2017年8月22日 (火)

■夏を欺いて。~2017年夏、帰省の日記~ -更新第1145回-

2017年、夏休みの後半戦を……去年と同じ北海道は旭川にあります、
朱鞠内湖の湖畔で過ごして来ましたオイサンです。

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前半戦は前半戦であって、先日まで奈良の実家で過ごしておりました。
今回の主題はこちらの奈良のハナシなんだけど。

サテ23回目の渡道となります今回の朱鞠内、また別で詳しく書くとして、
大体のコースは

 旭川 →(電車で西へ30分弱)→ 深川 →(バスで北へ2時間)→ 朱鞠内

のヨテイ。復路はそのまま折り返しで、最終日に、恒例の美瑛をうろつくくらい。
しかし、旭川に着いてすぐに向かったcafe・花みずきさんが盆休みだったり(去年はちがったのに!)、
深川の駅前のコインロッカーを前もって調査もし、「ある!」ことをアテにして行ったのに撤去されていて
荷物を持ったままうろつくことになったりと、
冒頭からなかなかの荒れ模様です。マ大したこっちゃないけど。

花みずきさんのお休みについてはさすがにどうしようもなかった
(サイトやブログはチェックしてたのに……もしや、Facebookとか別で更新されてるんだろうか……)が、
荷物の方は、実は何とかなった。
昼ゴハンを食べた、深川の「ふじ屋」さんというお店で、
出しなに「どこか近場に、荷物を預けられそうな施設はないか」と尋ねてみたら
「うちの事務所で預かってもいい」と言ってもらえたので、お言葉に甘えさせてもらった。

だが、今日はそれで良いが、明後日も深川をぶらつく予定であるので、
その時もふじ屋さんでゴハンを食べて……というワケにはいかない。
「自分の道は自分で切り開かなければ!」と一念を発起し、某所でチョイと交渉。
あることを条件に、明後日、少しの時間だけ荷物を預かってもらう算段をつけた。

  クックック、この程度、西奈良きってのタフ・ネゴシエーターと呼ばれた吾が輩には造作もないことよ。
  異方から来たというザシュニナとかいう若造との交渉も、私に任せていれば万事うまく運んだものを……

妄想はさておき、駅コインロッカー撤去の理由は、
「利用者数が少ないから」だそうで、マそんなら仕方ないわと思いはすれど決してゼロではなかろうので、
ゼロでない部分の救済策は考えておいてもらいたかったと思う。
マそれも「取りこぼしても仕方がない、そのくらいなら惜しくない」と思える程度に
観光客がにぎわっているのなら、こちらから言えることは何もないんですけどね。
オイサンの様な、一人歩きのロンリーウォーカー旅人マンにとって、
「荷物を預ける場所がない」というのは致命的、
もうそこは訪れる対象から外さざるを得ないも同然なので、
出来ることなら何か考えておいてもらいたい所存である。

尚、旭川のエキナカのコインロッカーは、大多数のコインロッカーが
「そんなこと簡単に想像がつくはずなのに恐らく何らかの理由があってその条件を満たせていない案件」
No.1であるところの、
「コインロッカーコーナーに両替機があるととても便利」
を満たしてくれたので最高に最高であると言わざるを得ない。
イヤね、ホント少ないんスよ。両替機が設置されてるコインロッカー。
マ管理する側にしてみれば、ただでも管理が面倒なのにこれ以上余計な手間が増やせるか!
ってなモンなんでしょうけれども、それがあるだけで利用者はそこそこ増えると思うんですけどね……。
しかし、「小銭を作るために近隣の店舗・自販機で買い物をする」ことを見込んでいる、
それを常識としているような面が、きっとあるのだと思います。

うーん、勘弁してほしいなあ。

ちなみに、荷物を預かってもらう交渉相手に、これからドコ行くか尋ねられた。

  オイサン「これからバスに乗って、(深川から)朱鞠内湖まで行き、2泊して戻ってくる」
  おばさん「あー、じゃあ深名線(深川~名寄を結ぶJRバス路線)に乗るのね。
       うちの息子が運転手やってるわw」


と、なんかよくわかんないほっこり情報を得た。なんなんだ。

お宿は昨年と同じ、レークハウスしゅまりないさん。
ダッチオーブン料理と朝晩のゴハンのおいしさ、
スタッフさんのキャラの面白さや宿の謎ギミックの数々が忘れられずに投宿。
しかし、ところどころマイナーチェンジしててツッコミどころは随分減ってしまった……。
本棚の本のラインナップとか、廊下に突然現れるパットゴルフのナゾ加減とか、
廊下の壁に、デカい虫みたいに貼りついてるルーターとか。
イヤいいんだけどさ。



■夏休み前半戦、帰省中の出来事 in 奈良



2017年・夏の帰省が終わった。
なんだろか、何かしらやったけど、何にもしなかったような気もする。
そんなフシギな、5日間の日記。



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■1日目 8月11日(金・祝)
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帰省の新幹線は、14時半頃。
本当は早朝にしたかったのだが、出遅れてしまってとれなかったのです。
新横浜には12時半頃に着いてしまって、いつもの如く新横浜のポティエコーヒーに潜伏して時を待つ。
もう少し早く出て、お昼ゴハンはエキナカのコロラドで本格的にゴハンを食べてしまえばよかった。
どうもこの店の存在をいつも忘れてしまう。ワリといい位置にあるのだが。
新横に着くなり、イヤなアナウンスが耳に入った。

  「本日はたいへん混雑しており、自由席に乗り切れない。
             なので特別に指定席車輛にも立つことを許す」

だと。バカを言うな。乗車規制せえよ。
指定席の快適さを維持するのがスジではないのか、なんのための指定料金だ。
あんなモンにウロウロされたら鬱陶しくてかなわん。
……と、腹立たしい気持ちで待ち時間を過ごし、色々策を考える。

ポティエコーヒーにはゴハンメニューはあんまりないと思っていたが、
サンドイッチやスパゲッティなどそこそこあった。
サンドイッチが高いうえにもう一つっぽかったのでスパゲッティにしたが、
ランチメニューではないレギュラーメニューの方のサンドは良さゲだったのに気付けなかった。
次回はそっちにしよう。

サテ出発直前、自由席難民の流入を恐れてグリーン車への変更を試みるも、
夕方までは何もかもが満席だという。これは本格的な帰省ラッシュのはじまりだ。
オノレ愚民どもめ、いっぺんに移動し過ぎだ。
大した用事があるわけでもなかろうに、関東でじっとしておられんのか。私の邪魔をするな。

  マ結果的には、自由席難民がオイサンの車両まではやってくることは全然なかったんですけども。
  あーハラハラした。余計な心配をさせるな、メンドクサイ。

京都で降りた際、西日本のクワッとした西日の暑さに思わずうなってしまう……が、
フム、普段の関東の不快な湿気に比べれば、全然どうということはない。
尚、この日は関東が随分涼やかだったらしく、
同日から始まっていたコミケ(11日(金)~13日(日))に参加していた隊長からは
「物足らん、試練が足らん!」と声が上がるほどであったが、
関西も、普段のあの嫌らしい気持ちの悪いザ・関東湿気熱に比べれば可愛いものである。
若干カラッとしているくらいだと思うぞ。

京都からは在来線に乗り換えて小一時間。最寄駅で降り、ホーム上からいくらか写真を収める。

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地元の町の、小中学生の自分か、母に誘われてよく行っていた駅前のテナントビルの2階に、
ボンボニエールという喫茶があった。
その店がとうに無くなっているのは知っていたが、
その跡がどうなったかがなんとなく気になっていたのでそれを見に行き、
ついでに明後日行くつもりにしているラーメン屋の盆休みスケジュールを確かめ、
地元スーパーの中のおもちゃ売り場はいまどうなっていたっけ? などなど、
ナワバリの巡回+ポチポチと写真におさめながら家路をたどる。
我ながらよく通報されたりしないなーと感心する。ワリと怪しいと思うんだけど(自分で言うかよ)。

  ところで、今回の帰省では、写真がなんかイマイチだったなと感じる。
  具体的に何がということはないけれども。
  自分のアウトプットに、最近ちょっとご不満です。どうしたんだろう。

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町並みに大きな変化はなかったが、駅前に二階建てのロソーンが出来てたり、
母校である小学校の前を通る細い通りの奥まったところに
突然こじゃれた感じのレストランが出来てたりしたのが更新ポイントだろうか。
他には、新しくたこ焼き屋が出来ていたりして、実家に帰るなり母が
「ドコソコに新しくたこ焼き屋が出来たけどちっとも営業していない」などと言われても、
「そこやったら帰ってくるときやってたで」と即座に対応出来てしまって驚かれたりもした。
ここは私のナワバリだからな。
家への到着は18時過ぎで、他には何もできず。父も母も、マ元気そうである。
家の中は特に
晩ゴハンはスズキの塩焼き。ンマかった。

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■2日目 8月12日(土)
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この日は、父が事前予約してくれていたおそば屋さんへおそばを食べに行く。
そばごときに予約とは大仰なと思われるやもしれませぬが、十割そばは予約分しか打たないのだそうな。
そのあとついでに、私の誕生日プレゼントを見繕ってくれるというので、
近隣のデカい百貨店+イオンの複合施設へ赴くことに相成った。

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「そのそば屋のおばちゃんは愛想が悪い」と母親から聞いていたが、特段悪い感じでもなかった。
やはり関西では、愛想悪い、ノリ悪いと判定される閾値が低いのだろうか。
求められるサービス精神の高さ(サービスの質の高さではなく、あくまでおサービス精神の高さである)が
ハイである気はする。

  愛想の悪さで言えば、オイサンがこっち(関東)で馴染みにしている
  世界一うまいカレー屋の主人の方が百倍愛想がないと思う。
  しかしそれでも、それを分かった上でその店のカレーが美味いのでその店に行くのだ。
  「そのカレー屋は、食べログに書かれるくらい愛想が悪いぞ」と母に自慢したが、
  このそば屋のおばさんも食べログに書かれているらしいw くそうw 引き分けかw(競うな)

おそばの他に、そば屋のサイドメニューで定番の野菜天ぷらと出し巻き卵をご注文。
パプリカの天ぷらがことのほかうまかった。
出し巻きもなかなか。大根おろしが辛いのはポイント高い(謎のポイントシステム)。

  しかしまあ、こんなところで生意気にも「なかなか」とか言ってしまうから、
  「外食してるから舌が肥えてる」とか言われてしまうのだろう。
  イヤ、ぜんぶ美味しいんですよ?

肝心のおそばは、……まあまあ、普通でした。これは後日、車で二人になった時に父自身も言ってた。
「モ一つパンチがきいてない」というのが一致した見解。
マ父は、日本のザ・そばどころ・島根出身(出雲ではないけれども)なので致し方ない。
出雲そばのパンチ力は、日本の他のそばどころと比べてもアタマ一つ抜けてるからのう。

   ……誤解のないように申し上げておくと、「一番うまい」と言っているわけでなく、
   あくまでも「パンチ力」というパラメータが突出してる、と言ってるだけですからね。
   繊細さとか、香り高さとか、他は他で優れてるおそばがある、と思いますよ。
   危ないアブナイ。戦争になるところだった。


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店の駐車場が2台分、しかも縦に停めるレイアウトであってコレマタなかなか利便性が高くなく(婉曲表現)、
父の停め方がセンタリングが利いていた感じ(超婉曲表現)であったため、
後から来た人が停められず、停め直すことになった。
マそれ自体は特に問題ではないのだが、その際、

  ウチのクルマを一旦出す
     → 後から来たクルマを先に(奥に)入れる
         → ウチのクルマをあとから(前に)入れる

という形になって、マそれも別に普通だな、と私は思っていたのだが、母はコレを
「どうしてウチのを先に出す前提で考えたのか?」
と、微妙に納得がいっていないご様子であった。
「さっさと食べて出て行く、という父の意志表示か?」と受け取ったらしい。
母はゆっくりしたい派の人なので、人となりも理解した上ではわからないではないが、
一般的に考えたら「先に来た人が先に出ていく」としておくのが、
万人と相対して一番ケンカにならんで済む考え方ではあろう。
なんとなく「なるほど」と思った一幕であった。

あとこの店はトイレも奥に長い間取りになっており、
座って用を足していたらノックされても手が届かない怪物くん仕様であった。
縦長のスペース構成が好きなのだろうか。

サテ食事も済んで買い物へ向かう。
2、3駅ほどの距離をクルマで走ると、同じ道を以前ジョギングで走ったときにも感じた、
奈良という県・市は、あまり潤沢に儲かっていないのだろうか、という話題になる。
そう、道がよくないのである。
マこれまであまり商売っ気がなく、宿泊する場所が少ないことは知っていたが、
そこそこ稼いではいるものだと思い込んでいた。
最近は宿泊施設の増強にもチカラを入れていると聞いてはいるが、どうなのだろうか。

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  関係ないが以前京都でタクシーに乗ったとき、運転手に奈良から来たことを告げたら、
  「奈良はリニアも通る言うのに、泊まるとこもありませんですやろ、やる気があるんかねえ」
  と悔し紛れにかイヤミを言われたことがある。
  そんなもん吾輩に言われたかて困る。

買い物は……めぼしいアイテムが見当たらず、本来の目的は失敗に終わった。
母の誕生日も近いのでそのリサーチも兼ねて母の動向を観察してもいたのだが、
クツの売り場に吸い寄せられていくからクツが欲しいのかな? と思えば、
今度は陶器の売り場に吸い寄せられ、
挙げ句にカワウソの形をした涼感抱きマクラに吸い寄せられていくもんだから、
結局何が欲しいのかは分からずじまいであった。何でも欲しいだけだろう。

しかし奈良は、ただの駐車場でも景色がいい。安心する。

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買い物を終えたところで、ちょっとひとりで奈良(駅の方)まで行きたい、
ついてはここで分かれて単独で行動すると告げたところ、奈良駅までは乗せて行ってもらえることになった。
目的は……コレを撮りたかったのである。

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以前、ツイッターのフォロワーさんに存在教えてもらってから、
場所のアタリは大体ついていて、行けない場所では全くないのに
見逃していたコトがなんとなく悔しかったのである。

奈良駅へ向かう途中の交差点で停まった時に、
角にあったパチンコ屋に老人が何人も吸い込まれていくのを、母が物珍し気に見ていた。
オイサン的には珍しくもなんともないが、母はそういうのを見慣れていないらしい。
まあ縁がないからな。

三条通を東進し、猿沢の池のほとりでおろしてもらうと……
この炎天下に、まあ人が多い。
ホリデーシーズンに日本有数、否、世界でも有数の観光地に降り立ったのだから無理もないが。
しかしさすがにこの暑さに異人さんたちも辟易されているようである。
堪能して帰れ、そして郷里の知人に喧伝するがいい。奈良は暑い、蒸し暑いと。
そういえば父母から聞いていたが、この一週間、奈良の夜は燈花会としてお祭りになっているらしい。
そりゃまあ人も多いか。

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目当ての物は2分も歩かず見つかった。
ウーン、前見たときは、こんな雑な置かれ方してたっけなあ。
よく盗まれないもんだな。

目的はアッサリと達成したが、このまま帰るのももったいない。
て言うか、両親よりも家に先に着いてしまう可能性がある。鍵を持っていない。
ので、近場で目についた大乗院庭園と、鷺池の浮見堂を見て帰ることにする。
不審ヶ辻子(ふしんがづし、と読むらしい)などという怪しげな小道を抜けて大乗院庭園へ至り、
一回り&一休みしてから瑜伽神社を経由して浮見堂へ至った。
瑜伽は「ゆうが」と読み、サンスクリットに由来するそうな。ヨーガと語源が同じ、とも。
燈花会の準備なのだろう、赤いTシャツを着た準備団体が忙しく動き回っている。
ご苦労様です。

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ほどほどの時間になったので、駅の方へ向けて折り返す。
奈良公園の中を仔ジカの姿をめでたりしつつ歩き、多少店屋でも覗いて行くかと
方角を再び猿沢の池へと向けた。
そこで目についたのが……坂の上から猿沢の池を見下ろすことの出来そうな、潜まった間口のお茶屋さん。
わらび餅やら氷やらと、火照った体を誘惑していらっしゃる。
思えば奈良に暮らして20年、観光客の気分を知るようなことは一切してこなかった。


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せっかくだからここはおノボリさん気分を出してみるか、これも何かの縁だと、
到底格別な味を出してなどいそうもない、雰囲気重視ゲなその店ののれんをくぐってみた。

  ……などと失礼な書き方をしてますが、
  決してチャラついてもいない、なんなら結構な歴史のあるお店だと思われます、
  立地的に。

わらび餅とアイスコーヒーを注文しましたが、
アイスコーヒーよりも、最初に出てきた冷茶の方が美味しかったような気がする。
おかわり用のちいさなポットもついてくるし、大変良い雰囲気でした。
あと、眺めも良い。
後から入ってきたカップルさんの黒づくめの女性が大変良い前髪パッツンわがままボディで
ちょっとうらやましかったです。
くそう。
この後京都のホテルで、そのわがままボディをほしいままにするのか!!(下品)
お会計が1100円だったか……小銭を探したが見つからず、
2000円出したところ
「100円玉があったりは……しないんですよねw! そうw!
 ごめんなさい、2000円出されてるんですもの、ないんですよねw!
 ホントごめんなさい変なこと聞いちゃってww 気にしないで下さいねww」
と、なんだか猛烈にフォローされてしまった。スマヌ、本当になかったんだ。

くだらないおみやげを探して、三条通りのおみやげ物屋を物色すると……
あったあった、くだらないのがw
とりあえず「シカ飛び出し注意」のクリアファイルなどをゲット。他にもいくつか。
このテのは初めて見た気がするけど、最近出始めたんだろうか?
「熊出没注意」に随分とおくれを取ったな。オイサンもこの発想はなかったけど。

しかしそれより驚いたのは……この、5つの塩シリーズ!

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それの、奈良県限定バージョンが売られていたこと!!
な、なんだってー!!
……イヤ、そんなビックリするようなことかと思われそうですが。
そして確かにその通りなんですが。
これにはちょっとマクラがありまして、
上の画像をツイッターに上げたときにやたら喜んでくれた食いつきのイイ関西人がおられ、
「そんなん関西にはないw!」と喜んでくれたのですが、
その彼と最初にお会いしたのが猿沢池だった、という、なんというか、
奇跡のような冗談のようなめぐりあわせ。灯台もと暗し。モッてるなあ。

デそのお塩5点セット、
買いもしない物の写真を撮るわけにもいかず、かといって、
買うかっつったらネタのためにそれもどうやねんっていうのもあって買わなかったので
証拠はないんですけれども。
うーん……。次行った時もあるかなあ……。
お疑いの方は、奈良の三条通り、猿沢池から4、5軒目あたりにあるおみやげ屋さんに行って
お確かめいただければ。
そもそも、奈良の塩5点セットて。そんなに塩なんかあるんかい。
シカの汗から乾かしてとった塩とか?

くだらない衝撃を受けた後は、アニメイト奈良に寄って帰ります。
母が「『白暮のクロニクル』の10巻だけ、どこ行ってもない!」と嘆いていたので、
あれば買って帰ろうと思ってましたがなかった。

近鉄奈良の駅前に着くころには、時刻は17時。
夜にはお祭りとあって、人の数も指数関数的に、天文学的に増えてきました。
さっさと退散しないと死んでしまう。
しかし、近鉄奈良駅の中の様子を見るにつけ、昔に比べれば、奈良もワリカシ商売っ気が出てきた気がする。
ゆるキャラも、「せんとくん」みたいなシルクロード博の出がらしみたいなキャラじゃなく、
「しかまろくん」なんていう……中途半端に媚をうったキャラを打ち立ててきたようです。
……どこのバカだ!! こんな何のエッジも利いてない、ねむたいキャラにゴーサイン出したのは!!
センスのかけらもねえな! これだったらせんとくんの方が、周り見えてない感高い分、710倍マシだよ!
ヨソの県が多少しょうもないキャラを打ち出してても腹は立ちませんが、
自分トコのキャラがこう、中途半端にセンスないと……恥ずかしいし、腹が立ちますな……。
まったく。

この日の晩ゴハンは、島根生まれの父が郷里からわざわざ取り寄せてくれた鰻。
マ昨今のアレやコレやもありまして、なかなかおおっぴらには喜べないところもありますが……
やっぱうめえわ。

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昔食べた天然モノに比べると、養殖物は脂のノリ方がちょっとわざとらしいというか、
CGみたいだけど。
「天然モノはとてもじゃないけど手が出ない」とは、
仕入れてもらった業者さんの弁だとか。仕入れることも出来ないんだね。
そりゃまあ、絶滅危惧種だもんね。
ありがたやありがたや。これが最後になるかも知れんのだなあ。



一旦ここまで。3日目~5日目は後日。
オイサンでした。



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2017年8月14日 (月)

■賢者のいた夏 -更新第1143回-

 前の日の晩、『ドラゴンクエストXI』でロリババア的天才こましゃくれ魔術少女のベロニカと、王道おっとり系癒し手美女・セーニャの姉妹が仲間になったのだが、その正式なパーティ参入の場面で彼女たちは主人公であるプレイヤーの分身の前に跪き、「私たちは勇者であるあなたを守ります、最後までお供します」と誓うように言い、そのあまりに電撃的なシナリオに、この数十年ですっかり飼いならされふやけてしまっていた私の心は痺れてしまった。RPGのシナリオといえばキチンとした動機や説明可能な状況があって、理路整然と導かれる流れの上で大変親切に仲間になるのだろう、そういうモノだと飽き飽きし、正直に告白すると、今回の『ドラクエXI』の事前情報の殆どすべてであったオープニングのPVを見た時点で既に、無意識にその流れの様なものを思い描いてしまっていたのである。『自分は、否、お前はそうだったのだ』と、跪く姉妹を見せ付けられて気が付いた。今思い出しても、その快感と背徳感にゾクゾクする、私のRPG歴において屈指の名シーンであった。

 そんな電撃的な体験の中でショックのあまり眠りに落ちた翌朝、そんなこともサテおき、私は郷里の実家に帰省していたのだが、十年間も眠らせていた金融的な手続きのためにポストオフィスへ赴かなければならなかった。世間はおりしも盆休みの真っただ中である、地元の小さな局は老人や普段訪れることの難しい勤め人たちでさぞごった返しているに違いないという私の読みに反して窓口は大変よく空いており、手続きはスムーズに終わった。お金ほしい。


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 夏空は鮮やかだった。少年の日、走りも転びもしないのにいつの間にか拵えていたひざ小僧のすりキズを、今は亡き祖母が消毒してくれるとき使っていた脱脂綿に似たカタマリの雲がポカポカと浮かび、郵便局の建つ大きくもない川沿いの国道の上をはしっていた。


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 その川沿いの道に私の通った小学校があり、タバコ屋があった。タバコ屋にはあるじがいる。古い店構えに似つかわしく外に向けた窓口があって、あるじはそこに座っていた。あるじには、客に備えじっと外と相対しているような殊勝さはなく、冷房がなくて暑いのか、ランニング一枚の背中を向けて、新聞を読んでいた。思えばあのあるじは私が小学生のときからずっとあの店にいる。店は、昔はタバコ屋であり、駄菓子屋であった。通学路にあるから、小学校に上がると同時に、私がひとりで活動可能な行動範囲の一部になった。それは即ち、私という人間の、外社会の一部になることだった。私はあの店で、ベビースターラーメンやあやしいラムネ菓子を、バカで品のない友人たちと買って食べ、今では我が父もすっかり禁煙してしまっているが、父や祖父に、昔はいまみたく子ども一人には売れないことも、年齢確認が必要でトラブルになるようなこともなかったから、タバコを買いに行かされたものだった。あるじは私というちいさな社会のほとんどはじめに組み込まれた、経済の人だった。


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 店は今では少し鞍替えをして扱う品をタバコ一本にしぼり、それも店内ではどうやらカートン売りしかしておらず、小分けに買うなら外の自販機を使わせる、あとはそれと並んで外にジュースの自販機が外にあるきりというものらしかった。窓口から見えるのは、あるじの白いランニング一枚の背中と、頭頂部から髪が撤退して出来た、30年前と同じ落ち武者風の禿げアタマ、そして堂々と二面分を広げて読む新聞だけだった。あるじの風貌も、佇まいも、店構えと同じで30年間変わらないように私には見えた。私はあるじの声を知っていただろうか。幼い頃、買い物をしたときに聞いた「30円」「50円」などと、まだ消費税が始まる前の、今ではすっかり珍しくなったキリのいい値段を告げるおぼろげな声の記憶しかない。それさえもあとから風貌を見て付け足した不確かな印象でしかないのかもしれない、どころか、その可能性の方が高かった。そもそもあの商い……仕事は、儲かるのだろうか。自分や誰かを養うに足る収入が上がるのか……もしかすると他にも仕事を持っていて、タバコ店のあるじは一種の道楽か刺身のツマ程度の物であるのかもしれない、否、そうある可能性の方が高い気がするが、翻って否、道楽であれば尚のこと、この暑い日なかにグンゼ一枚の背中を晒し、狭い小屋に、世間から居場所を追われる続ける不健康商品の山とともに立て篭もり続けることなどあるだろうか。欠かすべからず糧であるか、職務に高い誇りを持てばこそ、ああして長い時間を粘り続けているのではなかろうか……。


 そんな風に考えていると……衝動的に、あるじと話がしたい気持ちが抑えがたく湧き上がってくるのを、私は胸に感じた。30年。30年、30年……あるじも又、一人の賢者であったのだ。私はこの先の小学校を出た者で、幼い自分、40年近く昔からあなたを知っている。この店でも何度も買い物をした。あるじよ、あなたはどうなのだ。体は大丈夫なのか? 歳は、いまいくつなのか? ずっとここにいるのか? ずっとずっとここにいるのか? 奥さんはあるのか、子どもは? これだけで暮らしているのか? 友だちはいるか? 他に趣味は? 好きな食べ物は? ずっとなのか? ずっとずっとなのか? いつからいつまで、どうなのか? あるじよ、あなたはどうなのか? 最近どうなのか。あなたの世の中は最近どうなのか。どんな気持ちで何を考え、何を望んで何を厭い、明日もここに座るのか。あなたはいつからいつまで、こうしてあなたであるのか。こうしてあり続けた時間の全てが、あるじよ、あなた自身であることには、もはや何の疑いもないだろう、あなたを作り上げた時間にあなたは感謝するのか、それとも憎しみを抱いているのか、そこに滲んだあきらめはあなたの友だちなのか。タバコは好きなのか?


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 冷房もない聖域にランニング一枚で座る、たかがそのたたずまいをことさら持ち上げるつもりはない。オッサンだ。爺さんだ。子どもに言わせりゃはげジジイ、その通り、大したモンじゃない。あるじもまた、ありふれ切った世界にひとつだけの、誰もがそうであるように、とるに足らない花であった。

 私はあるじに話しかけたかった。こんにちは、僕はそこの小学校を卒業したんですよ……尋ねたかった? 違う、ただ伝えたかったのだと思う。私はあなたを知っている、三十数年間、あなたを知っていたのだと伝えたかったのだと思う。しかし私は考えてしまって、そんなことを聞かれたり言われたりして困ったり怒ったりしてしまわないだろうかと考えてしまって、その奥に隠れているかも知れない自分の本当の気持ちもよく捉えられないまま衝動に囚われ、30年前の小学生に還ることが、ついに出来なかった。自分でさえ困ってしまうことなのだから。「帰ったら近場のケーキ屋に誕生日のお祝いをしに行こう」と言った父母を待たせないため、その時は店の前を通り過ぎ、夕方、もう一度訪れたときには、店はもう閉まっていた。まだ五時にもなっていなかったというのに。降りたシャッターに閉ざされた、まるでムーミン谷の釣り小屋のようなタバコ屋を見て、私は少しホッとしていた。これでもう、おかしな衝動に悩まされないで済む。

 ――と、そんなことを四十二回目の誕生日の今日、惟った。次の機会に保留しただけとも言えるかもしれない。次の機会。人はあっけない。あるじは幾つなのだろうか。からだは、大丈夫なのだろうか。賢者のいた夏。知恵は失われ、クエストはもう終わらない。


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オイサンでした。
 
 
 
▼セシルのいた夏 笠原弘子 
 
良い歌なのに、なんなんだこの動画。

 
 

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2017年8月 8日 (火)

■『ガンバード』のこと。 -更新第1142回-

初代PSを購入した時、いっしょに買ったソフトが、兄は『MYST』、自分は『ガンバード』だった。今でも初代プレイステーションの本体で『ガンバード』を遊びたいなと思うことがままある。当時プレイステーションはオシャレな機体だったが、いま見てみると、鼠色をしたプラスチックの筐体で、いま現在クールとされるクールさは備えてはいないが、ワークステーションが「ワークする」のと同じ立ち位置で「プレイ」することに相対するためのマシンとしては、必要十分なクールさを具えていたと言えると思う。あの無愛想だけど可愛らしい手触りと風合いの、本体とコントローラー。まだアナログスティックが備わる前の、こちらもまた、いま見るとシンプルだが当時としては革新的だった「足つき」のコントローラを握り、「メモリーカード」というそれまでのゲームマシン上では見慣れなかったデバイスを使って遊ぶ、あの時代の感触に立ち戻りたくなる。メモリーカードを使ったデータ管理については、兄に「使い方は分かるか? 注意しろ」と釘を刺されるくらいだった……実際使ってみたら別にむずかしいことはなくて、逆に「あんなに念を押されるくらいだからこんなに簡単なはずはない、自分はなにか手順を見落としているのではないか?」と深読みしてしまったのも良い思い出だ。当時の自分の話をすると、大学での立ち振る舞いが上手くいっておらず、いま思うと軽いノイローゼ、鬱にかかりかかっていたくらいだった(と思う)。ずっとうつむいて、背中を丸めて歩いていたことを覚えている。なぜそれを覚えているかというと、「胸を張って歩けば、なにか変わるかもしれない」とあるとき何かの拍子に思って、それを境に俯かずに歩くことを意識し始めたからだ。そんなこともあって大学に居場所がなく、大学だけでなくて、当時一生懸命にやっていたこと(演劇だ)も捨ててしまって、心のよりどころも失っていた。「自分とはこういう者である」という手がかりを一切失っていたのだ。自分は高校生までオタクだったから(それ以降や今そうではないというのではない。大学のその一時、オタク文化へのタッチをしていなかったのだ)、とりあえず「そこ」まで戻ろうと躍起になって、なにか手を付けられるオタク分野の中にある作品を探して、見つけたのが『それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』だった。正直、無理にのめりこもう、好きになろうとしていたきらいはある。面白くなかったわけではもちろんなくて、十分に面白かったのだが、心底ホレ込み、のめり込んでいたか? と言われたら……そこまでではなかったことを素直に告白しておく。但し逆に、その様な思いで、このような時期に深くコミットしていた作品だから、皮肉にも自分の心に深く残る作品にはなってしまった。そして、『ガンバード』である。『ヤマモト・ヨーコ』は、シューティングゲームをこよなく愛する女子高生、山本洋子の物語である。大学生の自分が、自分という存在の手掛かりを探して縋り付いたのが、家庭用テレビゲームにかじりついて熱中し、幸せな時間を過ごした高校、中学、小学校時代の自分の姿だったのだ(うちに任天堂のハードしかなく、RPG嫌いの山本洋子がSFCというハードを憎んでさえいたのはこれまた皮肉だったが)。そして、小中学校時代の自分を一つのところに固定していたのはまぎれもなく、シューティングゲームが好き、ひとりの連射小僧だということであった。かくて、よりどころを失っていた自分は家にあったSFCで夜通し『ロマサガ2』を遊ぶ傍ら(こちらはこちらで、夜通し『ロマサガ2』をやって、明け方に寝ていたものだから、父は私のことを心配してくれていたらしい……不満をもらしていただけかもしれないが)、中古で安く買ってきた『サンダーフォースⅢ』をプレイしていたのだが、ある時兄が持ちかけてきた「金を出し合ってプレイステーションを買わないか」という提案に乗り、記念すべき購入1本目のソフトとして『ガンバード』を選んだのだった。自分のシューティングプレイスタイルは、上手でもクレバーでもなく、とりあえず(ノーコンティニューで)1周出来れば良いという、ボムも使いまくりのブサイクなものだった(それでも1周するのがやっとだった。持ちキャラは鉄だ)が、それでもそうしてプレイすることが、自分が自分の位置に戻るための十分な手掛かりにはなってくれた。正直に言うと、『ガンバード』もまた、『ヤマモト・ヨーコ』同様、心の底から面白い、素晴らしいと感じるゲームではない。ゲーム自体の自分にとってのインパクトは、のちに出会うことになる『アインハンダー』や『スカイガンナー』の方が上だ。けれども、それでも、この出会いがあったことで、『ガンバード』は自分にとってなにものにも代え難いオンリーワンの、超オモシロゲームなのである。
……しかしもう一つ気になるのは、あの時、「胸を張って前を向いて歩く」ことのきっかけを作ってくれたモノがなんだったか、思い出せないことだ。そこにもなんらかの作品の存在があったと、オイサンのおぼろげな記憶の断片が言っている。


▼ガンバード OP 大空の冒険者
  
  
  

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2017年8月 7日 (月)

■アルファロメオのスパイダー!~クモの巣ひびのバラード~ -更新第1141回-

昨年12月に買ったばかりの吾が輩のスマホの画面に、一条の亀裂が走っていた。
亀が裂けると書いて、亀裂。なんて恐ろしいんだ。

とはいえ、実際に画面が割れているワケではありませんでーしたー!!
いえーい! びっくりした!?

……イヤ別に何も、冗談のために手の込んだことをしているわけではない。
ヒビは、貼り付けた保護ガラスにだけ入っていたのだ。

落っことしたとかぶっつけたとかしたワケではなく、
本体の掃除をするときに一度カパッと剥がし(外し)、
また元に戻そうと手に取ったときに力が入り過ぎて、
ぐにゃっと斜めに歪んで「パキッ」といってしまったのだ。
なんてしょうもない割れ方。

しかし、画面を見る角度や光の加減によっては、このヒビは全然見えなかった。
実際に使うポジション(手に持って正面から見る)では、本当にキレイに消える。
机に置いてあるのを斜め上から見下ろすとハッキリ見えたりする程度なので、
不自由はないし、マしばらくはこのままでもいいか、と思ってしばらくはそのまま使っていた。

……と、そうして見たときに、今まで不思議に思っていた、電車の中などで頻繁に見かける
「スマホ超バッキバキくもの巣サラリーマン」とか
「スマホ超バッキバキくもの巣OL」とか、
「スマホ超バッキバキくもの巣ウェイ」
あまつさえ
「スマホ超バッキバキくもの巣JK」とか(みんなおんなじやないか)も、
ひょっとすると同じ事情の上で、超バッキバキくもの巣スマホを使っていたのではないだろうか?
というところに行き当たった。

オイサンの目からは超バッキバキくもの巣スマホに見えるけれど、
彼らが使っている角度からは、あのスマホの超バッキバキなくもの巣ヒビは見えていないのでは!
とか、
もしかしたら超バッキバキくもの巣なのは表面の別貼り保護ガラスだけであって、
本体ディスプレイには、超バッキバキくもの巣ヒビは入っていなかったかもしれない!
なんてことだ!!

俺は今まで、

「なんであいつら、スマホを超バッキバキくもの巣のまま使ってるんだろう、
 使いづらくないのだろうか、
 超バッキバキくもの巣を直すのにお金がかかるのだろうけど
 なんておかしな連中だ」


と思っていたが。そうかそういうことだったのか、
すまない、
スマホ超バッキバキくもの巣サラリーマン
スマホ超バッキバキくもの巣OLスマホ超バッキバキくもの巣ウェイ
そしてスマホ超バッキバキくもの巣JK
オイサンの目には映らなくとも、君たちの目にだけ見えている事情があったのだね。

そんな、世界のスマホ超バッキバキくもの巣事情はさておき、
オイサンの保護ガラスヒビの問題とは別に、
「粘着力を失って頻繁にカパカパ外れる問題」が発生したために買い替えを余儀なくされて
新しい物を購入したのですが。

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色を間違って白いのを買ってしまった……。
アマンゾで注文するときに色を確認しなかったのだ。
これはサテどうしたもんか、とコンマ3nsほど思案した挙句普通に貼ったのだが(優柔不断か)、
これはこれで悪くない。
というワケで、メーカーさんは保護フィルムのカラーバリエーションを
色々と出してもらいたいと思います。
ビビッドな色のヤツから、中間色まで。

気が向いたら買ってやらんこともない。勝手か。
オイサンでした。


 

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2017年7月12日 (水)

■ご注文はうさぎ丼、千夜ダクで。 -更新第1136回-

先日、毎朝朝ゴハンを食べている某超有名牛丼チェーンに、
オイサンうっかりしちゃって小銭入れを置き忘れちゃったんですよ。
エエ。
小銭入れ。
おうちのカギとか、パスモとか入ったやつですよ。
ねえ。

そしたらもう、受け取りに行かないと。
あ、あったんですよ。お店に。
置き忘れちゃっただけで、10分くらいして気が付いて、すぐ電話したから、出てきたんです。
お店にあった。見つかった。
それはまあ良かった。
だからオシゴトの帰りに受け取りに行かないとっていうんで、
お店には電話をして、その日はオシゴトの後に英語研修なんかあったモンですから、
ちょっと遅くなっちゃって。
受け取りに寄れるのは21時くらいですかねー、なんつって。
連絡してね。

それで、夜ですよ。
英語の研修も終わりまして、じゃあ受け取りに行くかー、なんつって、
エッチラオッチラ、歩いて……15分くらいですかね?
朝からひと駅ふた駅歩くシゴトバまでの道のりの途中にあるもんですから、
そこそこかかる。
マ自分は歩き慣れたモンですからそう遠いとも感じませんが、
普通に東京で通勤してる人は、遠いねーって思うでしょうね。15分っつったら。

サテまあその15分を歩いてお店に着きまして、
朝の時間帯には見たことのない、多分夜シフトのバイトのお兄ちゃんなのでしょう、
いらっしゃいませー、なんつって呑気に、
イヤ呑気にってこったあないな、オシゴトですからね、彼らはアレが。
そのお兄ちゃんに、カクカクシカジカ、朝忘れ物して電話した者ですけどっつって、
事情を説明しましたらまあ、教育とマニュアルがしっかりしたモンで、
スッと忘れ物が出てきた。
そうするとまあ、聞かれるワケですよ、


  「いくらくらい入ってました?」


って。
そりゃそうでしょうね?
ガワは無事に届いたものの、中身がスッポリ抜かれてた、なんてケースも、まあまあ、
世知辛い世の中あるでしょう。
あちらさんもその辺はキチンと把握をして、
何か問題があればお巡りさんにご報告なされたりするんですかね、
それは分かりませんけれども、
中身は確認なさった、ということでしょう。それはもう致し方ありません。

それでオイサンも、記憶の限り、細かいところはチョイチョイと置いといて、
えー、大体XXXX円くらいですかねーと申し上げましたところ、
お店の方も遺失物帳票みたいなのと照らし合わせをなさって、
チラッと見えたんですけど、オイサンの言った内容と、何ケタかあるうちの、
百の位までは合っていた。

ああじゃあ大丈夫ですねー、ここにサインいただけますかー? とおっしゃるので、
こちらだってまあそれなら安心するじゃないですか、
ハイハイーなんつってサラサラッと名前を書いて、
お手続きはそれで無事終了。
アッサリしたもんですよ。
それでお店を出ました。
中身も減っていなかったようだしメデタシメデタシってなもんで。

しかしまあ、一応、鍵やらパスモやらありますんでね、
一応ジブンの目でも中身を確認しておこうか、
他に大事なモンは入ってなかったはずだしー、
って駅への道を歩きながら、カードなんかも入る二つ折りの小銭入れをパカッと開



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うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいええええええええええええええええええええええええええええええええええええお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



見られたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ次行ったら絶対「ご注文はウサギですかあwww???」って聞かれるうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう絶対へんなあだ名つけられてるうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



……マいいか別に。



あだ名つけるなら、チノちゃんって呼んでね?

推しはリゼ、シャロ、マヤです。
コラボするときは……わかるな?

オイサンでした。


 

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2017年7月11日 (火)

■些伽巳日記~Sagami-Nikki~マッケンロー VS ファースト・フレディ -更新第1135回-

先日オシゴトから帰ってテレビをつけたらウインブルドンの中継をやっていた。
かつては西奈良のマッケンローと呼ばれたオイサン(呼ばれていない)としては、
近い将来コートであいまみえることになるであろう錦織選手
(近い将来コートであいマミえることにならない)のタマスジ(カタカナで書くな)を見極めようと、
着替えたりする(覗くなよ?)傍らでしばらく流していたのだが、
実況や解説がとても的確でクオリティが高く、上等で上品であったように思いました。
テニス全然知らないけど(西奈良のマッケンローじゃなかったのか)、
見てて聞いてて面白かったですもの。
あーそうなんだー、そういうことなんだー、と。

  しかしお前、マッケンローて。

このところ、深夜にやっているmotoGPのレースもなんとなく録画して見ていたりするのだけど、
アレの実況・解説とは一味もふたあじも、
その、なんていうか……上質。
なんて表現すればいいのかしら。
motoGPのアレはアレで良いものなんだけど、……格が違うというか、目指している質が違うというか。
軽自動車と、上等なクルマ、みたいなことですよ。
つくりと値段と、用途が違う、みたいなことですよ。
イヤ、この際用途は同じなのか? わかんねえけど。
なんだろう、余裕のあるお金持ちが、ゆとりを持って解説をしている、みたいな感じだった。

  ……なんだと? バカヤロウ! 誰も、
  「motoGPのテレビ解説が『貧乏人が切羽詰ってやってるみたい』」
  なんて言ってねえだろうが!!
  曲解するんじゃねえよ、バカヤロウ!

▼PS2 motoGP Opening



  ……いや、ホントそんな風には思ってませんよ? エエ、モチロンですとも、エエ……。
  アレはアレで、知ることも多いし、面白いものだと思って見てますよ。
  がんばれドヴィツィオーゾ!(突然の応援)
  でもウインブルドンの解説が、とてもしっとり落ち着いたものであったことと、
  「……motoGPのとえらく違うな」と、瞬間的に思ったことは本当。
  どちらも世界最高峰クラスの試合なのに。
  マ競技の性質とか、お客さんの嗜好に寄り添っているということだと思います。
  当たり前のことです。

あとテニスって、最近では「チャレンジ」なんていうルールがあるのね。
最初は何のことか分からず見てたけど、
どうやら怪しい判定(ボールが入ったとか入ってないとか、ネットに触ったとか)については、
選手が申請すると、回数制限つきでカメラ判定をしてもらえる制度らしい。
いいじゃないの。
ちゃんとしてるじゃないの。
さすが、紳士のスポルツ。
ていうか紳士のスポルツを自称する競技が、紳士らしいことを導入してるの初めて見たわ。
サッカーや野球も、似たような仕組みを導入すればいいのに。

と思ったら、サッカーの方では入れてるところもあるようで、
しかし精度そのものはあんまり高くないみたいですな。
「人間の審判が間違ったか?」と思われたときに
文句が出にくくするための第3者的装置として使える、程度の精度しか、まだないご様子。
そう思えば、全部を機械にやらせないというのは賢明な判断なのかもしれません。
AIと人間が共存する、根っこの方の良いサンプルを見た気がいたします。
フレンズはみんな、とくいなこと違うから!


オイサンでした。
 
待ってよー、サーバルちゃーん。


  アハハハハハ・・・・
     ウフフフフフ・・・・
      マテマテーーー・・・・


 

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2017年7月 8日 (土)

■些伽巳日記~Sagami-Nikki~世田谷散歩マン! -更新第1133回-

今日は、今年初めて蝉の声聞いたな。
オイサンです。


何かのラジオで、パーソナリティがガタイのゴツいゲストに、

「あんたのカラダじゃ経堂辺りは走れないからw!
 それに引き替え先週の××くんは小粒w! 世田谷向きww!」


とネタにしていたのを聞いて
……これは勿論アレですよ、
  オシゴトのスケール的な話もひっくるめて皮肉ってる言いっぷりですよw?……
大変ユカイに笑っておりましたところ、
先々週の土曜日、いつもの4紳士の集まりが新宿であったので、
経堂で途中下車し、豪徳寺、梅ヶ丘まで歩いてみた。

  「なぜそんな寄り道をするのか」だって?
  休みの日に、ただ新宿に行って帰るのってなんか癪に障るんだよw
  新宿以外に目的地が欲しいわけです。

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「セタガヤ」とは、関西生まれの関西育ちのオイサンは、言葉やその響きは知っていたものの、
関東に暮らして20年近くになるのにワリと最近まで具体的にどのへんかは
未だにちゃんと把握してなかった。

経堂へは以前一度だけ、小田急の忘れ物を受け取りに来たことがあり
(小田急では何故か、遺失物・忘れ物は最終的に経堂の忘れ物センターに集められるのです。
なぜこんな中途半端な駅に……?)、
その時に印象に残っていた白山陶舎といううつわ屋さんを覗いて、
特になんてことのない道を選びつつ豪徳寺へ向かう。
するとまあ、どうでしょう。なんとも閑静ではありませぬか。
なるほど、休日の午前中! っていう感じする。

細くて不規則に入り組んだ道に、これまた不規則な形の土地と家が並んでいるが、
嫌な密集の仕方じゃなく、いくらかゆとりを感じさせる立ち並び方をしている。
上品な気配がある。
かといって、あからさま豪邸が建っているわけでもない。イヤ、中には豪邸もありますが。
マときどきぶっ壊れた家とかもあるんだけど、全体としては不思議と、荒んだ感じ、
やさぐれた印象を受けなかった。
強いて言うなら、「絵になる」というか、「絵に描いたような」住宅街であって、
ドラマに出てきそうな風なんであった。

  江の島の北の方、ちょっと山の方も似た感じの場所があるのだけど、
  あそこともちょっと違う感じでしたね。
  あっちには……ゆとりが感じられなかったな。

……ていうか、ドラマで見てきた住宅街が、多分こんな雰囲気をお手本にして作られていたのだろう。
この辺でロケをしたりもそこそこされているのではなかろうか。

……マどっちが先なのか分からんけども。
こういう風景が、視聴者のシンパシーを呼ぶからこの辺が代々舞台にされてきたのか、
この辺がドラマにフィーチャーされたから、人々はこの風景にシンパシーを感じるのか……。
ただまあ何となく、「素敵な東京ぐらし」に憧れを抱く人々のモデルのような風景が
ここからジェネレートされている、ということは、田舎者のオイサンにもなんとなく伝わってきた。
ロクにドラマも見て育ってきてないけど。

  ウェイが「素敵な湘南ライフ」に憧れを抱くのと同じだ。
  確かにこれは、千葉にはないものだ(よけいなおせわだ)。

いずれにしても、歩きながら「なるほど世田谷、こういうことか」
とよく分からないナットクをしてしまった。
確かにここは、ガタイの良いマッチョマンは上手く歩けない気がする。道幅的な意味で。

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豪徳寺から梅ヶ丘に向かう分岐のところにコーヒー屋があったので
気まぐれにそこでテイクアウトしてみようとアイスコーヒーを頼んだら、
ヒゲ面コワモテ細マッチョのにーちゃんが
「カフェラテがおすすめなのですが……」と、
店を開くときに1000万借りた金持ちの後輩を
                        殺して埋めた
ような声
(どんな声だ ※著しく偏った個人の感性です)で言うので、おとなしく要求を呑むことにした。
エスプレッソがご自慢なんですねわかります。良いエゴだ。

デその殺人カフェラテ(ひどいあだ名をつけるな)、美味しかったです。
エスプレッソをダブルにすれば良かったな。
けど牛乳は、普通にお店で売ってる低温殺菌牛乳なんすね。
あと、あの分量で500円はちょっと高いとは思う。しかしそれも、ナットクの世田谷プライスなのだろう。
美味しかったは美味しかった。

しかし世田谷、
住宅密集ジグザグみちを歩いてたら突然結構な広さの砂利敷いただけの雑な駐車場が現れ、
その真ん中に井戸の遺構があったりと、
なかなかこころときめく風景も内包しておられる。
確かにこれは、ドラマの発生を予感させるものではある。
なんていうか、小諸の都会版、みたいな趣。

「閑静な住宅街」なんていう冠を与えられていて、
いやいやいや、言うても都会の真ん中でしょ、東京でしょ?
そんな静かなはずないやん、そこそこうるさいんでしょ? て思ってましたが、本当にしずかでやんの。
ブッ殺すぞ(どうした急に)。

そうして梅が丘までトボトボ歩き(どうした元気を出せ)、
駅の北側にあった羽根木公園とやらをひと巡り。
そこで眠っていたツラ構えの良いネコスケをぱちりと撮ってツイッターに上げれば、
ネコ好きのヨ氏から即座に反応が返ってくる。ホントにネコ好きだな!! 隊長もだけど。

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ヨ氏が
「美登里寿司が食いてえ」
などと言うので、なんだそれはと尋ねれば、
どうやら駅前を通ったときゲロみたいに行列していた店がそうだったらしい。
なるほどアレには並びたくないな。安くて美味しいらしいのだけど。

新宿での集まりまではまだ随分時間があったので
梅が丘周辺をぐるっと回って見つけた適当な店でとろろなどを食べ、駅前で古い喫茶にしけこんだ。
するとまあ、本当に古くから親しまれた地元のお店だったご様子で、
結構な年老い系マスターが、若いご夫婦と、でっぷりと風格を身にまとった常連と思しきデb
……巨漢の御仁と談笑しておられる。
子どもが生まれたばかりの若夫婦が、その報告に来ておられたようだ。
ホンマブッ殺すぞ(なんでや)。

マスターの、いちいち歌うような
「いらっしゃ~ぃ♪」「ごっ注文は~?♪」「ありがとうございま~っす♪」
という応対が大変心安いお店でありました。
心がルンルンする。

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というワケでなるほど、
世田谷にはトレンディドラマが憧れた、暮らしの空気があったように思われる。
まあトレンディドラマ見たことのないオイサンにはあまり関係ないけども。
同系統のアニメが参考にしているテンプレな町並みってのも、
日本のどこかに転がっているのだろうか。

しかしどうであろう、住みたいか? と問われたら……まあ、あんまりだな。
幼き自分の原風景とはあまりにかけ離れている。
が、自分の原風景など追い求めていては、
いつまで経っても、自分の今いる風景でさえも借り物以上のものにはならないであろう。

こちらへ出てきて、今年ではや20年。
しかしオイサンにはこの住まいも、この町も、この風景も、
未だ借り物、骨を埋める場所だとは、到底思えずにいるのだった。
覚悟を決めるに足るような、確固たるものが見つからない。


 

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2017年7月 4日 (火)

■心に忍び寄る、まだ見ぬ歌の風景~Englishman in Katharinen~ -更新第1132回-

朝のドトールで、なんだか落ち着いた曲を聞きたくなって、
選んだ曲は、笠原弘子さんのアルバム「Saga」から『マリエンベルグにて』だった。

 ▼カタリーネン広場の午後
 


この時期の姫(と、オイサンは笠原さんのことを高校の頃から呼んでおるのだよ)の曲は、
当時まだベイビーだったオイサン in 1996には、
静かすぎてなかなか胸を張って「ものすごく好きだ!」と言えるものではなかったのだけれども
(と言いながらもちゃんとアルバムは買ってたんだからエラいモノでしょ)、
心にはびっちりと残っていて、
こうして心の引き出しからすんなり呼び出せるくらいには定着しているので
やはり楽曲自体の力の強さというものがあるのでしょう。
そんなに聴き込んだ覚えもないのにね。
マお金はなかったから、今に比べればずっと聴いていたのかもしれないな。

確か、姫が作詞家の松宮恭子さんと一緒に欧州の各国を回ってロケハンし、
曲を作ったアルバムだった……ハズ。
どっかでそんな話を読んだと思うんだけど。妄想かも知れぬ。
その甲斐あって、大変雰囲気のある、パンチの利いたアルバムになっている。

1996年当時、グーグルマップなんていう便利なものもなかったので、
このアルバムの歌に出てくる国々や地名が一体どこら辺にあるかなんて
調べようと思ったこともなかったけれども、
いま聴いてみると
「この『マリエンベルグ』というのは一体どこのことだろう?」
なんて疑問が、さまざまな情報・解答と同時にやってくる。

▼マリエンベルク要塞



マリエンベルグを検索するといくつか出てくるが(マリエンベル「ク」だったりするけど)、
恐らくはマリエンベルグ要塞というのが正解だろう。
うーん……行ってみたくなるなあ。カタリーネン広場とかね。
20年前以上も昔に出た笠原弘子さんのアルバムの足跡をたどる、
聖地巡礼欧州旅行。それはそれで味がある。
最後には日本に帰ってくるしね(アルバム最後の曲は「黄金の国から」)。

  オススメは、「マリエンベルグにて」「エディの国」「黄金の国から」。
  どの曲もすばらしく印象的だけど。

しかしなんだ、20年なんて、あっという間だね。
夢の一夜だ。
笠原さんのライブでも探してみようか。

しかしどうでもいいけど、どうしてこのテのカフェでは
無駄に音楽を流すのだろうかね……。
みな静かに、話すにしても周りに配慮して、
音楽もすっかりやめてしまえばいいのに……。ウルサイよ。
それを思うと、何の音楽も流さない小諸のそば七さんはすごいと思う。
人の少ない時間帯に行くと、静かすぎてドキッとするものね。
御主人はきっと、うるさいのが苦手にちがいない。
他さがしてもなかなかないよね、何の音も流してないお店。
音楽好きだよなー、日本のお店。

  まあそれで、ハッとする曲に出会うこともあるからいいっちゃいいんだけども。
  もう少し静かでもいいと思う。

  ▼Sting - Englishman In New York
  
  どっかのお店で偶然知った曲

あと関係ないけど、視覚的なノイズという意味では、
電車の中の広告も……もっと少なくして欲しい。
1/3か、1/4くらいでいいよ。ゼロがいいけど。
広告ゼロ車輛とか出来ないものかね?

疲れている時にどっちを向いても「意図のある意匠」に囲まれているのってキツいと思うんだけど、
みんな感じないのかなー?
鉄道自殺が多いのってアレのせいも少なからずあると思うんだけどなー。
なんの根拠もないけどw


取り留めのない話でした。
あ、あと笠原さんって、新潟出身だったのね。
そういえば昔、ファーストエッセイの「碧い準宝石」でそんなん読んだような気がするな。
物心つく前に離れたんじゃなかったっけ……。
うろ覚えだから嘘かも知れん。


 
 
 

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2017年6月30日 (金)

■裾野に根付く~甲州・昇仙峡ぶらり旅・その四~ -更新第1131回-

2017年のGW、オッサン3人で行く甲府・昇仙峡と忍野八海の旅。
第4回……。
ようやく2日目。
景色はいいけど、イベントはもうそんなにないです。
今回でおしまい。ちょっと長いけど。

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お宿・菊富士のメルヘンなお庭にて。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■━ 2日目 ━■■■
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■2日目:朝 ホテル菊富士を出発し、忍野八海へ


2日目、決まっているのは
  ・忍野八海に行く
  ・道志みちを通り、途中、道志の湯で風呂を浴びて帰る
ということくらいで、朝メシをどこで食らうかということすら決まる前から
クルマは走り出してしまいました。
「どこか目についたところで入れそうな店にでも入りましょう」
という言葉も虚しく、車窓の風景は走り出してものの数分で人里から草原へと変わっていったのです。
合掌。
いやー、甲府、ひらけているように見えて、ひらけ過ぎ。
フルオープン。田舎。あっという間に野原だもの。

結局、朝食はお店を見つけることなど出来ず、
山がちな日本の国土が育んだ神がかりな流通網の申し子、
すなわちコンビニエンスストアさんの力を借りて眺めの良い場所でいただいた。
コンビニさんはすごいぜ……感動的です。
本当に、コンビニがなかったら私たちの旅は一体どうなってしまうのかというくらい、
水分の確保と言い、トイレと言い、コンビニさんへの依存度が高い。

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  コンビニ無し・カーナビ無しの縛りで旅をしてみる、というのはどうだろうか?
  いったいどんな気分が味わえるのでしょうか……。
  20年前、30年前、40年前の旅とは、はたしてどんな姿をしていたのでしょう。
  残念ながら、その当時まだ子供だった自分は、本当の意味でのその姿を知りません。
  うちには車もありませんでしたし、そんなに旅行する一家でもありませんでした。
  じーちゃんとばーちゃんは旅行が好きで、さいさい出かけていた記憶がありますが……
  それでも最近母に聞いたところだと、出かけてもイイトコ近畿一円程度で、
  それほどの遠くへは出掛けない列車旅だったらしいから、
  そのような事情とは無縁であったでしょう。
  子ども心に、色んな所へ旅行に行っているなあと思っていましたが、
  旅行、というだけで「とても遠くへ行く」というイメージしかなかったものだから、
  たくさんの知らないものを見てきているのだろうと思っていたけれども、
  母に聞いたところだと、北海道へも行ったことはなかったはずだと言っていました。

  ちなみにこれから向かう忍野八海へは、
  ヨ氏がまだ幼かった頃に訪れたことがあるらしいのですが、
  彼がまだ10歳に満たなかったというから恐らく四半世紀ほど前のハナシ。
  今ほど自動車のさまざまなアシスト機能も充実していなかった時代に、
  道志みちや大菩薩ラインを使って旅をしたヨ氏の父君の世代のドライビング技術と車との一体感とは、
  今とは比にならないくらいだったのではなかろうか。
  閑話休題。

朝食を摂るため、ほど良く視界のひらけた場所にジェントル号を休ませ
雄大な裾を広げるおフジ山を眺めつつサンドイッチにありついていると、
土地の持ち主らしき御仁が辺りをうろつき始めたので怒られる前に退散を試みます。
そう、怒られる前なら違反でも違法でもありませぬゆえ(そんなルールはない)。

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デ、忍野八海に着いてみて、驚いた。
まだ10時を回ったばかりだっちゅうのに、なんでありましょうかこの人出は。
ザ・アクセスし辛い観光地100選で堂々第一位(※)に輝いた忍野八海さんだというのに、
人また人。

  ※オイサン観光研究所調べ。
  実際、富士山周りはクルマ持ってないとアクセスが非常に困難です。
  新宿からバスが出ていたりしますがイチイチ都心まで出るのもかったるく、
  それらのバスには途中八王子辺りから乗れたりもしますが、
  その乗り場がまた、町から外れた高速道路の途中みたいな場所で
  そこまでもクルマで行く必要があるみたいな場所デ本末転倒。

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その行きにくい忍野八海さんへも、
甲府からなら1時間チョイで着くことが出来てしまって驚いた……というのに。
時間的に、クルマを駐車場に入れられないという事態は回避できたが、
もう30分、否、15分遅ければそれもあり得たかも知れない、そのくらいの人の数でありました。

マこの日からGWさんも本気でしたので致し方ないといえばその通りなのですが。
お前らもっとヨソに行けよ(勝手)。

前にも少し書きましたが、
忍野八海さんの駐車場システムは民間の協力を得て成立しているようでした。
付近の民家の方々の敷地に一台おいくら(どうやら一律300円)で停めさせてくれます。
誘導もその家の方々がおやりになっているようでした
(もしかしたら当番制だったりするのかもしれないが)。

  けれども、
  あれだけ大量のクルマが押し寄せてくるとなると、周りの環境への影響も大きかろうと思う。
  騒音にしろ、空気にしろ。
  あと、危ない。道も決して広くはないし。
  お年寄りや子供が多そうなので、その辺どう思ってるんだろうなと、
  押し寄せた側の身でありながら少し心配になる。

    フーゾク店に行って女の子に「こんな仕事はよくない」と説教するオッサンのようだ。
    フーゾク店行ったことないけど。

  「駐車場は町のもっと大外にまとめて用意して、そこから先は歩きでないと入っちゃダメ」とか、
  整備出来ないもんだろうか?
  ……などとは、ヨソ者が善意という名の暴力で要らぬ浅知恵を働かせると
  ロクな結果にならぬのでクチが裂けても言わないが。書くだけ(屁理屈)。
  あの駐車場料金で結構な稼ぎを得ている古くからのゴーツクご老人なんかも多そうだし、
  余計なことを言ったら刺されかねない。
  長い目で見たらどっちがいいんだろうかね。
  あからさまな観光地化を整備をすることが良いとも決して思わないし。
  地元の人たちが「地元」であることを維持しながら、
  やれる範囲で必要なだけ進めていって、ダメになったらもう来んな!
  っていうのが正しい姿なのかもしれぬ。日本全国遊園地化は好きじゃない。

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マそんなオトナっぽい事情話はともかく。
水、景色。
驚くほど美しかったです。……そこから人を差っ引きたかったけど。
平日の早朝とかに、もう一度行きたいですなあ。
特に、中心の見どころである、水深8mだかの湧水池は神秘的で、
しかしちょっと、やはり遊園地化が、しかも「日本の古き観光地化精神」が進んでいて、
演出過剰・サービス過多な感じがちょっとあって……
なんでしょうね、「ドヤ感」は否めなかったように思った。
思い描いていたのとは、ちょっと違いました。
もっと自然なまま、放置され、のんびりした場所だと思っていた。
小諸の、弁天の清水みたいな。

あの辺り一帯には、恐らく富士のお山からの水がワンサカ湧き出ているポイントなのだろうから、
もっと端っこまで行って探せば、地元のヒトしか見ないような美しい場所が隠れているのだろう、
とは思う。
それを探しに、あの辺をブラブラするのは楽しいかも知れません。
観光の中心から外れていく流れていく小川の風景に、より心を惹かれたオイサンです。
あの小川沿いを散歩したかったゾイ。

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■2日目:忍野八海 名泉そば製麺所


サテ諸君。
お昼ゴハンの時間です。生存戦略しましょうか。

時刻はまだ11時を回ったばかりでしたが、
恐らくこのGWに日本で一番人が集中しているのであろうこの忍野八海(オイサン調べ)では、
目につく食堂らしき食堂、食べ物を提供する施設は既に人であふれかえっている。
比喩でなく、本当に人であふれかえっているのでした。
溢れちゃってもう、噴きこぼれて火に落ちて死ねばいいのに。
おっといけない、人ごみに晒されて心が荒み始めているぞ、スマイルスマイル。

朝メシのこともロクに考えられないダメな大人の我々は、
当然昼ゴハンのことなど何も考えずに来てしまっていました。
どこか適当に何か食べられる場所はあるまいか……と考え始めたところに、
我らがエースが鼻を利かせ始めました。
むむっ、どうしたヨ氏、なにか考えがあるのかね。

  ヨ氏「子どもの頃の記憶なんで、曖昧なんですけど」

ヨ氏がいうことには、
なんでも20年近く前に家族でここを訪れたときに行ったおそば屋さんがあるのだそうな。
その店は観光の中心地からはそこそこ離れていたので、
もしかするとそこならそんなに混まずに済んでいるかもしれない、という。
ウム分かった、他にアテのあるでなし、ここはヒトツその言葉を信じようではないか。
そもそもからして、我らが食い意地モンスター・ヨ氏を育てた素晴らしき血族が、
20年もの昔……食べログはおろか、まだホットペッパーもぐるなびもインターネッツすらロクにない時代に、
食い意地とすきっ腹と鼻だけをたよりに嗅ぎ当てた
店である、
ひいき目に見ても(間違った日本語)不味いハズはない。

  ……ホメてますよ? もちろんです。
  完全に褒めている。

そんなこともあって、ヨ氏の記憶だけを頼りに、村のハズレへ向けて歩き出した。
「こっちの方だと思う」
「プレハブっぽい建物だったような」

歩きながら、断片的に甦るヨ氏の記憶……
果たして自分に10歳の頃に訪れた観光地の記憶がどれほどあるかと言われると、
正直全く自信がない。

  10歳のころと言えば、家族で城崎(きのさき)に旅行をした記憶がある。
  しかしあるのはそれだけだ。
  なぜ城崎だったのか? 季節はいつだったか? 何で行って、何を見、何を食べたか?
  全く覚えていない。
  唯一憶えているのは、夜の旅館でトランプをし、
  負けて罰ゲームに正露丸を食べさせられたことくらいだ。
  城崎に皆で旅行をしたとして、「何がうまい?」「正露丸」ではシャレにもなるまい。
  まあ今なら、ブログに面白く書ける自信はあるが。
  閑話休題。

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クルマもすれ違えないような細い道をつらつらと歩いていくと、
突き当たった右手、富士山を背景に借りた手前に、なるほどそれらしい建物がある。
プレハブでこそないが、決して立派ではない、立ち食いそば屋のような建物だ。
あれじゃないっすかね、とヨ氏も半分ほど確信しているようだった。
すごいな。本当にあったぞ。
しかし残念ながら「空いているかも」という予想はハズレで中は満席、
2、3人立って並んでいるようだ……そして表の貼り紙の意味が俄かには理解できず、
三人とも「本当にここで食事ができるのだろうか」と、首をかしげてしまった。
何しろおもてには、

  ・ここは食堂ではありません。
  ・製麺所であり、そばをお土産として販売している店舗です。
  ・お買い上げいただいた方に、サービスとして麺を茹でて提供しています。


……といった旨のことが書かれてある。
これは果たして、どういうトンチであろうか?
中にはカウンターで席が10ほどあり、お客が座って、うどんと蕎麦をすすっている。
取り敢えず中に入ってみて、すこし情報を集めてみたところ、

  ・ここは確かに、食堂ではないらしい。
  ・製麺所であり、土産のそばとうどんが買えるらしい。
        それぞれそこそこの量が540円だ。
  ・お土産のうどん・そばを買った人だけが、
        カウンターに座ってうどん・そばを食べることが出来るらしい。


ということが分かった。
おk、ほとんど情報が増えない。お店の人の話を聞いていても、それ以上わからないのだ。

  ヨ氏「……アレじゃないですか、買ったお土産をここで茹でて食べられるシステムじゃないですか」

いいぞヨ氏、私もそう思っていたところだ。
いずれにしても、ここで食事を済ませるつもりなら、
どういうシステムであれあのお土産そばを買わねばならないというのであれば、
買おうじゃありませんか。
テ氏とヨ氏はどうやらおそばをひと箱、オイサンは太いうどんをひと箱買いました。
ひと箱、けっこうずっしりあるなあ。
おそば・細いうどんではどうやら200gずつ7束ほどが入っているご様子。

  ちなみに太うどんはサンプルがなかったため中の様子はわからなかったのですが、
  家に帰って開けてみると、束にはされずに箱一杯ギッシリと、
  野太いうどんが詰め込まれておりました。大した密度です。

買ったブツをそれぞれ手渡され……カウンターに座ります。

  ヨ氏「買ったのを茹でてもらえるんじゃないんだ?」

おいヨ氏、言ってたことと違うじゃないか! 困るぞそういうことじゃ。
実際食べてみて……否、ここで買い物をしてみて最終的に分かったことは、

  ・ここは食堂ではない。
    その証拠に、料理の注文をすることは出来ない(勝手に出てくる)。
  ・製麺所であり、そばをお土産として販売している店舗である。
  ・そば・うどんをお土産として買うと、サービスにそば・うどんを食べさせてもらえる。
  ・ここで食べられるそば・うどんは、お土産に購入したものとは別である。
    購入分はそのまま持ち帰ることが出来、それに+αして
    一人一人前(おそらくそば0.5人前・うどん0.5人前)を、茹でて食べさせてもらえる


……というシステムである、ということでした。
 ? ? ? ? ?
つまりなんだ、一人前買うと、一人前無料で食べられる、ということか???
それは奥さん、お店的にはワリカシ大変なことなのでは???
だってお店的には、一人前分のお金をもらったら、二人前商品が減るってことでしょ???
これには敏腕マネージャーのテ氏も首をかしげるばかり。

  「一体どういうマネタイズシステムになっているんだ」
  「誰がアグリーしたんでしょうね」
  「KPIはどうなっているんだ」

などと、意識の高い我々の間ではついうっかりランチミーティングが開かれ
ディープなディベートがビギンしてしまうのでありましたが。
「30年前からずーっとこんな感じでやってるからねえ」とは、女将さんのコメント。
まあ30年値段が同じってことはないと思いますが、どうやらそうらしい。
ヨ氏が、20年前にも自分はここに来ているはずだと言うと、
「あーじゃあきっと会ってるかもねえw」
と、こともなげにおっしゃる。まさか彼女が、甲府三人目の賢者なのか。

  「はい、喧嘩するんじゃないのよー」

と彼女は、
奥から、テ氏・ヨ氏・オイサンとカウンターに並んで座った我々3人の間に、
うどんとそばの乗ったザルをそれぞれ1枚ずつ並べていく。

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なるほど、これを3人で分け合って食べろということらしい。
そんな風にネタ振りをされたら、お答えしないワケにも参りますまい、
「お、そういうことならいっちょおっ始めますかw?」
と軽くうでをまくって乗って見せると、これまで出会った2人の賢者同様、
まあさすがソバ屋の看板娘と言いますか、つるつると滑らかに流れるトークを展開なさる。
  「あ、じゃあテレビが事情聴取に来たら私が応えよう。
   『最初は仲良さそうに食べてたんですけど、なんか急に殴り合いを始めて……』」

  「おお、こりゃメガネの一つも割らないと帰れそうにないですなw」
  「あ、これ、使わない?」
と出されたのは、このお店オリジナルなのか忍野ではメジャーなのか知りませんが、
薬味の唐辛子味噌。ワサビやしょうがじゃないんだ。
  「辛くておいしいんだけど、使わない?
    お子ちゃまだから? 辛いのだめ?」

……なんで、チョイチョイ煽ってくるんスか。
デフォルトで指がR2ボタンにかかってません?(わかりにくいたとえ)
ああ食ってやるよ! 辛いのなんか平気だよボクもうおとなだから!
とばかりにその唐辛子味噌をそばつゆに溶いていただいてみると、
これがまた何とも言えず美味しい。
これも売っているらしいので、あとで買って帰りましょう。

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……と、ここでもまあ色々と、なんだかんだおかしな会話に花を咲かせはしたものの、
やはり何よりインパクトを放っていたのは謎のビジネスモデルでありましょう。
お土産一つ分のお値段で、お土産と、おそば一人前がいただけてしまうリーズナビリティ(そんな英単語はない)。
店を出てからも、テ氏はしきりに首をかしげておられた。

  「あれで……成り立つんですかね?」
  「まあ……30年やってるって言ってますしね。成り立つんでしょうね」
  「ちょっと気になるから、向かいのソバ屋の値段見ていきましょう」

さすが、敏腕Pは市場リサーチも怠りません。
この名泉そば製麺所のお向かいにあるおそば屋さん、
あえて店名は伏せますが(調べたら一発じゃねえか)、もりそば一枚700円弱。
お土産が付かずにこのお値段です。
名泉そば製麺所さんは、お土産のおそばが、7食分入って540円、
それにおそばとうどんが合わせて一人前いただけてしまう……。
なんという価格破壊行為、
これでは明日にもMIB(麺・IN・BLACK)に目を付けられて、
姫ノ宮ざるそば(かわいい)ちゃんの様に拉致監禁されてしまうやもしれませぬ。

   『ざるそば(かわいい)』、MF文庫Jより絶賛発売中!
         
   とっても面白い!


まあまあくだらない冗談はともかく、そのくらいおトクで美味しいお店だったということですよ。
とりわけテ氏はご満悦で、食後のおタバコをふかしながら空を見上げて
  「いっや~……イミ分かんねえもんなあ……
   クッソうまかったなあ~……絶対もう一回こよ」

としきりに呟いておられました。

あ、料金システムのおかしさばかり書いてしまいましたけど、
おそばもおうどんも、とびぬけて美味しいです!!
素晴らしい歯ごたえにのど越し、ほのかな粉の香り。
つやっつやのもっちもちで、麺類は、ここまでなめらかになれる! 全米が茹でた! と、
もしあれが麺類ではなく美少女だったら求婚しているところです。
あぶないあぶない。
個人的にはうどんのインパクトが強かったですが、テ氏はおそばの方をお好みだったご様子。

あとを引く美味しさで……あのね、食堂じゃないのが惜しい。
おかわりや大盛りが注文出来ないだもの。
「お土産を買ったら、一人前食べさせてもらえる。サービスで」。
それが、名泉そば製麺所のオキテなので。
家で茹でても……やっぱりねえ、ああは行きませんでしたね。
おいしさにいたく感激して「いや絶対また来ますよ!」と口走るテ氏に、
  「あっはっはw でも、次来てもあたしもういないかもしんないしw
      いても、一か月以内じゃないともう、ホラ、忘れちゃうからw!」

と、どこまでも威勢のいいおっかさんでありました。
もう……ねー。
30年。
30年、ああして、富士山に見守られながら、そこのお水でおそばを茹で続ける暮らしというのは……
単調なようでいて、
変わり映えしないようでいて、
それなのに、想像を絶します。
そこに宿る時間の凝縮した壮大さに、なにやら軽いめまいを覚えるまだ目覚めきらない忍野の春ですよ。

まあイマドキ、普通に生きていれば30年くらいは同じことの繰り返しで過ぎていくのでしょうし、
あながち特別なことではないのでしょう。
しかしだとすると、これと同じことが日本中で起こっていることを思うと……
あらゆるの人生のあらゆる毎日が、貴重で偉大なことなのだと思います。
なんてことないんですよ?
なんてことないんですけどね。
けどそれを、淡々と、黙々と、
「あー今日も終わった終わったー」
なんつって、
来るともしれない明日を今日のうちに乗り越えてしまうような営みというのは……
なんでしょうね、
その明日をまだ知らない私たちには、明日へ向けて今日を生き抜くための、
大きなヒントであるような気も致します。
大きなうねりや変化もあったでしょうに、それを、グッとこう足の裏で地面にかみついてですね、
「いや、でも、今のままでいいんじゃね? 明日には元に戻ってるでしょ」
なんつって、罪もなく、あと一日、あと一日と積み重ねていく姿の、
なんと逞しく、強かでで、靭かなことか。

人生には同じ日は一日としてない、というけれども、
そんだけあったら2、3日は同じ日があるかも知れませんよね。
そんな気もしてまいります。そんな人生も、すごくいいと思うよ。安心しますよね。


■2日目:道志みち~道志村の温泉~旅のおわり


最後に忍野八海をぐるっと一回りしてジェントル号の待つ駐車場へ戻り、
またあのバア様の素晴らしいマニューバに誘導されて出発する。
ここから先は道志みちに乗っかって、首都圏まで帰ります。

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途中、道志村の温泉に立ち寄ってひとっ風呂浴びる予定。
昨晩はあまりしっかり湯に浸かれなかったので、そのリベンジを果たすのです。

道志みちは以前、湘南のシャイボーイの運転するクルマに乗せてもらい
パパさんと一緒に富士のふもとまで走ったことがある。
その時はあいにくの雨で富士山のお姿はロクに拝めずじまいだったのだけれど、
帰りの山の上では晴れて、夜空を移動するISSがよく見えた。

そんな、以前も走ったことのある道志みちだったが、
記憶していたよりも右へ左へ、ぐりぐりと車体を振り回されて
思いのほかトリッキーだったことを思い知らされた。
前半の牧歌的な風景の印象ばかりが強く残っていたらしい。

……。

これより先は大きな出来事もなく、
オイサンのたよりない案内でもどうにか道志村の銭湯に辿り着くことが出来、
湯に浸かって、すんなりと津久井湖へ抜けて帰り着くことが出来ました。

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たのしい道志みち。けど、こんなに大変な道だったっけかな。


道志の湯では、
以前あった一人用の露店桶風呂がどうやらなくなってしまったらしく残念ではあったけども
昨晩の仇を打つようにたっぷりと湯に浸かることが出来、
温泉の前を流れる渓流辺りで戯れて再び出発した。
ふむ、同じ山梨でも、このくらい富士や甲府から離れれば、仙人を生み出す謎の波動は届かぬらしい。
人は多かったが、これといって危険なオーラの人物に出くわすことはなかった。

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しかし、大変な旅でありましたよ、エエw

……どうなんでしょうね、コレをお読みの皆さんも、
旅行のたびにこんな色々、面白いメに遭うのでしょうか。
これが普通なのかなあ、と……不思議な思いに駆られます。
「これで合ってるのかな」と。
マどうってことないといえば、どうってことないんですよ。
多分。
観光地の茶屋でケッタイなバア様の世間話につき合わされて、
奇ッ怪なメシ屋で濃い味付けとたいがいな分量にやられ、
独特なシステムのよくわかんないソバ屋に迷い込んだ、
っていう……だけなのかもしれないんですけどね。
普通はイチイチそれに付き合って、
30分も話を聞いたりしないとか、
「……味が濃いな。あと量が多い」で済ませるだけなんだと思います。
ゲラゲラゲラゲラ、たくさん笑ったんだけども、
我々の、これらを楽しむ心が常軌を逸している部分もあるんでしょう。
同じ行程を辿ったって、不愉快になったり、イライラしたりする人も、きっといるでしょうしね。

路傍に咲く花をいかに愛でるか……そんな、ワンランク上の旅をご提案。

  マ我々の行く先々にはなぜか毎回、
  ラフレシアがガッバガバな匂い振りまいて咲いてるんだけどな。
  「くっさ!」「くっさww!なにこれww!」
  みたいな。

しかし、それを冷静になって振り返ったあとでも、
心に残る特別な部分が今回の旅にはあったと感じている。

50年、山の上で仙人やってるお婆といい、
44年、町なかで味の濃いハンバーグで人々をBigりさせてるご夫婦といい、
30年、富士山のふもとで謎の経済システムに則りおそばを茹で続けているおっかさんといい……
一体いつ、どこで、どんなタイミングで。
その時間を過ごす……人生を全うすると決めたのだろう。
その時間に納得がいくことを、どうやって確かめたんだろう……。

「これでよいのだ」と。

あんな道もあった、こんな恋もあったと、思うこともあるだろうに、
どんな手がかりや肌ざわりをもって、衰えた自分の時間をよしとしてきたのか。
何か筋道があったのか、気が付くといつの間にかそうでしかなかったのか。
ヒトの在りようとは、さりげなく自然であるようでなんと凄まじいものかと、
しみじみとオミマイされるオイサンなのでした。
実は人生なんていうのは、
否、
人生に限らずすべての時間というのは、
結果から逆さに流れているのかも知れません。
山梨・甲府という土地柄が、人をそういう風に育むのかもしれない。

あんなどっしりしたものに近くで見守られていたら、
何をやったってどうにかなる、なんてこころ安くおられるのかもしれないと、
トムソーヤーを育んだミシシッピよろしく、
初夏の雲にかすむ富士山を心によみがえらせるオイサンです。

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のんびりと、陽気に、力強く。
オイサンでした。
 
 
 
 
 

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2017年6月25日 (日)

■目を瞠るとき。~小諸、十四回目~ -更新第1130回-

アテもなく小諸へ行ってきた。
14回目。

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14回目だったか、15回目だったかあやふやになってきたけど、
珈琲こもろさんのノートを見たら前回の自分の書き込みがあって、
「13回目」と書いていたので今回は14回目なのだろう。GJ、今年3月の自分。

本当に、何をした、何をしに来たというわけじゃなく、
いつも通りやってきて、ボンヤリゆっくりして帰った、というだけの24時間でした。

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一つだけ新しい楽しみとして、町はずれの野菜餃子のお店に行くというのがありまして、
実際行ったのですが、えー、歯に衣着せずに言うと、イマイチでした。
落ち着かない店だった……。
ツッコミどころ満載ではありましたが、マあんまり楽しい気分にはさせてくれないというか。
じめっとした哀しみに包まれたお店でした。どんなんだ。

  マ一緒にいたご家族づれが鬱陶しかったってのもある。
  小さい子どもを連れてくるな! などとは申しませんが、
  子どもが「しつけられること」を了解しておらず、
  しつけ未満の家庭内不和を周りにまき散らさないとならない
  それは最低限解決してから表に出てきていただきたい。
  しつけをその場で実行するのは構わないので、
  しつけられたら子どもはそれに従う、という関係性はハッキリさせてから表に出ていらして?
  鬱陶しくってよ、祐巳。

初日の12時45分くらいに小諸に着き、
お宿に荷物だけあずけてキャンディライトさんでゴハンを食べ、
やたら混んでいた停車場ガーデンさんでコーヒーをテイクアウトして
弁天の清水へ向かったのが14時半くらい。

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弁天の清水で小一時間写真を撮って、飯綱山公園に登る頃には16時半を回っていた。
そっからまた小一時間ボンヤリと写真を撮って山を下り、
目当てのギョーザ屋さんに着いたのは18時半頃だったと思う。

ウームと思いながら店を出て、駅前に戻って珈琲こもろさんに入る頃には19時半近かった。
20時を少し回ったくらいで店を出て、ツルヤさんに寄ろうと思ったらもう閉まっていたので
まっすぐお宿に帰ったら、カクンと寝オチしてしまった。
そんなに疲れることをした覚えはないのだが。

帰りの新幹線は、軽井沢を14時前なので、小諸は13時には発たねばならない。
早朝からブラブラジョギングをするつもりだったのに
寝落ちして2時半頃に目を覚まし、そこから風呂に入って寝直す、
なんてトリッキーなことをしたもんだから、結局8時頃に起き出すことになった。自堕落。
チェックアウトして荷物は駅前のロッカーに投げ込み、
朝食は駅前の立ち食い的ソバ屋(座って食べられます)でいただき、その足で懐古園に向かう。
ちょうのんびり回ると、あっという間に(どっちだ)10時半。
そっからみやさかさんとツルヤでお土産を買って、再び珈琲こもろさんで軽くお昼ゴハン+お茶をいただき、
最後にふらっと、町屋館みはらし亭で山並みと町並みを眺めたら、もうサヨナラです。



……という、完全にいつもの定番コース。



2日目のお昼を、珈琲こもろサンにしようか、懐さんにしようか最後まで悩んでたけど、
コーヒー飲みたかったんでこもろさん。
次回は懐さんにしたい。ソースカツ丼なんてすばらしいメニューもランチに加わっていたようだから……。
そば七さん、ふじたさんにも行かなかったな。
マ1泊2日じゃゴハンの回数も限られるからのう……。

前回行かれなかったので今回は行こうと思っていた、田園見渡しスポットやダムも行けませんでした。
マそれをぶち込むと……時間キッチキチのスパルタンになっちゃうからねえ。
今回はのんびりしたかったので、無理はしませんでした。

しかしそんな、超定番コースだったにも関わらず、
案外、新しい発見をしたりとか、新鮮な視点を見つけたりとかがありまして。
なかなか納得の行く小旅行でありましたよ。

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新しい刺激や発見は、期待も、それに出くわすための仕込もしていかなかったので、
まあないだろうと思っており、
そのせいで、弁天の清水でひとしきり写真を撮り終えて一息ついたところで
フッと気が抜けてしまった。

「まあ今回は、ずっとこんなモンかな……」

という気持ちが鼻から抜けて行って、次は飯綱山公園の上まで上がろうと思っていたのだけれども、
そうして気持ちのハリが途切れてしまったら、
「じゃあここはおしまい、次」と、この場を離れて次へ行くキッカケを作れずにおりました。

どーしたものか、ここはもうおしまいにして良いものか? と、
水場を一度離れてコーヒーに口を付けておりましたところ、
湧水の吐き出し口の、アゴの裏に下がった苔から垂れ落ちる水の軌跡の美しいことに目を奪われ、
軽い興奮状態に陥ってしまいました。

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それからしばらくは、またそこにかぶりつきでカメラを構えていた。
しかしそうなると今度は、なかなかそこ離れ難くなってしまって、
4時過ぎまでとどまってしまった。水も汲まないのに何をやっているんだ。
人が少なくて良かった。

そこにいたる時間と行いのひとつらなりは、
自分の心身と時間をしっくりと繋いだ分岐点、接続点であったように感じている。

あのとき、あそこであの苔が目について、心がクッと持ちあがったことが、
それまでの時間と今こうして文字を打っている今の時間の流れをつないだ明らかなジョイントになっていて、
あのときとりあえずの惰性で休憩を取らずそのまま山へ向かっていたら、
今の自分は、今とは明らかに違う今にいただろうという確信が、今回は強くあります。

  マその「今とは違う今」が、今より良いか悪いかはわかりませんけれども。
  変わんなかったかもしんないし。

その時、吐き出し口にアゴヒゲみたいに垂れていた苔が目についたのは偶然なんだけども……
いやあ、「偶然ってこわいな」と、あとから思うとつくづく恐ろしい。
アレが無かったらその先の時間にあった出来事も、どう転んでいたかわかりません。
「苔が目についたこと」は、自分が用意したわけでもないし、
積み上げてきたモノゴトによって必然的に導かれたわけでもない、
ひとえにポッと出の事実が飛び込んできただけの瞬間だったから、狙いようも避けようもありませんでした。

なんでもない風景にうずもれた、ただ水の滴るだけ苔が一つ目に入るか入らないか、
たったそんなことで人の暮らしはこうも変わるものなのだということを
今回は実感しました。今回の旅は、そのことに尽きました。

そのあとも、見慣れた風景の中で新鮮な発見が続きました。

飯綱山から見下ろす風景でも、今回は北側の浅間山より南の町側の方に心ときめく、
心惹かれる美しさを感じ、
町なかにある水田に水が張られ、澄んだ光を鈍い色で照り返しているのに目を引かれました。
町がいつもより近く、広く見渡せた。
小諸は、町なかにもビューポイントにも木がよく茂っており、
視界も、見渡す中にも季節によって視界が大きく変化するので
あまり来たことのない時期に訪れると景観が一変して新鮮に映る。

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楽しみにしてきたギョーザ屋はイマイチでそれは残念でしたけれどもが、
そこから町への帰途に使った道は通るのが初めてで、
これまで通ってきた道と思わぬところで繋がっていたり、
見たこともないトンネル……これがまた、奇怪な怖さを持ったトンネルだったのだが……をくぐったりして、
あの苔との遭遇以降、幸せな出会いが続いた。
よく見知ったはずの道のわき、弁天の清水の裏手に小さな公園があることを初めて知ったり。
単純に、気持ちがそういう風に向いただけなのか、実際におかしな扉がひらいたのかは分からない。

  まフツーに考えれば「おかしな扉」なんてものは存在する筈もないファンシーイマジネーションで、
  目線を引いて見れば、
  全ては人間が「そこにある物に対して、そうある様に」行動しているにすぎないのは明らかなのだけど、
  果たして客観が先にあるのか、無数の主観が絡み合うのが先で
  そこから客観・客体が生まれているのか……それはまだワカラン気がする。

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2日目は、惰眠を貪ってしまったせいで懐古園を回るだけで精一杯になってしまった。
特に新しい発見があったわけでもなかったがけれども、
自分の視野がやけに広く、風景が新鮮に見えた。
これは気分的な話ではなく、実際の目に見えている認識範囲の話。
いつもより広く、風景が目に入ってきていた。

もしかすると、
「普段も目のレンズには同じだけ映っているが、それを映っているとアタマが認識・処理できてないだけ」
かも知れないので、気分・コンディション的な違いなのかもしれないけど。

なんなんでしょうね。
季節のせいなんでしょうか、空気の透明度がとても高かったように感じ、遠くの方まで……
ただ単に、「晴れて、澄んで、遠くが見えた」というのとも少し違って、
「遠くが見えて、さらにその細部まで、精細に見えた」気がしている。
遠く・深くが見えた感じ。
カメラのピントが合う距離の範囲のことを被写界深度と呼びますが、それが深い感じに似ている。
かつ、平面的に感じない。

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そのせいかはわからないけど、いつもよりゆっくり回ってしまったようで(いつもより時間ないのに)、
1時間半も園内にいたようです。
それでも、気持ち的にはもっともっといられるのを慌てて出てきてしまったのですが。

……そんなこんなで、なんでしょうか、自分で言うのもなんですが、
大変澄んだ瞳で過ごせた2日間だったような気がします。
その分、とてもボンヤリした2日間でもあったけど、満足感、充足感はあった。
ピンと来た時間ではありましたよ。エエ。
不思議と。
何かを追い求めていなかったから、見つかったものそのままを納得出来た、
というのはあるかもしれません。
それでいいのか? と言う人は言うだろうけども……
それはそれで、大事なことだと思うオイサン、42歳になろうとしている初夏であった。

ザ・初夏。

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以下、時系列順に
それぞれのスポットで起こったことを書き留めて終わりにする。



■全般
あのね、小諸寒かった。
来しな、軽井沢で新幹線からしなの鉄道に乗り換えるときに結構な寒さを感じ、
そのときは半袖を着ていたので、これはアカンなと長袖に着替えてどうにか乗り切れる気持ちでいたのだが、
日が傾き始めると最早上着がないのが不安なレベルで冷えてきた。
信州、侮れぬ。
あとでキャンディライトさんやみやさかさんで聞いたところによると、
ここ数日は風さえなければ霜が降りても不思議ではないくらいなのだそうで、
広報アナウンスでは畑に霜対策をせよ、と注意がかかるほどだったらしい。
珈琲こもろのマスター曰く、雨が降るようになればもっと冷える、とのこと。
東京みたいに、雨も降らないのにじっとりと湿気に苛まれるようなことはあまりないのだそうな。
「伊達に避暑地じゃないよね」という一言が、妙に印象に残っている。



■キャンディライトにて
サービスメニューのBセットに夏野菜カレーがあったので、それを注文してみた。
Aセットが「アジフライ+焼肉」だったのでものすごい悩んだ。
デこれである。

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決して「カワイイ」と呼べるシロモノではないと思うのだが、
あとから入ってきたJK二人の片割れが同じものをたのんで、
「かわいいー」とケータイでお写真なぞ撮っておられ、オイサンは大層肝をつぶした。
さすが小諸のJKはイカレたセンスしてるぜ(失礼)。
相方のJKもなかなか奮っておられ、

  JK「この、『カツ重』ってどんなんですか」
  マスター「……カツ丼って知ってる?」


という、一見コブラと悪役の様な小粋トークをぶちかましていてオクラ吹きそうになった。

  海賊酒場のマスター「見ねえ顔だな、よっぽど田舎の宙域から出てきたのか?」
  コブラ「実はそうなんだ。マスター、このカツ重ってのはなんなんだい?
      オレぁ生まれてこのかたカツ丼しか食ったことがねえ」

……みたいな(そんな会話があるか)。
このJKお二人は、嘗ては小諸近辺で暮らしていたのが小諸で再会した、
的なシチュエーションであったご様子で、会話を聞いててなかなか味わい深かった。

あと、カウンターの奥に賞状が貼ってあるのには前から気付いていて、
衛生認定証的なモノか、そうでなくても料理コンテストとかそのテの類のモノだろう、
と何となく勝手に思い込んでいたのだけど、
書いてある文字列に違和感を覚えてよく見てみたら、駅伝に入賞したときの賞状だった……。
3位と5位。

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なんでそれを貼ったんだ。
あと、本棚の『こち亀』27巻がかぶってた。
かつて客同士で27巻を取り合ういざこざでもあったのだろうか……。



■停車場ガーデンさんにて
小諸へ来ると、毎度、動き出す前(今回は山方面へ向かう前)に
この停車場ガーデンさんでマグボトルにコーヒーを買っていくのだが、
今回はどうしたことかものすごい満員でえらく時間がかかってしまった。
マそもそも人気の高いお店なので結構待つことも珍しくないですけども、今回は特に。
オサレなお店ですし、女子でいっぱいです。

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尚、コーヒーといっしょに必ず手焼きクッキーも買っていくのだけど、これがまた絶品です。
味の種類は、紅茶味とかチーズ風味とかいろいろあるけど、
オイサンはスタンダードなシナモン風味が好き。
山のてっぺんで一人コーヒーを飲みつつ頂くのが最高です。
乙女か。山ガールか。


……( ゚д゚;)……ハッ!


いま、恐ろしい推論をひらめいてしまった……。
ここなちゃんに会おう会おうと思って飯能へ何度か足を運びながらも、
ついぞ出会ったことがない、その影を捕まえたことすらないのだが、もしや……
俺自身がここなちゃんなのでは……!?
それならば会えないことにも納得がいkおや誰か来たようだ。
まあそんな、ここなちゃん&ユイオグラファンから殺されそうな冗談はサテオキ、
実はこの日、飯能では『ヤマノススメ』ファンミーティングイベントが開催されておりまして
(小諸現地で知った)、
『ヤマノススメ』のOVAとその劇場上映、あとTVアニメ3期放映が発表されておりましたとさ。
おおめでたい。
小諸関係ないけど。


……。


小諸をひとりブラついていたらお忍びで巡礼に来てた阿澄佳奈とバッタリ出くわしたりしないだろうか、
などとアラフォーらしからぬ都合の良い妄想をコチトラ楽しんでいたというのに、
地に足の着いた当の阿澄さんは飯能でせっせとお金を稼いでおりましたとさ。
トホホのホ(何がだ)。



■弁天の清水にて
いつもはひっきりなしに、水くみの車が訪れては去り訪れては去りするのだけども、
今回は、人はそれほど多くなかったな。時間帯のせいもあるのだろうか。
オイサンが見たのは、
着いたときに始めからいたバーサンと
気合の入ったジーサン(3Lくらい入りそうな、焼酎のボトルみたいなの30本くらい汲んでいた)、
遊びの途中でやってきた、年が2ケタに上がるか上がらないかくらいの少年5、6人、
あとは業者っぽい、ごついポンプを積んだ軽トラのおっさんくらいだった。

少年たちは顔洗ったり水飲んだり、わーっとやってきては
「公園で遊ぼうぜ!」と5分もいないで走り去ってしまった。
いいねえ、近場にこんな場所があって。

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最初のバーサン・ジーサンもなんだかなーな二人で、
二つある注ぎ口の、やたらと勢いのある方を使ってたバーサンが、
ジーサンが汲み終わったボトルを運んでいる隙に彼の使っていた勢いの弱い方を
なぜか使い始め、
「……そこ私が汲んでんだけど」
「2本だけだから」
という、非常にもっちゃりしたやり取りだけがあって、なんか居心地が悪かった。
なんだよ、「2本だけだから」って。面白えなチクショウ。
マ確かに、勢いある方は水勢が強すぎて汲みにくいんだけど。
ヘンな人間模様である。



■飯綱山公園にて
いつもは、山の一番奥まで歩いたところにある山頂の広場からの眺めが一番良いと感じるが、
今回改めて見てみると、高原美術館の裏手の駐車場から見る浅間山も近くて迫力もあり、
CGめいた非現実感が大変よいな、と思った。
また上でも書いたが、今回は南側、町の方の眺めが大変良かったと思う。
町も山もいつもより近く感じたのは……なぜなのか分からない。

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■駅前そば屋にて
年輩のスーツおじさんが、東南アジアげな若者とずっと英語でしゃべってた
どういう関係だったんだろう。

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■おみやげのみやさかにて
買い物をして、実家に送りつけるための伝票を書いている途中のおやつ(毎回出てくる)に、
今回は、ご自宅の晩ゴハン用に茹でたという枝豆をお出し頂いたのだが(なぜだ)、
これがまた美味い!
何の味もつけていないというのに驚くほど味のある豆で、名物にならないのが不思議なくらいだった。
名前忘れちゃったな。なんかちょっと変わった名前を教えてもらったんだけど。
以前、新潟出身のテ氏に、新潟名産のダダ茶豆をいただいて
それも驚くほど美味しかったのだけど、タメをはるおいしさ。

しかし……なぜ私は、みやげもの屋でヨソんちの晩ゴハン用のお豆さんをいただいておるのか。
この調子でいくと、次回はいよいよ夕ご飯に招待され、
その次はお風呂を借りて、
しまいには泊めてもらえるんじゃないだろうか。すみませんね奥さん。
ところで、オイサンはみやさかさんで売られている中でも、
この「焼きはや甘露煮」がグレイトにオススメ
大変おいしい。生臭さもなく、クセもない。

ホロホロに崩れるくらい柔らかく煮込んであり、
ちりめんじゃこの骨でも喉にかける(本当)我が家の母でさえ
「頭から食べても何の問題もない」と評するほどである。
同じラインナップに鮎もあるのだが、オイサンはこっちのが好きだった。

  仕入れをご希望で手渡し可能な方は、事前にご注文いただければ
  オイサン買ってきますよ。別に通販ページで買ってもいいけどw(そっちのが早いだろ)

デ、そんな話をしたら
「そうなんですよ、これ美味しいんですよね!!」
と、お母さんからも、大お母さん(お婆ちゃん)からも満面の笑みでリアクションが。
野沢菜の話を訊ねると、夏場は違うのを扱うことに今回から試してみていて、
これも美味しくて……と、商品の研究にも余念がないご様子……なのだが、
どれの話を聞いても「美味しい」とかキチンと感想が返ってくる。
……一体自分とこの店のみやげもの、どのくらい自分で食べてるんだろう。

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■ツルヤさんにて
地元信州に展開するローカルスーパーのツルヤさん、
テ氏の奥方がここのおやきが大好物なことで全国的に有名ですが(そんなことはない)、
「ツルヤオリジナル」というプライベートブランド商品を、チョイチョイ展開していらっさる。
いままでは、そのおやきとか(これは別にPBじゃないけど)、
ドライフルーツ(とくにやわらかリンゴ)とか、謎のレモン風味ポテチ(一風変わってるけどクセになる)とか
くらいしか買っていなかったのだが、
「店内しっかり歩き回ったら、もっといろいろあるんじゃないか?」
と思いついて、今回いろいろな棚を探して回ってみたら……あるわあるわ。

お菓子をはじめ、ドレッシング的なものから、お出汁、味噌汁、スープ、農産乾物、びんづめ、缶詰、
ふりかけやらなんやら。
そんなんで、目について気になった物を色々買ってしまった。
あんまりかさばらなくて軽い物ばかりだけど。
しばらくはこれで楽しんでいく所存です。

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マそんな感じでヒトツ。

しかしワタクシ、曲がりなりにも『あの夏で待ってる』の巡礼がらみで小諸を訪れているにもかかわらず、
公式聖地であるところのみまき大池にはまだ行っていなかったことを思い出した。
マ歩きではなかなかアクセスし辛いところにあるのですけれども、
どうやらそこからもなかなか美しい眺めが拝めるようなので、
次回行くときはそこを目指そうかなと、それっぽいことも言っておきましょうか。



オイサンでした。
 
 
 

   

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