(!)して、終わった、
みたいな感じだった。
オシゴトのテンションでまとめられるモンなら、1日か1日半で終わる分量のことを
4日間でやったようだ。
マ普通のお正月なんてそんなモンなのかもしれないけど。

実家では、母が『キングダム』の原作にハマっていたので便乗してそれを読んだりしたが、
テレビを見たり、映画を見たり、みたいなことは全然なかった。
紅白は見ないし、お笑いも格闘もマラソンも何も見なかった。
インプットは『キングダム』くらいだったなあ。
3DSもPSVitaも持って帰ったけど全然触らなかった。
ホントどーしたんだろ? って自分で思うくらい、何もしなかった。びっくりだよこんなの。
写真は撮ったけどさ。



■歳末大ゴハン

年越しそばは毎度の、親父どの発祥の地・出雲の出雲そばで、
お雑煮も例年通り、岡山バージョンと島根バージョンのローテーション。
おせちは、ここ数年はどこぞの料亭だとかレストランのだとかお高そうなのを買っていたようだが、
今年は少し無難に落として百貨店のものにしたらしい。
料理のラインナップとテイストが、なんというか「誰でも分かる味のもの」に寄っていて、
料亭のおせちがどことはなしに醸し出す
「すこし頭のいい舌を持っていないと分からないでしょ?」みたいな気取りがなくて、
あー自分にはこのくらいでちょうどいいな、という感じだった。
それでも安っぽ過ぎはせず、好感度の高いおせちでした。安心できる味。
 
Dsc00300
 
Dsc00315
 
Dsc00319
 
Dsc00331
 
Dsc00539
 
 
親父殿が、なぜかエゾシカの肉を大量に取り寄せていて、
その焼肉としゃぶしゃぶが物凄く美味しかった……シカ肉大好き。
次生まれ変わったらシカになりたい(食われたいのか)。



■當麻寺

正月2日は、いつもの友人と當麻寺(たいまでら)に行ってきた。
お庭が美しいというフレコミだけで行ってみたのだがなかなか大きなお寺で、
本堂、講堂、金堂に、他にも2つ3つお堂があり、
そのどれもが国宝或いは重文級のドスの効いたお寺だった。
なんやお前、思ったよりやるやないか。

肝心のお庭は、マ冬の最中だということもあり、しかも見どころである五重塔が修繕中とあって
見どころパワーは半減だったのだけれども、
それでもそのしんしんとした美しさはキチンと伝わってくるものだった。
フルパワーのときに行ったらかなり良いと思われる。
 
Dsc00614
 
Dsc00655
 
Dsc00690
 
Dsc00713_2
 

しかし色々不器用と言うか無頓着と言うか、ヘタクソな奈良県民らしく、
「重文! 金堂!」とか「世界最古! 梵鐘!」とか、
どストレートな立て札とか貼り紙ばかりで慎みに欠け、
「オマエな、そういうトコだぞw?」と言いたくなることしきり。
モ少し上手くやって押し出せば、もっとこう、なんていうか、上手く回るぞ?
マそんなの求めてないのかもだけどさ。その気があるならそういうことだ。

「もうちょとクールにキメてもらいたいねえw」と言ったら、ぺ氏も苦笑いであった。

あと、その當麻寺を擁する葛城市には蓮花ちゃん というご当地キャラがいて
グッズ展開なんかもけっこうしっかりやっているっぽいことを後から知って、
くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
ってなってた。
 
Dsc00602
 
 
下調べしてたら、その辺も抑えに行ったのに。惜しいことした。
次回も同じトコ行くぞぺ氏よ(私信)。
少なくとも葛城市内の寺とか行くぞ。



■相模湖で最高のエンターテイナーと再会する

帰省中ではないけど、コッチ戻って来てから、相模湖に連れて行ってもらった。
お相手はいつものアラフォー、テラジさん。
 
Dsc00956
 
Dsc00963
 
 
コレと言ったアテもなくお茶に誘い出して、どこへ行こうか? 青梅、奥多摩方面はどうだ?
飯能は遠いか? いや八王子はどうか? と、気分と道の事情に押し流されて迷走しているうち、
「このまままっすぐ行ったら相模湖に行くっぽいからいってしまおう」、
という流れで相模湖へ。いい加減。

相模湖へは、過去に一度、八王子から地獄の陣馬街道を抜けて行ったことがある。
これがまた、最強の都道、「吐く道」と書いて吐道(とどう)と呼ばれるくらいのスパルタン狭隘峠道で、
ゲラゲラ笑いながら走ったのだけど。イヤ運転してる方は笑ってる場合じゃなかったと思うけどね。
それを抜けた先で辿り着いた相模湖では射的場のオババがかなり濃厚な味を出していて、

  オババ 「お、お兄ちゃん! あんた料理人だね!?
                             鉄砲撃つときも手袋外さないもんね!」

  オイサン「いやー、わかります!?」

などという小粋なトーク(ウソじゃねえか)に花を咲かせたのが、もう2年も前のハナシ。
いま調べてみたら、2015年の12月に行っていた。

今回も、ハテサテ、オババは元気かな? と同じ店を覗いてみたところ……
アホみたいに元気でしたw 全然変わってないでやんの。結構なことです。
テラジさん曰く、
前回行った埼玉県小川町で『のんのんびより』の小学校を管理するオババが、
年を経てちょっとお疲れ気味でいらしたので、もしかしたら相模湖射的オババも元気を失っているのではないか……
と心配されていたとのことでしたが。
いやあ、杞憂だった。魔人。魔人ですよ。
まあ2年前に別れるときも、「次来たときはもう死んでるかもだけどね!」とか言ってた様な気がする。
 
Dsc00985
 
Dsc00994
 
Dsc00990
 
Dsc00989
 
 
肝心の射的では、今回は二人のポイントを合わせ前回よりも一回り大きな20ポイントのアヒルさんをゲットしました。
やったぜ俺たち! ちなみに内訳は、

 オイサン :16pt  テラジさん:17pt 

……だったかな? で、テラジさんの勝ち。ちくしょう。最後の最後でまくられる展開。
次は四紳士で行ってトーナメント戦でもやりたいものだ。
隊長がひとりだけ自分の銃(いやらしい意味ではない)持って来そうだけど。

尚ここの射的場はポイント制になっていて、
どうやら稼いだポイントはストックしておくことも出来るっぽい
(見た感じ。だが、きっちりしたシステム化がされているとは思えないので、
次行ったときにキチンと残っているとも思えないw)ので、
それでポイントを貯めて200ptの『ラブライブ!』フィギュアをゲットすることも可能だ!
買った方が早いぞ!

ちなみにこの射的場は、『這いよれ!』……じゃねえや、『干物妹!うまるちゃん』の聖地でもあって、
昨年末に放送された、アニメの、UMRさんとシルフィンさんが相模湖を訪れる回で登場している。
しっかり単行本も置いてあった。
原作者のサンカクヘッド先生が取材にやってきて、
その話が単行本になってからまた、御自らお礼持参でやってこられたのだそうな。
ちゃんとした人だ。
お店のじっちゃんはアニメで放映されたことは知らなかったみたいだけど、
その話をしたら「まだDVDにはなってないの?」って訊かれた。買う気だw
 
Dsc_0585 Dsc_0584 Dsc_0583
 
 
湖畔をぶらつきながら写真を撮り、
寒空の下でソフトクムーリ食べ食べ小倉唯のかわいさについて語り(なにしてんの)、
お気に入りだったメシ屋が経営方針を変えた挙げ句とうとう潰れて丸亀製麺になっていたのを嘆いたりした
大変充実した1日でした。

……あとからしみじみ思うのだけど、
コレと言ったプランもなく出かけたオッサン二人をあれだけ笑顔にして帰してくれる
射的場のオババは、かなり手練れのエンターテイナーであることだ。
ワリと真面目にすごいと思う。

あとコレ、戦利品な。アラフォーが回したガチャ。
 
Dsc_0687
 
 
写真で見たときは
「ナンダコレwww出来がひどいwwwあと、ラインナップが間違ってるwww」
って笑ってたんだけど、実物はそこまでひどくもないという微妙さだった。
なんなんだよホントにもうw 2000年のガチャガチャだぞw



■Closing

という具合で、なんだか随分無気力に始まってしまった2018年。
まあ、下らないことばかりやって何かやった気になって満足してしまうよりは、
ああ何もしないで終わってしまった、この先ガンバロウ、と思えた方が良いだろう。

でもまあ、今年は……なんか、楽しくやるよ。
色々と心づもりを持ってね。

オイサンでした。

 
 
 

| | コメント (2)

2017年12月20日 (水)

■雪見こもろ。~小諸、15回目のおとずれ~ -更新第1187回-

我はオイサン……。
おさんぽ感覚で小諸を旅する者なり……。
さあ、望みを言うがいい……。
 
Dsc0_4_9867
 
 
小諸行ってきました。今年3回目。通算15回目。
2017年グランプリファイナル(グランプリではない)。
今年は、3月にズベ公たちと落ち合ったのと、6月に一人で行ったのとあったが、
ズベ公と会う前に一人で行ったような気がしていたが勘違いだった。

満を持して、何をしに行ったというわけでもない。マ毎回そうだけど。
1泊2日で、
初日は、
キャンディライトでお昼を食べて、
ツルヤに寄って、おやき(ピリ辛なすとえのき)と謎のお菓子「リンゴ味かりんとう」を購入、
線路の西側、懐古園と、千曲川方面へ向かう田園を歩いて、
珈琲こもろさんでコーヒー頂いて……おしまい。
宿はグランドキャッスル。やはり温泉がすばらしい。
 
Dsc0_5_0002
 
Dsc0_5_0028
 

2日目は雪。
朝、駅前そば屋できざみそば(+山菜)を頂いて、
飯綱山方面へいつもの散歩。
弁天の清水で写真を撮り、駅前の停車場ガーデンでコーヒーをもらって一旦宿に戻り、
昼前にチェックアウトし、
そば七さんでおそばを食べて、またツルヤで買い物をして、
また珈琲こもろさんでのんびりして……
最後にみやさかさんでおみやげ買って、終了。
 
Dsc00043
 
Dsc00053
 

目的らしい目的といえば……年末に、実家でハヤの甘露煮を食べたかったので
それをおみやげがてら実家に送ろうとした、ことくらいであろうか?

着いてから起こったことは
 ・キャンディライトさんで、ツルヤさんの休業(来年1月31日~)を知らされる。
 ・グランドキャッスルに、高校柔道部の団体がいくつも泊まっていて、
  「夕飯のバイキングは早めにした方がいいです!」と深刻に告げられる。
 ・雪でこけそうになる(2回)。

……くらい。
どれも地味だなw でも、本当に何もなかったんだもん。


▼初日昼、到着即キャンディライト直行。
キャンディさんはすっかり通常営業で、着いて注文して、ゴハンも出てくる前から
「聞いてよ、ツルヤさん休業しちゃうのよ」
って、それ旅行者にする話かw なんでオイサンがツルヤ知ってる前提なんだよw
ふつうの旅行者は知らないぞ。ふつうの旅行者ではないけど。
まあツルヤさんにはアラフォー共々お世話になっているので、
キャンディさんの期待通り超びっくりしてしまい、
「ほらw! 旅の人でもビックリするわよww!」と喜ばれる始末。
 
Dsc0_4_9884
 

あと、キャンディライトさんでは初めてぶたしょうが焼きを食べたけど、
肉厚でゲキウマであったことをお伝えしておく。
これは、旭川のブラジルさんと双璧を成すな。
マぶたしょうが焼きなんて、腹さえ減ってりゃどこで食ったって死ぬほど美味しいんだけど(ミもフタもない感想)。
ていうかそもそも、ぶたしょうが焼きの麻薬的なうまさ自体が人類の一大発明だと思うのだがどうか?
ノーベルぶたしょうが焼き賞を授与されたい。
世界で最初にぶたしょうが焼きを考えたやつは誰だあっ!

それはそうと、お勘定のときに奥さんが「懐古園、行く? 券あげようか?」と言うので
またもらってしまった。
ホントは市民にだけ配られる無料券なんだけど、
「あんたはもう、準市民だから」つって、もらっちゃった。
マもらうばっかりで使わないんだけど。
だって懐古園でお金払わなかったら、小諸に落とすお金ほとんどないんだもん。
なので、券は有難くいただくけれども、入園にはお金を払っていますオイサンです。
 
Dsc0_4_9888
 


▼ツルヤさん
キャンディライトで聞いた(聞かされた)ツルヤさんの休業発表(というか決定?)は、
地元の人にとってはなかなか寝耳に水で電撃的であったらしい。
今回の休業は、店舗の拡張を視野に入れた計画であるようで、
撤退や廃業ではない……ようなのだが、再開に関する見通しが何も発表されないことが
皆さん(つってもハナシきいたのキャンディさんとみやさかさんでだけだけど)を不安にさせているご様子。

「拡張したい」「休業するかも」ってウワサ話は、どうやら10年も昔からずっとあったらしい。
コレは2日目に聞いたみやさかさん情報。
それが今回緊急浮上で具体化したので、皆さんビックリしているご様子。
また公式発表が新聞でちょこっとされたのと、
お店の入り口に超ちょっとだけ掲示されてるだけで、
キャンディさんなんかはそれでブーブー言っておられた。
 
Dsc0_4_9889
 

休業・拡張の背景としては、借地でやってる駐車場の方が土地代がかさんでしまい、
今の店舗面積では赤字なのだとか……
……って、そんな細かいウラ事情までヨソものに話したってどうなるっていうんですか、
キャンディライトさん、おみやげのみやさかさん!
そりゃまあ私&アラフォーなんかは、ヨソモノにしちゃあ利用してる方だと思うけど。

買い物する場所、他にないんだってさ。なんとか考えてあげてよツルヤさん!
市長からもご意見が出ているとか出ていないとか。
拡張先の土地確保も見通したたずにとりあえず休業だというから、キャンディさんで
「ある程度見えてから、段階的にやればいいのにねえ?」と言ったら
「本当にそうなのよ、誰だってそう思うわよねえw!?」
えらい食いつかれた。

あと、今回新たに買ってみたえのきのおやきは、シソが入っていて大変おいしかった。
謎のお菓子・リンゴ味かりんとう
「ミスマッチであるけれども、コレはなんだかアタリの予感がする……」と思って買ったのだけど、
ほぼもくろみ通りのお味で大変おいしかった。
 
Dsc0_4_9890
 

みやさかさんの話では、ツルヤオリジナルの商品にはファンが多く、
市街から車でドレッシングを買いに来る御仁もおられるのだとか……
……自分は、小諸に何の話をしに行っているんだろう?
ホント、こんな情報を与えて、神は俺に何をさせようとしているんだ?
阻止すればいいの?
 
 
 
▼懐古園
懐古園は今回あんまり時間をかけてまわらなかったけど、
冬は木々の葉が落ちて、見通しがよく、いつもより大変広く感じた。
あと、人っ子一人いなかった……というのは大袈裟だけど、真面目にカウントして、
園内にいた1時間程度で、
 ・遭遇した人の数は5人
 ・気配を感じたのは2人
でした。
「後者はなんだ、怖い!」と言われそうだが、神社の中にいたっぽい人数である。
水の手展望台の裏手から出て、最近歩いていなかった田園地帯を歩いてきたけど、
あそこはやはり良い雰囲気である。
やはり人っ子ひとり出くわさないワケだが。
「あ~チミチミ、こんなところで何やっとんの?」とか聞かれたら
上手く説明出来ないワケだが。
 
Dsc0_4_9927
 
Dsc0_4_9931
 
Dsc0_4_9963
 
Dsc0_4_9971
 
Dsc0_4_9979
 
 
 
▼珈琲こもろ
珈琲こもろさんでは、土曜の夜には毎年恒例のクリスマスパーティーだったようで、
参加予定と思しきお客さんが大勢でワイワイやっておられた
(パーティは18時からで、オイサンは参加しなかったが)。
行くといつもいる、ちょっと声の大きい夏まちおじさんが相変わらずの調子であった。
今回は前回みたいに、オイサンがモンベルのジャケット着て座ってる隣で
モンベルの悪口言い始めたりされずに済んでホッとする。ジブンもうチョット周り見た方がエエで。
しかしあそこのお店は、夏まち的お客とそうでないお客がよく共存してるなーと思う。
 
Dsc0_5_0038
 

2日目行ったとき、雪で電車が止まったりしないもんか聞いてみたけど、
そこまでのことには滅多にならないご様子で安心する。
今まであまり頼んだことのない、浅めのブレンドを頼んでみた。
アメリカンブレンドと、スウィートブレンド。こういうのもなかなかいいね。
ホッとするひと時。


▼お宿・グランドキャッスルさん
グランドキャッスルさんにチェックインする際、夕食の時間をきかれて、
「5時半、6時、6時半、7時、7時半……と開始時間をお選びいただけるんですが……
 実は今日、柔道部の団体様のご予約が入っておりまして……
 6時から7時の間は集中すると思われますので、5時半をオススメしております!」
と実質一択の、選択ではなく決断を迫られた。
だって、『帯ギュ』の福知山高校みたいな連中が100人とか押し寄せてきて、
7時半にはもうスッカラカンの可能性があるって言われてんでしょコレ!?

実際は、一回エレベーターですれ違ったけど、
そんなに大柄ではない、ちょっとガッシリしてるかな? くらいの10人程度の一団でした。
他にもいたんだろうけど。
 
Dsc00039
 

そうして早めになってしまったゴハンでしたが、相変わらず美味しかった。
カニの食べ放題だったり、何種類かのお鍋を取り揃えていたりしていたが、
そんな中でも……お味噌汁と、野沢菜とたくあんで頂くゴハンがとても美味しかった……。

グランドキャッスルさんの温泉は、温度といい、湯の柔らかさといい、
今まで自分が浸かった湯の中では飛びぬけて印象が良い。
パンチの利いた、分かり易いお湯ではないが、浸かっていて心地よく、
長い時間入っていられる。
ちょうのんびり。
もしかしたらここでも柔道部とかち合ってしまうのではないか……とビクビクしていたが、
夜と朝、二度ともほとんど貸し切り同然に気分よく浸かることが出来てのんびりできた。


▼弁天の清水・飯綱山
あとは……ここまで本格的に雪の小諸は初めてだったかな。
おかげで、飯綱山の上まで上がるのは腰が引けてしまったけれども、
上から見下ろしても、雪の町並みはきっと美しかったに違いない。
弁天の清水はいつも通りの美しさであり、
水は思いのほか冷たくなかったのが印象的だった。
外気よりもちょっとあったかいくらいで驚いたものである。
 
Dsc00087
 
Dsc00088
 
 
 
▼停車場ガーデン
停車場ガーデンさんではいつもアイスコーヒーばかり飲んでいたような気がするが、
今回改めてホットコーヒーを飲んでみたら、こちらも思いのほか美味しかった。
時間帯によってセルフサービスになったのね。
けど、セルフなのに、オイサンの言った時間が早すぎて、
ほとんどオイサンのためだけに一杯新しく点ててくれるくれるような状態であった。
淹れたてだったせいもあってか、めっちゃおいしかったです。
アイスコーヒーはイマイチなんだよね…… ← あっ
 
Dsc00119
 
Dsc00122
 
Dsc00123 Dsc00124
 



……っていう。



ちょいちょいと細かな発見はあったけど、超平常運転だった、2017年最後の小諸。
平常運転どころか、普段よりもスローペースくらいだった。
これといって特別な感慨がわくことも、今回はなかったけど。
しっとりと、ゆったりと、田舎の山と川の寒風にさらされてきた。

けど、如何せん、今年は……あんまり、自分で撮った写真に「これだ!」っていうのがなくて、
どうしちゃったのかなーと思っているオイサンでした。
おかしい……俺は天才のはずなのに。
 
Dsc0_5_0027
 

そんな、2017年最後の、ひとりぼっちの小諸でした。
雪。
 
 
 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧