2017年10月22日 (日)

■しゅまりない旅情2017~2日目(2)~ -更新第1168回-

 
静かなる朱鞠内、2017年8月の訪問録。
その2日目の午後。
 
 
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1日目は羽田から旭川に飛び、そこで立ち寄るハズだったcafe花みずきさんが夏休み中で肩を落とし、
次いで向かった深川駅でもあるはずだったコインロッカーが撤去されていて往生するも
地元のお店に受けたご厚意に胸を熱くし、
そこから朱鞠内までの長いバスの車窓に流れる風景を楽しんだりした。

そうしてたどり着いたお宿、昨年もお世話になった「レークハウスしゅまりない」さんから2日目はスタート。
午前中は散歩と遊覧船で万華鏡の様な湖を堪能し、
地元テーマ曲である『しゅまりない旅情』のテープを秘密裏に入手して、
お昼のおそばを食べ終えたところからの続き。



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■2日目 8月19日(土) 午後の部
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■13:00~18:00 お昼ゴハン~朱鞠内の町、雨~晩ゴハン



 ▼朱鞠内の集落で雨に遭い、ビビる昇太くんと出会う

ゴハンを終えたら、さてどうしよう?

昨年はここでゴハンが食べられずに、食料を求めて人里まで下りたのである。わしゃ熊か。
今回はこうして食べ物にもありつけたので人里を襲撃する理由はないのだったが……否、ある。あるぞ。

単4電池を買うのだ。深川で買うつもりにしていたのをすっかり忘れていたのだ。
この期に及んで電池なんか何に使うのかと言えば、ヘッドランプである。今宵はきっと晴れるに違いない(祈り)ので、星を見に外へ出るのに、灯りは必須なのである。

電池、あるっちゃあるんだけど、マウスから抜かないとならず、それに切れられると困ってしまう。なので、一応予備が欲しい。

……というワケでなんやかやと理由をつけ、人里を襲撃することにしたクマ。朱鞠内の町の人々にげてー!!
がおーくまだぞー。 ← ノリノリ

身支度をして宿を出、空を見上げて、ふと嫌な予感に見舞われる。
頭上にわいた色の濃い雲と、先ほどまでは肌に触れる空気がカラリとしていたのに、今はヒヤリと冷たいこの余分な潤いの感触。雨が降るのではないか?
 
 
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パッとスマホの予報を確認するが、雲のマークこそついているものの傘の印はない。
雨雲レーダーにも、付近上空に目立った雨雲反応はないことを告げている。

ここで変にワイルドぶって、「雨になる気がする……」などと傘なんか持って歩いた日には、
オイサンのようなシチーボーイにそんな優秀ワイルドなセンサーがついているわけもなく、
自分のことを野生の申し子とか自称している定岡イタイイタイ正二みたいで恥をかくのが関の山である。
ITのチカラ・天気予報を信じてこのまま行くことにする。





うわーっ雨だーっ。(即オチ





宿から朱鞠内の町までは3キロ半ほど。40分ばかり歩いたその町に差し掛かったあたりでポツリポツリと降ってきた。
しかしここまで来ていれば雨宿りをする場所も町にはいくらかはある。雨宿りまちちゃん(無関係な情報)。

ちなみに、宿からここまで40分の道のりにはいくつかのビューポイントがある。
おソバ畑。 
 
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バスの待合ボックス。
 
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……なのだが、このボックスにオイサンは、昨年恐ろしいトラウマを植え付けられており出来れば近付きたくない。
昨年の、今日と同じ2日目、朝のジョギングに出てここまで来たのであるが、
このボックスの中から何やらドンドンとぶつかる音がする。
ハテなんであろうかとガラス越しに覗いて見たところ、一羽の鳥が閉じ込められて窓に向けて無謀なアタックを繰り返していた。
おお可愛そうにと思ってドアを少し開けてやったところ、鳥は利口にもすぐさまそこから出て行った。
……ので、あるが。
……なんでそこまで気付かなかったかな、扉に赤字で大きく貼り紙がしてあったのである。
 
「スズメバチに注意!」。
 
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昨年の写真。気付けよ去年の俺。 
 

いやホンマなんでそこまで気が付かなかったかと自分でも思うくらい、大きな紙に大きな字で貼り紙がしてあった。
そして足元には、駆除されたあとなのでしょう、
おびただしい数の蜂の死骸が敷き詰められていると言えるレベルで横たわっておって、
全身が総毛立ったのを憶えている。

はじかれた様に扉を閉めると、脱兎の如く逃げた。
もしかすると駆除した人間に恨みを持つ生き残りがいないとも限らない。
ジョギングとは言えないペースでその場を走って……
マそんなモン多少速く走ったところで、ホンマに蜂が襲ってきたら何の守りにもなりますまいが……
離れたのでした。

そんなことがあったものだから、この待合ボックスにはなるたけ近寄りたくない。特段覗いて面白いモノがあるわけでもない。
しかしあの時助けてやった小鳥ちゃんはいまだに恩返しに来ないが、どこでどうしているのだろう。
スクールアイドルでもやっているのか、プロのアイドル事務所で事務でもやっているのか? だからどの小鳥だよ。

あと、どこで誰が買ってきてここで捨てたのか……セブンイレブンのコーヒーのカップが転がっていた。
 
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ここにも文明があったんだな、ということを辛うじて表す人間の暮らした跡です。
あとは、川が流れていたり、山がきれいだったりです。

見どころは以上です。みどころ?

サテ、町へはからくも辿り着いた。雨がひどくなる前にさっさと買い物を済ませて帰りましょう。

昨年も来たんですよー、みたいな話を振れば、店のオバサンともいくらか会話も出来るだろう。
そういえば昨年聞いた話では、この商店の娘さんは横浜に働きに出られているというお話ではなかったか。
パンとプリッツかなんか買っただけだったのに、その短時間でよくその情報引き出せたな、去年の自分。
 
 

うわー店が休みだーっ。(まさかの
 
 

うーん、これは予想外。昨年訪れたときは、
 オイサン  「湖のところのホテルに泊まってるんですけどねー。ランチやってなくてw」
 おばちゃん「あらそうー。やればいいのにねえ、お客さんもいるんだから」
って、おばちゃん言ってたのに! お店やればいいじゃない! お客さんいますよ! ここに!

……と、そんな叫びも虚しく朱鞠内の空に吸い込まれていくばかり。
まあまあ、田舎の個人商店なんてそんなもんです。やむなし。今年は去年ほど切羽詰まっているワケでもなし。
もし昨年もこの店が閉まってて、あの時パンも買えずに過ごしていたとしたら……と考えるとゾッとする。
ここまで宿から40分歩くのである。片道3.5㎞である。腹が減っているから来たというのに、合計7㎞のムダ足である。
ムダ足ダイエットである。大変ゾッとする。あと結果にコミットもする。

買い物を諦め、足を再び湖の方へ向けたとき(他に行くところなんか無いんである)雨脚が強くなってきた。
ここは一旦雨をしのげる場所へ退避しようと表の自販機で缶コーヒーだけを買い、旧朱鞠内駅舎……
今のバスの待合所へ。徒歩1分。さっき前を通ったとき、人影があったのが気になるが……怖い人じゃなければいいな。
 
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昨年の話。
この商店の自販機でコーヒーを一本とペットボトルの飲み物を買ったのだが、
あとから買ったペットボトルを取り出すのを忘れたまま歩き出してしまった。
町を15分ほど徘徊した辺りでペットボトルが手元にないことに気付き、即座に戻るのも面倒なのでそのまま散策を続けた。
購入からつごう30分ほど経ってから店の前に帰り着いたとき、果たしてオイサンの買ったボトルは手つかずのまま自販機の中に残っていた……。無理もない話である。
その間見かけた動くもの人影と言えば、クロネコヤマトの車くらいのものだったからな。

バスの待合所に逃げ込んでコーヒーの缶を開けたところで、バス事務所の方から、
作業着っぽいツナギを着た、年の頃27、8ほどの、ツンツン短髪にイマドキ細レンズ黒縁メガネのお兄さんが現れた。

……ここまで書いて思ったのだが、なぜここで
ムチムチライダースーツに身を包んだ、
     年の頃は20代前半、金髪ツインテールの美少女

が現れないのであろう?
ここでそれが出て来ないのではそりゃあ結婚など出来るわけがないではないか。
なるほどすべて世間が悪いことが証明された。 ← そういう考えを捨てないから結婚できないのだ。

それではカメラを現実にお返しします。
いま目の前にいるのは、ちょっとビビる大木と春風亭昇太に似たお兄さんである。
一見人は好さそうであるが、どんな牙を隠し持っているか分からない。
恐る恐るではあるが、「どもこんちわ、降って来ちゃいましたね」と当たり障りのない水を向けてみる。すると。

「ねえ! 降って来ちゃって!
 これから草むしりでもしようかなーって思ったときに限って降って来ちゃうんですよねえーww
 はははははーww!」


おお、声がでかい。ちょっとあたまがよくなさそうだ(超失礼)。いやそうではなく、大変元気がよろしい。
純朴そうである。しかし驚きなのは(話を逸らす)、目の前には大きなパットゴルフ場が広がっておるのだけれども、お兄さん、お一人でこれを養生なさるので?

「いえ、いつもはね! もう一人相方がいるんですけど! 今日ちょっと、葬式の手伝いで休みでいないんで、
 ちょっとやっとこうかなって! はははははw!」


OK声が出てる。聞こえているぞ、雨はそんなに強くない。
なんだかとても真面目で純朴な感じです。彼はなんだろうか、公務員なのか、バス会社の人間なのか……。
しかし彼とのちょっとした会話で、今日この朱鞠内か、幌加内のどこかでお葬式が営まれていることが分かった。
そりゃそのくらいあるだろうけど、なんかこう……やはり人が生きてるんだな、という気になる。

ホントなんでもないただ偶然雨に引き寄せられただけなのだけど、これはこれでヒトツの縁である。
来年か、もっと先になるかは分からないけれども、みたびこの朱鞠内をオイサンが訪れるとき、
彼のことを思い出さずにはおられないだろう。彼はきっとオイサンより先に結婚して立派な家庭を築くであろう。

尚このパットゴルフ場、平日はそこそこの利用率なのだそうな。老人はいいご身分だな(ポイズン)

雨は、降り始めに比べればすこし強めになってはいるものの、そもそもそんなに強くない。
遠く湖の方角には青空も見えていて、長く降るものでも極端に強くなるものでもなさそうだ。
急ぎがある旅でもないが、このままここでじっとしていても実りがない。
なぜならいま隣にいるのは、(ビビる大木+春風亭昇太)×やたら声がデカい=お兄さん であって、
(パツパツ+ムチムチ)ライダースーツ×(金髪+ツインテール)(ツンデレ+巨乳)=美少女ではないからだ。
男同士でウコチャヌプコロしても生産性はない。ウコチャヌプコロ。

ビビる昇太君(命名:オレ、今)は、しきりに
「ええ! ええ! やろうと思ったら雨降って来ちゃうんスけどーww」としきりに繰り返している。
よほど草ぬきをしたくない or やましい思いがあるとお見受けする。
やりたくないなー雨降らねえかなーと粘りに粘って、いま! というタイミングで腰を上げて出てきたのだろう。
明日、葬式の手伝いから戻った同僚氏がやってきたときも同じ話をして、草ぬきが進んでいない理由にするのだろう。

良かろう。嫌いではないそのメンタリティ。オイサンが証人になってあげるぞ。君は確かに草ぬきをやろうとした、
しかし雨が降っていて出来なかった。そうだね?

雨が小やみになったのを見計らって、オイサンは待合所の屋根の下を離れた。
この程度の降りであれば、30分ほど歩いたとて大した被害にはなるまいし、途中でやみもするであろう。
さようなら昇太くん。同僚氏が話を信じてくれなかったときは電話をくれ。番号教えないけど(当たり前だ)。

「番号教えないけど」と書いたけど、実は昨年遊覧船チケットオフィスのオペレーターオバサンには教えているので
調べようと思えば調べはついてしまう。オバサンが憶えてればだけど。多分彼もオバサンとは知り合いだろう。
それではアデュー、朱鞠内町の皆さん。


 ▼雨、強まる。道に走る謎のヒビとミヤマアゲハの絢辻さん


うわーっ雨が強くなってきたー!(出発後5分

待合所の屋根の下を出て5分、待合所まで戻るには億劫だがまだ町のエリアを出ない程度という大変微妙な辺りで、
サラサラと髪を湿らせる程度だった雨が粒の大きさを増し、ばらばらと、地面や木の葉にぶつかって音を立てる程度になった。
これはアカンちょっと被害が大きいぞ。すぐ弱まってくれるなら物の数ではないが、宿までこの調子で降り続けば
カバンの中のエレクトリックデバイス群に支障をきたしかねない……一応防水バッグではあるけれども。

とはいえ、最早退くこともかなわず進むことにする。少しでも雨の掛からない場所を行こうと、
左右の斜面から張り出した枝の下を歩くよう些細な抵抗を試みる。大自然の恩恵はえらいもので、しのげないこともない。

あとから思い出したのだが、オイサンのリュックにはレインカバーが内蔵されていた。
イザとなったらそれをかぶせてしまえば良かったのである。普段使わない機能って忘れがちだなあ。

雨は……そのまま15分ほど続いた。そこそこの濡れっぷりであったが致命傷には至らず、というくらい。
雨上がりの風景を写真に収めることが出来、マ痛み分け、といったところではある。
 
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せっかく雨に遭ったので(ポジティブ)、
濡れた道や潤いに満ちた空気のひずみ、いち姫にも立ってもらった雨上がりの風景を写真に収め、存分に雨を楽しむ。
転んでもただでは起きないというか、これはこれで、この土地の風景であることよ。美しい。
 

 ▼絢辻さんとフカシギな亀裂

ところで、三股のバス停からダム・湖方面へ向かう最後の坂を登る途中で気が付いた。
道のこの区間だけ、雨が乾くのがやけに早い。どうも道路に規則的にヒビが入っていて、その周りだけが
異様な速度で乾いていくのだった。
 
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亀裂は、センターラインに沿った縦に長い亀裂を中心にして、大体等間隔くらいに、横のヒビが道の外側に向けて走っている。
背骨と肋骨の関係をイメージだと思ってもらえたらいい。
それらの規則正しい亀裂に沿って、道がみるみる乾いていっている。ヒビの部分はただ割れているだけではなく、
路面に若干の高低ギャップを生じている。自転車だったらそこそこの振動を感じるレベルだと思う。

意図的してこうあるのか、地震とか自然現象の影響でこうなってしまったのか。意図的で、何らかの仕組みなら良いが、
事故的にこうなってしまって直すお金がないから放ってあるっていうんじゃちょっと怖いなと思ってしまった。

あまりに奇妙な光景だったので(普通に歩いていても気になるレベルだったのである)
写真に撮ってtwitterに問うてみたところ、
「ヒビによって熱や光の集まり方が散ってそんな風になっているのでは?」という意見や、
「融雪のための処置ではないか」などというなんとなく説得力のある話も出てきた。
なるほど前者は考えたが、後者までは思いが至らなかった。あり得ない話ではなさそうだ。
 
こんな些細なことも、雨に遭わなければ気付かなかったであろう。そう思うと、雨も愉快に思えてくる。旅はたのしや。
 
そんな謎のヒビや、道すがら自生しているアサガオやらを収めながら歩いていると、
今度は、路肩に茂った下草の中で、這うようにうごめいている美しい蝶に出会った。
オイサンの乏しい知識では「クロアゲハの一種」としか認識していなかったが、あとから拾った知識に照らせば、どうやら彼女はミヤマカラスアゲハさんと言うらしい。
 
このミヤマさん、どうやら足をイワしている(※壊している・悪くしている)ようである。羽ばたきはするのだが、
地面を上手に蹴ることが出来ないようできちんと飛び上がれないでいる。蝶の体の構造は知らないが。
先ほどの粒の大きな雨にやられでもしたのだろうか。
 
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これもまた何かの縁であろう。このまま濡れた草の中にいたのではジリ貧であろうから、なるたけ優しくつまみ上げ
取り急ぎ目につく高い場所……ガードレールの支柱の上に置いてやったのだが、とにかくうまく歩けず、
体のバランスがとれないらしい。歩く速度は速く、ヨロヨロ這いずってみるみる落っこちそうになるので
そこを間一髪掌で受け止めてやると、今度はオイサンの掌をつたって服の胸のところまで上がってくる。かと思うと、そこをカタパルトにしてどうにか飛び立った。いいぞいいぞ。

その飛び方も、飛行時に足がどんな働きをするのか知らないが危なっかしく不安定で、高さは稼げず、
ひとの胸より下くらいの高さをフラフラと……それが行きたい方角なのか、
操舵がきかず、思わぬ方向に流れてしまっているのか判断できないけれども、道を渡り、坂を下る方向へと飛んでいく。
とりあえず落っこちる勢いではなかったから良いようなものの……林の陰に隠れるまで、見送ってしまった。
しかしまあこれ以上何をしてやれるわけでもない。厳しいだろうが、あとは自分で何とかするしかないだろう。
頑張って生きてもらいたい。

オイサンはクロアゲハを見たら全部絢辻さんだと思うことにしているが、アレがもし絢辻さんであったなら、
今夜あたりひとの姿を借りて恩返しに来るとして、真っ先にオイサンに平手打ちをくらわすことであろう。
 
「貴方ねえ! 人がケガして道端で難儀してるのに、まず助けようとしないで真っ先に写真撮るって
 どういう神経してんのよ、最低、変態!!」

 
ってなモンである。うむ、その通りだ。相手が人間だったときは順番を間違えないようにししないとな。

雨竜第二ダムにも立ち寄る。
朝はちらっと回っただけだったが、こうしてじっくり見てみるとやはりなかなか良い場所だと思う……。
このあと「湖畔で『ドラクエXI』をプレイする」という無謀な試みをするのであるが、
ここでやるのが良かったのではないかと思った次第である。
訪う人も殆どなく、湖も近すぎないため、落ち着いてプレイできたのではないかと
マこんなとこで落ち着いてDSやってどうすんだって話であるが。
このときはそんな準備もなかったので、風景を撮り、連れてきていたいち姫を撮る。
管理棟の奥に咲いていたヒマワリが良いアクセントであった。

……と、
四十がらみのオッサンが一人でカメラを構え
              お人形さん遊びに興じている
ときに限って
カップルさんがやって来る。こちとらそんな姿を見られたところでキモくも痒くもないのだが、
如何せん見た方に強烈なトラウマや不快感を植え付けかねない。
せっかくの楽しい北海道旅行の一番のインパクト大賞が、
「これ以上もなく美しい湖のほとりで、一人でフィギュアの写真を撮ってるオッサンの気持ちの悪い笑顔」
だったのでは、ワンランク上の旅をご提案するバッドトリップアドバイザーの名が廃りますお前のトリップは方向性が違う。
 
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だモンですから、なるたけそのような姿を一般の人様の前に晒さないよう、
妖怪人間としては細心の注意を払ってはいるのですが、マ間の悪い時、間の悪い人と言うのはあるもので、
このときは姫をしまうのがワンテンポ遅れ、カップルの女性の方の目に留まってしまったらしい。
おかげで、展望デッキに続くそう広くもない道ですれ違う時、あからさまに避けられる始末。ウェヒヒヒヒwwwアザースww、
一般人の冷たい視線は堪えられんワイ
← やめんか

そこそこ歩いて、雨にも降られ、いい具合に疲労してきた。再び湖のほとりまで帰って来て、風と静寂と戯れる。
これだけ縦にも横にも広い風景、自分の知る東京にも郷里にもなかなかない。なんの唸りも聞こえない場所は町にはない。
広いのです。
広いのに静かなのです。

そんな静寂の湖畔に一人佇んで……3DSをスイッチオーーーン!! この雄大な景色の中で!
それとよく似たロトゼタシアの荒野を歩き回ったら、一体俺はオレの気持ちはどうなっちまうんだー!!
っていう試みだったんですが、如何せんストーリーが丁度シティアドベンチャーの真っただ中だったので、
目論見は全然うまいこと運びませんでした。砂漠の町のサーカスでわるだくみをするイベント。なにしてはりまんねん。
 
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黄昏の静けさに包まれる朱鞠内湖。日も傾いてきたというのに、まだボートに乗って遊んでいる人もいる。
次回は自分も乗ってみようと思う。そういう遊びは考えたことがなかった。次回、ひとりボートに挑戦。

ひとり暴徒はやったことがあるかも知れない(孤独な暴れん坊)。

ところで、今回はいち姫を連れてきてしまったので、手持ちぶさたになるとすぐいち姫にたよってしまう。
あまり良くないな。ここにはもっと、戯れるべき相手がいる。見るべきもの、聞くべき音がある。

ふと思い立って、動画を撮ってみるなどする。昼に動画機能など使ってみたりしたものだからだが、
まあうまくはいかない。これも練習が必要。当たり前だが。広がりを捉えて持ち帰るには良い手段であるように思う。

夕食の時間が近づき宿に戻った。この日は何組かの宿泊客があるようだった。
日帰りの入浴客などもあるようで、ひとの出入りがそこそこある。風呂は、昨日はすっかり貸し切りだったが
今日は先客があった。大浴場には浴槽が大小二つあり、洗い場も二つ、蛇口が五つずつ入り口から向かって右手と
左手に分かれて配置されているが、浴槽の小さい方には、節約のためか小さい方には湯が張られていない。
昨日使った右手の洗い場には先客が二人いたのもあって今日は逆サイドを使ってみようかなとそっちへ向かおうとしたところ、
「そっちはお湯出ませんよ」と先客に教えられた。ムウ、徹底した節約シフトが敷かれておる。世知辛い。

二泊目の夕食メニューは昨年も同じジンギスカン。ダッチオーブン料理のインパクトがあまりに強かったので
宿に予約を入れるとき、二日ともダッチオーブンに出来るかとお願いしてみようと思ったり……実はしたのだが、
このジンギスカンも猛烈に美味い! ゴハンが! ゴハンがススムくん!! お、おいひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃヒツジさんお、おいひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃのおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉらめえええぇぇぇぇぇぇぇ止ッ止まッ止まらないのおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!

  お宿のおねいさん「お味どうですか?」
  旅人のオイサン 「大変美味しいです(キリッ」

宿の方のお話では最大10連泊した方もおられたようで、その時は食事メニューのローテーションが回らなくなり、
途中からまたダッチオーブンに戻ったのだそうな。マそりゃそうだな。全然ありだよそんなの。毎日でもいいよ。
 
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ゴハンの最後に、朱鞠内名物ワカサギのサクサク佃煮が出てきお、おいひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃおさかなさんお、おいひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃのおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉらめえええぇぇぇぇぇぇぇ止ッ止まッ止まらないのおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!

  「どうですか?」
  「大ッ変美味しいですッ(キリッ」

このサクサクワカサギは朱鞠内のイチオシ商品で、期間限定・売り場も限定なのでヨソではなかなか手に入らない。
実家に送ろうかと思ったが、今年の一般販売開始はまだちょっと先なので無理だった。朱鞠内以外では、旭川・札幌など、
道内の一部のお店でしか手に入らないレアアイテム。ヒグマを倒してもドロップしないので注意が必要だ。
うーん、全国のとらのあなかメロンブックスあたりで委託販売してくれたらいいのに(無茶言うな)。

夜。少しウトウトしてしまい、22時半頃から星を見に外へ出る。

夕方、雨が去ったあとからもまた雲が湧き出していていたから望み薄かなと思っていたが、どうしてどうして、
なかなかの星空だった。カメラの設定をさぐりさぐりどうにか撮れるくらいに追い込んで、夜の湖畔を彷徨う。
この日はキャンプ客も多くて、テントがあちらこちらに張られている。まだまだ時間も宵の口、
火を囲んで楽し気に談笑しているところも多い。あまりウロウロしてると怪しまれそうだが構うことはあるまい。

昨年も思ったが、自動販売機が明るい! もう少しパワーを落としても良いのではあるまいか。
闇が濃いから余計にそう感じるのだろうが。次行ったら、キャプテンかオペレーターおばちゃんに進言してみよう。
 
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しばらくすると北の方から湧いてきた雲が空を覆い始め、星空を隠してしまった。けちんぼである。
昨年の、まさにウチュウガマルゴトヤッテクルと言わんばかりの星空を知ってしまっているから
今年の規模と時間ではちょっと物足りなかった。
 
 
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 ↑あまりに凄まじかった、2016年の星空↓

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帰り際に近くを通ったテントでは、ビールを飲みながら昔のアニメの話をしていた。
いなかっぺ大将を歌ったりして楽しげである。オイサンと似たような世代であろう。



何時ごろ眠りに落ちたか思い出せないが、就寝。
なにもない、盛りだくさんな一日であった。
 
 
 

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2017年10月18日 (水)

■過ぎ去りし時を求め日記~ドラクエXIプレイ記録007:彷徨うハープ船の怪 -更新第1166回-

 
 
■やたらハープを奏でながら海を巡る怪しい船
 

人魚の故・ロミアさんからマーメイドハープを貰った。
海上に立っている光の柱の近くでこれを奏でると何かが起きるらしい。
これまでの航海の中でも何度か見かけてきたアレだ。

  しかし、あのときのメッセージもどうなんだろうね。
  「しかし今は何も起こらないようだ」って、
  「あとでなんか起こりますよ」って、そりゃそうなんだろうけどさ、それ言う? っていう野暮さが、
  今回の『ドラクエ』ではとても頻繁に見受けられる。
  「コレあとでなんか起こりますよ」って分かってるんだったら、
  ロウとマルティナだって、黄色のオーブを旅の中で見つけたときに
  「よく分からない物でどうでもいいから売っちゃおう」なんて思わないだろ?
  「コレきっと、後でなんかに使うからとっとこう、お話的に」って思うよ。
  その視点の違いは何なの? なぜプレイヤーを画面の向こうから追い出そうとするんだ。
  「これはゲームなんですよ、遊びです、作り物のウソの世界なんですよ」って、
  そりゃ分かり切っているけどそれでも没入出来てしまう世界のところどころに
  そういう念押しの貼り紙をして回ることのメリットは何なのだろう。
  そういう野暮さを細やかに取り除き続けてきた気立ての良さと心配りが、
  『ドラクエ』の美しさの、最たる、根幹を支える部分だったと思うのだが。
  ……怒りの閑話休題。

ロミアさんが指定してきたのは内海で見かけた光の柱のようだが、
他でも2、3、見かけた記憶がある。
一つがグロッタの街の北方の海だったことは憶えているが、他はどこだったか……
外海の西だったような気がする。

ひねくれ寄り道大将軍なので、先ずはメインの内海光柱は置いといて、
グロッタ北と、西の海を目指す。

グロッタ北の海に立つ光の柱近くでマーメードハープを奏でると……おや、
てっきり海に潜るものかと思ったら、どっかにワープしたよ。
船ごと連れてこられたのは、山に囲まれた小さな海域。
すぐ近くに小島があり、探索してみたが、コレといったものは見当たらなかった。
いつもの鍵のかかった石造りの小部屋の中に宝箱が見えたぐらいだ。
まだ鍵系の物は手に入れていないので特に出来ることがない。
住民(=出現モンスター)は、スマイルロック、ゴーレム。
岩シリーズの皆さんだな。おカタい人たちです。
なんかゴロゴロ転がってるから普通に殴り掛かってしまったけど、
殴ってから「あ、こいつヤベエやつだ」と思ってしまった。
ばくだんいわじゃなくて良かった。

西の海へ向かう途中、世界地図の北西辺りで見つけた光の柱は……
グレイモラン城の前あたりの海に飛ばされた。ナンダコレ。ただの移動装置か。

  ……しかしなんだな、こんな風に、世界の海のあちらこちらで竪琴なんか奏でて回っていたら、
  「海の上で謎の竪琴を聞いた。そしたら、遠くに見えていた船が突然姿を消した。
   あれが噂の『竪琴の幽霊船』だ」
  みたいな、新しい怪談が生まれてしまいそうだ。

しかしそのまたすぐ近くに別の光の柱が見つかった。
そこからは、メダチャット地方? へ移動できたのだが、その辺りで画面の向こうから猛烈なラリホーが届く。
そうだね、まいどお馴染み眠気だね。

そこからは睡魔との戦いで、オチたり起きたりを繰り返しながら進み、
もうこらアカン、というところでルーラを使いネルセンの宿へ飛んだ。
このままオチたら3DSの電池が切れて、ここまでの進度がゼロに戻される……!!
そんな緊張感の中、記憶もあやふやなまま……どうやら無事に教会でお祈りは出来たらしい。
朝目が覚めると、枕元に落ちてる3DSを見つけて真っ先に状態を確かめたのでした。



レベルは変わらず、44のまま。



ついでに、今回の『ドラクエ』で気になることもう一個。
「L+R」でカメラがリセットされない。
イヤ一応リセットはされて、「主人公が向いてる方へカメラが向く」のだけど、そうじゃなくて、
『ドラクエⅦ』のときみたく、「カメラが北に向く」の仕様にして欲しかった……。
もしくは、カメラ操作(順orリバース)同様、どちらかを選べるように残して欲しかった。

あと、ルーラについても、
イキナリ飛んだ先の町の中から始まる場合とかあるのね。
それもなんかちょっと気持ち悪いな。
ていうか、町もダンジョンもフィールドも、みんな同じ扱いだって言ってるようなもんだな。

やっぱりこう……世界がちょっとずつ狭まっている気がするなあ。
 
 
 

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2017年10月16日 (月)

■過ぎ去りし時を求め日記~ドラクエXIプレイ記録006:人魚の悲劇は厚めにやる -更新第1165回-

 
前回のプレイ終了時、
人魚のロミアさんが待つ白の入り江から彼女のダンナ(予定)がいるはずのナギムナー村へ向かう途中で、
以前通った湿原に寄港してそこのキャンプ地でセーブしていた。
船は、当然外海側の岸につけてあったのだが、再開してみると内海側に移動させられていて、
移動は再び白の入り江からになってしまった……。

どうなっているんだねアリスちゃん!!(※)

  ※アリスちゃん……船の操縦や管理などを一手に引き受けてくれている、シルビアさんの船の乗組員。
               ピンクのマスクをかぶったムキムキの荒くれ者。
               のちのち、8人目の仲間としてバトルメンバーにも加わるらしい(ウソ)。

まあアリスちゃんのせいではないだろう。
仕様である。
今回は、さすがにまっすぐ村へ向かってイベントをこなす予定。ここまでちょっと寄り道が過ぎたと反省している。
辿り着いたナギムナー村は、3Dモードだと道が狭くて歩くのに難儀する。
こういう町では3Dモードはきつい。視界が悪くて酔いそうになる。

村には男の姿がなく、女性と子供、あとは老人だけだった。
男たちは総出で、西の海を荒らしているというクラーケン退治に出かけたらしい。
この村は真珠で潤っているらしいが、最近はクラーケンが海を荒らしているせいでそれが獲れず、
このままではジリ貧だ……ということで、いよいよ退治に乗り出したとの話だった。
人魚のロミアさんの思い人であるところのキナイくんもそれに同行しているというから、
死なれでもしたらたまらない。加勢に行かねば、ということで再び海へ。

村の店のラインナップも一応確かめるが、案の定、先に立ち寄った聖地ラムダ以上の物はない様だ。
寄り道のおかげでムダ金を省けた。

ところで村の男衆の船団というのは恐らく、というか間違いなく、前回までの寄り道途中にここから西の海で出くわしたもののことだろう。

村でチョイチョイ聞くキナイ君の評判は……決して悪い物ではないけれども、
ちょっと気難しいところのある、馴染めない若者、という感じ。
イケメンは嘘ではないようだ。

……船を西へ進めると、案の定。

例の船団が見えてきたところでクラーケンとバトルに。
クラーケンは本体+右足・左足の3体構成。
先発バトルメンバーは、イカス(主人公)、シルビア、ロウ、ベロニカ。
シルビアはバイキルト、1、2ターン目でバイキルト( → イカス、シルビア)、
ロウは1ターン目で癒しの雨で全員に毎ターンHP回復(25前後)、2ターン目でクラーケン本体にルカニ。
ベロニカは1ターン目、魔力の風?で自分に毎ターンMP回復(15前後)、2ターン目でクラーケン本体にルカニ。
という布陣を敷き、ガチバトル体制で挑むも……3ターンで撃沈。バイキルトの効果もほとんど見られないまま、
あっけなく沈んでいった……なんてことだ……俺たちは強くなりすぎてしまったのか?(そうです)

バトル終了後、船団を仕切っていたと思しきコロコロ太ったヒゲ面の、人のよさそうな男が
代表して謝意を示してくれたが……まさか、あんたがキナイさんじゃないだろうな?
堀井雄二はたまにそういう肩透かしをやってくるからなw  ← ちがった

魔物退治を終えたら、村に帰って宴である。無論、イカス一行は英雄扱いである。いえーい。
キナイ君は宴の輪の中にはおらず、桟橋でいかれた船の修繕をしているという。
噂通り、生真面目すぎて、海の男としては付き合いづらい男のようだ。ワカル、ワカルヨ。
対面したキナイ君は、浅黒い肌にキリリと上がった太い眉、下がり気味の目元が甘い色男だった。

Atrdsc_0174


なるほど、チョロい人魚がコロッと行くのもよくわかる。うちのお嬢さん方はどうかな?
シルビアさんの好みには、ちょっと筋肉が足りないかな。

しかしそのキナイ君も、なんと、ロミアさんの待つキナイではなかった。
ロミアと出会ったのはキナイ君のおじいさんで、既にお亡くなりなのだそうだ。
なるほど、人魚の寿命と気の長さを計算に入れるのを忘れていたのだ。
君の名は。 ← コラ!!
しかもキナイ君のお爺さんと人魚の恋は村に歓迎されず、災いまでもたらしたという話にされて、
お爺さんキナイは村のはずれの浜に幽閉され、非業の死を遂げた……
という話を聞かされて、キナイ君もその母上も、色々と複雑な良くない目にも遭ったのだろう、
そんな話を持ってきてくれるな、一つ証拠になる物件を渡すから、
それを持ってロミアさんと話をつけてきてくれ、取り付く島もない……。

  ……なー? だから言ったろ? このテの話、堀井雄二が単純な話にするワケがないんだって。
  あのオッサン、こういうの大好きなんだから。

まあ無理からぬ話であろう。
ここは大人しく言う通り、お爺さんキナイが残したという人魚のベールを渡されて、
一路、白の入り江へバックホーム。ルーラ一発。

そしたらまあ……ロミアさんも伊達に50年待ってないですわ、そう簡単に引き下がるワケがないですわな。

あ、そうそう。
ここは多分、重要なファクター。選択肢が出ました。
「ロミアさんに、本当の話(あなたの好いていたキナイは死んだ)をするかどうか?」
というセレクション。
ここの選択肢の提示の仕方がちょっと変わっていて……確か、

  ロミアにウソをつきますか?
   はい
   いいえ


みたいな著され方だったと思う。「いいえ」で本当のことを言う、っていう、ちょっとひねった選択肢。
この表現の仕方に何か意図があったのかどうか。
堀井雄二に問い詰めたい『ドラゴンクエストXI』気になるポイント、その2です。

オイサンは本当のコトを言いましたが……ベロニカはウソついて欲しかったみたいです。
カミュ、シルビア、ロウ、セーニャは本当のことを告げる派、
マルティナは中立、みたいな感じだったと思う。
カミュのドライなことったらなかったけど。
こんなとき、ちょっと乙女なベロニカとか、強気に見えて優柔不断になっちゃうマルティナがちょっと可愛いね。
オイサンはセーニャ派です。 ← 聞いてねえわ

デ結局真実を告げたら、ロミアさんは自分の目で確かめたいと言い出して。
彼女をナギムナー村までお連れすることに。
オイオイ、忌まわしい人魚伝説のある村にご本尊を持ってって大丈夫か? と思ったんだけど、
人目に付かない入り江で二人を引き合わせるという形になった。
あードキドキする。
二人の恋の結末よりも、そっちの方でハラハラする。

……結果。ロミアさんは、今のキナイ君を自分の愛した祖父キナイではないとキチンと見抜き、
ショックを受けつつも受け入れ、
入り江の傍らにあった彼の墓に……自分の足で参ったあと、
「陸に上がった人魚は海の泡になって消える」という人魚の掟に従って、海へと消えていきました。
うん、まあ……良かったんじゃないかな。
 
……どーでもいいけどさ、勇者の物語の本筋でもないこのエピソードを、
随分とまあ、ガッツリ演出で厚めにやるね?
イヤ、ええけども。
ホンマにこういうの好きなんやな、ユウジは。
 
さしもの、さっきまであんなにドライだったカミュさんも、
「だから、人の色恋に首を突っ込むのは……いやなんだよ……」と、
あのクールな横顔に影を落としておりました。
 


……。



なあ、カミュぅ。お前さあー、彼女とかいんの?



……とまあ、珍しく、普通にイベントを一個こなしただけで終了。
レベルは45。
マルティナを、爪で育てるかヤリで育てるか、どっちの方針に決めたんだったか忘れてしまった。
スキルポイントがあまりまくっている。
 
 
オマケ、村の宴会で地味にオチに使われるベロニカさん。
 
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2017年10月15日 (日)

■過ぎ去りし時を求め日記~ドラクエXIプレイ記録005:ご老公もびっくりの寄り道漫遊記 -更新第1164回-

 
ユグノア城跡を離れてしばらく、近場のドラゴンを狩ってレベル上g……実践訓練をした。

帰りは2Dモードで歩いて帰ったのだが、気付かないうちにぐるっと一周してしまい、
見覚えのない、山に囲まれた城が現れたので「こんなところに城が!?」
と驚いたが、なんのことはないユグノア城跡だった。アホか。時間を無駄にした。
しかしこの地方はだだっ広くて、歩いているのが楽しい。
画面一面平原!とか、一面森!とか、どっち行ったらいいのか分からなくなる感覚や、
その端っこにちらっとなんか怪しい物が見つかったときのときめきたるやなにものにも代えがたい。
楽しいのだが、船をどこに停泊させたか探し当てるのも一苦労だ。

一度休息のためにグロッタの町にも立ち寄った。
そういえば、アロエの元? だか何だかを探してくるクエストを、
受けていたのも、そのアイテムを既に入手済みだったこともすっかり忘れていて、
依頼主に結果を報告することを完全にスルーしてしまって
またあとで戻ってくることになってしまった。

前もスキッと書いたが、ルーラの消費MP0システムはいただけない。
プレイアビリティを考慮してのことだと思うが、世界観もクソもないではないか。
そして、今日初めて主人公が死んだが、戦闘が終わってみたらHP1で復活していて目が点になった……。
どういうこっちゃねん……。


■ソルティコの町

次の目的地はソルティコの町。七つの海のソルティコ。 ← 言うとれ


▼七つの海のティコ OP SEA Loves You!

♪船を出そう! 広がる青い地図に って、期せずして状況に合った歌だなw


この町へは、船を手に入れてすぐ、
バンデルフォンへ辿り着く前の寄り道で既に一度行っているから、場所も、町の様子も大体わかっている。
そういえば、この近辺ではシルビアの様子がおかしくなっていたな。
寄り道途中のキャンプ地で、
「寄り道したくなるのは分かるけど、いまは早くバンデルフォンへ向かいましょう」
と思いのほか落ち着いたことを言うものだから
「コイツはなかなか深みのあるキャラクターだな」などと思っていたのだが、いまにして思えば
このあたりが恐らく彼にとって何らかの曰くのある土地だったからであろう。

今回も案の定、ソルティコの町のゲートをくぐるや、
「お花を摘んでくるわん♪」などと言い残して姿をくらませてしまった。
か、かわいい……!キューン/// ← 狂っとんのか

さて、ソルティコの町。
今回の主目的は水門を管理する名士の家だが、
前回訪れたときは町をくまなく見て回ったりはしなかったので、一つ一つしっかり巡る。

その中で一つクエストを引き受けてしまった。
内海で暴れまわる海賊・カンダタ討伐の依頼である。
取り戻して欲しい品物は、モチロンお馴染み黒コショウ。
マいいけどさ。
正直、バトルで苦戦する気はしなかったから二つ返事で引き受けて、
敵が潜んでいる島にも心当たりがあった(これまた寄り道中に見つけたのである)ので
先ずはサッサとそちらを片付けることにした。
船でススッとアジトへ乗り込んで、危なげなく撃退。
秒殺とまではいかないが、片手であしらう程度である。

サテ、物見遊山がすんだら本題である。町に入ってすぐ左手の邸宅が目的の名士の家。

尚、今回用がある町の名士にはロウ爺ちゃんの顔が利くとのことだったが、
てっきりユグノアの先々代国王としてのコネかと思っていたらそうでなく、
個人的な、物知り遊行老人としての茶飲み友達であったらしい。
逆にすごい。人徳ってのはすごいよな。

迎えてくれたのは本人ではなく、片腕の執事さんで、名士さんご本人は疑惑の大国・デルカダールへ、
なんらかのお仕事で向かわれているらしい。
なんでもご当人、グレイグさん方面と騎士団とか騎士道精神的なアレで繋がっているらしい。
ムウ、きな臭いな。
だからといって今後敵対することになるとは思えないが、そうした状況は頭に入れて置いた方が良いだろう。


外海に出るため水路の門を開けてほしいとお願いに来たのではあるが、
「どーせまた、何かを取ってこいとか、何かやっつけてこいとか。
 シルビアさんの過去方面の話もからんで言われるんだろう?」
と勘繰っていたら……意外、スンナリと道を開けてもらえ、通ることが出来た。
これは意外、意外であるが、実にお見事なシナリオの緩急と言えよう。


ここで一つ「おっ? 普通に通れちゃうの? いいじゃん!」と思わせる印象ひとつで
「サクサク進んだ物語」という感触が、胸とゆび先に刻まれたことは間違いない。
さすが、すごいぞ堀井雄二。
外海に出る直前、「さあ冒険の第二章の幕開けだ!」っていう心高鳴るタイミングというのがまた憎い。
プレイヤーの勢い込んだ心を殺さずに解き放つ、絶好のタイミングである。


シルビアの過去については、
町を出る際にヒキの演出ははさまれたから、また後程ほじくり返されることになるであろう。
多分、この町の名士さん+グレイグさん方面の伏線、即ちロウとマルティナが主に関わるエピソードも
一緒になってゴチャッとした話になるはずだ。
シルビアは、何となくだが、町の名士さんの行方不明の息子さんその人であろうと思う。



■白の入り江

……と、ソルティコの町では何事も起こらなかったのだが、
内海から外海へと抜ける峡谷を抜け、海に出た! と思ったところで船は霧に包まれ、
謎の「城の入り江」なる場所へ。
人魚が出てきてコンニチワ。サンキュウマーメイド。
人魚さんの言う事には、なんでも、
「結婚して海底で一緒に暮らす約束のオトコが待てど暮らせど来ないので、
 通りがかった船を適当にひっかけてみた」

ということらしい。迷惑な話よ。

「相手の男がどうしているか様子を知りたいので、男の住む村まで行って見て来てくれないか」
となかなか厚かましいお願いをぶつけてくる人魚さん。
お前、台風の最中に畑見に行くんとはワケがちゃうねんぞ。 ← そっちも大概命がけである
かわりにおっぱい見せろ。 ← 最低か。
彼氏の見てる前でだからな! ← より最低か。

しかし、その人魚さんの口から「海底王国の女王」という言葉が出てきたから無碍にも断れない
いま我々の集めているオーブに関するそれらしい手掛かりと言ったら、
どうやら海底王国にあるというブルーオーブについてだけなので、
何かのとっかかりになるかも知れない。

オッケー分かった、
お前のオトコの様子を見て来てやる代わり、女王にクチを聞いてもらうという
交換条件を取り付けることに成功。チッ、おっぱいはお預けか。

……しかし、どうであろう。
『ドラクエⅦ』の頃の堀井雄二だったら、男は死んでるか、
陸の女とくっついてしっぽりよろしくやってるかどっちかだと思うので、
このクエスト、あまりハッピーな方向へ向かうと思えない。
堀井雄二の精神状態が良い方向に転がっていることを祈ろう。


■海原を行く

船を手に入れ、外海に出た。冒険の第2幕の始まりである……という流れは、
近年の『ドラクエ』正規ナンバーシリーズでは概ねお定まりの構成であろう。『5』くらいからだろうか。

人魚さんに告げられた目的の村はワールドマップ南東の端くらいにマークされているが、
オッサンはあまのじゃくであり、寄り道大魔王でもあるので、
北回りのルートでそこへ辿り着こうというハラであったのだが、
さすがの寄り道大魔王も若干引くぐらいの長い道のりになってしまった。


■氷づけの城

途中いくつかの島や上陸ポイントを見つけながら、最初に辿り着いた大きなスポットは氷づけのお城。
風雪の舞う城門の前にキャンプ地があったり、人がたむろしていたりするから何事かと思ったら、
門が凍り付いて開かないらしい。
カミュが言う事には「城壁の中からも、物音や人の気配がしない」らしいから、
きっとコレマタ定番の、氷で封印されてしまったりしているのだろう。
仕方なく寒い中でキャンプを張る。
一緒になった商人のラインナップはなかなか良さゲな品物もあったが、
この先の寄り道でもっと良いものが出てくるかもしれないのでひとまずお預け。

城の周りを少し探索してみようと歩き始めた、フィールドの奥には大きな雪原が広がっていた。
先っちょだけ! 先っちょだけだから! という気持ちで
(男子中高生にしか分からないサジ加減)奥へ奥へ進んでしまい、
その先で見つかったキャンプで再び一休み。

モンスターは、プテラノドンみたいなやつ、ウルフドラゴン、サイクロンなんとか、ランタンの白いヤツなど。
多少は強いが苦戦するほどではない。
あと、ラッコアーミーとかいうのもいたな。なんだよラッコアーミーって。
はぐれメタルとも一回会った気がする。

そこで引き返せばいいのに、先が少し見えてしまったので次のエリアまで、と足を延ばしたら
雪山登山になってしまった。
看板には「この先 聖地ラムダ」。
ラムダと言えば、セー・ベロ姉妹のご実家ではないか。これは行かないわけにいくまい。
山に入って、途端にモンスターのレベルが上がった。
ごうけつぐま、トロル、サイクロプス、メタルハンター、挙句に動く石像。
ビッグネームの連投である。トロルは前にも出てきたかな。


 ▼余分な要素と面白さをくみ上げる方向性

卵型機械が再登場して、山の段差や谷間をジャンプして進むギミックが出てきたが……
このフィーチャーは果たして必要だろうか……。
ここまでも何度か、モンスターから乗りものを奪って移動するシーンが出てきたが、
正直、特に必要だとも、面白いとも思わない。世界観を豊かにしているわけでもない。
ただ「飽きさせない・刺激を追加する」という、どう考えても前向きでない理由で何らかを補うだけのための
目先を変えるためのものだ。
こんなことに容量や手間を割くくらいなら、メインの物語やバトル、成長システムを、
肥大化させずに分厚くするアイデアを練ることに力を投入した方が良いのではないだろうか。
その辺の「面白さの作り方の方向性」こそが、『ドラクエ』シリーズの真骨頂であったと思うのだ。
少なくとも、正規ナンバータイトルに限っては。
その辺は、『モンスターズ』とか『HEROS』とかの脇道タイトルを作り過ぎたことの弊害であると
オイサンは想う。
そっちの方にどうしたって引っ張られちゃうんだよ。「あっち側のお客さんも遊ぶんだから」つって。


■聖地ラムダ。セー・ベロ姉妹発祥の地

そんなことを思いつつも、辿り着いた聖地ラムダ。
おりしも新しく生まれてきた子供を祝福する儀式の最中であったようだ。
長老さんに勇者としてご挨拶をし、オーブを6つ集めたらまた来いと言われる。
おお何じゃボケ上等やないか、言われんでも来たるわい(急にどうした)。

この町の奥にある祭壇から、命の大樹の祭壇に行けるのだという。
あと、このラムダと言う地は、かつての勇者の戦いを支援する者たちが集まって出来たらしい。
なるほど、勇者というだけでモテモテである。

セー・ベロの生家とご両親にもお会いしたがなかなか淡泊な対応であった。
イスに座ったまま「恐縮です」とか言われてもにょるのは、オイサンがトシをとった証拠だろうか。
いちいち立って挨拶されても面倒くさいけど、もう少しなんかあっても良いのでは。

他にも、セー・ベロが遊んでいた森だとか、セーニャが竪琴の練習をしていたテラスだとかがあり、
彼女らの生い立ちが垣間見えてちょっと嬉しい。
この子らは、まあ重い物は背負っているとはいえ、裏や影は無いようで安心する。
しかし、今の年齢(いくつなんだっけ)になるまで、この狭い山と森の町で育ったというのもすごい話だし、
なんなら町の住民たちの多くはここから出ずにその生涯を遂げるのであろう……
マ今の日本でだって生地から離れずにそのまま骨を埋める人だって、少なくはあるまい。

あと少し興味深かったのは、
「セーニャとベロニカは、本来はひとりで生まれてくるはずだったところが二人になった、
 だからお前たちはずっと一緒にいるように」
と言われたくだり。イミ深であるが、この先ベロが死んで、そのスキルがセーニャに引き継がれることを
示唆しているのであろう(ネタバレ平気マン)。
そんなシステマチックな部分よりも、物語の機微の方でどう鮮やかに描かれるのかに興味があるぞ。

ここが『ドラクエⅤ』でいうところのエルヘブンにあたるのかな。
3DS版では視点を上下に回すことが出来ないのだが、ここはもうそれがひとえに残念だな。
見上げることが出来れば、きっと、命の大樹をそこそこの距離に拝むことが出来たのだろう。
はやくSwitch版が出てほしい。

  ところで先日、ほったらかしにしてあった3DS版の『ドラクエⅦ』をちょっとだけプレイしてみたのだが、
  フィールド画面や町の見た目の感じはあっちの方がずっと好きだった。
  アレは恐らくアルテピアッツァさんの技であり、力であろう。手触りは『XI』の方が好きだけど。
 
  ▼3DS版 ドラゴンクエストⅦ
    
 
 

武器屋・防具屋がないな! と思ったが、その辺のアイテムも、万屋が一手に商っていた。
さすがに序盤のクライマックスはここであろうと踏んで、
一先ずここで最高の武具を買いそろえることに。そこそこの戦力アップである。

最近、カミュよりもシルビアさんの戦力がなかなかに重宝している。
うちのシルビアさんはムチ使い。
ロウじっちゃんが色々中途半端なんだよね……まあ一人でアタックも回復も出来るから、
道中で重宝するといえばするんだけど。ボス戦なんかで前に出せるかと言われたら、どうだろう。

色々とチヤホヤしてもらえて居心地が良いが、
今はこの町にいても仕方がない。オーブを6つサッサと集めて、もっとチヤホヤしてもらおう。
……しかし、これは予感だけど、オーブを集めてもいいことが起こりそうな気がしないんだけどな。
なんか世の中を悪い方へひっくり返してしまう予感がする。
オーブを集めることとウルノーガさんの悪事を治めることが、どうも相反して捉えられない。
まあなんの情報もないんだけどさ。なんかこの、不穏な気配を感じる。


■古代図書館と雪原の森

下山するときは、モードを2Dにした。
来るときには気付かなかったが、行きにキャンプした付近に分岐があったようだ。
もうここまで来たらとそちらの方へも足を延ばしてみたところ、2つのスポットが見つかった。
……2つもか……。

一つは塔。中に入ると「古代図書館」とある。フツーに開いてるんだもんな。
もう一つは……なんか、森。名前は難しくて忘れた。こんなにいっぺんに行く場所が増えるとさすがにね。


 ▼古代図書館

塔の近くには小さな小屋があって、博士っぽいご老人がひとりで何やら研究めいたことをしておられた。
ベッドを貸してくれたりと親切で偏屈ではなかったが、特に話らしい話もしてはくれなかった。
ほったらかし。ほったらかし温泉。
塔には……踏み入ったものか迷ったが、ままよ、行けるところまで行ってみる。
中は、スイッチのON/OFFで進路が開いたり塞がれたりするトグル系ダンジョン。
とりあえず行けるだけ行ってみたけど、錬金レシピが見つかっただけで
今の時点ではコレといった発見はなかった。
マ実際あとで来るところなんだろう。

住人(登場モンスター)は、悪魔神官と、なんかえらそうな帽子かぶった、トカゲ博士、みたいなやつ。
こちらも特に苦戦はない。

しかし古代図書館、塔の壁面が全部書架になっていて一応調べられるようにはなっている。
例によって、調べて実があるのは付近に本が落ちていたり積んであったりするものだけなのだが、
実のない本棚を調べたときのメッセージが気になる。

  「とくにかわった本はないようだ」

って、ホンマか? ここ、「古代図書館」やぞ?
こんだけ本あって、普通の本しかないの? 古代図書館やのに?
サンマーク出版の、あのしょーもない「人生を豊かにするXX」とか「何万人が泣いた!」みたいな本とか、
るるぶが出してるグルメ旅ガイドとか、そんなレベルの本しかなかったりするわけ?
これ全部? うそやろ? もうちょっとなんかあろうや。


 ▼雪原の森

雪原を奥まで行くと森の入り口があった。
なんかあるのかなあと思いつつ踏み入ってみたが、これまたお定まりのギミック、
凍って思うように進めない系ダンジョンであった。はいはい、こういうのね。

尚このギミック、2Dモードだと
「氷のエリアに踏み込んだ方向に、エリアの端まで一気に滑ってしまう
 (何かにぶつからないと途中で方向転換出来ない)」
のに対し、3Dモードでは
「つるつる滑りはするけど、ある程度入力でコントロール可能」
になるので、進行難易度は3Dの方が圧倒的にラクである。

途中、大きな岩で進路が塞がれているところがあったが、
これは大きな角の生えたモンスターの乗り物を奪って、それで突進すれば壊せるという代物であった。
フーン(無関心)。
そんなこんなを利用して最奥部まで進むも、気に囲まれた雪の広場がポカンとあるだけで
コレといったことも起こらなかった。マここも、後で来るべきところなのでしょう。
多分ラストはここでバトルだな。
森の住人で特徴的だったのは、その角の乗り物に乗ってるやつとオークキング。
オークキングはかならず氷の床の上にいて、ワリとチョロいのに経験値はそこそこくれるといういい奴だった。
『ドラクエⅤ』のときは回復要員で役に立つ奴だったなあ。


マそんな感じで、一回の探索で何も見つけられなかった場所はそれ以上深追いすることはせずに切り上げた。
塔と森、本格探索は本番のときだ。

あと、聖地ラムダからの帰り道、2Dモードで歩いていたら、
雪原地帯の凍てついた池の底に、スカイドラゴン(かどうかは分からんが、『ドラクエⅢのそいつ』)が
氷づけになっているのを見つけた。
3Dモードで歩いていた時は気付かなかった……。
確か古代図書館の中の本の一冊に、氷づけになった竜のことを書いた本があったが、
あれがそれか。


 ▼バイキングのアジト

そうして長い寄り道を終えて船に戻り、
さあ船旅の再開だ! ……と漕ぎ出した直後、目の前に謎の入り江を見つけてまたそこに立ち寄る。
そこはバイキングのアジトだった。
そういえば誰かが「バイキングには樽酒でも持っていけば認めてもらえる」みたいな話をしていたが、
あれはどこの誰であったか……。
一応アジトの奥まで覗いて見たが、ここでもコレといった出来事は起こらず。
バイキングと言っても、海賊行為を働く荒くれ者というよりは、北海の海男ときどき義賊、的な人たちの様だ。

最終的には、世界地図の北方を時計回りで経由して、
南東端の、本来の村が見えてきた……ところで、今度は謎の船団に出くわす。
近寄ると「旅の人、この辺の海は危ない気を付けろ!」と言うばかりで、これまたコレといったことも起こらない。
これもあとあとのイベントの種なのか、それとも直近のイベントの前フリなのか?
位置関係的に後者であるように思う。



……。



と、本筋復帰目前まで来て、当の村には立ち入らず、一旦ルーラでネルセンの宿に帰って、
休息、お祈りで終了。本筋には次回から復帰しよう。

そんな寄り道キングのオイサンだが、カジノには足を踏み入れてもいない。
始めてしまったら抜け出せなくなってしまうから……ではなく、実はカジノ系には殆ど全く興味がないのだった。
あと、それぞれの町の昼と夜をしっかり堪能するようなこともしていないな……
昼夜の町はしっかりみたいんだけど、今回タダでも2Dモードと3Dモードの両方で回らないといけないから、
それまで始めると本当にプレイ時間が200時間とかになってしまう。
『ペルソナ3』の悪夢再び。 ← 普通にラスボス前までにレベルがMAXまで行ってしまってラスボス瞬殺だった

しかし、長いこと船に乗ってて思ったけど、今回は音楽がイマ一つである気がします。
色々と過去の作品から、リスペクト的に音楽を流用したりアレンジしたりしているけども
(船の音楽も、『Ⅴ』か『Ⅵ』のアレンジだと思う)、
マそれが悪いというんじゃなく、イマイチグッと来ないというか、思わず口ずさんでしまえるような曲がない。

曲数の発注を減らした(のか、実際数が減ったかどうかしらんが)のは、
すぎやまこういち先生の負担を軽減するため、とかだったりするだろうか。
もう90歳近いんだもんな……。次があるんだろうか。

そういえば、ずっとグロッタの町に「!」の赤い吹き出し(目的地の印?)がついているのだが
何かやることが残ってるんだろうか?
一度戻って洗ってみたのだが分からない。



マそんな感じでヒトツ。
すげえ長くなった。マ一回のプレイじゃないからな。
レベルは42。
 
 
 

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2017年10月14日 (土)

■しゅまりない旅情2017~2日目(1)~ -更新第1163回-

 
美しき朱鞠内、2017年8月の訪問録。
その2日目。


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1日目は羽田から旭川に飛び、そこで立ち寄るハズだったcafe花みずきさんが夏休み中で肩を落とし、
次いで向かった深川駅ではコインロッカーが撤去されていて往生するも
地元のお店に受けたご厚意に在り難く思い、
そこから朱鞠内までの長いバスの車窓に流れる風景を楽しんだりしました。

そうしてたどり着いたお宿、「レークハウスしゅまりない」さんから2日目はスタート。
2016年夏にもお世話になった、ステキ&ミステリーなアウトドアお宿です。



================================================
●○● 2日目 8月19日(土) ○●○

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■04:00~10:00 起床~早朝の朱鞠内湖畔~朝ゴハン



・起床は4時過ぎ。日の出がそのくらいだったから。
・湖畔に出てみるが、霧が立ち込めていてほとんど何も見えない。霧なのか靄なのか。
・さ、寒い! 長袖を着て出てこなかったのを後悔する。
・水辺まで来て、日が昇り、霧靄が晴れるのを待つ。ストレッチをしたり、写真を撮ったり。
 自分の立つ畔から目と鼻の先にあるはずの島のシルエットさえ見えない靄の濃さ。去年より濃い気がするな。
・しばらくすると、日が昇り始めたのか、灰色だった靄がオレンジとも金ともつかない色に染まって来る。
・昨年よりも風がなく、湖面が穏やかであるように思う。
 靄の向こうに上った太陽がそのまま水面に映っている。靄が濃いせいで周りは見通しにくいけど、
 木々が影絵みたいになって、一風違った幻想風景になっている。
 NHKの影絵絵本の番組に迷い込んだようである。


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鬼のように明るい文明の利器・自動販売機


・何をするわけでもなく、見るわけでもなく、6時前までその場であたりの様子を見守っていた。
・足元に、釣り人が捨てたのか、忘れて行ったのか、はたまた魚に持っていかれたのが打ち上げられた物なのか、
 明るいオレンジ色の浮き球が転がっていて、そこが自分の立っていた場所の目印になった。
 滞在中この先何度か湖畔に立つけれども、毎回何となくそこを気にかけてしまった。
 こういうときに変な縁が結ばれ、思い入れが生まれる。思い入れはドラマを生む。
・丘の方が先に靄が晴れて視界が開けてくる。見覚えのある、変わり映えのしない景色。
・昨年よりも霧が濃いのは風がないせいだろうか。湖面が静かで島や太陽がきれいに映りこんでいる。


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Dsc05897



・朝ゴハンは7時30分。まだ6時なので一旦部屋に戻り、軽くジョギングに出かける。
 昨年は6kmほど先の展望台まで行ったが、今年はそこまではいかない。三股までで帰って来よう。
 マそこまでも行ったところでなにもないけど。
・朱鞠内湖の近くにはダムがある……ということはつまり、そこそこ高さのある場所だということだ。
 つまり、上り下りが結構あるのである。ジョギングには不向き。だが!
・結構な坂を下り、上る。それだけのジョギング。帰り道に、ダム近くにある展望台をちょっとだけ覗く。
 昨年はあまり大したことのない眺めという印象だったけど、今見てみるとそう悪くもなく美しい。
 何か変わっただろうか。
・お宿に戻り、シャワーを浴びる。ボイラーは動いていないが、風呂の湯は余熱でまだ暖かいのを知っている。
 昨年もそうだったからな!
・さて朝ゴハン。昨夜の晩ゴハンに負けず劣らず、朝ごはんもおいしいんだここは。
 誰が主となって献立てを決め、調理をしているのか。また今回も聞きそびれてしまった。次回聞こう。
・お宿に、色々と聞きたいことはある。主たる管理者は誰で、トータルコーディネイトは誰のセンスなのかと。
 今回のオサレセンスに移行したのは誰の発案で、昨年までの謎めいたセンスは誰の物だったのかと。
・朝ゴハン、ひと品ひと品はありふれているのに、全部やたらと美味しい。
 美味しい無言の悶絶ダンスを一人で踊りながら喜びにむせかえる。
 テレビには、NHK朝のニュースから、連続テレビ小説。
・隣では昨晩のご家族がゴハンを食べている。
・食後は、ネスカフェの自動コーヒーマシンでエスプレッソ。まあ特別ではないが、うめえ。
・テラス席に近いと虫がたかってくるのはいただけぬ。が、こちらの方々はさほど気に留めていないご様子。
 慣れているのか……。虫は友だち、怖くないのか。


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三股近くにある標識

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ダム展望台からの眺め
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地獄から来たのではと思うほどおいしい朝食


・コーヒーカップを持ってテラスに出るなり、その心地よさに死にそうになる。
 ……これだ。これである。
 昨年、この時間に完全にやられて、私は今年もまたここにいる。この空と木々と湖と空気。
・テラスからは、少し離れたところに湖の水面が見え、そこまでの足取りを導く低い木々と、
 草と砂利の敷かれた小道が延びているのが見える。
 ところどころに枝の疎らな背の高い木が、なにかの目印のように突き出している。
 空を支えているようにも見える。
 もう、ふっと、ふっと自我を忘れそうになる。自分の色とか形とか、

 風と空が、香り立つ色気を立ち上らせている。
 何もない、確かに見る人が見れば何もない場所であろうけれど、これだけ誰が主役でもなく、
 木々に空に石に草に、それぞれのありようを空気が繋いで、その濃さが色気を放っている場所を、
 自分は知らない。

 ボンヤリ景色を眺めたり、思い出したように写真を撮ったり、立ち上がって歩いたり、ストレッチをしたり。
 ハタから見たら「何やってんだ、何かしたらいいのに」と思われそうだけれども。これをしたくて来た。
 人としての心や体が限りなく薄まる、透明になるカンジ。
 初めて北海道に来たころ、美瑛で感じた、世界と浸透圧が同じになるカンジがここにまたある。
 自分の中と外との境目があいまいになって初めて感じられる「自分がここにある」感触、実感。
 虫か鳥かになったような気持。来年も来ちゃうなこれ。
 
 
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 テラスからの眺め。
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 インスタ映え
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・食堂の方では、お隣のご家族が、奥さんとお子さんは先に先に部屋に引っ込んだのかもうおらず、
 旦那が一人でハンモックに揺られながらタブレットをたぷたぷしていた。
 うんうん、ホリデーイを満喫すればいいよ。

・テラスからちょっと建物を回り込んで裏手を覗き見すると、切り蓄えられた薪に混じって
 謎の将棋盤があったりする、この謎さ! これだよ、このご愛敬。
 これが好きなんだけどな(無茶を言うな)。
 新ルール、水滴将棋の研究中なのか、或いはこの将棋盤も、やがては薪に姿を変えるのか……
 全く捨てられずにここに置かれていることに、若干の含みや文学性を感じてしまうのは
 物書きの悪いくせなのか(おかしな妄想癖を物書きのサガにするな)。


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・このまま森の気配にほどけていってしまってもいい……お腹が空かないのなら、このまま朽ち木みたいに
 乾いてボロボロになってもいいくらいだ。
 ……がそうもいかんので、一念発起して身支度を整え、再び湖の方へ出向く。楽しまないとな。

・尚、今回は3DSを持ってきたので、湖畔で『ドラクエXI』を遊ぶという贅沢をやる予定。
 はたしてどんな気持ちになるもんだろうか。上手にプレイできるかしら。
 
 
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■10:00~13:00 朱鞠内湖畔にて~遊覧船



・実はこのときカメラのレンズキャップが見当たらず、朝出たときに落としたかなとちょっと慌てた気持ちで
 歩いていた。大変惜しいことをした。
 結局キャップは朝着て出たシャツの胸ポケットに入っていたのだが、その些細な執着が自分の心を
 固定していたのがこの旅の心残りになってしまった。

・このレンズキャップ、先の猪苗代への旅でも実家に帰省した折も、「実はこの黒い丸いのが7000円するw!」
 というのをネタにしていたために、「7000円分落っことしてしまったか」と……しょうもないとらわれ方を
 してた。純正品でなければもっと安く買えると思うんだけど、とてもしょうもない、
 とてもとてもしょうもない執着であり、なんかこういうのにとらわれてちっちゃくなってしまう自分
 やっぱかわいいな、などと思えた一幕だった。案外大事なファクターだったと思う。

・クロアゲハ(のちにカラスアゲハとか、ミヤマカラスアゲハだということが分かる)の類がたくさん飛んでいる。
 ここに限らず、後に訪れた美瑛でもだったけど、今年は昨年よりも蝶の類を多く見受けたように思う。
 バッタは少なかったな。去年はバッタが多かった気がする。確か。

・宿を出るとき、恐る恐る聞いてみた。「お昼のランチは……やってないんですよね?」

・そうである。公式サイトには「土日はランチ営業」と書いてあるにもかかわらず、
 なぜかこの時期にはやっていないということを、オイサンは昨年学んだのだ。しっているぞ!!

・……それを今年は知っていたので、今年はちゃんとお昼ゴハンをある程度用意してきたのだ。
 深川で、パンとソバの実入りおにぎりを買い求めてきたのはこのためだ。

・尚、イザ何も備えがなくても、町の方(湖から4㎞弱あります)まで行けば商店が一軒だけあり、
 そこでパンやカップ麺を売っています。
 昨年はそこでパンを買って飢えをしのいだのであります。
 窮状を訴えれば、カップ麺にお湯を入れてもくれますw

・しかし今年は聞いた相手が良かったのか(昨年はご主人の方に聞いた)、
 「時間を言っておいてもらえたら、お任せで良ければご用意しますよ。おそばになると思いますけどw」
 と、なかなか軽妙なお返事が返ってきた。サプラーイズ。
 というわけで、せっかくなので13時からおそばをいただくことにしました。パンとおにぎりどうしようw
 
 
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・ところで、湖に向けて歩き始めたところで少し不安になった。歌が聞こえてこなかった。

・朱鞠内湖畔には歌が流れている。宗谷岬でかかる『宗谷岬』や、えりもの『襟裳岬』と同じように、
 朱鞠内湖にちなんで作られた歌である。なんてことのない歌謡曲なのだが、
 昨年訪れたとき流れていたその歌を聴いてすっかり気に入ってしまい、
 帰ってから音源を手に入れようとネットなどで色々探してみたところ、動画はおろか歌詞も曲名も、
 影のしっぽもつかめないありさまだった。
 いまどきネット上にこんなに情報のない物もまだあのかと感心してしまうほどだった。

・その歌は、記憶では、遊覧船のチケット売り場にあるスピーカーから延々、朗々と
 流れていたような気がしていたのだが、どうもそれが聞こえてこない。
 もしかして流すのをやめてしまったんだろうか。この歌について話を聞くことも、
 今回の再訪の大きな目的のひとつであったというのに。

・とはいえ、その為だけにチケット売り場へ突貫するわけにもいかない。
 どうせあとで遊覧船にも乗る気でいるので、チケットを買うときにでも聞いてみよう。
 水際でぼんやりしておった。

・ところで今年はキャンプ客が昨年より多い気がする。5割増しの印象。
 昨年は2つの台風のハザマで奇跡的に雨ニモ合ワズ、飛行機トラブルにも遭わずという日程だったから、
 キャンパーさん方はその時期を避けていたのかもしれない。
 嵐の中でテントを張りたいキャンパーもいないだろう。……それを思うと、キャンパーという人種は、
 ワイルドでネイチャーなようでありながら、天候に関しては普通の旅人よりも
 文句の多い人種であるかもしれない。普通に宿をとる旅人であれば、雨を歓迎することはないにせよ、
 致命的とまではいかないであろうから。

・ちなみに、朱鞠内湖の遊覧船の就航時間は不定気のようである。そもそも乗る人間が多くはないのだ。

・昨年は、オイサンが乗船希望した時は客が一人だけ(すなわちオイサンのチャーター便である)で、
 さすがにそれでは出せないというのでしばし待ち、もう一人、一人旅のオッサン(ジイサン)がやってきて、
 ようやく就航の運びとなったのである。
・とはいえ、ときによっては一応定期というか、就航時間を定めている場合もあるようだ。雰囲気経営。
・「それだって赤字だ」と、キャプテン(=遊覧船の船長)に愚痴をこぼされる始末であった。しらんがな。

・船内に16人程度、船外のデッキに8人程度乗り組める計24人程度の遊覧船「うきしま」であるが、
 満席になることなどあるのだろうか? 今度聞いてみよう(失礼な質問)。

・だがオイサンは思う。
あの遊覧船のキャプテンとして働いて暮らすこと、
 あのチケット売り場で発券係として暮らすことを夢に見る。

 なんと素晴らしい人生じゃないか。

・尚、キャプテン=遊覧船船長は、50代そこそこの色黒で斎藤洋介のアゴをすこしつづめたような
 個性派俳優風の趣のナイスガイである。
  ※尚、斎藤洋介の名前が分からなかったので「俳優 シャクレ」で検索したら、
   ドあたまに斎藤さんの画像が出てきてしまったのでちょっと申し訳ない気分になった。
 チケット売り場(といっても、四畳半もなさそうなプレハブの掘っ立て小屋だが)を仕切るのは、
 60代前後の昭和パーマのおばちゃんである。おばちゃんはキャプテンを「船長」と呼んでいた。
 なんかよい雰囲気の二人である。どちらもとても健康そうで歯と目がとてもきれいで若々しい。
 年齢はオイサンの見立てだが、実はもっと年齢いってるけど若く見えているという可能性が高い。

  ▼遊覧船に乗る

・オイサン、そうして湖の岸辺で水と風と空と戯れておりますれば(美少女か)、スピーカーからアナウンスが
 流れた。「間もなく、遊覧船うきしまが出航します……」。おお、まじでか。たぶん、乗船希望者があったのだな。
 誰かが乗ろうと希望を出すと、こうしてアナウンスで他の乗客を募るのである。
 コレはいかん、ボヤボヤしていられなくなった。これを逃したら次はいつになるか分からない上に、
 また少人数で乗ることになってキャプテンに「赤字だ!」とボヤかれかねない。知らんがな。
 砂利の地べたに下ろしていた腰を上げ、ザクザクとチケットオフィスへ向かう。

・しかしなんだな、
 もしオイサンが白いワンピースと麦わら帽子の似合う細面の美少女だったら、
                 相当絵になっているであろう
な。
 あまり絵になり過ぎても困るので神様がバランスをとったせいで、
 残念ながらオイサンは白いワンピースと麦わら帽子の似合う細面の美少女ではないのだけれども。
 大マケにマケて白いワンピースと麦わら帽子の似合う
                アラフォーのオッサン
である(SSレア)
 世の白いワンピースと麦わら帽子の似合う細面の美少女好きな男子諸君、残念だったね。
 神を恨み、来世に期待しようではないか。

・そういえば、近くに見えている島の浜辺には、ポツポツと人影やテントのような影が見受けられる。
 ひと影の方は、眺めていた限りでは全く動かなかったので木か何かかもしれないが、
 釣りをしているならそういうこともあるだろう。
 船であちらへ渡って、あちらでキャンプを張った人たちだろうか。そういうことも出来るのかと
 勝手に納得していたが、実はそうでなかったことが、このあとキャプテンとオペレーターから明らかにされる。

・チケットオフィスです↓。
 
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・豪華客船うきしまです↓。
 
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万国旗が華々しいですね。グローバル化戦略。国旗のチョイスは誰のセンスだ。

・チケットを買うとき、キャプテンとオペレータと軽く雑談。去年もここに来たんすよと話すと
 「去年も乗ったの?」と尋ねられる。年をまたいで二度乗りに来る人間がは珍しいのか、乗ったと答えると
 若干ポカンとされたか引かれた気がする。

・歌の話は、航海から無事に戻って来られたらにしよう。転覆死亡事故とか起こったらここじゃ大事件だろうな。

・同乗者は70代くらいの老夫婦。ここまでは車で来たのだろうか。自分入れて3人。君たちとは同じ船の仲間だ。
 長い旅になる、仲良くやろう。乗船時間はおよそ35分です。

・ちなみに遊覧船の料金はひとり1000円である。リーズナブル。しかし独りだからいいけど、
 これが家族5人でだと5000円になるわけで、それだとちょっと高く感じるかも知らんな。

・同乗のお二人に、どっから来たのかくらい聞けばよかったな。

・昨年一緒になった栃木から来たというおじさんは、ヘルペスにやられて片目が見えない人だった。
 2年前にも朱鞠内に来たことはあるらしいのだが、そのときは遊覧船に乗らなかったので改めて乗りに来た
 と言っていた。大好きか。パワフルな人で、今回の渡道は車中泊で6日目、
 熊本の地震のときには長崎にいた、みたいな話をしてた。

・昨年は最初船内にいたのだが、途中からデッキの方に勝手に出た。もしかしたらデッキにいるときは
 ライフベストくらい着なきゃいけなかったかなとか、動いてる最中に勝手に出ちゃまずかったかなとか
 あとから思ったので今年は始めに聞いてみた。

  オイサン 「コレ、外出てていいんですか?」
  キャプテン「ああ、お好きにどーぞー」


 自己責任である。自然界は厳しい。海の男はやさしくないのだ。海じゃないけど。まあ多分キャプテンは、
 こちらがウッカリ落ちようものなら慌てて飛び込んで助けてくれるだろう。甘えとかではなく、
 そういう人っぽい気がする。

・昨年と殆ど同じ日取り、全く同じ場所、全く同じコースの遊覧船である。となれば、そんなに新しいもの、
 違う景色が見られるという期待があったワケはない。そりゃそうだ。大人ならそんなのどうかしてるよ。
 しかし、予想してたのと全然違う、昨年とは全く異なる風景が見られて、オイサンは大層びっくりしたのである。
 
 
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・昨年の島の様子などをつぶさに覚えているわけはないのだが、なにぶん今年は風がない。湖面が静かなのである。
 そうするとどうなるかというと、湖面に、雲や島の姿がまるまる映し出され、
 上と下とで合わせ鏡のような世界が現れた。ここまではまあ、分かる。さっきまでも湖畔から眺めていて、
 ああ美しいなと思っていた。その上を船が走ると、起きる引き波が規則正しくその像を乱して、
 えも言われぬ面白い紋様を湖面に作り出していったのだった。鏡のような湖は見たことがあったが、
 自分の走った後がクルクル変わる、万華鏡のような湖と言うのは初めてだ。素晴らしく面白い。

・それを見てオイサンは、思わず立ち上がって歓声を上げてしまった……が、
 ご一緒だった老人夫婦にはさほど響くものはなかったらしく、オイサン一人で浮いてしまった。浮き島だけに。
 ヘイヘイ老夫婦、お前らもっと喜べよ。テンション低いぞ(照れ隠し)

・しかしその老夫婦も、旦那の方は後半慣れてきたのか立ち上がり、タブレットでぽちぽちと
 写真を撮っておられた。なかなかラヴいご夫婦で、旦那はこまめに奥方の写真も撮っておられた。
 アラアラアラごちそうさま、オホホホホホ、お邪魔だったかしらァ?(ガチで言ったらしばかれるやつ)
 でも真面目な話、二人で乗りたかったのかも知れないな。すまないことをした。
 ごめんなあ、オッチャン空気読まれへんでごめんなあ。
 
 
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・ところで、島の近くを船で走ってみて分かったのだが、先ほど対岸から見えた人影のようなものと
 テントのようなものは、やはりただの枯れ木、朽ち木のシルエットであった。
 テントのように見えたのは、根元だけが大きく残った朽ち木の株。
 キャプテン曰く、
 「今年は雪が少なくて水も少ないもんだから、去年は見えなかった切り株とかが、下の方まで
  出て来ちゃってるよ。島もすこし大きくなっちゃって」
 とのこと。なるほど、さすがグレートネイチャーさん。昨年と同じ場所、同じ時期でも、
 見た目の同じ年などないということか。学んだ。

・遊覧は、本当に30分もあったのかと思うほどあっというまに終了する。
 違うコースや、もっと大回りのコースなんかもあるといいのだが。ダメなんだろうか。
 船着き場に戻り、船を係留するキャプテンの鮮やかなロープさばきになんとなく感心する。なんかカッコイイ。


  ▼『しゅまりない旅情』について

・チケットオフィスで、オペレーター(おばちゃん)とキャプテンと話をする。
 昨年も乗ったこと、台風だったこと、こちらの気候は涼しくて過ごしやすい、すばらしい、東京の気候の話、
 こちらの環境の良いのにすっかりやられてまた来てしまったこと。

・東京はゴミゴミして暑くてしょうがない……という話をしていたときの、キャプテンが言い放った
 「でもさ、電車の中はクーラーがかかってるんでしょ?」という質問の素朴さが色々と物語っているようで
 オイサンのハートに刺さった。キャプテンは萌えキャラ。
 是非いっぺん夏の東京来てみて下さい、それはそれで面白いと思うんでwとオススメしておく

・サテ。本題。肝心の歌の話である。
 この、いまスピーカーから流れている歌はなんという歌で、誰が歌ってて、音源はあるのか? と。
 昨年来た時に気に入ってしまって、帰ってから調べても何も見つからないのだと。

・「むかーしの歌で、ドーナツ盤は出たけど。もう絶盤になってて、残ってるだけしかないよ」
 「歌手は有名なんだよ。ボニージャックスが歌ってる」というので、
 「そのドーナツ盤の残りとやらはどこかで手に入るんですか?」と尋ねたら、
 「ここにあるよ」とww非常に雑にwww書類棚の書類の下から出てきたww
 敷物みたいにされてんじゃないですかww売り物www何枚かあったけど、何枚あったかわからんw

・「いくらなんですかw」「1000円」「下さい」「買うのw」「ありがとうございますw」買っちゃった。

・「プレーヤー持ってるの?」
 「無いっすw」
 「w」
 「だから、買いますけど、いまスピーカーから流れてるのを録音して、それ帰って聴きますw」って言ったら
 二人ともに「何を言ってるのか分からん」「ぜんぜんわからん」という顔をされたw。ジャガーさん。

・「うん、でも、これいい歌だよねw」と笑ったキャプテンの顔が大変良かったです。
 日に焼けた 漁協男の 良い笑顔 

・それから、チケットオフィスの掘っ立て小屋のすぐそばで歌の録音を始めた。
 録音に使える道具は手持ちで3種類。
 カメラの動画撮影機能と、スマートフォンの動画撮影機能と、同じく録音アプリ。
 このカメラで動画撮影はほぼやったコトがないので、果たしてどれが一番優秀なのかワカラヌ。
 とりあえずテストしてみて、明らかに差が出るようならそれで持って帰ればいいし、
 ダメなら全部で録って帰ればいい。
 曲の長さは3分くらいだから、先ずそれぞれの道具で1回ずつ3回、あとは本番が1回になるか、3回になるかだ。
 途中で失敗したらやり直しだけど、マ別にそんな大層な精度は求めない。
 雑音が入らないように! なんて期待していないし、なんならそれらしい雑音が入ってくれた方が
 それっぽくてありがたいくらいだ。2、30分もあれば終わるだろう。
 
 
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 ここでカメラを構えて30分粘っていた(ホンマなにしてん)。
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・結論から言うと、カメラの動画撮影機能が一番しっかりと音を拾ってくれた。
 やる前の予想では、スマートフォンのどちらかの機能が優秀であろう、と思っていた。
 理由は、スマートフォンは曲がりなりにも電話であって、マイクは彼の本業、主機能の一部として
 実装されているものだから、である。

・それに比べて、オイサンのカメラはとっても高い良いカメラではあるが、本業は静止画カメラであって、
 動画撮影は本業ではないから……と思っていた。
 つまりスチルカメラの動画機能なんてオマケ程度だと高をくくっていたわけだが、結果から見ると
 RX1さんの動画機能の圧勝だった。あの距離と風と雑音の中、素晴らしいくらいに音を拾ってくれていた。
 7千円(※)の本業と、20万円のオマケでは20万円のオマケの方がパワフルパワフルだったわけだ。
 マつっても、スマホのマイクもそこまで遠くのものを拾える仕様にはなっておらぬであろうし、
 あんまり悪し様に言ってやるのも気の毒ではあるが。

  ※オイサンのはドコモのなんやらサポートのおかげでそのくらいのお値段で買えてしまったのである

・時間的にはいろいろあって、30分くらいかかってしまって、あんまりいい具合には録れなかったが。
 マこんなもんであろう、という感じにはなったのでよしとする。

・そんな風に、いい歳をしたオッサンが日陰もない炎天下で30分余り、
 カメラやらケータイやらをスピーカーに向けて突っ立っていたわけだが(旅行中になにやってんだ)、
 15分ほど経った頃だろうか、
 次の航海に向けて待機中であったでハズのキャプテン(その間客の姿はない)がほったて小屋から出てきて、
 近くに停めてあった車に乗り込んでいった。
 客があまりにいないからどこかへ出かけるのだろうか? しかし車は一向に発進する様子がない。
 まあこちとらはアルバムリリースに向けたレコーディング作業に忙しかったので
 さほど気にも留めていなかったのだが、しばらく経っても車はとうとう走り出さず、
 キャプテンはそのまま運転席から降りてきた。

・キャプテンは私の方に歩み寄ってきたかと思ったら、「ラジカセは持ってる?」と訪ねてきなさった。
 厳密にはラジカセは持っていないのだが、ラジオの受信機もカセットを再生する道具も所有していたので
 あると答えると、キャプテンは手に持っていた、懐かしい濃いグレーのマクセルの90分テープを
 オイサンに渡してくれた。

・「あげるわ。いま流れてるのとおんなじ曲がぐるぐる回るだけだけど」
 「え。めっちゃ嬉しいんですけど、もらっちゃって大丈夫なんですか?」
 「だいじょぶだいじょぶ、今のがあるし、スペアはあるし。テープ伸びてるかもしんないけどw」
 
 
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・お宝ゲットだぜ!!(ハイテンション)

・……もらってしまった(冷静)。42にもなって、知らない人から何をもらっているんだオレは。

・一体なぜここまでしてもらえるのか。モテ期なのか? いや、多分、「せっかくの旅行中になにやってんだ」
 と思ったのだろう。言われてみれば、この炎天下の30分あまりのせいで、えらく日焼けが進んだ気がする。


そんな苦労をして録音した結果がコレ↓である。
初めて動画編集なんてものをやったので、雑なのは大目に見るがいい。
画像は音とシンクロしておらず、同日の夕方録ったものである。
場所は、チケット小屋からは少し離れているが、湖畔であることに変わりはない。





・今回は他にも、手漕ぎボートに乗ろうというカップルや、ご家族づれもたくさん見かけた。
 なるほどそうだなあ、次回はオイサンも、手漕ぎボートくらい乗ってみようか。やったことないけど。
 道東に行ったらカヌーイングとかにも手を出してみるか……。

・そうしてお宝をゲットし、時刻が13時に近くなっていたので意気揚々と一旦お宿に帰る。
 朝たのんでおいたお任せランチは予告通りおそばであった。朱鞠内の属する幌加内町はおそばの産地で有名。
 深川からここまでバスで上がってくる途中、広大な白いおそばの畑をいくつも見た。
 ここでは機械で打っているとのことですが、しっかりした十割そばです。おいちい。
 おそばもさながら、そばつゆをどういうアレなのかが気になる。
 
 
 
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 幌加内名物、おそば
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レークハウスしゅまりないのご尊顔。ヘンな顔してるでしょ?

……といったところで、えらく長くなってきたのでここで一旦切る。
午後の部では新しい出会いがオイサンを待っています。
キャプテンは斉藤洋介似のナイスミドル、なんならロマンスグレーでしたが、
午後の部の新キャラは
     春風亭昇太とビビる大木を足して2で割った感じ
の若者です。
声がでかい。
 
 
 
 

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2017年10月13日 (金)

■過ぎ去りし時を求め日記~ドラクエXIプレイ記録004:寝オチと無料ルーラと原始人 -更新第1162回-


『ドラゴンクエストXI』3DS版のプレイ日記、その4回目である。


ちょっと本筋から外れるが、
ユグノア遺跡あたりでドラゴンを相手に戦闘訓練(つまりはレベル上げである)を繰り返していたところ、
画面の向こうからなかなかに凄まじいラリホーマの余波が届いた。
即ちネムケである。

ので、
これではイカン、
このままではまた途中で寝落ちして積んだ鍛錬が無に帰してしまいかねないと恐れ慌て、
宿と教会のある手近な場所へとルーラで飛んだ。

  どうでもいいけど、ルーラの消費MPが0っていうのはもう、何かただの手抜きだよね?
  こういうのは本当にやめるべきだと思う。
  世界観や雰囲気よりもプレイアビリティを優先する……のが、悪いとは決して言わない。
  だが、興ざめさせてはいけないと思うのだ。
  「え? なんでこれだけの行為に、なんの代償も要らないの?」と思わせてしまったら、
  心はゲームの世界から現実側の事情を見始めてしまう。
  それはゲーム世界への没入を帰って妨げることになる。
  程度というものがあるだろう。
  ぜひとも次回作では見直してもらいたい点の一つである。

お祈りをする(要するにセーブである)前にまずは宿だ。
「いいか、メシの前に宿だ! まずは宿を確保するんだよ!!」
と、ささやくのよ……私の中の藤村Dが……。(*1)

  *1:藤村D……旅の勘所と難しさを教えてくれる名旅番組
           『水曜どうでしょう』のカリスマディレクター。
           別名「たっくん」。
           これは彼の言葉である。

その心のささやきに従って宿屋のカウンターに向かい、「泊まる」を選択した。

  チャーラーラーラーらっちゃっちゃー♪

……と、お決まりのファンファーレが鳴ったところから記憶がない。
なんとまあ、ゲームの中の主人公たちが布団に入ったのと同時に、
オイサン自身も眠ってしまった(控えめに言って寝オチである)らしい……なんというシンクロ率。

幸いなことに今回はオチはしたものの3DSの電池が切れる前に目を覚ますことが出来たので、
目覚めて(自分が、である)何をするより先に宿の中にいるシスターに話しかけて
神への祈りを捧げたのだった。

うーむ。
画面の向こうと、こんなにも同調感を覚えたのは、『太陽のしっぽ』以来かも知れぬな。
あれも、走りながら寝る原始人につられて眠りに落ち、
原始人が目覚めると同時に自分も目覚めてまた走り出す、ということをやった記憶がある。


これが、1週間ほど前の出来事。
レベルは……38、9だったように思う。
 
 
 

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2017年10月 8日 (日)

■しゅまりない旅情2017~1日目~ -更新第1161回-

2017年、8月。
昨年に引き続き訪れた、北海道・朱鞠内の旅もようを淡々と綴ります。
その1日目。


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■■■━ 1日目 8月18日(金) ━■■■
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▼関連地図





■05:00~12:00 最寄り~羽田~旭川・cafe花みずき


・朝、チョイ出遅れて空港バスにギリギリ。
 珍しく南町田を経由するルートのバスはかなり満員だったが、自分の隣は空いていた。

・空港には6時15分頃着。フライトは7時50分。
 バスに預けた荷物がなぜか横向きにされて出てきたのでイラリとする。

・チェックイン時に座席を変える。
 もともと窓側だったがすぐ後ろの席に「お子さんを抱いてるマーク」がついており、
 やかましいと辛いので、空いていた別の窓側に移してみた。
 結果的には変更後の席も後ろがお子さんだったのであまり変わらなかったことになる。

・荷物を預け、郵便局のATMでお金を下ろそうと思い彷徨う。
 ゆうちょのATMは自分の搭乗口から最も離れたATMコーナーにしかなく、
 はるばる赴いたのにオープンは7時からで結局使うことが出来なかった。波乱の予感。

・天候は曇り。
 展望デッキを一回りしたが特に目新しいものはなかった。
 が、地味にごみ箱が目立たないつくりになっていることに感心する。

・朝ゴハンにうどん。ンまい。
 そういえば今回の旅では麺類を、ことにうどんを食べることが多かった気がするな。
 
 1trdsc05505
 タンチョウの群れ

Dsc05504
 ウドンヌ

 
Dsc05502  大変目立ちにくい工夫のされているデッキのゴミ箱



・搭乗からフライト、ランディングまで、これといった出来事はなかった。
 隣の席は普通のオッサンだったが、着陸して席を立つとき、
 尻の下から備え付けのイヤホンを敷きっぱなしになっていたことが判明した。
 ムウ、これがJKだったらコッソリ持ち帰ったのに(へんたいです)。

・今思えば、行きに印象に焼き付いたのがオッサンのケツだったのには意味があったのかもしれない……
 どういう意味かは最終日の戻りのフライトで明らかになる。

・旭川空港での荷物の出は早い方だったと思う。

・機内が満席であったので、市内行きのバスが満席になると面倒だ……と、
 急ぎ目にバス乗り場へ向かうが、どうやら旭山動物園へ直行するバスに乗る人の方が多いようだった。
 なるほど、最近のトレンドはそうか。お陰で市内行バスはほどほどにゆとりがあった。

・オイサンが初めてここを訪れた13年前は、まだ旭山動物園がフィーバーする前だった。
 フィーバー前の姿を見て置く良い機会であったかもしれない。惜しいことをした。

・バスの中でも然したるデキゴトはなかった。
 昨年は日テレのクルーとレポーターがカメラを持ち込んでいて、やかましく動き回っていたのだ。
 
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・旭川駅には10時には着けるかなと思っていたが、バスの出発が10時だったので10時40分。
 荷物を駅のロッカーに入れ、ATMでお金を下ろす。
 予定ではこのあと、cafe花みずきさんに向かうことにしているが、問題はその滞在時間。

・予定では12時のライラック号(列車)で旭川を離れて深川に向かう予定なので、旭川の滞在時間は
 1時間半弱になる。お店にいられる時間が30分を切ることになりそうだったから、
 電車を1本、13時まで遅らせようかと思案する。
 次の目的地・深川でやれることが減るが、それは明後日、戻ってくる時でもいいかもしれない。

・指定券も乗車券も、どうやら自販機で買えるらしい。
 みどりの窓口のおねえさん、手間をとらせてすみませんでした。
 ひとまず電車の切符を買うのはおいといて、お店に向かいがてら考えることにしよう。

・……ら、お店が休みでした! 愕然と、手土産の袋を取り落とすアラフォーです。
 腹いせに店の周りのお写真をいくらか撮る。
 
 

 

・しかしそういうことならと気持ちを切り替えサッサと折り返す。
 エキナカでソフトクリームを食べて時間をつぶす……っていうか、それでももう
 つぶせるほど時間は残っていなかった。ワリといっぱいいっぱいだ。

・大体、こっちの列車は、出発の10分15分、早い時には20分くらい前にはホームに入っているから、
 早めに乗ってしまった方が良い。

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 思わず取り落とす手土産


■12:00~14:30 旭川~特急ライラックで深川、深川あたりを徘徊する。

・ライラックの自由席は北海道の列車と思えないくらい満席だった。
 おお、列車の利用客がこんなにいるのか。まあ深川までは30分もかからないほどだから、
 立っていても良いくらいではある。

・前の座席の背もたれのところに、チケットポケットがついている……ちょっとしたいたずら心。

・などと遊んでるうちに深川到着。本当にすぐだ。

・深川駅、到着。ホームで写真を撮る。
 軒下に下げられていたオリジナルの風鈴が非常に良い味を出している。
 下の部分が使い古しのテレホンカードというのがまたいい。

 

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 アソビゴコロ
 
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・駅を出てみると、ハテ、そこにあるはずのコインロッカーがない。しばしの捜索ののち、
 恐る恐る掃除のおばさんに聞いてみる(そして掃除のおばさんは駅員さんに聞いてくれた)と、
 「ないですね」のひと言。そ、そんな筈は! 駅周辺のコインロッカー調査サイトを調べてきたのに!
 サイトをもう一度チェックしてそれらしき場所を見てみたが、どうも撤去されたあとらしい。
 念のために駅併設の観光案内所でも聞いてみたが、「利用者数が少ないので、撤去した」と、
 より詳細な答えが。丁寧に「申し訳ありません」と頭まで下げてくれる。
 イヤ、別に怒っているワケではない。困っておるだけなのです。

・とりあえず、現時点ではいかんともし難いのでとりあえずゴハン。
 スープカレー屋か、地元でも有名っぽい食堂のどちらにしようか迷っていたのだが、
 駅の紹介コーナーで目立っていて、かつ地元の食材をがっつり使った天丼が美味しそうだったので、
 食堂の方へ向かうことにした。
 あと場所が近い。荷物が置けなくなってしまったのでこの要素はでかい。

・自分のような公共の交通機関だのみで歩きが主体の旅行者には、
 コインロッカーや手荷物預かり所があることはひとつの生命線と言っていい。
 それがないと、場合によっては大荷物を引きずって観光をしなければならなくなる。
 勿論そんな状態では落ち着いて楽しい観光など出来はしないので、
 それがないことによって、自然と訪問対象からははずれていく。

・深川は、そばの実を混ぜ込んだ「そばめし」と、深川近辺で育てた豚・鶏のお肉で押しているらしい。
 食べたのは深川ポークと野菜の天丼。ウム、美味しい。

・店員さんの対応がいちいちたいへん丁寧。
 ……それはよいのだけれども、
 「普通のお水と水素水がありますが?」「普通のお水で」「えっ? あっ、はい」
 ……と、何やら「コレは予想外!」という反応をされたり、セットの飲み物をいつ持ってくるか聞かれ、
 「食事と一緒に」とお願いしたらやはり軽くびっくりされ、そして出てくるのは食後! という、
 「要望は、聴いてはやるが、かなえてやるとは言ってない」システム
 徹底されているのは正直どうかと思った。イヤ面白かったからほっといたけどw

・しかし水素水については、
 特になんの効果もないだけで害があるわけではない、つまるところただの水と何ら変わりないのだから、
 過剰に毛嫌いして絶対飲まない! となるのも、ソレはソレで違う気がしてきた。
 メリットがないにせよデメリットもないのであれば、別にそれが出されるなら飲んでも構わないのだ。
 なんかこう、「飲むことに因ってオカルトに魂が穢される!」みたいな気持ちになるのも、
 それはそれでオカルトの温床であり思うツボではあるまいか、ということに、今回気が付かされた。
 ありがとう深川! そんな感謝があるか。

・店の出しな、お店の人に、近隣に荷物を預けられそうな場所がないかとを尋ねたら、
 店の事務所で預かってくれるとおっしゃる。
 これはありがたい……。対応のおかしな面白レストランだとか思っててすみません。
 しかし、明後日また来た時も同じように甘えるというワケにいくまい。別な方策を考えねばならない。

・深川 → 朱鞠内のバスの、出発時間は14時25分。
 食事を終えた時点で13時を回っており、荷物を預かってもらいはしたものの
 あまりノンビリしている時間はない。明後日のためのリサーチくらい。

・良さゲなパン屋さん、良さゲな喫茶など、駅前になかなか魅力的なスポットも見つかる。
 スープカレーの店も案外近かった。なかなか過ごしやすそうな町という印象。深川。

・目についたのは、ホビーヤスオカ。
 うっかり踏み込んでみたところ、プラモ、フィギュア、ミニカーなどの品ぞろえがステキ。
 塗装テクニックを解説した古い同人誌『Keiちゃんの模型塗装ガイド基礎編』や
 『ヨコハマ買い出し紀行』のココネのフィギュアなど、レアっぽいものも。
 何も買わずに出るのも申し訳ないが、いま買って帰れるようなものもない……と思ったところに、
 タミヤのクリアファイルが目についたのでそれを買って帰ることにした。

・あと、ソフトバンクショップが一軒あり
 「他店圧倒の価格政策!」みたいなノボリを立てて気炎を上げていたのだが、
 少なくとも歩いた範囲にキャリアのショップは見当たらなかった。すでに焼野原なのか。

・石狩川にかかる橋のところまで行ってみたが、そこでタイムアップ。

 

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 ホビーヤスオカ。

 

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・荷物を預かってくれたレストラン・ふじ屋さんへの帰り道、
 明日のお昼用(宿がランチをやっていないことが予想される)にパンをいくつか買い込む。
 ふじ屋さんで見た、そばめしお弁当がどこかで買えればと思うが。

・ふじ屋さんで荷物を回収し、バスの来る駅前へ。ここからはバスで2時間の長丁場である。
 飲み物を確保し、観光案内所で切符はバスの中で買えばいいのか確認。

・観光案内所で、そばめしおにぎり弁当が売られていたので購入。

・バスの時間を乗り場で再確認していたら(バスは既にスタンバっていた)、
 運転手と思しきオジサンがクルマの陰から現れて、「25分発なので20分には開けます」と教えてくれた。

・暇に任せて、この先2時間続くバスのロングライドに備えてストレッチといち姫撮影。

・ちなみに、明後日の荷物の預かりについて、某所でヒミツの交渉をした結果、
 あることを条件に預かってもらえることになった。
 その某所で窓口担当ご婦人に「その明後日まではどうしているのか?」と聞かれたので、
 朱鞠内まで行く旨を明かすと
 「そのバス路線、うちの息子が運転手をしているわw今日はシゴトしてるのかしらww」
 とほっこり情報をくれた。ホッコリ。

 

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■14:30~日の終わり 深川からのバス~幌加内~朱鞠内~宿・レークハウスしゅまりない

・14時25分、バス搭乗。乗客は自分を含めて4人。

・同乗したお友だちらしい老齢のご婦人二人、片方がゼエゼエと咳をし始め、
 もう片方がカバンをまさぐり始めたから飴でも出すのかと思いきや、マスクを取り出して自分ではめた。
 まずは自分の命を守る。

・走り出して30分もしたら、他の客は皆降りてしまって客は自分だけになった。

・バスは幌加内で一旦終着し、そこから名寄行きになる。オイサンはその途中の、朱鞠内で降りる。
 幌加内で停車中、運転手さんにどこまでいくのか尋ねられ、朱鞠内の三股までだと告げると、
 その場で先に料金を計算してくれた。そして、1000円で1100円分使えるボーナス回数券を教えてくれて、
 100円オトクに乗ることが出来た。素晴らしいサービス。
 なぜか、その回数券の表紙を「これは思い出に取っておいて」「これは思い出」と繰り返すのが不思議だったが……
 !! もしや笑うトコロだったのか?

・幌加内のターミナルは立派で、この辺りにJRが通っていた頃の廃線資料館も兼ねていた。
 10分の休憩ののち、再出発。ここから朱鞠内までは1時間。

・途中、道の駅っぽくなっている停留所(せいわ温泉ルオント)で旅行者っぽい若者が乗ってきた。
 運転手さんとひと言ふた言交わしていたので、知り合いか、何らかの交流があったのであろう。
 オイサンが乗る前の、名寄から深川へ向かった往路で乗せていたのかもしれない。

 

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 幌加内バスターミナルの中にある、深名線の資料館

・途中、「鷹泊自然公園入口」という停留所があったが、自然公園どころか周囲は牙むき出しの
 グレートネイチャーしかなく、むしろ公園成分が見当たらなかった。
 地図を確認したら、公園は道から随分離れているように見える……。

・朱鞠内、三股までは滞りなく到着。16時40分。ココからは歩きだ。宿のチェックインは17時だが、
 あと20分で着けるか? 微妙な感じ。ここからずっと登り坂道。いけるつもりでいたが、
 荷物を担いではなかなかスパルタン。

・ギリギリ17時到着。やったぜ。

・宿にチェックイン。昨年と同じ、レークハウスしゅまりないである。てか他に宿なんかない。
 周りはキャンプ場だ。

・今年も、チェックインはご主人(と思しき妖精系男子)が対応してくれた。
 どうやらちょっと覚えてくれているらしい。「以前も、ご利用を?」と聞かれた。私も覚えているぞ。
 キミ今年は帽子をかぶってないな。髪が伸びたな?

・お宿の中は、はしばしがマイナーチェンジされていた。蔵書が整理・厳選されて激減、
 主にアウトドア方面一本にしぼられたり、謎のパットゴルフが撤去されていたり。
 ちょっとオサレ方面にシフトして、昨年はプンプンと匂っていた謎成分がえらく緩和されてもったいない。
 もっともっと謎スメルを発していても良いのに。蔵書にあった謎ラノベとか、謎のゲーム攻略本とか、
 残っていてほしかった。

 

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 昨年のライブラリー。ラインナップが謎。

 

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 昨年の様子。渡り廊下に突然現れるパットゴルフ

・部屋はメジャーにチェンジしていた。畳ベッドが置かれ、押し入れが廃止されて物置スペースになっていた。
 ちょっとびっくりするが、コレはこれで快適。良いのではないでしょうか。

・入り口の靴箱のところに、なぜか虻ハエジェットが置いてある!!
 都会のホテルは部屋にファブリーズが置かれていたりするが、ここではそんななまっちょろい物は要らない。
 ここはそういう場所なのだ。夜になれば窓の向こうはブンブン虫の王国。それを嫌う者は生きてはいけない。

・あと、裏口に設置されていた、深夜~早朝出入り用のナンバーセキュリティもなくなった。
 なぜだろう? 昨年は怪しい人物でも出没してたんだろうか? 逆に恐ろしい。

・サテお待ちかねのゴハン……は19時からなので、先に風呂に入る。風呂は夕方5時から夜10時まで。
 しかし、貼り紙によっては9時までになっていたりして相変わらずトラップが多い。

・この宿は……とにかくゴハンが美味しい!
 この短期間で2度目を訪れて自分のエリアにしたいと思ったのは、風景・空気感のすばらしさは勿論のこと、
 この宿のゴハンのおいしさも大きい。
 ダッチオーブン料理、前回とはお鍋が変わっていた(昨年と同型のもの(深い)は隣のご家族が使っておられた)

・その他のディッシュがプレート方式に変更されている。この辺も前回にくらべてオサレだ。
 写真中央の肉巻き行者ニンニクが美味い! 行者ニンニクも食べ慣れたが、こんなに美味しいのは記憶にない。
 一人で悶絶しながらおいしさにおぼれる。

・となりのテーブルはご家族3人連れ。小さなお子さんがオイサンにからんでくるので面白い顔をして撃退したら
 釣りで来られてるんですか、とお母さんに話しかけられた。アワワ、アワワ ← 大人の相手はできない

・去年も来た話などでお茶を濁す。夜、天気が良ければきっと星がキレイですよ、
 などと知った風なクチを叩いてみたが、道内から来てる人だったら珍しくないかもだな……。
 どこから来たのか聞いてから話を振るべきだった。今回の反省点である。

・あと、「釣りで?」と聞かれたのは多分、
 面白半分で備え付けの「週刊釣り新聞」なんか読んでみてたからだろう。
 「よく食いつくイソメのつけかた!」みたいな記事が載ってて面白かったが、
 釣りに慣れない人間がゴハン食べながら読むもんじゃないなアレは。

・今回もしっかりとゴハンをいただいた……。だめだなあ、年一回はここのゴハン食べたい気がする。

・ゴハンのあとは備え付けの自動エスプレッソマシンでコーヒーもらって部屋に引っ込む。
 何したかはあまり覚えてない。翌日の日の出時刻を調べ、早めに寝る準備。

・お隣のご家族連れにああ言った手前、自分も空模様を気にして一度外を確かめに出てみたが、
 既に雲と霧がすごくて何も見えなかった……。あと、虫がすごいので虫よけは必須である。

 

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初日はここまで。

 
 

 
 

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2017年10月 7日 (土)

■しゅまりない旅情2017~序~ -更新第1160回-

 
朱鞠内(しゅまりない)という場所のここちよさをひと言であらわす言葉が見当たらず、困っておる。
 
昨年の8月に初めて訪れ、
それがあまりにもここちよい体験であったので、今年もまたお邪魔してしまった。

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とにもかくにも、気持ちの良い場所なのである。
ひとえに均一な浸透圧が全身にかかって、
澄んだ空気がからだにやさしくしみこんでくる感触の場所なんである。
アウトドアーなひとたちの口にする、
「自然に溶け込む、一体になる」とは、まさにこのことではあるまいかと、
さぐりさぐりではあるが実感できる肌触りがそこにあるんである。

元はと言えば音威子府に行きたかったんである。
ところが、音威子府あたりにめぼしい宿がなかったので、
そこに近く且つ興味深いスポットとして朱鞠内が見つかったから、今回はそこに行ってみよう!
……としたのが昨年の話だ。


今年もそれと同じルートをたどる。同じことをする。


リベンジ、などという物騒な字面を当てはめるつもりはない。
リベンジも何も、やりたいことは去年で大体やり終えてしまっている。大きな心残りはない。
強いて言えば、湖畔にかかっていた歌のことを現地の人にお尋ねしたいというくらいか。

だから、今回の主旨は「昨年と同じようにもう一回やる」なのである。
新しさを求めなくても、昨年のままの素晴らしさでもう十分過ぎるくらい素晴らしい場所だったから、
とりあえず「あの心地よさをもう一度」、それが2017年・夏の朱鞠内再訪の理由なのであった。
これは、幸せの旅である。
朱鞠内は、満ち足りた場所だったのである。
一年経って、全く同じことをもう一度、だなんて、進歩のないことであるかもしれない。
しかし、永遠とは、満ち足りるとは、そう言う事なのかもしれない。
いざ、満ち足りた夏へ。

……あと、帰りには旭川・美瑛にも寄るが、そちらも昨年と全くおんなじコースをたどる予定である。
これはこれで、再訪したい場所があるからそうするだけの話だ。


以下、大まかな旅程。


■1日目 8月18日(金)
・早朝   早朝の飛行機で、羽田から旭川へ。
・午前中  旭川。滞在時間は短いが、なじみの喫茶でボンヤリする予定で
      奈良に帰省した時のおみやげを持っていく……が、休み!
・お昼   列車で深川へ移動し、昼ゴハン。近場を少し散策する程度。
      ……が、コインロッカーが消えている!
・昼下がり 深川から、幌加内を経由してバス移動。本日のメインイベント。
      運転手さんがイイ人。
・夕方、夜 朱鞠内着。天気が良ければ、夜、星でも見る。

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■2日目 8月19日(土)
朱鞠内で過ごす一日。
・早朝~朝 湖畔の夜明けを眺め、タイミングが合えば遊覧船に乗る。
      湖畔に流れる歌の正体を突き止めろ。
・昼    町の方へ行く。が、突然の雨。新キャラ・ビビる昇太出現。いいヤツ。
・夕方~夜 湖畔でゴロゴロする。『ドラクエXI』をやる。
      夜、星を見るのが楽しみである。
 
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■3日目 8月20日(日)
・朝    宿を引き払って移動。深川へ戻る予定が、この日の朝はそっち向きのバスが走っておらず
      急遽予定を変更する。名寄へ。
・昼    名寄。突然、道路原標と巡りあって爆笑する。北緯45度というステキなお店でゴハン。
      旭川行きの列車の時間を1時間間違える。
・夜    閉店したと思っていたスープカレーの「ふわわ」さんで大人のいざこざを見守る。

……なんなんだこの日は。
 
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■4日目 8月21日(月)
・早朝~朝 朝5時から美瑛の丘アタック。千代ヶ岡~電波中継所~セブンスターの木
・昼    美瑛で昼食後、旭川に戻る。cafe花みずきさんでだべる。
・夕方   喫茶ブラジルで晩ゴハン。空港へ移動。
・夜    フライトは最終便。20時過ぎ。
 
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ぼちぼちと、淡々と、書き記してまいる。
 
 
 

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2017年10月 5日 (木)

■豆のしらせ -更新第1159回-

あれはオイサンが埼玉の西武池袋線沿線にある、
会社の寮に住んでいた頃のことだ。

オイサンの実家のある奈良の片田舎には、
無印良品なんていうオシャレな店はなかった。
そもそも、無印自体、まだ出始めの頃であったのかもしれない。
……そのくらい、無印というモノのこともまだよく知らない時分のことだ。

色々もの珍しくて、駅前の目抜き通りにあった西友の中にあった無印で、
食品を買ったりしていた。

大学を卒業して家を出、まださほど時間の経っていない頃でもあったから、
実家から今よりは頻繁に電話が来ていた。

あるとき父から「最近はどうしてる」みたいなざっくりした聞き方をされて、
特に目新しいこともなかったのだろう、無印の缶コーヒーを買って飲んでる、
みたいなことを話した。
いま考えれば、なんでそんなセンスの欠片もない話をしたのか分からない。
もしかしたら、何らかコーヒーに関する話題だったのかもしれない。
 
当時の私は、体重3ケタを軽く巨漢であり、肥満であった。
まあ肥満はその時始まったことではなく、小学校の4年生くらいからはずっと右肩上がりの
体重バブル景気野郎だったので特段珍しいことでもなかったのだが、
それを聞いた父がぽつりと、
「あんまりそんな、甘いのんばっかり飲んでなや」
と言ったのを、なんだかやけによく覚えているのだ。
 
父とは特に折り合いが悪いわけでもないから、うんうん、と受け止めて聞き流すくらいだったが、
あのなんでもないひと言も、息子であるオイサンの体を気遣ってのことであったのだ。
なんでもない、話すことがなくて漏らした「缶コーヒーを飲んでる」なんていう
本当にどこにでも転がっている全く特別でない話一つを拾い上げてさえ
健康を思いやってくる、それはなんという深い愛なのであろうか。

……そんなことを、帰りに立ち寄ったコンビニの、
コーヒー棚の前で思い出したのだった。
 
親思う心にまさる親心とはよく言ったものだが、
正直、自分が父や母を思う心は、父母が私を思う気持ちに負けないだろうという自負はある、
あるのだが、如何せん親になったことがないから正しくははかれないし、
きっとそんな自負は思い上がりも甚だしいのだろう、という見立てが出来る自分もいる。

フクザツではあるが、
マ、
ふっとコンビニでそんなことを思い出した日だったよ、ということを何処かに残しておこうと、
家に帰って来てすぐ、キーボードをたたいてる。
 
2週間後には、父の誕生日も来る。
今までも贈り物はしてきてはいるが、慣れでやってきてしまったところもあるので、
心機を新たにして、何か一つ、心からの贈り物でも考えてみようか。
つってもまあ、来月辺りには旅行に連れてってやろうという話もあるのだけどもね。
楽しい旅にして上げられれば良いと思う。
 
体に大きな不安があるワケではないけれども。
それでも、いっときいっとき、
その2週間さきやひと月さきに辿り着けることを大事にしながら、
この先の時間を過ごしていきたいものだと思うよ。
 
 
オイサンでした。
 
 

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2017年10月 2日 (月)

■過ぎ去りし時を求め日記~『ドラクエXI』プレイレコード003・姫と隠居と、オーブ収集型人間性審査システムの欠陥について~ -更新第1157回-


 
■ユグノア城跡にて、ロウとマルティナが仲間になる。


   
ロウとマルティナが仲間になった。

二人に呼び出された魔物に滅ぼされたユグノアの城跡で、
主人公がこのユグノアの王家の血筋でありロウはその祖父であること、
マルティナはデルカダールの姫で、滅亡当時ユグノアに滞在していたことが明かされた。
ゆぐのあっち。 ← 言うとれ。

  ちなみに、ロウの娘・主人公の母親が王妃で、王は婿養子だったらしい。
  城跡に足を踏み入れるなりシルビアが、
  主人公をここの出身だとか王族の血筋だと急に勘付くが、
  主人公自身にそんな自覚は植え付けられていたんだっけ?? 序盤の伏線をあまり覚えていない。

  ロウとマルティナの姿を探すベロニカの
  「奥に篝火が見えるから行ってみよう」という言葉に従うが、
  このテのシーンの演出で気にかかるところがある。
  「正面を見て、左右を見まわしてから、また正面を見て、正面にある篝火に気付く」
  という動きの演出が大抵つくのだが。
  なんだかすごくマヌケに見えるんだよね……最初に気付けよ、っていう。

母王妃の囮で、当時まだ赤ん坊だった主人公とそれを託されたマルティナは難を逃れたが、
魔物の追撃から逃げる途中で主人公を川に落としてしまったらしい。
お前なにしてくれてんねんw

  トシのせいか、こういうハナシになると、主人公やマルティナよりも、
  ロウのような立場の悲しみにばかり気持ちが入ってしまう。
  自分の築いた物が蹂躙され、子や孫まで失うかなしみと無力さは堪えるだろうなあ。

当然、ロウとマルティナはデルカダールに戻って助けを求めたらしいのだが、
なにやらおかしくなってしまったデルカダール王は聞く耳を持たず、
「勇者=悪魔の子」説を信奉・流布する立場に代わっており、
偽物扱いを受けたのだそうな。姫、お前も不憫よのう……。

このときフッと、
「そういえば、主人公を追ってるデルカダールのグレイグ将軍とマルティナは
 髪の色が同じだな、この二人も、何らかの血縁的な因縁があるのではなかろうか?」

と疑ったが、さすがにしっかり姫と謳われているので、
その国の将軍と姻戚関係というのはないだろう……か?
なんかまたひとひねりされていそうではある。

つまるところ、デルカダールという大国が国ぐるみでなんらかの姦計にかかり
情報操作に利用されている、ということらしい。
ロウとマルティナはその原因を探るべく、16年間旅をしてきたのだという。

  こういう話を聞く時、その心の強さには、フィクションとはいえ
  驚きと感嘆を覚えるよね……。
  16年、安寧を捨て、諦観に逃げず、真実を求めて旅を続けるってすごいと思うよ。
  使命感がそれをさせるのだろうか。

そんな話をしていたら、そのスットコドッコイなデルカダールから
スットコドッコイ将軍のグレイグさんが追って来て襲われてしまい、
マルティナと二人でまた川に落っこちました。どぼーん。
流れ着いたのは、前回の探索で既に見つけていた小屋。
そこで夜をあかして、ベロニカたちと合流するため再びユグノア城跡へ……って、ちょっとはやない?
敵さん、まだその辺ウロウロしてんちゃうの?
この小屋かて城のすぐ近くやし、キミらちょっと危機意識薄すぎひん?

と思ってたら案の定、単騎のグレイグさん登場。ホラ見てみい見つかってもうた。
グレイグさんの乗馬を奪って辛くも追撃をのがれ、ユグノア城跡に戻って仲間たちと合流できた。

  あ、どうでもいいけども、主人公をがけっぷちに追いつめたグレイグさんが
  「どうした悪魔の子! 貴様の実力はその程度か!」
  とかっていうんですけど、なんであなたの中で私はそんなに強い子イメージなんですか。
  あれ? 前の町で戦ったんだっけ? 別なやつじゃなかった?
  って言うか、そういうセリフはライバル的な位置の相手に言うべきでは。

  このグレイグさんはあとあと仲間になるらしいが、
  扱いとしては『ドラクエⅥ』のアモスさんとかドラン的な位置に落ち着くと思うんじゃよね……。
  つまりは、あくまでも「そこにいる余所者」。
  パーティ内でかなり居場所のない人になりそう。
  いつ仲間になるか知らないけど、かわいそうと言えばかわいそうだ。

改めて、ロウから虹色の枝を受け取ると、
命の大樹とその祭壇に捧げられた6つのオーブのビジョンが浮かんだ。
何故か今回は全員に見えたらしい。
都合がいいな。主人公ゆかりの地だからチカラが増幅してる、っていう解釈かしら。

  ところでこのビジョンの能力は、ユグノア王家に伝わる能力なのだろうか?
  主人公だけ? 主人公が勇者なのは?

また始まるのか、オーブ集めの旅が。



■姫と隠居と、オーブ収集型人間性審査システムの欠陥について



昔のエラい人は、何かをさせるとき、なぜオーブを集めさせたがるのか……。
「世界中に散らばったオーブを集められる能力を
    持っていること」にどんだけ信頼寄せてんだよ……。

大変気になる。
マ目的物を色んな場所や人の元に置いておくことで、
「さまざまな条件に適応できて、人間の目に適う人間である」ことを見ることは出来るのか……
そう考えると、人間の重層的なコンディションを判定するシステムとしては
理にかなったシステムなのかもしれない。
オーブ集め審査法。

だがしかし! そのオーブも、赤と黄色の2つは既に手中にあるところからのスタートです!
赤は、そういえばそうだった、冒険の出だしでカミュと一緒に探したわw忘れてたww
黄色は、ロウ・マルティナチームが何となく手に入れていた……オイ。
誰だよ、黄オーブ管理してたやつ!
早くも「オーブ集め型人間審査システム」の信頼性に大きな揺らぎが!
しかも、ロウとマルティナも「危なく売っちゃうとこでしたね」とか言ってる始末だし。
赤い方も……一体そもそも、カミュが盗み出す前はどこにあったんだっけか……。
せっかくの審査システムも、オーブの管理がそもそもずさんだと何の役にも立たない。

託された方も、
最初は面白いと思って取りに来る奴をウキウキして待ってるだろうけどいい加減飽きてくるだろうし、
スパンが長いと今度はそれを誰に託すかという問題も出てくるであろう。
しまいには「なんで俺がこんなモンのために人生の時間割かなアカンねん!」
と思うこともあるだろう。
今回のオーブが一体どれほどのスパンで託されてきたものなのか、
それを託され続けて来た者たちにどれほどの心模様があったのか、
物語の中でそれを見届けるのも楽しそうである。

しかし、集めるべきアイテムが既にいくらかある中でスタートするというケースも珍しい。
うまいスキップの仕方を取り入れたモノだ。
『ディーふらぐ』の橋本名選手の冒険離島編で、
モブキャラが敵方の刺客と対戦して、1ページで3つも4つも奪ってくるシーンを思い出した。
よりによってそこか。



■たびのゆくえ



新たに探索したエリアはユグノア城跡だけ。
魔物の軍勢に滅ぼされた場所だけあって、いきなりドラゴンが徘徊していた。
が、ドラゴンとは交戦経験アリなので、油断はできないが恐れるに値しない。
一頭700弱と、なかなかいい経験値を持っている。

鎮魂の儀を行う祭壇に登るまでの山道から、眺めが良い場所があった。
3Dモード・2D両モードで訪問済み。

本日はここまで。
ムービーで説明されるお話の部分がメインの回だった。
ちょっと無理やり&回想・過去の説明のためのエピソードを詰め込み過ぎな気はする。
物語としては中々燃えるものがある。ド王道だ。

しかし、ロウとマルティナみたいな旅にカッチリとした目的を持ってる人間が加入してくると、
旅の主導権を完全に彼らに持っていかれて主人公の影はますます薄くなりそうだ……
なんて思っていたら、ベロニカに
「先導は二人に任せましょう! イカス(=主人公ネーム)は
 ぼんやりしてて頼りないから!」

とか、普通に言われてしまった。お前なんか死ね(あとあと死にます)。


あと、タイトルバックの画像がまた変わった。4枚目だ。
デフォルト → 火山 → 船 → 白い石像。 ← イマココ

レベルは37。

……次回はちょっと、
城跡の中でドラゴンでも狩ってロウとマルティナのレベルを周りの奴に追いつかせようかと思う。
周りが皆いいアラフォー(レベル35以上)に達しているのに、26、7というのはいかにもバランスが悪い。
……レベル上げ作業? ばかもの! これは「訓練」である!
一日も早く我々と同じレベルで戦えるようになってもらわなければ、
隊の中に素人やひよっこがいたのでは、我々の命にかかわるのでな!!

グロックの地下迷宮にメタルスライムがたくさん出てきたなーと思って行ってみたけど、
出現率があまり高くなく他の敵の経験値も高くはないので、
確実に現れるドラゴンを相手にした方が時間対経験値率は高そうだ。

あと、ベロニカは死ぬらしいけど最終的に生き帰るらしい。
ネタバレで読んだ。


       

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