2018年5月27日 (日)

■花こもろ八重十色~小諸、16度目の再訪・その2~ -更新第1219回-

3月、4月の小旅行の話の続き。
4月7日と4月8日にテラジ師、エースよつ師と行ってきた16回目の小諸、
その2日目の話。

1日目は、
埼玉の小川町でのんのんし、下仁田の客がおかしい店でかつ丼を食べ、
みまき大池で道に迷って、小諸の山野草さんでしっとり美味しいものを食べた。
 
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 ▼2日目
  小諸・懐古園~ 甘味処みつばち


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■2日目 4月8日
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2日目の朝には、信じがたいことだが雪が降った。
確かに事前から「寒くなる、雪になるかも」という予報ではあったし、
長野の山の四月なのだから考えられないことではないのかも知れないが、
イザ実際目にしてみるとおおおおおおおおおおおおおおマジでか! という感懐に至る。
りろんはしってた。
 
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あとで行ったおみやげのみやさかさんでも
「桜と梅と雪がいっぺんだから、もう、むちゃくちゃですよw」
と、あのむちゃくちゃなお母さんが笑っていたくらいだから、
やはりレアケースではあるのだろう。
オイサンなど驚きのあまり、手元が狂って朝食に出てきたシャケを動画で録ってしまったほどだ。
ご覧いただこう。
 
 

 
 
宿を出る直前に、そこそこの勢いで舞い散る雪を窓から見ていると、
自分たちはこれから桜を見に行くはずなのだが果たして大丈夫だろうかと不安にはなってしまうが、
そんな心配をよそに雪雲は小一時間で空を去り、
あとには冴えた空気と濡れた石垣が残った。
 
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■小諸周辺~大手門~懐古園

午前中はみっちり小諸の花を楽しんだ。
大手門の西側に植わった八重紅枝垂れがどうしても見たくて、二人の先に立って歩いた。

 ※なお、小諸にはフツーの八重紅枝垂れと、
   小諸の固有種である小諸八重紅枝垂れがあるようで、
   大手門そばの八重紅枝垂れはフツーの種類らしい……です。多分。


大手門の東側がいつのまにか大きな駐車場になっていて少し面食らった。
ここに駐車場を作って、そんなにクルマの往来があるのだろうか。普段使いにするのかしら。
それとも、キレイにしただけで前から駐車場だったかしら??? 思い出せないな。
大手門のあたりはとても静かで、小諸の中でも好きな場所の一つだ。
 
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懐古園には10時半を回ったくらいに入った。
人出は、普段に比べればやはり比べ物にならないくらい増えていて、
入り口では団体さんが列をこしらえていた……とはいえ、5分も待たない列である。
「都心でこれだけ咲いてたら身動き取れないくらいヒト来ますよね」
という、エースよつ師の感想はその通りだと思う。
ここでは賑わっているが混雑はしていない、そんな具合だ。

開花予想の通り、まだ満開でないご様子なのは一昨年の状態と比べてなんとなく分かったが、
それでも十分過ぎるほどの花の盛り。
淡い空の青と、淡い、濃いが入り乱れた桜色が重なり合って、ひらひらとした気持ちにさせられる。

ホントあんまり、フツーの桜に関しては「ヒャッホーィ花見だァーーー!!」っていうタイプでは
ジブンないのだけど、八重紅枝垂れの花のサイズとか、枝ぶりとか、
懐古園そのもののサイズと木の植わっているスキマの在り方とか、
そこに集まる人の数の具合とかが自分にとってはちょうどほどよく、
これならば桜を見るのも悪くないなと思えてしまう。
懐古園のサイズ感のなせる業なのだと思う。
なんというか、「好きなまちのサイズが、自分のサイズなのだな」と思う。
このまち大好き。

懐古園の中の、道はそんなに広いわけではなく、人出はそこそこある、
なのに窮屈に感じることがない。
ちょうど良い音量で音楽を聴いているようなゆるやかさが、この庭にはある。
水の手の展望台は、ちょっと人多いなってなることはある。あそこは仕方ない。
……っていうか、あそこは何人くらいまで乗っても大丈夫なんだろう?
高いところ苦手なテラジ師は、あそこ大丈夫なんだろうか。

今回の懐古園は左回りで回ることに、自然となった。
もみじ谷を渡ったつきあたりの石垣を右に折れて、いつもの欅さんに頭を垂れ、
天守台の石垣を左手に見上げながら水の手の展望台へと抜けていく。
このへんで、視界はもう桜色一色になる。
こんなに華やかなのは、春と秋くらいだろう。
夏は緑色が全面的にモッシャモッシャと張り出してくるので単調と言えば単調。
懐古園に来ると、本当に四季というものが視界全部に表れてくるので、
普段、季節が移ろっても目の中のほんの一部しか変化しない都会で暮らしていると
その移ろいのなんと劇的なことか! と驚くことウケアイだ。
 
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東屋の傍らに根を張る小諸八重紅枝垂れの木のあたりで、
エースよつ師が女優さん(=ねんどろいど・満艦飾マコさん)を呼び出して撮影を始めると、
そこから先は、かなりな割合アラフォーたちの視線はじょゆうさんに向かうことになった。

  ずるいよ、マコさんはw すごい華があるんだもんw
  今回ここで女優さん(*1)を交えた撮影とても楽しいことに改めて気付いたテラジ師は、
  のちに、自分でも所属女優さんを抱えることになる(*2)のだが、
  「色々スカウトしてみたけど、どの女優さんもマコの華に勝てる気がしない」と語っている。
  何をするにつけてもマコさんはダイナミックなんだよな……。

   *1:しつこいようだがねんどろいどのことである。
   *2:つまりねんどろいどを買ったのである。


そうして女優さん撮影会をしてると周囲からは奇異の目を向けられることもあったが(そりゃそうだ)、
天守台では微笑ましい絡み方をしてくるオッサンなどもいて、まあなんというか……
色々懐の深い町だな、と思う。
この辺もきっと、『なつまち』の果たしてくれた役割は決して小さくないのだろう。
そもそも『なつまち』はどういう足取りでこのまちに入ってきたのか、
その辺をまだキチンと聞けていない気がする。
それ以前にも『すくらっぷ・ぶっく』の小山田いく先生作品の影響もあったかも知れぬ。
今度行ったときにでも、また聞いてみるか。え、また行くんですか?
 
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■甘味処・みつばち~おみやげのみやさか
懐古園、あたりを埋め尽くす桜色のおかげで見た目は春爛漫の風情ではあるが、
この日は決して暖かではなかった。
思い出してほしい。昨夜は氷点下だったし今朝は吹雪だったのである。

いい加減体の冷えたオッサン3人は、メシには早いが何か温かいものを体に入れようということで
甘味処・みつばちさんへ向かった。
ここもまたテラジ師が新たに見つけてきたお店で、
なんでも注文システムがオモシロなのだそうだ。
……小諸のお店ってふつうにやれないの?(偏見)


甘味処みつばちさんでは、独自のオーダーシステムを導入している。
先ず席に着くとお水といっしょにナゾのメモ帳が運ばれてくる。
何の説明もされないが、客は注文をこのメモ帳に書くのである。
そうして注文をメモ帳に書き終えたら、待つこと数十分。

……。

……しかしそうして待っていても、何も始まらないのである。
その紙を、自分で厨房まで持っていくのだ。そうしないと食べたい物はいつまでも運ばれてこない。
「自分から歩み寄らない、物語は始まらないぜ!!」
……そんなアツいメッセージを、みつばちさんは伝えたいのかもしれない。
伝えたいわけではないのかもしれない。
ともあれ、注文を書いたメモを店員さんに渡せばオーダー完了、
あとはおいしいあんみつやパフェやうどんが運ばれてくるのを待つだけである。

  テラジ師「最初にメモ帳置きに来たときにwww聞いて帰ればいいんじゃねえのwwww」

なるほど非の打ち所のない反論だが、それは野暮である。彼らには彼らの事情があるのだ。

この日、珍妙スペクタクル極まりないオーダーシステムをものともせず、
甘味処みつばちさんは大変繁盛していた。
我々は運よく入店即着座の流れに乗ることが出来たが、すぐ後に続いた老女×4の熟練パーティは、
タッチの差で寒風吹きすさぶ中を数十分、店外のベンチで待たされていた。スピードは正義だ。

テラジ師はパヒェを推してくれていたのだが、
自分はこのときあまり生クリーム生クリームしたものを食べたい気分でなかったので
すこしライトげな白玉あんみつを注文したのだが……。
運ばれて来たのは十二分にパンチの利いた、
甘味のファンタジーゾーンとでも呼ぶべきシロモノで面食らってしまった。
 
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パフェに至ってはコレである。
 
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うーん……。STGのボスキャラオンパレードステージみたいになっとるな。
小諸さんは、どーも……サービス精神を抑制する塩基配列が
                  遺伝的にブッ壊れてる
んじゃないだろうか、という気がする。
みやさかさんといい、キャンディライトさんといい。
浅間山あたりから、なんかよくない線とか出てんじゃないの? 大丈夫? おやきもむ?

尚、注文の到着を待つ間も、エースよつP担当女優さんは大活躍で、
後ろの席にいた女児の視線を独り占めにしていた。
さすがマコさん、おこさまにもだいにんき。

サテ、シューティングゲームでも既出ボスオンパレードステージの後は
真のラスボスが出てくるわけで……我々も、エネルギー補給を終えたら小諸の首領<ドン>とご対面。
「おみやげのみやさか」さんである。

マとはいえ、みやさかさんはいつだって通常営業の横綱相撲である。
この日もニコヤカに、ヨソ者である私たちを迎え入れてくれた。
オイサンは昨年末におじゃましたばかりだし、テラジ師に至ってはひと月前には来られているワケで、
「あーまたいらしたんですかーw?」「どもこんちゃーす」みたいなものだ。
しかしみやさかのお母さんは、ハタから見る限りわりとテンション高めに振る舞っておられ、
アレを一日、お客が来るたび断続的にやっててお疲れにならんモンだろうかと思うのだが、
スに近いところでアレなのかしら。
愛想が良くてイヤなところがない。どうやったらあんな人間になれるのだろう。
何にしても毎回毎回気持ちよくお迎えいただいてありがたい限りである。
ご本人は気張ってオシゴトオシゴトしてやっているのかも知れないけど、
姿勢がオシゴトっぽくなってないのが素敵だと思います。

オイサンがあんまりお母さんのことを褒めるものだから、
店を出てテラジ師に冷やかされてしまった。

  テラジ師「オイサン、みやさかさんのこと好きでしょw?」
  オイサン「うーん、そうだねえ、好きw 控えめに言って大好きw」
  テラジ師「wwwww」


中学生か。
けどそんなコト言ったら小川町のオババも好きだし昇仙峡の仙人ババアも好きだぞ。

おみやげのみやさかさんは、おみやげだけじゃなく普通のお菓子屋ジュースなんかも置いていて、
小諸商業の学生さんが帰り道に立ち寄って買い食いしていく場面に出くわしたことがある。
コンビニ的な役割を果たしているようなのだが、
男子学生諸君の中にはみやさかのお母さんに恋をしてる奴の一人や二人いるに違いない。
抜け駆けはナシだかんな!(子持ちの人妻です)

はやの甘露煮を買おうと思ったのだが、今年は獲れ高が思わしくないようで
入荷数が少ないとのことで買うことが出来ず、代わりにワカサギを買った。うめえんすよアレ。
あー、みやさかのお母さん、にこにーのコスプレしてくんねえかなー。 ← 何言ってんだ



■Closing

かくて、十六度目、2018年春の小川町~下仁田~小諸の旅は、ほぼ無事に終幕した。
今回は前の旅のときのように、
ラストのセブンイレブンに暗殺者が隠れていて主人公が腕をもがれて終わる、
みたいな鬱展開はなく(鬱展開いうな)、
狭山PAに立ち寄り、お昼を食べるタイミングがなくて八王子の郊外モールでサブウェイを食べ、
極めて平和的に幕を閉じた。
 
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  あ、テラジ師が、寄るハズだったメガツルヤさんでおやきを買うのを忘れ
  慌てて信玄餅かなんかを買ってたというトラブルはあったけれども、それはご愛敬。

ひとりで桜をながめるだけの予定だったトリップが、
随分盛りだくさんな、そしてまたこの先も続く長い旅を思わせる時間になったように思う。
またここから花札みたいに手札を回し、
身の丈に合った次の役を見つけていくひとめぐりの区切りになるものだった。

桜に降られて物思う、なんていう十人並みな世過ぎのことはガラじゃないと思っていたけれども、
世間というヤツの求心力は侮れないようで、世間を遠巻きに巡っていたはずの自分も
少しずつ真ん中へ向けて引き寄せられているみたいだ。
……そのイメージで言うと、最後は誰も真ん中に飲み込まれて
そこからひとつのところへ還っていくことになるのだろうが、
おしまいに近付くにつれ、遠巻きにいた者ほど急峻に速度を上げていくことになる気がする。
大丈夫だろうか。

「配られたカードで勝負するしかない」とは、海の向こうのシニカルな耳長イヌの言葉だが、
世間の渦に飲み込まれて一つになる瞬間、
自分の手元に残ってるカードは、果たしてどんな役を象っているだろうか。
 
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オイサンでした。
 
 
 

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2018年5月26日 (土)

■花こもろ八重十色~小諸、16度目の再訪・その1~ -更新第1218回-

3月、4月の小旅行の話の続き。
2つ目は、4月7日と4月8日にテラジ師、エースよつ師と行ってきた16回目の小諸。

  ※16回は、あくまでも「オイサンが行った回数」です。

旅の発端は完全に自分の発案だった。
季節は春……と言えども、自分は桜の花木にはとんと興味がない。
しかし一昨年の春に小諸で見た八重紅枝垂の花の可愛らしさにすっかり心を奪われていた私は、
この春も是非見に行こうと、ひとり静かに画策していた。
 
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デ、
3月に隊長との旅を終え、また近々どこか行こうとテラジ師からも言ってもらっていたので、
「4月の頭に小諸へ行こうと思っているのだが一緒に行かれるか」と声をかけ、
テラジ師とエースよつ師との3人で、小諸へ花見へと赴くことになった。
小諸では開花は5日ごろ、満開が11日ごろとの予報であり、
その間の7日は、土日としてはベストのタイミングであったと思われる。、

  残念ながら、隊長は都合が合わなかった。

かくて、いつもは傍から見ても何が楽しいんだかサッパリワカランひなび旅ばかりしている我々に
似つかわしくない、時節に合った華々しい旅へと、
ジェントル号のハンドルを切ったのである。


 ▼1日目
  埼玉県小川町・のんのん小学校 ~下仁田 ~小諸・みまき大池 ~あぐりの湯こもろ ~山野草
 ▼2日目
  小諸・懐古園 ~甘味処みつばち ~おみやげのみやさか
 
 
 
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■1日目 4月7日
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■小川町・小川小学校 下里分校
最初の目的地は、『のんのんびより』の学校のモデルとなったと言われている、小川町の分校跡。
ここへ来るのも4度目になるだろうか。聖地の中では飛び抜けて好きな部類に入る場所である。
前回訪れたのは、確か昨年の秋。群馬の帰りに寄ったのだったと思う。
ここを管理している婆っちゃまから、「来年春にはカフェを開くから」と聞いていたこともあって
今回ついでで再訪してみたのだが、さすがに朝9時に着いたのではカフェもクソもないのであった。
ドトールだってまだおねむだぜ(ウソ)。
 
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しかしなるほど確かに、
以前はただの倉庫みたいになっていた校舎の南隅の一画がこぎれいに手を入れられ、
テラスのある喫茶スペースに作り変えられていた。思いのほか立派で驚く。
カフェ計画は本当にあったんだ! 婆っちゃまはウソつきじゃなかった! 
今回はまだ開店時間前でお茶を楽しむことは出来なかったが、
近いうちにまた訪れてお茶をいただきたいと思う。どんなメニューがあるのだろうか。
 
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この辺りの桜の盛りは先週だったようで、
もうほぼ散ってしまっていたが、フツーの桜は葉桜くらいが好きなので丁度良い。
相変わらず、のどか、穏やかという言葉がこれ以上ないくらいにそぐわしいたたずまいで、
鳥の声が少しゆるんだ風に乗り、耳と言わず、体のどこかしらに遠くから届く。
ここに来ると、静かな音の中にいるようなこころもちになるのだった。

校舎のすぐ裏手に川が流れていたことは、今回初めて知った。
これまでも水音はなんとなく聞いていたし、
アニメでもそのようになっていたので驚くようなことではないのだけれど、
また一つ、この場所の魅力を知ったような気分である。

そういえば今回は、エースよつ師がねんどろいどの満艦飾マコちゃんさんをお連れになっていた。
これがなかなか存在感のある女優さんで、この旅の間、
オッサン3人はワリカシ心を奪われ気味になるのであった。
 
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  前回は『ラブライブ!』と『ゆるキャン』とコラボっていたくせに(コラボってはいない)、
  ホンマにチョロいオタクである。
 
 
 
■道の駅しもにた~下仁田でかつ丼を食べる
今回小諸へは、国道254号を通り、南東側から入っていくようなルートとなる。
というのも、「昼ゴハンは、下仁田を経由して、ある食堂でかつ丼を食べたい」というのが
テラジ師の要望だったからである。
なので途中、道の駅しもにたで休憩をとり、下仁田in。
 
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かつ丼の前にコープで買い物をすることになり、テラジ師が長年培ったドライバーの道路カンで
「この先を左に突っ込めば、コープの駐車場の入り口があるハズっすよ!」
と景気よく切ったハンドルの先は、案の定、全く関係のないクリニックの駐車場であった……。
車内にはドンヨリしたため息が漂う中、ちょっと待って、いま駐車場の奥に妙なモン無かった?
 
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なぜこんなド田舎クリニックの駐車場に、初音ミクの顔出し看板が……?
前回の旅で「自分の行きたい場所には常に死の匂いが付きまとう」 と自覚したオイサンだったが、
さすがテラジ師のドライバー勘も、けったいな物へ突っ込んでいく才覚に満ち満ちている。
そらこの二人で気ままに旅してたらモンスターにエンカウントするくらいお安い御用なハズである。
とりあえず顔出すのはメシ食ってからにしよう、ということで一致し(出すのか)、
先ずは目的のかつ丼を食わせる店、「きよしや食堂」さんへ。
 
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きよしや食堂さんはすぐに見つかった。下仁田駅前で言えば駅前、目抜き通りにある店であった。
店構えはバッチリ年季が入キマっており、きっとほどよく鄙びたお店なのであろう
(訳:小汚い店なので客なんか俺らのほかに殆どいないだろう)
とタカを括って暖簾をくぐったところ……中では、待ちの組が二組ほどあった。
予想外の盛況ぶりに面食らいながら待つ間にも、地元住民と思しき方々がとっかえひっかえやってくる。
しかしどのお客もクセモノ揃いであった。以下はそのほんの一部をご紹介しよう。

 ▼その1:待ち時間からうるさい、ちょっとだけ柔らかいラーメン所望おじさん

年輩のご夫婦である。旦那が厄介。
明らかに、先に入った我々が空いた席の片づけを待って並んでいるのに、
「空いているね。座ろうかな? いけないの? 空いているよね?」
と、グイグイいって奥方に「待ってる人いるでしょ!」と諫められる。
そして注文する段になるとラーメンとかつ丼のセットを頼み、
「僕はね、ラーメンを少しだけ柔らかくしてほしい。少しだけね。柔らかくしてほしいの。少しだけ」
と、繰り返し繰り返し、ラーメンのほんの少しの柔らかさに、強い執着を示すのであった。
……マ人間、年をとるとね。そういう風になっていくのも分かるのだが。
テラジ師があとあとまで
「少しだけでいいならwwwちょっと待てば、延びて柔らかくなるとww思いますよwww」
と、溢れるおかしみを抑えられずにおられた。こういうのツボみたい。

 ▼その2:お土産まだ?ウーマン

「ねえ、おみやげまだ? まだ出来ないの? さっき注文したんだけど」
「すみません、お名前は……?」「名前は言ってないんだけど。ねえ、まだ出来ないの?」

……どういうお持ち帰りシステムになっているのか知らないが、
テイクアウトの手順を確立した方がお互いの心の健康に良いのではないだろうか?
ちなみにだが、個人的に持ち帰りやテイクアウトを「おみやげ」と呼ぶ文化は好きである。

 ▼その3:ため口クライアンツ

あと、特定の誰ってハナシではなく、お客の殆どが店員にタメ口きいてたのが印象的だった。
敬語でしゃべっていたのは自分らと、あと工事現場風のあんちゃんズ数名だけだったように
記憶している……そういうシステムなのかw?

そんな愉快な人間模様(迷彩柄)に彩られた下仁田の有名店きよしや食堂さん、
かつ丼は800円、ラーメンと煮かつ、ライスがセットになったラーメン定食は850円と、
壁に書かれた「これはお得だ!」の売り文句に偽りなし。
自分は普通にかつ丼をたのんだが、エースよつ氏はお得なラーメン定食にトライ。
普通のかつ丼ともソースかつ丼とも違う、卵の絡まない醤油だれが染みたかつ丼は、
思いのほかサッパリ風味でサクサクいけた。ンまい。
お客に年輩メの型が多めだったのは、……マ地域性とか高齢化ということもあるだろうけど、
とんかつというヘビー目のメニューをお年寄りでも軽快に食べられるよう仕上げられている、
ということの表れだったのではないだろうか。
どんぶりに店名が書かれているのは、秩父のパリーを思い出させる。昔流行ったのだろうか。
テレビでは、ユースケ・サンタマリアがゲストの何らかの番組が流れていた。
 
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かつ丼は大変美味しく、またクセモノ感も十分なお店を出、ミクの顔出し看板で写真を撮ったら
さあ出発。目指すぜ小諸。
尚ミクの看板は、この町の名物として紹介もされていたようだ。
下仁田=ネギ=ミク、の流れであろう。
恐らく、クリニックのせがれがオタクでミク好きで、勝手にやったとかだろうかな。



■国道254から佐久、小諸へ~みまき大池のあやまち
うらぶれた町並みと、素朴な味わいの山道を抜け、佐久へ。
浅間山の双子のようになだらかな肩を並べた山容は眺めていてホッとする。

市街地へ入る前に、自分はひとつ、みまき大池へ行きたいとリクエストをしていた。
『あの夏で待ってる』の聖地スポットとしても登場している場所だが、
自分も小諸へ15回も来ていながら未訪問であった。

お願いした手前自分がナビをすることになり、地図上で最も大きな池であることは分かっていたので
ジェントル号のナビに映し出された無数の池(この付近にはため池が星の数ほどある)の中でも
最大の水色の地形の付近を、ひとまず目的地に設定した。

これが間違いの元だった。

なんと、実はナビの地図にみまき大池は表示されておらず、
自分が指定したのは位置こそ近かったが、全く違うちゃちいため池だったのであった。
そうとは気付かず、ほとんどあぜ道のごときすれ違うこともできない農道を、ガタゴトガタゴト、
10分近く走らせてしまった……。
途中一回お腹はこするわ、足元は泥だらけになるわでジェントル号に申し訳がない。
テラジ師はそんな田舎オフロードを走った挙げ句、
迷い込んだ先の藪の中みたいな景色がなんだか気に入ったみたいでやたら写真撮ってらした。

そんなアクシデントを超え、Googleマップさんで位置を照合して辿り着いたモノホンのみまき大池は
大変すばらしかった。
 
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この日は天気は良いが風が強く、気温も高くなかった。簡潔に言うと寒い。控えめに言って寒い。
空は賑やかだった。
魚の群れのようにとりどりのフォルムの雲たちが、
空の深いところから手の届きそうなところまで流れていた。
同じように、見下ろす町並みも掬い上げられそうなくらいに近く感じて、
ちょうどその真ん中にあたりに立っている気分だった。
寒さのせいか、あとからやってきた何台かの車の乗り主たちは
眺めを少し楽しむとそそくさといなくなってしまい、この清々しい空間がほぼ貸し切りだった。
控えめに言って小諸。



■宿~あぐりの湯こもろ~山野草
桜のシーズンだからなのか、小諸の主だった宿はいっぱいだった。
どうにか確保できたつるやホテルさんにチェックインしたが、
3人部屋として通された部屋は……キミ、ここ「無理すれば布団が三組敷ける」っていうだけで
普段は二人部屋やな? という広さだった。マ致し方ない。
この宿には大きな風呂がないので近隣を検索し、「あぐりの湯こもろ」を見つけて、
駅からはとても歩いて行ける距離ではないので、
メシ食ったあとテラジ師がへべれけになって使いモンにならなくなる前に行ってしまうことになった。

  いっぺんチャリで御牧ケ原へ行ったとき、帰りに近くを通ったことがあるが、
  なかなかのワインディング坂道の途中にあるハズである。
  あんなところに歩いて行った日には、夏は帰り道で汗だくになるし、
  今日のような寒い日であれば完全に湯冷めするか凍え死ぬ。

普段は日帰り入浴をやっているグランドキャッスルさんは、この時期は外しているらしい。
酔った花見客が大挙したりすることは想像に難くないので、残念ではあるが賢明な対応と言えよう
(理解のある顧客)。

デ再びジェントル号で赴いたあぐりの湯こもろさん、控えめに言っていい湯でした。

露天風呂からは、ほど良い距離感で裾を広げる浅間山を目の前に見ることが出来、
心も体も、大きな安心感で満たされていくのを感じる。
お客さんも多かったが、十分にゆとりのある広さもあった。
となりのオッサンがずっと北海道の、小樽の話をしているのに聞き耳を立ててしまった。

  ……思えばこの日、大きな風呂にこだわり、ゴハンより先に済ませてしまう執念を見せたのは、
  前回の旅でしこたま酔って寝てしまい風呂に入りそびれたテラジ師の
  復讐戦だったのではなかろうか。

晩ゴハンの舞台は「山野草」さん。小諸にある飲み屋さんである。
テラジ師が、このひと月ほど前に小諸在住の某方からリサーチした結果、
イチオシがこのお店だったというから間違いないであろう。美味しい上に量も十分だというのだ。
この緑色の看板は、何度も前を通っていて見覚え十分なのだが、
如何せんお酒を飲まないオイサンにはなかなか縁の結べない場所ではあった。

そうして、この山野草では、随分長い時間を過ごした。

店に入ったのは18時頃だったが、宿に帰ったのは22時を回っていたのではなかっただろうか。
料理は大変美味しかったし、お酒も良かった。
この日ばかりは自分もちょっぴり嗜んだ(ちょっぴりでも随分利いて、宿に着くなり寝てしまったが)。
見た目からしてすごい謎のパリパリサラダに始まって、
栃尾揚げ、馬刺し、モツ焼き、ワカサギのてんぷら、しめのラーメンに至るまで、
出る料理出る料理、口の中に祝福のラッパが鳴り響いて天地が創造されるので山野草は神。
すまん言い過ぎた。控えめに言って神。
 
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  特にワカサギ。あとラーメン。何あのチャーシュー? バカなの?
  次から小諸で「ラーメン食おうぜ!」ってなったら山野草行っちゃうよ? いいのそれでも?

小諸で親しまれる名店だけあって、オモシロ要素も十分だった(?)。
エースよつ師が升で出される酒を注文した折、なんと、中にグラスが置かれた升の、
升の部分にだけ、酒が注がれて出てきた……お分かりいただけるだろうか?
なみなみと酒の注がれた升の中にそそり立つ、空のグラス
浮き上がって転ばないのが不思議なくらいだった。
 
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 これは完全版。このコップの中だけ空の状態で出てきた。
 

「怪現象に出くわした!!!?!?! のか???!??!
 それとも、自分たちがこれまで見てきたものが間違っていたのか、
 或いはローカルルール的な何かなのか???????」

という面持ちのアラフォーとアラサーであったが、
それでもイヤさすがにこれはおかしいと真相の究明に乗り出し、
コッソリ呼びつけた女将さんに問題のブツを見てもらったところ……

「えww 何これwwww ぶははははははははは!
           これはwww 私も初めて見たwwww」


と、彼女も盛大に草を生やしておられた。良かった。俺たちのこれまでは間違っていなかった。
聞けば、注ぎに来てくれたお嬢さんは新人のアルバイトさんだそうで
「教えたんだけど、伝わんなかったみたいw ごめんなさいね」と女将さんも苦笑いであった。
ドンマイwww 面白かったからいいっすw またよろしくお願いします!(?)



……。



そんな楽しい要素もありつつ、長くなったのは、色々と話もしたからだ。

話がはずんだ……と表わすのは、必ずしもそぐわない。オモシロ愉しい話ばかりでもなかった。
目を閉じて、腹の底にしずしずと澱り積む事情やいきさつを、
こんなことがあった、あんなこともあったと、花札のようにぺちぺちと、
度胸と臆病さを秤にかけながら絵札を切っていくのに似た時間だったと、今振り返って感じる。

一般的な正しさにたよったり、普遍的なことが必要なのではない、
誰かの体温を拠り所にしたその時の共感が大事なのだなと話をしながら思い、
親身になるというのはなるほどこうやってやるのか、と。

オイサンは自分のことを話すのが上手でないので、こういう流れの中で何か、
上手くはなくとも札の流れをスッとまとめたり、整えたり、
良いセッションへと導く手を打つことは出来なかった。
長めに生きて、生きる時間も折り返していながらそういう技に長けていないのは
ちょいと恥ずかしいし残念にも思うのだが、
まあ、人の間で過ごした時間を避けて生きてきたのでいまさら悔いてもいかんとも致しようがない。
自業自得である。

切られていく絵札の艶にただ息をつき、時に現れる見たことのない図柄に驚きするばかりだった。
出会って、8年が過ぎる。
この日のことに限らない話であるが、いつだったかテラジ師が
「長い付き合いになったなー。これだけ長く付き合ってると、色んな節目も出てくるねー」
とポロリと漏らしたことがあった。その通りだと思う。
自分が変化に乏しい暮らしをしているものだから気付かないが、時間は流れ、
その中で皆それぞれに、色とりどりの札を引いては切り、引いては切りを繰り返しておるのだなと、
おかしな感心をしていた。
今ある手を崩して札を切るには、戸惑いもあるし度胸もいるだろうけど、
そうやってまた手元に新しい役を作ろうと一生懸命で、
終に辿り着く「役」はきっとあざやかなものなのだろうと、上手く伝えられなかったけど、思っていた。
自分は何をするにもひとより時間を長く要するようだから、
人が短い時間に多くのモノゴトを見て来ているのを見送るにつけ、うらやましいような、
かなしいような気分になる。羨ましい、というのはこの際おかしいけれども……
少なくとも、切られた札を上手に受けることくらいは出来ていたらマシなので、
そうなるように心を砕いたつもりではあった。
そうであったれば良かったと願うばかりである。

1日目はそんな調子で暮れて行った。
店を出ると、気温は氷点下であった。
宿に帰ってからも話はいくらか続いたのだが、慣れない酒に脳みそをもみくちゃにされ、
いつの間にか眠ってしまっていた。申し訳ないことをしたように思う。
 
 
 
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長くなってしまったので続きは次回。
オイサンでした。
 
 
 

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2018年5月20日 (日)

■DreamJourney in AustraRia -更新第1217回-

先日見た夢が今まで見たことのない種類のものだったので、覚えている限り内容を書き残しておこうと思う。
ひとが読んだって、別に面白くないと思うぞ。
 
 
 
……。
 
 
 
自分は、どうやら列車で旅をしているらしい。
一人ではなく団体での旅のようだが、団体の全員は夢の内容には深く関わってこず、自分はその中の数名のグループと主に接していたようだ。特に印象濃く覚えているのは、男が一人と女性一人に自分を加えた3人のグループで話をしていたことで、男の方の個性はさほど強調されていなかったが、女性の方のワイルドさが際立っていた。まあ、男女雑魚寝みたいな列車旅に同行している女性というだけで、いくらかのワイルドさは出てしまうが。
 
 
色彩は、全般的に乏しかった。
モノトーンとまではいかないが、白、黒、灰色、くすんだ青に緑、彩度が上がってもモスグリーンくらいまでの色しかなく、白黒テレビのフィルターをかけたような色合いだった。日の光があまり届かない、深い峡谷の底の方を走る列車に乗っていた様だ。途中で一度、列車を出て、駅なのか、ダムか何かの遺構のような場所で写真を撮る場面があった。
 
 
自分は何かの写真を撮ることに執着していたようだ。
あまり詳しく憶えてはいないが、ほんの一瞬、とても強い「写真を撮らないと」そという感情が萌したのを覚えている。その感情や背景についてはもう少し深く描かれていた気がするが、時間が経つにつれ忘れてしまった。
 
 
夢の中での自分の現在地が判明するのは夢の終盤、目覚めの寸前の場面でだった。
自分と例の二人で会話をしていて、列車はもうじき終着地点に着く、自分はそこからもう帰る(多分飛行機か何かに乗るのだろう)が二人はどうするのか、というような話になり、女性の方が地図をゆび差して説明してくれる場面があった。机か床の上かに広げられた地図はオーストラリアの西の方のもので、列車はその辺りを、だいたい北から南へ向けて走っているようだった。女性はその上にゆびを滑らせ、列車はここまででしょ、自分はそのあとこう行ってこう行って……と、殆ど道もないルートを、ゆび先を複雑にくねくねと滑らせて説明してくれた。この、日の届かないような峡谷の山道を、どうやら歩いて旅するつもりらしかった。自分ともう一人の男は呆れて笑って、すげえな、としか言えなかった。女性は笑っていなかった。表情の乏しい、不愛想な女性だったが、それでも怒ったり煙たがったりしていないことは伝わってきていたので、どうやらその程度には打ち解けた関係であったらしい。女の頭は明るいオレンジにメッシュが入ったような、ミュージシャンみたいな短髪で、やはりすすけていた。険しい山中をあと3週間も歩いて旅すると聞いて、自分はうっかり「地獄だなw」と漏らしてしまって、すぐに「いやいや、楽しいと思うけど」とフォローを入れていたのが妙にリアルだった。
 
 
この辺で既に覚醒しており、ああコレは夢だな、目が覚めてきたからもう終わるなと自覚していて、映像も消えつつあった。感覚と空気の余韻だけが頭の中に残っているような状態にあった。けれどどうしても気になることがあって、最後に一つだけ彼女に質問をしようとした。夢から分断されつつあるこの状態からから質問しても、夢の中にいてもう消えかかっている彼女には届かないだろうし、自分の発する言葉も、多分寝ごとになって、自分で言った寝言を聴くことになるなあと、そこまで分かっていながらハッキリと言葉にして尋ねてしまった。
 
 
 
「オーストラリアの山にもヒグマっているの?」
 
 
 
 案の定、自分はその言葉をすごいハッキリした声で寝言で言ってて、暗い部屋の中、覚醒した自分の耳にしっかりと届き、完全に目が覚めた。

おしまい。

尚あとから調べてみたところ、実際のオーストラリア西部にそんな山深い地形は存在しないようだし、列車なんかも走ってないようである。恐らくヒグマもいないであろう。もっと恐ろしい別な猛獣がいるかもしれないが。
 
 
 

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2018年5月19日 (土)

■霊験あらたか!ラブみのぶサンシャイン!~春の山梨・甲府・身延の旅~  -更新第1216回-

このGWは北海道は網走・摩周と、新潟は長岡・柏崎・湯沢を旅してきたのだけど、
その前に、3月・4月に行ってきた二つの旅についてカンタンに書き残しておこう。
 
 
 
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■■■━ 1日目 3月17日 奥多摩湖~甲府 ━■■■
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2か月近く前のことになるが、3月の半ばにテラジさん、隊長と山梨を巡ってきた。
当初の目的は、隊長が新しく買ったカメラの撃ちっぱなしである。
最終的には、それに
「セブンイレブンでコラボしてた『ラブライブサンシャイン』の特典を、
 道すがらの店舗でチョイチョイゲットしていくラリー」

と、何となく
「『ゆるキャン』の聖地巡り」
とが目的に追加された。なぜだ。

候補地が山梨・甲府になったのは、テラジ師が候補地に挙げていたことと、
自分がもう一度昇仙峡へ行きたかったのもあって提案したからなのだが、
隊長の独自調査により昇仙峡にはよろしくない霊的パゥワーが渦巻いているらしいことが判明、
急遽テラジ師チョイスでスポットを変更し、もう少し霊験あらたかな場所を巡ることになった。

  隊長は以前そうした霊的パゥワーによってカメラをイワした経験をお持ちで、
  今回新たに導入した新兵器カメラのお値段がモノゴッツかったため、
  万が一にもイワしてはタマランということで、念を入れて避けた格好である。

集合しょっぱな、隊長が起床時間を1時間間違えて若干遅刻するというハプニングを引き起こしたのは、
今回不在のエースよつ師の分まで戦おうとした隊長の責任感ゆえだと思うと涙を禁じ得ない。
さすがだぜ……。
ところで、思えばこの3人だけでの出陣は初ではないだろうか?

いずれにせよ、今回は比較的近場の甲府が作戦地点なので、時間にはそこそこゆとりがある
(と車両担当は言っていた)。

 ▼作戦記録・1日目
  奥多摩湖~ 道の駅たばやま~ 恵林寺~ 武田神社

 ▼作戦記録・2日目
  身延~ 本栖湖~ 道の駅なるさわ~ ???



■第1作戦地点 : 奥多摩湖
甲府までは、以前行った時と同じ国道411号を使って奥多摩を経由し、山梨まで抜けるルート。
道が詰まる要素のない安心プラン。

最初のポイントである奥多摩湖。
大変良い天気で、これまで見た中で一番きれいな奥多摩湖であったように思う。
隊長の新兵器が、早くもここで存分に火を噴いていた。さすがの破壊力である。
……マ隊長の場合、油断をすると物のたとえでなく本当に火を噴きかねないので
あまり物騒な比喩は持ち出さない方が良いだろう。
楽しそうにレンズを振り回しておられ見ていてうれしい。ぶんぶんぶん!
 
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■第2作戦地点 : 道の駅 たばやま
毎度おなじみの道の駅。ただの休憩。
近くに見える学校の校舎が、アラフォー大好き番組『ちいさな旅』で紹介されていたらしい。これもまた聖地。
また、411号沿いには謎めいたドライブイン的な建造物がたくさんあるのが魅力的。
これらをゆっくり尋ねる旅があってもいいと思う。
 
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■第3作戦地点 : 甲州・塩山付近 セブンイレブン~喜勝亭
サテ、411号も抜けて早くも山梨in。
時刻はイイカンジに昼時であるが、如何せんこの先立ち寄る寺社スポットは決めてはあるが、
補給路が確立されていない。
大変良い場所にあるセブンさんにジェントル号を停めて、毎度の作戦会議である。
前回エースよつ師と来たときは、ここで緊急に忍野八海行きを決めたのだ。
ここは隊長が、秘密兵器Googleレーダーで見つけてきたおそば屋さんへ向かうことにする。
……なに、「どうやって見つけたのか」だと?
バカモン、軍事機密だ!(※食べログです)

尚、ここのセブンで隊長が
『ラブライブサンシャイン』の陽ちゃんクリアファイルをゲットしたのを皮切りに、
道すがらのセブンイレブンでラブライブグッズをちょいちょい買い集めていくラリーが
作戦ミッションに加わることになった。
テラジ師も、この時点で果南ちゃんクリアファイルを秘密裡にゲット……
果南ちゃんのファンなんですか!? オイサンはこの時点では乗り遅れ、未ゲットである。
 
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  お写真提供:テラジ師

  ※ちなみにこの3人の中で、『ラブライブサンシャイン』を2期通して見ている者はいない。
   隊長が1期を、オイサンが2期を見たくらいで、テラジ師に至ってはゼロである。
 

お昼は、塩山駅前にあるおそば屋さん「喜勝亭」。
てきとうに見つけてきたとは思えないくらい、上品で行き届いた地元のおそば屋さんであった。
清潔で、広く明るい店内。
クルマだと場所が分かりにくいっていうくらいで、若干お高いかもだがお値段相応。
すごくいいお店。また行きたい。お婆ちゃんが良い笑顔。
 
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■第4作戦地点 : 乾徳山 恵林寺
「えりんじ」と読む。「けいりんじ」ではないし、無論「エリンギ」でもない。
テラジ師が昇仙峡の代わりに探してきてくれた霊験あらたかスポットで、
予想に反して大変立派な、ほどよくひと気もあるお寺であった。
もっとマイナーでひっそりした場所だと思っていた、というのはテラジ師とも共通の見解。
 
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この恵林寺、ほどよい空間と、ちょっと武骨なくらいの建築とその配置、
そして遠くに臨む山容があいまって大変落ち着く。
お庭も、荒れすぎず整え過ぎずで丁度良い塩梅。華美でない、質実剛健さがある。
鎌倉の寺社といい、どうも私にはお武家さん由来のお寺の景観が合うようだ。
ちょっとした公園くらいの気持ちで訪れることが出来る。
そういえばこの恵林寺もこのあと行く武田神社も拝観料を求められなかったが
どうやって維持しているのだろう?
鎌倉なんかでは、大抵のところは拝観料を払うけれども……。
これまでの経験から考えるに、山梨のヒトはどうもちょっとだけバカなので
その辺あんまり考えてナイのかも知れない(失礼っていうかオマエ)。
 
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穏やかな空気の中、クムーリを食べるなどしてホンワカすごす。
大変良い場所を見つけて頂きました……コイツは春からえりんじがいいや!
なーんつってなガハハハハ!! むっ、どうしたもっと笑っていいんだぞ!!
作戦行動は楽しくやらんとな!

  ……しかし、ナンだな。昇仙峡にBAD霊的パゥワーが働いているとは思いもしなかった。
  確かに、てっぺんにモノスゴイのが住んでたけどさ。
  もしかすると隊長の徳の高さレーダーがあの劇的仙人との接触を避けさせたのかも知れん。
  ニュータイプか。
  地獄の陣馬街道といい、オイサンの提案するスポットには死の匂いが付きまとうな(不吉)。



■第5作戦地点 : 武田神社
宿のある甲府の市街地に入ったタイミングで道路状況を確認したところ、
武田神社へ続く道がどうやら渋滞している。
なんということだ、今日はここまで渋滞知らずで来たというのにここで詰まってしまうのか。
駐車場も埋まっているかもしれないし、
そんな混んでる状態でお参りするのも面倒なので明日にしようか? と相談していたところ、
どうやら混んでいるのは下り、つまりお参りを終えて帰ろうする方向の道であるようだ。
時間は既に夕刻、それならば合点がいく。
様子見に近くまで行ってみたところ、駐車スペースも空いておったので、
自分たちが帰る頃には道も空くに違いないという見込みの元、お参りすることにした。
 
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自分は甲府は3度目だが、このドメジャー神社には初めて来た。
先の恵林寺とは比べ物にならないくらいの人出である。
メジャーなスポットだけあって色々とサービス精神が旺盛で、恵林寺に比べると、なんというか
「わかりやすい」。キャッチーである。ポップでキッチュである。
やってくる人々の数も多いので、……えー、なんといいますか。
ケッタイな人々も多くみられる。ありていに言えば、アホも多い。
天気がよくて遠くの富士山が見えるくらいだったのだけれど、
それを見つけて騒ぐご夫婦だかご家族連れだかのもうやかましいことw

  うるさい! 山梨なんやから富士山くらい見えるわい!!  ← 身もフタもない叱責

マ面白いからいいんだけどさw 楽しそうで結構なことですよ。
隊長が、鳥居の前のお土産屋さんで夜のおやつ向けになのか桔梗信玄餅を買っておられたのだが、
それがまさか、明日の予定を決定づける伏線になっていくだなんて誰が思っていただろうか。



■幕営地 : ホテル菊富士~かっぽうぎ
お宿は、前回も泊まったホテル「菊富士」さん。DEENではないぞ。
今回は駐車場の場所も分かっているので何も迷うことはない。
予定外だったのは、お部屋が前回のはなれではなく、本館内の部屋だったこと。
ちょっぴり狭いが、マ困るほどじゃない。

晩ゴハンはつけてないので外に食べに行くことになる。
お店もこれまた前回テラジ師に連れて行ってもらった駅前の「かっぽうぎ」さん。
前回はそんなにしっかり食べられなかったからねえ。
宿の部屋を出るとき、
道中のセブンイレブンで手に入れたラブライブ的な戦利品が
机の上に出しっぱなしになっているのを見て、

  「盗人が入って来ても、『やべえ! ラブライバーの部屋だ!!』つって逃げていくなコレ」
  「『ラブライブ』、誰もまともに見てねえけどなw」

などと自嘲気味に語ったことが忘れられない。
 
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 お写真提供:隊長
 
途中、駅でおみやげを買ったり、
テラジ師の「いつもここであまりうまくない人が路上ライブやってる」などという
謎ローカルガイドを浴びたりしながら、駅の南側にある飲み屋さん、かっぽうぎさんへ。
 
カメラの話なんかをしながら、美味しいゴハンとお酒の時間。
オイサンは飲まんけど、隊長は隊長らしく「金魚」なんつーかわいらしいカクテルを飲んでいた。
テラジ師はハイボールである。曰く、「遊びがないハイボールで濃いい」とのこと。
それをワリとカパカパいっていたものだから……結果は後程。
 
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牛すじ入り卵焼きがガッデム美味しかった。ガッデム。
たらふく飲み食いをして宿に帰り、
お二人はさらにお酒をちょっと買い足して部屋で第2ラウンド。

そこからなんだかんだと話すうち、何かのきっかけで『ゆるキャン』の話になった。

  「ほんで、『ゆるキャン』はどうやねん?」、みたいな。

その時点でまともに見ていたのは自分だけだったのだが、
その場で隊長がamazonプライムビデオでリアルタイム視聴マラソンを始めてしまい(凄い世の中だ)、
テラジ師は

 「(山梨)県の観光協会が完全バックアップでサイトまで立ち上げているらしい」

という情報に心惹かれたご様子でそのサイトに首っ引きになっていった挙げ句、
「むっ! このアニメは! 通行止めの看板をこんなに丁寧に描いている! すばらしい!!」
と、意味の分からないところが琴線に触れたようで、場は一転、
『ゆるキャン』一党独裁の機運へ。
政権、交代ッ!!
諸君、スクールアイドルの時代は終わった!!  ← チョロいオタク。

このとき、場を大きく傾けるキメ手になったのは、
作中で描かれた、ナシっ子アキちゃんによる桔梗信玄餅の美味しい食べ方講座であった……と、
のちの歴史家であるオイサンは分析している。
 
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   お写真提供:隊長
 
 
如何せん、こちらの手元にも桔梗信玄餅があったものだから、
オッサン三人テーブルの上にラブライブのクリアファイルを広げたまま
一心不乱に信玄餅をモミモミモミモミ、もみもみもみもみするという異様な光景が
繰り広げられていたのである。やっぱ手触りって大事だよね。
大丈夫? 桔梗信玄餅もむ?

そんな流れもあって、本編を追っかけていた隊長から
「せっかく山梨にいるんだから、本栖湖に行ってみたい」というリクエストが上がり、
それなら途中で身延にも寄れそうだという話になって、
勢いづくゆるキャンパーたちとかち合って不愉快なメに遭いはしないか? という懸念はあったが
マせっかくの機会なので、翌日は急遽『ゆるキャン』聖地巡礼とあいなった。
俺が……俺たちがチョロいオタクだ!!

「よーし! じゃあ明日までに最新話まで見ちゃおう!」と息巻く隊長。
オマエしょうもないとこで真面目やなw! 早く寝なさい!

テラジ師はテラジ師で、しこたま飲んだ濃い目のハイボールにすっかりやられて
歯も磨かず眠ってしまい、風呂に入りそびれたことをあとあとまでずっと後悔していたし、
「歯はみがいた方がいい! 歯はみがいた方がいいよ!」と隊長に叱られていた。
なんなんだこの一団は。
 
 
 
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■■■━ 2日目 3月18日 身延~本栖湖 ━■■■
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明けて、2日目。
司令部(どこ?)からのミッションは、
「身延でまんじゅう食って、本栖湖で寝転んで写真撮って帰ってこい」である。
た、隊長! この作戦にどんな意味が!?

  隊長「とっても楽しい」 (※セリフはイメージです)

わかりました! 俺がリンちゃんだ!  ← ちょろいオタク
 
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■第6作戦地点 : セブンイレブン某店(補給地)
朝ゴハンは道中どこかで適当に摂ろう……というざっくりした作戦の元、行動開始。
身延の駅に立ち食いそば屋があるというので、そこでもいいだろう、というくらいの気持ちで出発。

  種明かしをしておくと、オイサンが見つけたその立ち食いそば屋は駅のホームにあったようで、
  我々は立ち入ることが出来ずに食べ逃すことになる。オイサ~ン、またやってしまったねえ?

ジェントル号は、富士川沿いの国道52号をルンルンと走る。天気も良く、道も景観も良い。
控えめに言って最高。
途中トイレ休憩に立ち寄ったとあるセブンイレブンで、
オイサンが昨日の出遅れを取り戻そうとダイヤお姉ちゃんのクリアファイルと
コラボのお菓子を持ってレジに並んだところ、
大層可愛らしい年齢ハタチそこそこそこぐらいのお姉さん店員さん、

「その景品、あんまり誰も持ってかないんで
       もっといっぱい持ってってもらっていいですよw」


と、破格のご提案をいただいてしまった。え、どういうことっすか?
最初言われてる意味が分からなくて確認したところ、
クリアファイル1個分のお買い物でも、2枚でも3枚でも持ってって良いと言うのである。
なんということだ! スクールアイドルの時代は、やはりとうに過ぎ去っていたのか!
(チガウと思います)
しかしそんな気前のいいことを言われてしまうと、
こちとらチョロい上にやたらキンタマの小さいオタクなので逆に委縮してしまって
「ならば、全て、根こそぎ頂いていく!!」
などという暴挙に出ることも出来ず、追加で一枚、ルビィちゃんの貰って帰るにとどまった。
ありがとう、セブンイレブン某店のお姉さん! アナタもとってもかわいいですよ!
 
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  ……しかし、あの場面で
  「げっへっへ、じゃあお姉ちゃんをお持ち帰りしちゃおうかなア!?」
  なんて言うと、今度はただのセクハラ通報おじさんになっちゃうんだろうなあ。
  ……ハァ、恋って難しいぜ。



■第7作戦地点 : 身延駅周辺~栄昇堂~ゆたか屋
身延に着いたのは、10時を少し回ったくらい。まだ人通りも多くない。
もっと巡礼のゆるキャンパーでごった返して、
オタクの匂いでブッホブッホむせ返っているかと思ったが全然そんなことはなく、
静かな日曜の朝を迎えていた。良かった。

町の公営駐車場にジェントル号を入れ、町を少しブラつく。
クルマを降りた瞬間から、何となく甘い香りが鼻をくすぐっていた覚えがある。
あれは何の香りだったのだろう。

身延のまちは富士川に沿って細長く連なり、
川を挟んだ近くの里山と、流れの先に広がる大きな稜線へと広がっていくのが印象的だった。
天気が良いこともあって、川、空、遠い山の青が清々しいグラデーションを描いていた。
車通りや人通りもそこそこあって、賑わいはあるのに静かで、空気感は小諸と少し似ている気がした。

また町並みが、小奇麗というと語弊があるのだけれど、清潔感があってうらぶれた感じが少しもなく、
すっきりとシャープな線を保っているのが好印象であった。
線のはっきりしたポロシャツにスラックスを着た人の様な清潔感。
町並みの感想としてはヘンだけど、「線がキレイ」。
もっとこう……しょぼくれたどイナカタウンを思い描いていました。なんかすみません。
今回歩いたのは町の中心をほんの100メートル程度だったので、
今度はもっといろいろ歩き回りたいと思う。
 
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まずは『ゆるキャン』本編に出てきたみのぶまんじゅうをゲットしようと「栄昇堂」さんへ。
ツイッターでは
「『ゆるキャン』放送後、みのぶまんじゅうが売り切れたw! オタクうぜえなw!(ほめことば)」
みたいなツイートが流れて話題になっていたのだけど、
どうやらこの栄昇堂さんはアニメ関係なしにもとより地元のお客さんでにぎわうお店であるらしい。
自分たちが入店した時間帯、アニメっぽいお客(偏見)は我々以外に一人か二人。
あとはフツーのお母さんやお婆さんが、みのぶまんじゅうに限らず
お菓子をアレやコレやと買い求めていた。
我々も3人それぞれ、話題のみのぶまんじゅうを幾つか買ったのだが、
そのさなか、地元のゆるキャラ「もーん父さん」がロケにやって来た。
かわいい。でかい。中身はどんなオッサンが入っているんだろう(大きなお世話だ)。
「撮っていいっすかw?」とお尋ねしたら
「どーぞどーぞ、ツイートもして下さいw」とお姉さん。アピールオシゴト、大変そうである。
みのぶまんじゅう、めっちょ美味しいです。もう一回食べたい。
 
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  このとき我々も、お姉さんのお写真にちょっと入ったので気になって
  後から調べてみたら……こんなページ が見つかったw
  リンク先の「第12話」の2番のお写真にちょっとだけ写っているオレンジ色は、多分ジブンである。

サテ朝ゴハンの前にまんじゅうを食べてしまったワケだが、
朝メシのアテにしていた駅近くの立ち食いそば屋は、既に書いた通り駅のホーム上にあるらしく、
我々は食べに行くことが出来ない……補給路を断たれ駅前をさまよっておったところ、
目の前でお蕎麦屋さんがタイミングよく開店したのでなだれ込む。
とろろそばにミニ天丼、お野菜たっぷりほうとう、うどん+いなりセットと、チョイスは三者三様。
存分なおいしさ。
時間は11時と遅めだったので、朝とお昼を兼ねたゴハンになった。
 
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『ゆるキャン』は、抜け目なく推されているらしく、そば屋だというのに
レジ横ではグッズが売られていた。隊長はスマホケースを買ったようである。あとで見せる。
あとで覗いたみやげ物屋でも、伝統工芸品の印伝の隣でゆるキャングッズが売られており、
頑張ってんなーと感心したものの、
やってきたオタクが二人、地のみやげ物には目もくれず、一直線にアニメグッズだけ買って行って
お店のおばちゃんはちょっとフクザツそうな顔をしていた。マそう思うこともあるよね。
かく言うオイサンも、とてもカラフルな印伝のカードケースが気になって、
さんざん悩んだ挙げ句、買わずに置いてしまった。高いし、使うかと言われるとちょっとわからない。
あとみやげ物屋のおばちゃん、色々説明してくれるのはありがたいんだけど
声が小さくてほぼ聞こえませんでしたゴメンなさい。

食事を終えて店を出ると、栄昇堂さんは店から溢れるほどの客入りとなっていた。
うおう。いよいよオタクが蠢き始めたか? オタクうぜえ。

川べりのベンチでうだうだしていたら、隊長に
「オイサンオイサン! 悪いんだけど下の道にまわって、この、
 アニメと同じアオリの構図で写真撮ってよ!」
とタブレットを渡された。任せろ! 隊長が望むならヌードにだってなるぜ!
撮る側が脱ぐざんしんなヌード撮影。
 
 
 
■第8作戦地点 : 本栖湖・浩庵キャンプ場
身延を離れるのは正直名残惜しく、もっともっとゆっくりしていたかったが次の目的地へ。
『ゆるキャン』本編で、なでしことリンちゃんが出会った本栖湖である。
身延からの道は、本栖みちともよばれる国道300号で、
なかなかにワインディングワインディングしており退屈はしない。
途中寄ってもらった南アルプス展望台からの眺めも素晴らしかった。ビバいい天気。
 
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本栖湖では、富士山は目線が入る程度に雲がかかってしまっているが十分良い眺め。
大変ノンビリした気分でゆっくr
「オイサンオイサン! 悪いんだけど、オレあそこのベンチで寝転ぶから
                                    写真撮ってよ!」

任せろ!! 俺がリンちゃんだ!
尚、そのベンチはフツーの人々が休憩していたりしたので、空いた隙を狙っての撮影となった。
かわいいぜ、オレのなでしこ……(ウットリ)
 
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テラジ師は相変わらず、すごい嬉しそうに通行止めのカンバンばかり撮っていたので
「そんなに通行止めが好きか!」とオイサンに叱られました。叱られてばかり。
キャンプ場を管理しているレストハウスには、ゆるキャンパー向けの訪問ノートもあった。



■MISSION COMPLETE~道の駅 なるさわ・帰投
                  ……そしてファイナルトラップ

サテ、これにて本作戦の作戦行動は全て終了である。
とはいえ、おうちに帰るまでが作戦行動なので油断をしてはいけない。
道路はいつ我々に牙をむくか分からないのであるからして。

途中、道の駅なるさわで休憩。
 
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一体何が起こったのかというくらい駐車場がギッシリで面食らったが、富士山が大変きれいで納得。
……とはいえ、ここから見る富士山のシルエットはあんまりかっこよくない。
頂上付近がチョンと尖っていて、拗ねた人の唇のようでけち臭く見え、
富士山の堂々たる雰囲気が大きくそがれているように感じる。
そのシルエットと呼応するかのように、この道の駅なるさわさんご自身も大変ケチくさい。
富士山がよりよく見えるスポットや展望台は、軒並み有料エリアになっているのだった。
マお商売なんで仕方ないとは思うけども、イヤ、実にケチ臭いと思いますよ?
富士山くらいタダで気持ちよく見せろや。

併設された富士山博物館では、なんだっけ、水晶展だかなんだか、
そんなんを開催されていたと記憶してるのだが、過去にご夫人と行ったことがあるテラジ師曰く
「たいへんしょうもない」(意訳)とのことで、その情報を信じて我々も遠慮することにした。
ボロクソである。

旅はその後も大変順調で……我々は散会地点間近まで迫っていたのだが、
最後のトイレ休憩に選んだセブンイレブンにワナは潜んでいた。
詳しく書くことは様々な事情で憚られるのでカンタンに言うと、

  突如現れた話の通じないゲリラ老婆の怪力(物理+社会)によって、
                       テラジ師の左腕が実質もがれた、

ということである。
銘柄の分からないタバコと酒に異様に執着したその老婆は、
見知らぬ筈のテラジ師に救いを求めて左腕にガッツリ爪を立て、決して離そうとしなかったのである。
老婆なりのだいしゅきホールドであったのだろうか。
我々はそれを、遠巻きに眺めていることしか出来なかった。
 
 
  ~最終危機を脱した後、車中にて~
   オイサン「ダイジョブっすかw」
   テラジ師「ダイジョブじゃないっすよww!! なんだよアレ怖い!!
                       あのコンビニ、怖くて暫く行けないよ!」

   オイサン「ですよねw」
   テラジ師「すごい力なんだもの! まだ痛い! ちょっとマシになってきたけど……」
   オイサン「あとになって、そこから痒くなってきたり……」
   テラジ師「やめろ!! お前さあw!! オイ、お前さあw!!」
 
 
マそんな感じで幕を閉じた、今回の山梨の旅。
山梨は、郷里の奈良とおなじ海なし県のためか、他よりもちょっと肌に合う気がしている。
人の気質はかなり違う気がしているが、それはサンプリングの問題かもしれん。
奈良の方が平野部が多かったり、都があったりしたせいかも知れんけどしなやかで
山梨の人の方が、心持ち的にも屈強な感じがする。

今回の旅はこれまでの中でもかなりノープラン度が高く2日目の予定はほぼゼロから始まったが、
隊長のノリと土地の良さに助けられ、流れの良い旅になったと思う。
大変楽しかった。
しんなり、じんわりと何かを思うような時間ではなくて、
ザッツエンターテインメントという感じ。身延での時間が、短かったけど一番良かったな。
また出かけたいと思う。

車中の小ネタも充実していた。
ユーチューバーをしこたま馬鹿にしたり、ガルパン大使蝶野の物まねが入ったり。
「『聖闘士星矢』の技はほとんどパンチで、しかもアッパー系」っていう結論が
ものすごいツボだった。
何の話してるんだよアラフォーw
 
Img_7450ndsk
   お写真提供:テラジ師
 
 
鳳 翼 天 翔 ーーーーーッ!!
 
 
 
 

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2018年5月16日 (水)

■週末のカタルシス -更新第1215回-

 
このところ、カタルシスのない週末が続いている。
GW中は旅上の人だったのでノーカウントだが、土日に「充実した週末だった」と思うことがない。
よく休んだ、よく楽しんだという手ごたえが希薄で、なんとなく、ボンヤリ、終わっていく。
 
Dsc06126
 
 
これを避ける手っ取り早い方法としては、
いつまでに・どんなことをするか、今週はコレをやる、来週はここまでやる、と
計画を立ててこなしていくのが分かりやすいのだろうが、
まあそう上手く運ぶものでもないだろう。

先週の土日などはGW前から見に行こうと思っていた映画を見に行ったのだが、
これがまあどうしようもないデキの映画で、
その時間がポカンと何をしたか分からない時間に置き換わってしまったから
カタルシスも何もあったものじゃない。

また、そんな風にアレをやる・コレをやると決めて何らか進めたところで、
その先に「有意義な人生」が現出するかどうかは保証されない。
有意義な人生というのがどういう姿をしているのか、
誰かや何かの役に立つある意味高尚なモノが有意義なのか、
はたまた個人的な満足を得ることが有意義なのか……
マそれはご本人がどのような人生を生きたいかによるのだろうが。
「自分がどう生きたいか」を決めるのも億劫な人たちが
「取り急ぎ世間サマの役に立っときゃあ、有意義を自称しても文句は出ないだろう」
くらいのイキオイで「有意義=他の役に立つこと」にしてしまったりなさるから、また面倒である。
自分のために生きる、自分の時間の人生を有意義と称することに腹を立てる人たちが後を絶たぬ。

畢竟、意義の有る無しは、本人が基準を決めそれにそってモノゴトを進めれば良かろう。
自分の人生が終わるときに納得いってりゃ、それで有意義なのだと思う。
ナンボ人や地球の役に立とうが、時間の果てで人も宇宙もチリに還るのである。

ツイッターやインスタグラムなどのSNSでは、
承認欲求がどうだこうだとずっと責められ続けているけれども、
承認欲求もともかく、人々の求める物は、なんらかの達成感やカタルシスなのではないだろうか。
誰かに褒められ認められる、面白がってもらったり楽しんでもらえたという実感は
分かりやすい浄化作用であるから、
それを短時間で小分けにチョイチョイ得られるんであれば誰しもそちらへ向かうだろう。
アカンことのように言われるが、効率化した正しいやり方である様に思われるので
どんどん承認欲求を満たしていけばいい。当たり前っちゃあ、当たり前の流れだ。
イイネ!
マあんまり、それっぽさのないドヤ感まき散らかされるのはシンドイけれども。
 
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映画を見るなんていう行為も、カタルシスを得るには適当なところだが、
しかしそれがハズレてしまうとどうにもならんな。
このハズレ感をやり過ごしたり、ハズレなりのカタルシスを見出すには慣れが必要だ。
今回見たのは、スピルバーグさんの新作として呼び声も高い『レディ・プレイヤー1』で、
世間の評判はそこそこだったからすっかり油断してしまった。
世間の評価とジブンの評価が一致しないことなんか百も承知のはずなのになんで油断したか俺よ。
ここまでしょうもないとは思わなかった。
しいて言うならクソアニメ的な文法で作られた物語だったのだけど、
如何せんアメリカ映画界さんがクソアニメを徹底してクソアニメ化することが出来るわけもなく、
中途半端なエエ話、真面目に頑張ってしまったものになっているからもう、
うす味すぎて味のない湿気たポテチ食ってる様なもんだった。
スピルバーグさんもお疲れのようだ。
色々言いたいことはあるがとりあえず2つ、出だしのことと全体のことだけ言っておくと、
最初のカギを見つけるためのトリックが「レースゲームで逆走すること」で、
そのトリックが長いこと解き明かされなかった……という展開は、
この映画のシナリオを考えた人間がゲームをプレイする人種というものをサッパリ理解してないことの
証左以外の何物でもないということと、
新しさが物語的にも映像的にも、一つも感じられない、映画の手癖の塊みたいな作品だった、
ということだ。

ていうか、スピルバーグさんが監督した映画を見るのは、
拙者、もしかしたらこれが初めてではあるまいか。
過去に『シンドラーのリスト』は見たことがあるから2本目か。

あんまり相性が良くないカントクさんなのかもしれぬな。
 
 
 
 
「これは日本のために作った映画」、か……相当ナメられとんな。怒った方がエエかもわからんで。
 
 

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2018年5月10日 (木)

■春を忘れた男の日記 -更新第1214回-

うわー、ひと月近く更新してなかった。
オイサンです。
色々書き進めつつも上げられる状態までもっていけておらず
間がこんなに空いてしまった。GW終わってもうたがな。

……マ最近、確かに集中力とかイキオイがなくなって
ヒトツのことを仕上げるのに時間かかるようになってはいる……年はとりたくないのう。
そのワリに上がってくるものの良さも変わらんしね。ハテサテ、この先どうなることやら……。
マそんな状態なので、近況を報告してお茶を濁す(濁すな)。

GW。
北海道と新潟に行って来た。


■北海道
北海道はいつもの、ひとりで摩周湖、3泊4日。
メインの目的地はいつも通りなので目新しいことはないのだけど、
いつもは釧路から北上するコースを網走から南下するコースにしたり、
そもそも時期的に雪のない時期の摩周湖は初めてであったりと、新鮮なことはいくつかあった。
 
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ルートを網走まわりにすることで、
これまでの渡道歴の中でも五本の指に入るおいしさであるにもかかわらず
再訪の機会を持てずにいた北浜の喫茶「停車場」さんにも立ち寄ることもできた。オムカレーうまし。
摩周周辺では、いつもの時期(1月)には雪で閉ざされて歩けない道が歩け、
摩周湖の第三展望台まで足を延ばせたり、900草原を見に行くことが出来たりと、
春の恩恵を存分に感じることが出来た。グレイト。

殊に、無風状態で鏡になった摩周湖の美しさと、
初めて見る第三展望台からの眺めの素晴らしさは筆舌に尽くしがたい物があった。
それを敢えて言葉で表現するなら……
ヤベエ。
そう、ヤベエ。
ヤベエの一言に尽きる。
ヤベエっすよ摩周湖マジヤベエ。マジ超ヤベエ。ガチで。ガチでマジ超ヤベエ。
……伝わっただろうか?(伝わるかそんなもん)

摩周湖ももう6回目の訪問で、さすがにそろそろ「摩周湖ももういいかな……」と
言ってしまう自分が現れるんじゃないだろうか……なんて思っていたのだけど、
イヤー、全然そんなことなかったね。
無限だね。摩周湖さんの魅力は無限。
そして今回は、摩周の市街地からレンタサイクルで山の上まで上がるという
無謀な試みをしたものだから、尻は痛いわ足は攣るわのドッタンバッタンおおさわぎでした。
素人がやるもんじゃねえな。

釧路では、
「コーヒー専門店の珈路詩(かろし)さんに立ち寄る」、
「釧路エキナカの古本屋さんにいるドール姫のご機嫌をうかがう」などの
お決まりのアクティビティもしっかりこなした。

  ……しかし、あのエキナカ古本ドールちゃんが今年も無事でいることを確認すると
  すごいホッとする自分がいるの、なんらかの病である可能性が高いな……
  確実に異常行動だもんな……。
  普通に恋かも知れんけど。オーケー、病気だ。
 
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4日間通じて天気も良く、外的な問題は何もないステキな旅だったんだけど……
如何せん、3日目から体調を大きく崩してかなりハードラックとダンスっちまった感がある。
鼻が若干詰まり気味で、物の味がよくわからなかったのももったいなかった。
最終日は、本来予定してたコースも回らず出来るだけ体力を使わないように使わないようにと
休み休み移動して、飛行機の中でもずっと寝て、体力の回復に努めていた。

マそれというのも……北海道から帰ったその翌日から、
すぐに新潟旅行だったからなんだけど。
翌日にはどうにか体調は持ち直し、活動する分には不都合がないくらいには回復することが出来た。
危なかった(アウトです)。
新潟では夜になると咳がゼーゼー出てしまう症状だけ残ってしまって、
お仲間お二人にメイワクをかけていやしないかビクビクしていたのだけど、
咳でマヨナカに目を覚ましてみると……二人ともそんなメじゃないくらい
すごい馬力でいびきをかいておられ、心配してたのがバカみたいに思えたのだった。

というわけで、GW前半の北海道旅行は万端というには程遠かったが、
それでも新鮮味のある、新しい道を切り開く旅ではあった。
まだ残してある知床方面へのアクセスの糸口でもあるようだったし、
春に行った弘前は、こちらもまだ未踏の函館への布石になっているような気がする。



■にいがた
後半訪れた新潟は2泊3日、こちらもいつもの仲間たちと。

北海道から夜の11時に家に帰り着いた、その翌日朝6時から新潟へ向けて旅立った。
ストロングスタイルである。
そのどちらへも連れて行かれたいち姫はたまったものではなかったろう。
今回の新潟は、長岡、柏崎、寺泊、湯沢を巡った。
 
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長岡では、
アラフォーが20数年前に見かけてずっと気になっていたが入れずにいたレストランで
謎フレーバーの洋風カツ丼を食べたり、
リタイアおじさんが退職金で作ったゲーセンでレトロゲームに興じたりした。
柏崎の絶景お宿では
「3000円分のチケットが配られその範囲で好きなものを頼める」という謎ディナーシステムを
曲解したアラフォーが「ナルホド! それなら定食を2個頼めてしまうな!」と、
煮魚定食食ったあとにタレカツ丼セットを頼んで爆死するショーを間近で眺めることができた
(アトラクション扱い)。

あとで宿の人に、このシステムについてお尋ねしたところ……

  宿ガール「フツーのお客様ですと、定食におビールを2杯つけられて3000円、
        くらいの計算」

  オイサン「ですよねw」

ですって。マそうだよな普通……。

2日目は、柏崎から原発を横目に寺泊へと北上し、
アラフォーのお義父さんオススメの味噌ラーメンを食べ、
宿泊地の湯沢に向かう途中でちょっとだけ寄り道をして、
山奥を走る只見線の、旧柿ノ木駅跡を見に行った。『のんのんびより』の聖地なのだそうな。
すげえトコにあんな。イヤもう無いけど(駅舎ももうないのである)。
 
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ワリとな雨とワインディングロードの中辿り着いた湯沢では、
コレまたレトロな射的場にて、
おねいさんの懇切丁寧なキル指導やら下戸なのに新潟に嫁いできた苦労話などを聴きつつ射的に興じ、
夕飯では、「各自てきとうに買って帰って宿で食べるシステム」の罠にはまったアラフォーが
またしてもエースにつられて弁当を二つ買ってしまい美味しそうに頬張る姿を見ることが出来ました。
マそれ以上に、不調から脱したエース本気の登板に戦慄することの多い旅だった……。
なぜそんなに食えるんだ……。
オイサン自身は北海道づかれとか不調とかあって、胃腸がイマ一つバリバリ機能しておらず
ガッツリ戦えなかったのが残念である。不甲斐ない。

最終日の帰り道は、お疲れのハズのアラフォー本人から
「三国峠を走る!」という男気溢れる提案がなされ、
えっちらおっちら超えた峠の先で赤城高原SAが死ぬほど混んでいたりと、
まあ連休の旅を存分にタンノーしたのでありました。

こちらの旅も存分に楽しんだんだけど、
やはりちょっと体力不足が否めず、途中ぐったりしてしまうこともあった。
いかんなあ、老人だのう。



……とまあ、間2日の平日を埋めた9連休のうち7日間は旅の空にいたという、
インチキトラベラーのオイサンでありました。



■アニメ

ついでにアニメの話もしておこう。
2018年4月期のアニメ、前期ほどのパワフルさは感じてはいないが地味に楽しんではいる。


▼一番楽しんでいるのは『多田くんは恋をしない』。
少女マンガ系雑誌からのアニメ化だろう、と何となく思い込んでいたんだけど、
コレ驚きのオリジナルアニメなんですね。超ビックリ。
オリジナルアニメなのに、全然肩に力とか入っていないカンジなのがすごい。
気張ったところが感じられない。
「そこそこ長く続いてる原作ものを、マ12、3話でやれるところまでやって
 ススッとフェードアウトしましょ」
みたいな、志の薄さを感じる。
それでいて面白くないワケじゃなく、ちゃんとときめきの残り香を毎回残していく。
すごいなコレ。

  なんかねえ? 最近はオリジナルアニメっていうと、
  超作画! ぎっちりストーリーに地獄の様な鬱展開、どうですかお客さーん!!
  ……みたいなんが多かったから、こういうのをスッと箸休めみたいに出されると、
  おおコレコレ、こういうのでいいんだよ、って思っちゃうわ。
  皆さんもっと気楽に、こういうちょっとしたの作ってくれていいのよ?

主題歌をオーイシマサヨシお兄さんが担当されてるんだけど、
この人の歌詞力はやはりハンパない。
21世紀の今、この人ほど鮮やかにBabyって呼びかけを操れるオトコは
他にいないのではないか。
好きな女の子にBabyって呼びかけることが隠し持ってる、
気取りに隠した照れ隠しの
「あんだよ」っていう乱暴な言葉遣いのそっけなさに忍ばせた本気の愛おしさとか、
もうキュンキュン来るわけです。最高です。
『オトモダチフィルム』ってタイトルも最高じゃよね。


▼『魔法少女★俺』は、OPがすごく好きなのに
中身が全然面白くない……もうチョイがんばれ。
主題歌は、
『お兄ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ!』と
『お兄ちゃんだけど愛があれば関係ないよねっ』の、
2大最低お兄ちゃんアニメの主題歌を足して2で割ったような感じがするのだが、
どっちの歌とも作詞・作曲とも関係ないという。ナンダコレは。

……しかし、すごい時代になったモンだなと思う。
女子高生が魔法少女に変身して筋骨隆々のマッスルガイになる! ……っていう、
言葉の意味が完全に無視されて崩壊された世界とか、
ヒロインの親友(女子)がヒロイン(女子)にガチ恋していて
ヒロインが恋している幼なじみ(男子)を狙ってる恋敵(男子)がいる恋愛観とか。
もういわゆる「マトモ」、正確でヘテロジニアスなモノが殆どないワールドが
地上波で商品として流通するようになったというのは……
そりゃ、ジェンダーがどうとかマイノリティがどうとか、言われるようになるわな、って思う。
コソコソしてるの馬鹿馬鹿しくなると思うよ。
ちょっと前までは
「オッサンの魔法少女w」「なにそれw意味ワカランww」
っていうズレの一つだけで充分笑いに出来たのに、いまやそんなモン刺身のツマにもならねえ。
ネタ考える方も大変だよ……。


▼『ヒナまつり』は、なんとなく放ってあったのだけど
見てみたらかなりねじくれたギャグ作品で大変面白いです。
鎖骨をドンペリの瓶で砕かれて肩の力を強制的に抜かされる、武闘派脱力系、とでも言いますか。


▼『重神機パンドーラ』
まだ詳しくは見ていないけど、3話ほど見て引き込まれる物は感じる。
しかし、メカものなのにメカの存在感がないな……。
画面が暗い。
バトルシーンはすごく、空間表現は素晴らしいんだけどメカそのものには力がない、
そんな印象を受ける。空間表現が主役みたいな感じ。
量子ナントカとか、並列空間とか、まだ未解決・未分化の言葉を盛り込んで
その先にある世界の姿を思い描かせようとする世界観の作り方はさすが。

魅力のあるロボットアニメにお目にかかることはほぼなくなった昨今であるが、
こういう作品を見ながら、
「では果たして、自分はどんなロボットアニメなら面白いと思うんだろう?」
などと考えてみるが、なかなか答えは見つからない。
真面目に考えてみれば、何か糸口があるかもしれない。


▼『ひそねとまそたん』。
面白いような、面白くないような……。
自衛隊の中で戦闘兵器としてドラゴンを飼ってる、っていうくらいで、
その他の人間まわりの事情は至ってフツーの話。
いまのところその設定がうまく機能してるとは思わない。
中心にあるのがそのドラゴンっていうだけで、
周りの人々が直面する事件や内に抱く感情は非常にありふれたものだ。
コレと言った目新しさやあざやかさは……ないなあ。
ドラゴンの存在によって、人の社会のなんらかが際立っているという感触はない。


▼『こみっくがーるず』
芳文社さんが何クール化に1回お送りする、
「あー今期特に弊社作品でアニメ化するほど良いネタはないわー、
 でもないけどとりあえずコレで穴を埋めよう、うまくいきゃなんか化けるかも知んないし」

枠の作品です。
そんな枠あるの? ← あるんです
そんなん芳文社が決めてるのかどうか知らんけど。
とりあえず、おんなのこが4人でちょっと特殊な環境でなかよしこよしで悩んだりしながら過ごします。
しょうもないです(ばっさり)。
なんでコレアニメにしたんだろ。


▼『ゴールデンカムイ』
原作読むのが4巻くらいで止まってるので、それを補う意味で見ている。
原作の方が面白いなコレ多分。あんまりうまくアニメ化出来てるとは思わない。
良い声が付いたね、くらいだろうか。
残酷な描写が薄まっている分、パワーダウンした感がある。
ドギツイ残酷描写がメインの作品ではないけど、それによるアクセントやインパクトはやはり大きい。


▼『ヲタクに恋は難しい』、
どこかで誰かが「オタクの日常を良くとらえたリアルなあるある系」と書いていたのだが、
キミ、大丈夫か? この一昔前の2ちゃん(いまは5ちゃんなのだそうですね)だけ見て書いたような
マンガの一体どこにリアルさを見出したのか……。
チョイチョイいきおいのあるところだけ面白かったから見続けてきたけど……
もういいかな。ものすごいファンタジー作品だと思います。
一般人が見て楽しむファンタジーオタク動物園。


▼『メガロボクス』は面白そうなんだけど、
まだ2話目だけしか見られてない。


……とここまで書いてきて、
「面白い」と思って見てるのが実は『多田くん』と『ヒナまつり』だけだっていうね。
やっぱ今期はイマイチだな。
5分アニメ群は早々にそこそこの数切ったし、
『ウマ娘』とか周りでちょっと話題になっていたのも
何が面白くて話題になってるのか分かんなくて切っちゃったし。
キッズアニメは見ないしなー。
あ、あと『鬼太郎』のネコ娘可愛いです。ちょろいです。



マそんな感じでヒトツ。
オイサンでした。
 
 
 

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2018年4月14日 (土)

■日々是爲様無~暑さ寒さとメイワクじじいのポルカ -更新第1213回-

 
先月は山梨へ、今月は長野・小諸へ、旅をしてきた。
二つの旅はなんだか毛色が全然ちがい、しかしどちらも大変良い旅だった。
色々と思うところもあった。
 
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■小咄 その1 暑さ寒さも
   
4月に入ってから日々の寒暖の乱高下が著しい。
朝晩の気温差というレベルに収まらず、昨日と今日で初夏と晩秋ぐらい、
暖かい(なんなら暑い)・寒いが大きく入れ替わるので油断が出来ない。
ある日の東京では25℃を超えたと思ったら、翌日は朝から気温ヒトケタ台前半だったりして、
ホント気を抜くと具合を悪くしかねない。

先日訪れた小諸では夜半には雪になるなんて報じられており、
マ長野さんくらいになるとそのくらいはあるのかなーなんてのんきに構えていたけれども、
夜半どころか、翌朝日が昇って8時を過ぎてから急に吹雪いてきたりして、
オヤオヤさすがの信州さんと言えどもこの暴挙はちょっとどうなんだ、
などと思ったりした。
キャッホウ! ← 寒いのが好き。

今朝も気温は割かしキュキュッと冷え込んで、
午後から暖かくなると分かっていたから自分は軽装で出かけたけれども、
行く道みちで見かける制服姿のお嬢さんの中には
丈の長いコートに顎までマフラーなんてシルエットの方もおられる。
そんな冷気をYシャツ越しの胸に感じながら、
「今日はなんだか、春というより夏から秋へ急激に落ち込んだときの寒さのようだな」
と考えていた。
同じ「肌がヒヤリとする」のでも、冷たさの肌触りに微かな違いを覚え、
そこで春だな、秋だなを感じ分けている自分がいる。

花木は実をつけたり葉を染めたりするその頃合いを
風や水の冷たさ・温みから知るようだけれども、そうした仕組みもきっと
こういう寒暖が隠し持っているささやかな妙を感じ分ける感覚の延長にあるのだろう。

そんな風に考えると寧ろ、
季節を正しく知ることなんかカレンダー頼み、温度計・湿度計頼みでなければ
到底おぼつかないと思っていた自分にも、
風の肌ざわりで感じ分けるちからの切れ端が残っていることに驚きを覚えるのでありました。

先日、テレビでアフリカのシマウマが季節の変わり目に食糧(草)を求めて大移動する
ドキュメントを見たけど、
複数ある群れのうちのいくつかが、一度移動を始めてしばらく進んでから
一度もとのすみかまで引き返すのを見て、
「あ、動物でもそういうことをするんだ」と驚いたのを思い出した。

解説では
「移動する途中のポイントで草がまだ充分に育っていなかったから、
 いま移住先へ向かっても充分な食糧が得られないと判断したのだろう」
と言っていた。
動物の本能というものはもっと絶対的で、
そんなサンプリングみたいなことをしなくても殆ど確実に「今!」と察知したら
そのタイミングで移動すれば間違いがない、くらいの超能力然としたものだと
なんとなく思っていたから、そういう知恵・知能を介した行動がとられることが意外だった。
 
 
 
■小咄 その2 オトナのおもしろメール
 
先日オシゴトで、同僚に宛てた苦言のメールをオトナの言葉で書きすぎてしまい、
それを読んだエラい人に
「お前のメール、一周回って面白いな」と言われてしまった。
自分でも我ながら面白くなってしまったと思ってたので
「面白いでしょw」って言っちゃったけど。
それがその日のハイライト。

無論そのようなオトナのことばで苦言を書かれなければならないような者が相手であったので、
その苦言はその者に届かなかったことは言うまでもない。
これでいいのだ。
だって面白さが得られたから。
 
 
 
■小咄 その3 駅なかダウンヒルさんの怪
 
駅とかで、階段を降りるときに異様にスピード上げる人いるじゃないですか。
アレってなんなんでしょうね。
下りの階段をあとから降りてきて、猛スピードで追い抜いて行って、
んで平地に着いたらものすごいスピードダウンするからこっちはまた
アッサリ追い抜いちゃうんだけど。
自転車ロードレースにおけるクライマーの逆の人、みたいなことだろうか?

イヤ別に「相対的には結局オイサンに抜かれるので意味がない」なんていう気はないんだけど。
ご本人的にはそこで加速しないよりはした方が目的地には早く着くんでしょうから、
危なくない程度に急げばいいんだけどさ。
にしても、下りと平地でえらい落差があるから、なんなんだろうと思って。
 
 
 
■小咄 その4 ジャパニーズニュース is しょうもない
 
先日まで冬季オリンピックをやっていたが、そのとき
「自分はオリンピックにさほどの興味もないが、
 少なくとも開催期間中は朝のホンマにしょうもないニュースが減るので
 その分くらいは役に立つ」
みたいなことを書いたけれども、案の定、終わった途端ホンマにしょうもないですね。
また
  「おすもうさんが安倍首相のフジンを
   森友学園でなぐったら佐川さんが死んだ、
   俺はやってない」

みたいなことでしょ?
かと思えば、ある日だけ突然
  「アタマに矢の刺さった鴨だかアヒルだかが!!」
みたいな話をさ、森友学園がおすもうさんで殴られた話の
1000倍くらい時間とってやってたり、
  「『ボクの大好きな桜の木を伐らないで! 小4女子!』
   ってお手紙が桜の伐採業者に届いて
   で、出ーーーーー!ボクっ子だー!!
   つって目が眩んで、桜の木を伐るのやめました!!
   超感動!」

みたいなニュース(要約)をダラダラやったりで、
ホンマにもうアンタらにとって何が大事で何が大事じゃないのか、
いったい何を伝えたいのかさっぱりワカラヌのがジャパニーズニュースの醍醐味。

「テレビ見てる人に、番組・局が『いい人に見られたい』」ようなことしか伝わってこんよ。
テレビ局はきっとヒマなんでしょうね!
……というようなことをですね、
「鴨のアタマに矢が!!」っていうニュースの流れる朝の吉野家で朝定食を食べながら思っていた。
そんなもんね、アタマにビール瓶の刺さった横綱とか、
モリトモ学園のアタマに安倍首相夫人が刺さってるのとかが見つかってから騒ぎなさいよ。
そしたら大ニュースだよ。
何にもない日はニュースやらなくていいじゃん。みんなのうたでも流しとけよ。
 
 
 
■小咄 その5:なんとなくちょっとだけアニメの話
 
 ▼『だがしかし』、ハジメさんのエロさが謎だ。

ハジメさん、エロいですよねえ。エロくないですか。
パッと見ボッサボサのオバサンにしか見えなくて、
放映開始当初にOPで見かけたときは、
「きっとココノツの行方不明のお母さんだ」と思うくらいだったのに。
特段露出が高いワケでも、ボガママワディが強調されているワケでもないくせに
なんかこう、寧ろただ立ってだけ・座っていだけの居住まいに不可思議な艶が匂い立っている。
謎だ。
あんなのが現実に近くにいたら困っちゃうだろうなあ。
決していい匂いとかはしそうもないけど。
興奮するとかドキドキするとかもないんだけど、非日常にはみださないギリギリの助平さを
コンスタントに供給している。恐ろしい。
なにも描いていないのに、なぜあんなにエロさが出るのか……
あれはみなさん、天才の仕事ですよ。
「隙」という形のないものを描き出し、その形のない隙の中からわき出す物を描いている。
天才のキャラデザイナー、天才の絵描きです。


 ▼『ポプテピピック』のサントラ楽曲について

『ゆるキャン』のサントラCDを買おうと思ったらどこへ行っても売り切れで買えなかったので、
腹いせに『ポプテピピック』のサントラから何曲かだけiTunesで買った。歌モノばかり。
『ポプテピピック』については音楽を買うつもりはあまりなかったんだけど、
いざ聴いてみるとなかなか思うところも出てきたのでオススメしておきます。

「恋してポプテピピック」(男性ver)の、

  ♪ サブカルこねくり回してみも偽物だらけ
  ♪ キミに届け ポップテクニック!
  ♪ ポップなテクニックでピピッとくるよ


のところが妙にいい。
……そうか。
『ポプテピピック』は、「オタクよマニアックに阿るな、ポップであれ」と伝えていたのだ。
なんていうか、あれだけ捻くれてニッチでマニアックなものの様に見えていたけれども、
これだけの人気を博してしまったところを見ると、
どうやら「あれこそがポップ」なのであった、ということなんだろう。
言われてみればポップだったような気がする。
あれが「世間の言いたかったこと」だとは思わないけど、
言われて初めて気付く求めたかった要望の一部分では確かにあったように感じる。
見ていてスカッとするところは、少なからずあったもの。
ポップの中にしか、ホンモノはないのかもしれない。

ところで、アニメ『ポプテピピック』の制作者は『ウゴウゴルーガ』のことは知っていて、
それの影響は少なからずある、みたいなことをインタビューで語っていたけれど、それは多分
「そういう表現は許され、かつ面白い」ということを「知っていた」
くらいのことだろう。
個人的には『ウゴウゴルーガ』に似ているとは思わないし、
マインドを受け継いでいたりするとも思わない。
大きな括りの上では同じ輪の中に入るとは思うけど、
「『ウゴウゴルーガ』が土台になった」といえるほど似たニオイは出ていない。
ただ、ああいうものがなかなかないので、それを知っていることだけでも
その「影響」はえらく大きくなると思うけども。
しっているだけで世界が1割くらいは広がるだろう。
「カレーを食べて『ゴハンに何かをかける料理というものが存在する、そしてそれはおいしい』
 ということを知り、カツ丼を作りました」
くらいの話であるように思う。カツ丼食えよ!!
Σm9   Σm9   Σm9   Σm9  Σm9
  Σm9   Σm9   Σm9 Σm9  Σm9


もう一曲、『星色ガールドロップ』OPの「Twinkling star」だが、

  ♪ 星の数いるアイドルだけど 根性で行くぜ!
  ♪ それだけのドロップスターズ


でびっくりしてしまった。
魔法少女アイドルモノが冒頭で「根性」持ち出してくるパンチにたまげたわけだけど。
根性論なんかはモチロン好きではないのだけど、
人から言われるのではなくて、自分で肚を据えるという意味での根性、
勝ち目はなくても勝つまでやる、
一生コツコツ積み上げ続けることをココロにキメることもまた「根性」と言い表せるわけであって、
その根性を自ら口にする者には、やはり勝算と潔さを感じる。
その根性――覚悟と言い換えてもいいんだけど――は、
その根性以て追う者から追われる側の者を脅かし得る力を持っている。

最近思うようになったのだが、
根性とか意地とか気合いとかの精神論的言葉を多用する人は
心底無策で真っ向ちからくらべを挑んでいるワケではなく、
経験や観点によって本人にしか検知出来ていない何らかの勝因・要因があるにもかかわらず
それを言語化出来ていないだけの場合が結構な割合であるように思う。

くちのききかたにきをつけろ。
 
 
 
 
 
■小咄 その6 繋・撃

「繋ぐ」と書こうとするたび、
「撃つ」という字と
上の部分は同じで下が糸か手かということだけが違うということを毎回忘れる……
というか、なんか信じられないで確かめる。
いつまで経っても、自信が持てない。
自信が持てないから、記憶が曖昧になる。
 
 
 
■The Final 小咄
  今日も元気に進軍する、スライドパッド壊れた3DSLLで
             ファミコンウォーズするおじさんの軍団


小田急のダイヤが改正になったが、その影響を受けて朝の電車で一緒になる人も変わった。
車内でパンをやたらとモッフモッフと音を立てて食う迷惑なジジイ
ホントさっさとパンをのどに詰まらせて
 荼毘にふされるキッカケになって欲しいのだがそれはそれとして、
(イヤ早く世を去って欲しいのはホントそうなので
そこんとこはカミサマ真摯に聞き届けてほしいのが)
新しく出来た見知らぬお友だちラインナップの中に
「見た目結構な年齢の、スライドパッドが剥がれ落ちた3DSLLで
                       『ファミコンウォーズDS』やり続けおじさん」

……がいる。
なんとそのおじさんは、見た目結構な年齢であるにもかかわらず、
スライドパッドが剥がれ落ちた3DSLLで『ファミコンウォーズDS』ずっとやり続けておられる
のです。
驚きでしょう?(いろいろとへたくそか)

あれ、壊れてても不便はないのかなあ?
  
  
  
  
中肉中背よりちょっと小柄なくらいのおじさんが、
スライドパッドが剥がれ落ちて穴の空いている本体でゲームやってる姿はどうにも侘しく……
彼はフとした拍子にわが身を振り返ってしまい、
「このポッカリと穴の空いた3DSはまるで、
 修繕のきかない俺の人生そのものだ……なんて悲しいんだ……」
とか思ってしまって、そのまま自殺してしまったりしないだろうか?

  おじさんは何も悪くない、死ななくていいんだよ。
  死ななければならないのは、あのパンをやたらとモッフモッフと音を立てて食う迷惑なジジイだ。
  あと、水道橋のドトールで毎朝バカでかい声で会社のグチを言いこぼしてる
  ハリルホジッチ似のクソうるせえオッサン
だお前ら手を取り合って死おっと
  イカンイカン。

そんなわけで、その
見た目(中略)スライドパッド(中略)『ファミコンウォーズDS』(中略)おじさんには、
オイサンちに余ってるDSLLを差し上げたい! くらいの気持ちになっているのだが
(感情移入し過ぎだ)。
多分おやりになってるのはDS版のソフトだろうから3DSでなくてもいいと思うんだけど……。
素直に受け取ってくれるだろうか?
うす気味悪がられて駅員を呼ばれたりしないだろうか。
或いは、ヘンになつかれて家までついてきちゃったりしないだろうか(犬か)。
降りるときに見かけるだけなので、どっから乗って来てるか知らないんだけど。
見(中略)ス(中略)『FCWDS』(中略)おじさんの戦争は、
一体いつまで続くんだろう? 戦いをやめられない理由でもあるのだろうか。
 
 
 
……!
 
 
 
も、もしかするとこの星の命運は、
あのおじさんの戦争の勝敗にかかっているのかもしれない!!
並行宇宙の邪悪な存在からこちら側宇宙の代表者に勝手に選ばれ、
敵からスライドパッドが壊れて取れた3DSLLを与えられ、人知れず世界の存亡をかけた
『ファミコンウォーズDS』での理不尽バトルに身を投じる、見ス『FCWDS』おじさん!!!

なんてことだ……。
おじさんはあの小柄な双肩に宇宙の未来を背負っていたのか……。
オイサンに出来るのは、ただ黙って見守ることだけなのか……。

ここまで呆れずに読んでくれたみんな!
どうか、少しだけもいい、
「見た目結構な年齢の、スライドパッドが剥がれ落ちた3DSLLで
       『ファミコンウォーズDS』やり続けおじさん」
に熱いエールを送ってあげてくれ!
人の善意に付け込んでけったいなお願いをするな。

以上、見スFCWDSおじさんに向ける慈愛に満ちたまなざしを
車内大音量パン喰いジジイドトールクソうるさいオッサンにも少しくらい分けて上げても
バチは当たらないのではないか、などとちょっぴり思ったオイサンでした。

だってあいつらホント不快なんだもん。
ホント早いとこ鬼籍入りしてほしい。
我ながら珍しい終わり方だな。はてなダイアリーみたいだ。


 
 
 

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2018年4月 6日 (金)

■せいしゅんのおねだん~ひゃくまんえんで何を買う? -更新第1212回-

オッサンです。
なんかおかしいと思ってたんだけど、
昨年の2月辺りからブログの記事の更新回数を間違ってたみたい。
 
 ■人工知能 has no nerve .~JOEカンパニー公演『ええ、アイ』感想 -更新第1194回-
  http://ikas2nd-special.cocolog-nifty.com/ybsk/2018/02/joe-1194--37e3.html

 ■過ぎ去りし時を求め日記~『ドラクエXI』プレイ記録019:
           クライマックスが一番あっさり過ぎていく。 -更新第1095回-

  http://ikas2nd-special.cocolog-nifty.com/ybsk/2018/02/xi019-1095--923.html
  
 
1194回の次が、1095回になってた。なんでやねん。
というわけで、今回が1212回目。イチニ、イチニです。
いつのまにか更新1200回を超えていた。
おめでとう、俺!
いや別に、1200回でなんかやろうと思ってたワケではないので別にいいんだけど。
「おかしいな、1の4つ並びの回(更新第1111回)は最近やった気がするぞ?」
と思ったんだよ……誰か気付いてる人、いた?
いたんなら言ってくれよモー。ヤダモー。
いなかったのなら……
お前たちの『ゆび先はもう一つの心臓』への愛はその程度だということだΣm9!!
これからもそのちょうしでよろしくお願いいたします!

せっかく気が付いたので、1234回ではなんかしましょうかね。
またインチキでもしましょうか(よしなさい)。
今までのは……気が向いたら直す。


  ■みりおんだらーの青春


『よりもい』を最終話まで見終えて、あー、という気持ちになっていたところで、
HDDレコーダの録画リストの第1話から「新」のマークが消えていないことに気が付いた。
1話まだ見てなかった!!
そうだった、2話から見始めて、そのまま完走してしまったんだった。

珍しいなこういうケースも。
アニメを2話目、3話目から見始めることは常なのだけど、……

……というのも昨今のアニメは、
「ツカミ」だけのために1話目がテンションアゲアゲ超モリモリであったり
OP主題歌をすっ飛ばしていたりすることが多いからで、
ショージキおっさんにはそういうお子様ダマクラカシなアゲモリ演出は
逆にちょっとシンドイだけで興ざめ要因だったりするし、
OP主題歌こそアニメの肝である!!などというゆがんだ性癖(ゆがんだ言うな、性癖言うな)を
標準装備していたりするからであるが、
最後まで見続けることになる作品は大概、数話見たあたりで「コリャ最後まで行くな」と気付き、
「アタマもおさらいしておこう」となって、見てない第1話、第2話を途中で回収しに戻るのだが
(『ゆるキャン』もそうだった。9話か10話見たあたりだったと思う)、
『よりもい』はそれをやらずにきてしまったらしい。
なかなかである。

 ▼よりもい OP主題歌
 


結果、大変良い1話でした

『よりもい』は最終話でピシッと締まってしまって
そこからの旅立ちが旅立ちらしい旅立ちとしては描かれなかった
(心情としては立派に旅立っていったが)ので、
最終話を見終え、彼女らのいきさつや人となり、未来までがすっかり分かった上で見る「旅立ち」は、
ものすごい清々しさがあって感動的であった。
「宇宙もきっとこんな風に始まったのであろう」、みたいな気持ち。
そりゃ言い過ぎか。そうでもない? ← 誰に聞いているのだ。キミだ!Σm9 ヨビッツ
なんか、「あ、完全に正しい順番で見ることが出来たな。『シリーズ構成 俺』だな」と、
一人自分に酔ってしまった。俺サイコー。

本当の最初の最初で、彼女らのことをよく分からずにこの1話を見ても
ちょっとイマイチだったかもな、と思う。
このしょうもないオンナが本当に南極まで行くことになるんだな、とか、
この決して悪気のなさそうな親友がエゲツナイやつなんだな、とか思いながら見ると、
ヨノナカってわからんわー、こわいわー、というおかしな感慨もムキムキと浮かんでくる。

オイサンも、ちまちまズルズルと日々のお金を使ってないで、
いっちょう何かで、ひゃくまんえんくらいポポーンと使ってみようかなって思う、
そんな清々しいパワーを感じました。
青春っていいね。
ひゃくまんえんで青春しようかなー。
安いもんだよなー、ひゃくまんえん。
使ったことないけど。
四十くらいになったら、フツーひゃくまんえんくらい使ったことあるよなー。

 ▼pure色100萬$☆
 
  まあ100万といえばこの方たちですよ。
 
 
今年じゃないけど、2019年の目標に入れておこう。
「カタチのないものに、一括ひゃくまんえん使う」!
面白いかもしれない。
青春、ひゃくまんえん!
5000兆円ほしい!!
 
 
 

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2018年3月25日 (日)

■蒼き砂の謝辞 -更新第1109回-

フォロワーさんちのご令嬢が、さらなる高等教育へ進学なさるという。
……早くね?
ツイッターで知り合った頃は、まだ小学生だったハズだが……。

オイサンがまだ利発そうなお子さんだった頃、
……いや、利発そうだったんですよ、このオッサン。
でね、利発そうなお子さんだった頃、
マイペアレンツもご子息の成長をこんな猛スピードで体感しておられたんだろうか?
こんなにすぐ成長しちゃうんだったら、
子どもが物心ついて人語でまともにコミュニケーションをとるようになってから親元離れるまでなんて
ホント一瞬ってことになっちゃうね。
いやービックリ。
子どもの記憶と目線では、結ッ構長いこと世話になっていた気がしたけど。
向こうからしたら、案外そうでもないのだろうか?
親は「あー、子ども、すぐ大きくなって出てっちゃったなー」って思ってるのだろうか。
なーんだ。
ありがたがって損した。 ← そういうんかオマエ。
マ、毎日カオ合わせるのと、よそんちのお子さんの様子をたまに聴くのとでは
体感速度は全然ちがうだろうけどさ。
 
 
にしても早え。
 
 
小学生とユニバーシティって、もうすっかり完全にコドモ⇔オトナだもんね……。
小学生が個人でカバーしてる社会なんかほとんど完全に親の掌の上だろうけど、
ユニーバーシティボーイともなるとすっかり手の内をはみ出して、
イイコトもイケナイことも、自分だけの社会をもっちゃうもの。やることなすこと。
そっかー、たったこれっぽっちの時間で、もうそんなかー。
オイサンも老いるわけだよなー。人生って短いんだなー……
おっとそうだ!
そんなことより(そんなこと呼ばわり)最近ちょっと置いてあった『ときメモ4』でもやるか、
とか言いながらPSVitaを立ち上げて見たら、
プレイ中で置いてあったセーブデータの日付が2016年の8月だった……。
1年半!?
1年半もやってなかったかい!?
すげえな。
イヤイヤそんな、もっと最近、ちょっとプレイしたりしてたでしょ?
なんて言い逃れてみようにも、デジタルの妖精さんは正直&冷酷です。ごまかしがきかない。
1年半つったらオマエ、リアル高校生活でも半分終わってるよ?
そんだけほっとかれたらオマエ、ラブラブだったカノジョの熱もすっかり冷めてるよ。
まゲームのヒロインは根強く待っててくれるわけですが。
ごめんね語堂さん、お待たせしてしまって。
 
▼語堂さん

 
 
そりゃまあ、ゲームを平気で1年半も寝かせとくペースで生きてたら、
ヨソん家の娘さんくらいソッコーで巨大化しますわな。
オイサンはこういうペースで生きてる人なので、
生まれてたかだか30年や40年で親になんかなれませんって。
『ときメモ』でさえ、20年付き合ってようやくいっぱしになった気がする昨今ですもの。
自分、つくづく人間として生きるのに向いてないって思うわ。
社会的にも、時間の流れ的にも。
もっと一個体で、のんーびりと、生きてる生きモンに生まれる筈だったんじゃないのかなあ、ジブン。
オカンがホッキョククジラかなんかと浮気した時に出来た子じゃないだろうか。
などと、
自分の呑気モン気質を母親の異種間不貞疑惑に発展させるけしからん息子さんです、
オイサンです。

ここまでが話のマクラ。
長いよ。
まマクラでもなんでもなくて、こっから先は本題の全然関係ないハナシすんだけどさ。
 
 
 
■青の民族「トゥアレグ族」
 
先々週の日曜だっただろうかテレビで『クレイジージャーニー』って番組を初めて見たのだけど、
アルジェリアの、トゥアレグ族という遊牧民のことをやっていた。
伝統衣装の色から、「青の民族」と呼ばれるらしい。

番組から得られたトゥアレグに関する情報は、

 ・遊牧民である
 ・男が青いターバンにベールを装備している
 ・女性でなく、男が肌を隠す
 ・女系の部族である
 ・戦闘民族である
 ・踊りがうまい
 ・イケメン
 ・ヤギかなんかをさばいて食う

くらい。
番組では、女性写真家さんがトゥアレグの人たちをモデルにした写真を撮るという目的で
アルジェリアに赴き、その目的を果たすまで部族の遊牧に同行して暮らしを体験する、
っていうか、
その写真家はそうした砂漠の人々や暮らしのことに精通してて、
どちらかというとテレビのクルーが色んな事にビックリするんだけど、そんな感じで話は進んでいく。

最後に撮影をする段になると、
トゥアレグの人々はわざわざ隣の集落?部族?から踊りや剣の扱いに長けた若者を招聘して、
踊りを披露した上で撮影に協力してくれる、というサービス精神だった。
その踊りも戦闘民族らしく、殺陣のようなものを含んだ迫力のあるものだった。

撮影の後、彼らは番組のクルーに握手を交わしながら
「遠くから来てくれてありがとう」
「楽しかった」
って言うんだけど、その「楽しかった」が、自分には妙に衝撃だった。
「あ、楽しいんだ?」という驚きがあった。

わざわざ遠くから(来んでもエエのに)写真撮らせて! ってやってこられて、
寝る場所用意してあげて、ゴハン振る舞ってあげて、協力者を呼んできて、
呼びつけられた方も踊りを見せてあげて、そんで「楽しかった」というのは、
コレなかなかの徳の高さだなと思ってしまった。
やらされてるとか、力を貸してあげてるとか、「なんで俺らが?」とか、そういうんじゃないんだね。
マそういう人もいるんだろうけどさ。
そういうんじゃない「面白そう、オレ行きたい!」ってやつを集めたのかもしれないけど。

なんで驚いているのかは自分でも半分くらい分からなかったのだが、
自分にとっては、ヨソから来た人をもてなすことの大部分は負担や義務であって、
喜びや快感もいくらかあるにせよ、それは自発的に楽しめるものでは、きっとないんだろう。
結果的に楽しめることもあるだろうけど、不安の占める割合が、すごく大きい。
もてなすことが上手くいったとしても、
それは「ミッションをやり切った、乗り切った」という感覚であって、
楽しい時間をすごしたという大きな感覚が伴うことはあまりない。

 「失敗しちゃいけない」とか「失礼があっちゃいけない」とか、そういう重圧が大きいから、
 生真面目すぎるというのもあるだろう。

逆にそういうことを「楽しい」と思ってやってるひとがいることを、今回改めて知った感じだ。
そういうのを進んでやる人がいることは知ってたけど、
それはあくまでも「ツラいのが平気」なのだと思っていた。
だがどうやらそうではなく、「そもそもツラくない、楽しい」んだな、と。
だからそういう人たちに「自分はそういうのダメなんだ、ツラいんだ」って言ったって
そりゃ分かってもらえるハズないな、ということも分かった。

  ……あ、辛い辛い書いてますけど、そりゃ相手にだってよりますよ?
  親やら昔からのアホ友だちや、えげつないブッコミをしても笑える人相手は
  全然つらくないけど。

マ砂漠なんかに暮らしていると、
ヨソから来る「友だち」に出会うことなんかはきっと多くないのだろうし、
人と出会い、交わること自体が、ある程度喜ばしいことなのだろう
(相手が自分にとって安全な相手であることは前提だろうけど)。
自分はそういうのないなあ。

そういう「知らない人を快く人をもてなす感情や行為」に、なにか特別な呼び名はあるだろうか。
それはきっと、「どこまでを同族・仲間とみなすか」の視野の広さとか、
「相手の気持ちや背景に思いを馳せ、共感し、慮れるか」の想像力の強さとかに
因る部分もあるんでしょう。

番組では、どっちかというと番組のクルーの方が「戦闘民族」というフレコミにビビっていて、
彼らが舞のために持参してきた剣を見て戦々恐々とした。そりゃそうだろうけど。
個人的には、戦闘民族と言ったら、
サイヤ人(出典:ドラゴンボール)か、島津家(出典:ドリフターズ)だからやっぱ怖い。
 
 ▼サイヤ人
  

 ▼ドリフターズ
 
 
 
 
■Desertは別腹
 
トゥアレグが住むのはサハラ砂漠の西部なのだけど、
捌くといえば、子どもの頃……今でもだけど、砂漠を舞台したお話や作品て、
いつも死ととなり合わせ、過酷で風景もあんまりかわらない、みたいな閉塞したイメージしかなく、
豊かさや広がりを感じられず、あまり「得意」ではなかった。
嫌いなわけじゃなく、その創作の世界で遊ぶことが出来ず、「不得意」。
マリオとかのゲームでも、砂漠ステージは必ずあるけど好きじゃない。
どうしても障害というイメージで、アドバンテージというか、面白み、喜びに繋がらない。
でもきっとそこに暮らす人たちは砂漠ならではの安らぎとか喜びとかを見出して、
ときにはその恵みに感謝することもあると思うので。
ホントになんもないかもしれないけど。
砂漠での暮らしとか、草原での暮らしとかに、どんな恵みや喜びや安らぎがあるかが分かったら、
そこを舞台にした創作物に対しての理解が広がるんだけどな。
死ぬまでに一度は砂漠行ってみたいと思っている。鳥取以外で。
 
 
 
■オマケ
 
砂漠のことを調べていたら「フェザーン」という地名が出てきた。
聞いたことあるなーなんだっけ? と思ったら『銀英伝』だった。
そしてまた、イブン・バットゥータという言葉も出てきた。
コレも聞いたことあるな、なんだっけ??? と思ったら、『ヤマモトヨーコ』だった。

砂漠の喜びや豊かさについて余すところなく著した作品とかってないかしらね?
高校生の頃『聖刻10XX』シリーズ読んで、
やっぱり砂漠が主な舞台の話だったんだけど、
やっぱり埃っぽいばっかりで、嬉しくはなかったなー。
メカとか魔術とか、キャラクター面では好きな作品だったけどね。

 トゥアレグ族 ▼ https://goo.gl/L3HwDX
 フェザーン ▼ https://goo.gl/iAENMw
 イブン・バットゥータ ▼ https://goo.gl/j9SnMa

 
 
 
■Close

で、上で話したどっちの話題とも関係ないけど(ないのか)、
久しぶりにプレイした『ときメモ4』をフィニッシュしたところ、
伝説の樹の下に告白にやってきたのはずっと懇ろにしていた語堂つぐみさんではなく、
隠しヒロインのハルちゃんだったので驚いた。
おおおおお、キミか!

 Atrdsc_1047_2
 
 Atrdsc_1049
 PSVitaでPSPのゲームプレイしているときはスクリーンショットは撮れないんだな。残念。

どうやら、ラストのホワイトデーでハルちゃんに特別なお返しをしたのが決め手になったっぽい。
いやーびっくりした、語堂さんには悪いことをした……。
ずっと同じ部活、同じ店でバイトしてきて、デートもたくさんしたのになあ。
『ときめきメモリアル』に出会って23年になるが、キミは相変わらず俺を驚かせるなあ。

藤崎詩織さんから初めて告白を受けたのは1996年の3月15日だったけど、
あのときもやっぱり3年目の冬頃から、
それまで仲の良かった清川さんから詩織に心変わりしたのだった。
おかげで清川さんには申し訳なくて、一番好きなヒロインになったんだけど。
Sなのかオレは。
 
 
オイサンでした。
みんな、2次元の女の子にはやさしく、誠意をもって接しような。
生身は知らん。
 
 
 

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2018年3月13日 (火)

■ガンダム3.11 -更新第1105回-

先週の日曜日は3月11日だったわけですが。


3月11日は……3月11日でしたね。当たり前だけど。
3月11日はきっと、日本人にとってこの先もずっと3月11日でありつづけるんでしょう。
8月6日が8月6日でありつづけるのと同じレベルで。

オイサンは、2011年当時も現在も神奈川県住まいではありますが、
何度かこのブログでも書いているように、2011年の3月11日は、関東に、本州におりませんでした。
北海道にいたんですね。旭川です。
デそのことは覚えているし、地震発生当時どこにいて何をしていたかもよく覚えているんですが、
どの様に感じて、何を発信していたかまでは覚えていないので、
その日のブログをちょっと振り返ってみましたところ。

  ■おはようから、おやすみまで~『アマガミ Precious Diary』美也編感想~ -更新第647回- 
   https://goo.gl/P2xv4T

……お。
『アマガミ』のことしか書いてねえぞ。

この人、さてはバカだな?
いやマテマテ、さすがにそこまでバカじゃないだろ。
この記事はきっと、3/11でも地震発生前に上げられたにちがいない。日付跨いですぐとか。
その次の記事はどうなっている?

  ■それでも大地に立つしかないので。 -更新第648回-
    https://goo.gl/tH31Xn

あ、良かった。それっぽいこと書いてるよ。良かった良かった。バカじゃなかった。
3月11日の話題になるたび、自分がどうしても
「いやー、ジブン、北海道行っててよく知らないンすよーw」
っていうスタンスをとらなければならないし、とらずにはいられないことについて
果たしてどうなんだと思っていたのだけど、それは別に
「ちょっと特殊な環境にいたジブン、イケてるでしょ」
みたいなことではなく、「言いにくいことを先に言っておいてる」だけであって、
それを言わずにおれないのは後ろめたさがあるからなんだな……ということに、
日曜日、
町をブラブラ散歩しながら気が付いた。
……のだけど。

  上の記事を読むかぎり、この時点でもうそういう結論に行きついているな。この人は。
  ワリと賢いじゃないか。

自分は、自分だけアウトオブ本州に逃げていたというか、当事者にならなかったという点において、
今でもやっぱり3.11の外側の人なんである。
「あー俺も参加したかったー」
なんて言うとコレマタ炎上必至だけど、いっしょにおみこしを担げなかった……って言うと
また語弊があるな、
えーとですね、
重荷を一緒に背負えなかった、って言ったらいいですかね、
辛さ、怖さを分けて背負えなかった、
自分も隣人も等しくビビっている時に支えになり合うことに参加できなかった、
っていうんですかね。

家族旅行に行くのに、自分だけ仕事であとから飛行機に乗ることにしたら
奥さんと子どもが先に乗った飛行機が落ちてしまって自分だけ助かってしまったお父さん、
みたいな、そういう悪くないのに感じてしまう後ろめたさみたいなものが、
やっぱりあるんですよ。不思議なモンで。

マそれも「ジブンも何らか、ちょっとでも傷を負っていれば後ろめたい思いをせずに済む」くらいの
こすっからい感情なのかもしれませんが。
なんなんでしょうね、このダメ帰属意識みたいなのは。コレ要る?

ホントよく覚えているのが、
2011年の3月11日、そうしてまだ雪の深い北海道を旅する温泉宿で
津波と、原発が吹っ飛んでる映像をニュースで見ていて、
うおー、なんて言いながらチャンネルを変えたら『ガンダム00』だった、
っていう瞬間を異様に鮮明に記憶している。
この『ガンダム00』っていう他人事加減がもう、自分にとって絶妙に後ろめたいわけです。
イヤ『ガンダム00』にも罪は無いんだけど。

ほんとにもう、どういう言葉を使っても怒られそうな文章にしかならないんだけど……
3月11日をむかえるたびに、自分は無傷の自分をちょっとだけ後ろめたく思って、
立ち会うはずだった日本の史上の大事件に立ち会わず、
『ガンダム00』を見ていたことを思い出すんでしょう。

翌日のツイートから。翌日の17時には空港からのバス線は生き返ってたんだからすごいよな。

マそうは言っても自分だって、旅行から帰れば積んであったモノが崩れていたりして、

ムフフなDVDが一枚、割れてダメになってたりはしたんだけど。
それにしたって、ねえ。
だからオイサン的に、3月11日は「ガンダム00後ろめたい記念日」。

シムーンのサントラが一番すっ飛んでいたらしい。

それ以外に、処理できる実感がないんだ、しょうがないよ。

 
 

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